先週の回顧~(2/27~2/28)凄馬勝子プロが小倉10Rで19万超払い戻し!
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『競馬』という名の推理小説 ~第128話関屋記念(謎解き編)~
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第128話 「関屋記念」
06年 35.6-23.4-33.5 =1.32.5 ▼4▼12△20 瞬発戦
07年 34.4-22.9-34.5 =1.31.8 △1▼15△21 瞬発戦
08年 36.0-23.9-32.9 =1.32.8 ▼6▼10△19 瞬発戦
09年 34.6-24.4-33.7 =1.32.7 ▼8▼6△10 瞬発戦 稍重
10年 36.2-23.5-33.2 =1.32.9 ▼9▼3△20 瞬発戦
このレースは差し追い込み馬が有利なのですが昨年はレッツゴーキリシマが逃げ切り勝ち。
テンをスローで行って早めスパートの底力戦に持ち込んだ北村宏Jの好騎乗が光りました。
乗り方次第では前の馬でもなんとかなるというのは頭に入れておいた方がいいでしょう。
このレース(というより新潟重賞全般に言えることかもしれません)の特徴はラスト1Fの大きな減速。
他のコースではあまり見られない減速です。
直線が長すぎることが主な要因ですが、659mをトップギアで走破できる馬はいないということです。
なので残り200mはほとんどの馬は脚が止まっています。
レースVTRを見れば分かりますが勝ち馬の多くは残り200m付近で既に先頭に立っています。
残り200mは惰性で走っている様なものなのでスタミナがある馬が有利になります。
OP以上のクラスでの中距離実績というのが勝ち負けの条件でしょう。
これをクリアしていない馬は2、3着までという評価です。
今年の登録馬でこの条件をクリアしているのは
セイクリットバレー、レインボーペガサス、スズジュピター
の3頭だけです。
条件を「3着まで」と低くすればヒカルアマランサス、「1600万まで」と低くすればアブソリュートがクリアとなります。
同様の考え方でこのレースは距離短縮馬が有利となっています。
今回短縮 3-3-1-25 勝率9.4% 連対率18.8% 複勝率21.9%
同距離 2-1-3-32 勝率5.3% 連対率 7.9% 複勝率15.8%
今回延長 0-1-1-12 勝率0.0% 連対率 7.1% 複勝率14.3%
今回短縮馬は
スズジュピター、セイクリットバレー、 ヒカルアマランサス、 レインボーペガサス
の4頭です。
今年は登録馬13頭で頭数が少ないレースになりそうです。
スローペースになりそうですが底力のある先行馬が手薄なので差し馬でセイクリットバレーが断然のレースになりそう。
「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
セイクリットバレー→スズジュピター→スペシャルハート
馬券的妙味があるとすれば3着馬、私は前残りを選択してみます。
(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は 岡村信将プロのマイページをご覧下さい。 |
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『競馬』という名の推理小説 ~第89話朝日杯FS(謎解き編)~
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第89話 「朝日杯FS」
05年 35.9-23.1-34.7 =1.33.7 △2▼7△7 瞬発戦
06年 34.9-24.0-35.5 =1.34.4 △1▼11△11 瞬発戦
07年 34.7-23.6-35.2 =1.33.5 ▼1▼6△3 瞬発戦
08年 34.3-24.5-36.3 =1.35.1 △1▼9△3 瞬発戦
09年 34.2-24.2-35.6 =1.34.0 ±0▼6▼1 瞬発戦
真の2歳チャンピオンはラジオNIKKEI。
朝日FSはスピード馬やマイラーが勝つ馬で近年はGⅠといえど格は結構下に見られていた印象のあるレース。
しかし、昨年勝利したローズキングダムが今年活躍したことでそれは間違いだということが確信に変わりました。
実は昨年の日記にもこの傾向に関しては書いてありました。
但し、気を付けなければいけないのは、こういう傾向は得てして「気付くとその裏が来る」ということ。
ギャンブル的に言えば「あれ?『半』が続いてるんじゃねぇ?」と多くの人が気付けば気付くほど次は『丁』が出たりする。
こういうのは理屈じゃないんですよね。
流れ(波、リズム)を読むというのはギャンブル的には結構重要かもしれません。
過去5年は全て瞬発戦となっていて瞬発力は必要かなと思われます。
但し、ここで言う瞬発力とは一瞬の切れです。
瞬時にしてトップギアに加速出来る脚が重要でしょう。
走法ではやはりストライドよりもピッチ走法の馬ということになります。
小回りで直線が短いので3~4コーナーのコーナリングでも脚を溜めれる「機動力」も重要でしょう。
昨年のローズキングダムの様に小回り実績がない馬でも能力の高さで勝利する場合もありますが基本的には小回り実績はあった方がベターな気がします(特に人気薄の馬)
しかし、これらは中盤が24秒以上、走破時計が34秒以上掛かったようなレースに限っての話しです。
一昔前の外国産馬が多く出走していた時代はスピードレースと化していたのでこれらの要素よりも「スピードと内枠」が重要だったと言えるでしょう。
今年の登録メンバーを見ると外国産馬は一頭のみ。
そこから考えると前者のスピードレースにはならない瞬発戦とも思えますが・・・。
その唯一の外国産馬が今年の朝日杯FSの鍵。
シゲルソウサイです。
一応抽選対象の馬で4/5の確率で出走可能となっているので出走出来ない可能性もあります。
この馬はダート1200mを逃げ切って2連勝中の馬。
血統を見てもストームバード系×ミスプロ系でもろスピードタイプの馬でしょう。
それに加えてガンガンに行ったら半端ない幸Jが騎乗予定。
この馬がガンガンに引っ張ったら近年『半』だったレースが『丁』になるかもしれません。
人気はサダムパテックだと思いますがシゲルソウサイの存在はかなりやっかい。
シゲルソウサイが出走すると仮定した場合
グランプリボス、ブラウンワイルド、マイネルラクリマ
の中で内枠を引いた馬が有力と思っています。
このレースは枠順発表後でないとなんとも言えませんがとりあえずは書いておきます。
「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
マイネルラクリマ→ブラウンワイルド→リフトザウイングス
今週も日記で各馬の考察をしています。
こちらも参考にしてみて下さい→ここ
(全馬書けるかどうかは分かりませんが出来る限りはやる予定です)
(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は岡村信将プロのマイページをご覧下さい。 |
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『競馬』という名の推理小説 ~第84話ジャパンカップ(解決編)~
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12.8-11.7-11.9-12.3-12.0-12.7-12.9-12.0-12.2-11.2-11.3-11.9=2.24.9
(36.4-37.0-37.1-34.4) ▼10△1△6 瞬発戦
内枠を引いたこととスタート良く出たことでシンゲンが逃げるレース展開となりました。
押し出される格好での逃げでしたが後続を引き連れたままでは勝機なしと藤田Jは判断したようで1~2コーナーを回るまではやや引っ張り気味に逃げ3~4馬身ほどのリードを確保します。
前半スローを想定していましたが前半1000mは60.7秒の平均ペース。
隊列が固まった向正面でペースをぐぐっと落とし脚を溜めます。
シンゲンとすればこのまま行ければベターだったのですが流石に簡単には行かせてくれません。
3コーナー手前で2番手グループの馬が位置を押し上げシンゲンに迫ります。
シンゲンはここで捕まったらアウトなので仕方なしとばかりにギアを1段上げリード確保を優先させます。
2番手グループはここでは無理に追いかけず我慢我慢という展開。
残り600mとなっていざ直線勝負。
ここまで余力十分なはずで一気のトップギア開放の瞬発力勝負となりました。
この区間での加速度は▼10と近年では最も大きな数字をマーク。
どの馬が一番瞬発力があるのか、というレースになったでしょう。
もちろんその答えは「ブエナビスタ」
今日はスタートが良くなくいつもよりも後方からのレースになりましたがそんなのはお構いなし。
上がり最速33.5秒で2番手入線のローズキングダムに0.3秒差(約2馬身)付けてゴール板を先頭で駆け抜けました。
毎年僅差で決着するJCですがいくら得意舞台とはいえ今年の豪華メンバーでこの着差は1枚も2枚も抜けた存在と言えるでしょう。
残念なのは直線でローズキングダムの進路を妨害したということで降着となり結果は2着となってしまったこと。
これだけ強い馬が2度目の降着というのも珍しい。
昨年秋華賞を降着になった後エリ女でまさかの3着、有馬2着と「運」がありませんでしたが次走有馬ではどうなるのでしょうか。
というか誰が乗るの?ノリさん?
1番人気の降着で多くの人が批判してるのでしょうが個人的な感想としては「いいじゃん、これで有馬盛り上がるでしょ」とも思えます。
復活に賭けるノリさん&汚名返上のブエナ、いい構図ではないですか。
有馬負けても年度代表馬だよねという余裕はなくなったはず。
(アパパネが3冠達成で今年は休養に入ったため)
繰り上がりで優勝となったのはローズキングダム。
最後の最後にヴィクトワールピサを差したのは結果的に非常に大きかった。
陣営は納得した勝利ではないようですが「不利を受けても折れなかった精神力」、「立て直して瞬時に使えた加速力」、この2点がなかったら2着はなかったでしょう、素直に褒めましょうよローズを。
それにしても武豊Jはこれで今年JRAのGⅠ初勝利、ツイテルね。
3着のヴィクトワールピサも頑張りました。
海外での敗戦を払拭できたでしょう。
今回は先行したことも良かったように思います。
中山なら侮れない存在になるのでは?
それにしても8着まで日本馬で独占という結果。
JCのあるべき姿というのがぼやけてきている気がします。
秋のレースプログラムも考え直す時期に来ているのではないでしょうか。
売り上げが減少し続ける現状であれば逆に思い切ったことが出来るはず。
「ピンチはチャンス」だよ。
(補足)
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『競馬』という名の推理小説 ~第76話天皇賞・秋(解決編)~
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12.4-11.3-11.6-11.6-12.2-12.0-12.2-11.7-11.3-11.9=1.58.2
(35.3-48.0-34.9) ▼5▼4△6 瞬発戦
台風の影響で土曜の東京開催は中止。
朝一は重馬場スタートでしたが一日中晴れ間がない天候にも関わらず秋天時には稍重で馬場の回復は尋常ではありませんね。
おかげで走破時計は58秒台となかなか速いものになりました。
似た様なシチュエーションだったのがメイショウサムソンが勝利した07年です。
07年も土曜が雨で不良馬場→日曜晴れて秋天では稍重開催というものでした。
この年と比較すれば今年のレース質が見えてくる予感。
ハナを切ったのは予想通りシルポート。
テンの3Fは35.3秒でまずまずのペース、馬場を考慮すれば若干速いぐらいかもしれません。
注目のペルーサは出遅れはしたものの前走よりはまともな範囲でした。
各馬の位置取りはほぼ定位置でしたが内枠のブエナビスタとエイシンアポロンがいつもよりちょっと後ろという程度でしょう。
シルポートの逃げは中盤たっぷりと緩みを入れるほどではありませんが徐々に脚を溜めて行くという前走同様の戦法。
これのおかげで4コーナー区間のラスト4F目は12.2秒とやや遅い。
しかも2番手のオウケンサクラ&キャプテントゥーレはシルポートよりも2馬身ほど後ろで早めに動く気配はない。
今年の秋天はこの辺りの流れが特徴で「例年よりも瞬発寄りのレース内容」だったと言えるでしょう。
直線に入って隊列はさほど縦長にはなってなく「いざ瞬発力勝負」
ブエナビスタは内を突くと思ってましたがやや外に出して残り400m付近まではトップギアに入れない余裕っぷり。
残り200m付近で先頭に立つと独走状態、流石です。
アーネストリーが何とか2着を死守しようとしたところその外から鬼脚で突っ込んできたのがペルーサ。
終わってみれば総合力の上位3頭(>個人的評価です)で決まりその中でも瞬発力の高さが着順を決めたレースだったと思われます。
勝ったブエナビスタは文句なし。
ナカヤマフェスタとレッドディザイアは不在でしたが日本のエースはこの馬で決まりです。
JCでも期待できるでしょう。
(有馬は微妙ですが・・・)
2着のペルーサのラスト200mの脚は凄かった。
瞬発戦では新馬戦と500万でしか勝利がなかっただけにこの瞬発戦での2着は価値があるでしょう。
但し、やはり出遅れ癖は不安で今日のレースは「4コーナーでの溜め」がこの馬に向いたのも確か。
次世代のエース候補ですが出遅れ癖を解消しないと展開に左右される馬になってしまう可能性があるでしょう。
しかも今日の結果で次走以降は人気必至です。
3着のアーネストリーは若干消極的なレース内容だったと思われます。
それでも3着を死守出来たのは能力の証。
有馬記念では当然主役の一頭になるはず。
ジャガーメイル@ホワイトJの斜行でエイシンアポロンが立ち上がるほどの不利があったのがちょっと後味が悪いですが最悪の事故にならなかったのが救いでした。
この件以外は見応えのある素晴らしい秋天だったと思います。
(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
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表記の意味などの詳細は岡村信将プロのマイページをご覧下さい。 |
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