【皐月賞】U指数的分析の結論!2018年4月15日(日) 10:27
【皐月賞】斬って捨てる!2018年4月15日(日) 10:20
【皐月賞】最新ナマ情報2018年4月15日(日) 04:09
◆道悪苦にしない〔1〕タイムフライヤー
堂々とした脚取りで馬房に入ると、すぐにカイバ桶に顔を突っ込んで“もぐもぐタイム”。稲田助手は「成績を上げるたびに性格はきつくなっているけど、競馬場では集中してくれていますね。他の馬に比べて道悪は苦にしないと思います」と、ホープフルSに続くGI2勝目に期待を込めた。
◆ユーイチに託す〔2〕ワグネリアン
僚馬ジュンヴァルロとともに到着。少し周りを気にしながらも、テンションが上がった様子はない。藤本助手は「前回は競馬場の外の音が聞こえていたので馬房を替えてもらいました。やれることはやったので、あとはジョッキーにお任せします」と力強く結んだ。
◆体調の良さ顕著〔3〕ジャンダルム
弥生賞3着馬は、関西馬では一番乗りで中山競馬場に到着。約30分の引き運動でじっくり体をほぐした。馬房に入るとリラックスムードで、星井助手は「落ち着いていて慣れたものですね。張りや毛づやが前回とは違って、体調は間違いなくいいですよ」と好気配にうなずいた。
◆重は望むところ〔4〕スリーヘリオス
輸送の疲れも見せず馬房に入るなりカイバをムシャムシャ。中1週での長距離輸送と強行軍でも元気いっぱいだ。「様子は普段と一緒。具合はすごくいいよ。重馬場になった方がいいので雨はじゃんじゃん降ってほしい」と井月厩務員。
◆スケール感たっぷり!!〔5〕キタノコマンドール
午前11時53分に到着し、約30分間の引き運動を消化。伸びのある歩き方はスケール感たっぷりだ。「輸送は全然問題なかったです。車の中でカイバも食べていました。キャリアの差はあると思うけど、何か隠し持っている感じはある」と森澤助手は慎重さのなかにも期待をにじませた。
◆改めて逃げ宣言〔6〕アイトーン
到着後はスムーズに馬房に入った。川口助手は「阪神、京都だと輸送してから競馬までイライラするんですが、今のところは心配ないですね」と胸をなで下ろし、さらに「他馬が来ても来なくても、そこそこのペースで行くと思います」と、改めての逃げ宣言で締めくくった。
◆荒天予報も平然〔7〕エポカドーロ
到着後は馬房で落ち着いた様子でカイバを口にしていた。「おとなしいので無事に連れてこられた。小倉にも行っているので輸送には慣れている」と藤森厩務員。「馬場はグチャグチャにならなければ大丈夫。雨が駄目な血統でもないし」と、荒天の予報にも平然としていた。
◆“神騎乗”を期待〔9〕オウケンムーン
角馬場からWコースを1周。ゆったりとしたリズムで駆け抜けた。「天気は心配してもしようがないしね」と国枝調教師は雨予報は気にしていない様子。「北村(宏騎手)には“神騎乗”をしてもらいたい」とデビューから手綱を取り続ける主戦に期待を寄せた。
◆久々も状態万全〔10〕ジェネラーレウーノ
前日と同じく角馬場で入念に乗り込んだ。黒光りする好馬体が充実ぶりを物語っている。「最近は、普段の歩いている感じは落ち着いているね。無駄な動きをしなくなったよ。体調は万全です」と矢野調教師は状態面に太鼓判を押した。
◆雨も問題なし〔11〕マイネルファンロン
道悪巧者が多いステイゴールド産駒。角馬場からAコース&Wコース各1周のメニューをこなした。「中間は明らかに上向いている。雨は大丈夫だよ。性格は真面目で、気性がいい馬。中山2000メートルはいいと思う」と平塚助手。
◆チャンスある〔12〕グレイル
落ち着き払った様子で馬運車から降りてきた。和田助手は「前回も輸送は大丈夫でした。今週の動きは良かった。まだまだ緩いですけど、展開や馬場がいい方に向けばチャンスはあると思う」と語った。
◆雨「降って」〔13〕ダブルシャープ
馬房に入ると寝わらをはんだ。堀端助手は「輸送慣れしているのでいつも通りですね。ピリピリしたところは出てきているので、それがいい方に向いてくれれば。他の切れ味がそがれるようならもっと雨が降ってほしい」と、願うように曇天の空を見上げた。
◆馬体締まった〔14〕サンリヴァル
中山には4戦連続の登場で、「輸送しか知らないような馬なので大丈夫」と犬山助手は笑顔。10キロ増の前走をひと叩きされ、「余分なものが取れて腹回りがすっきり。締まってきた感じで素軽さが出た」と好感触だ。
◆陣営一発期待〔16〕ジュンヴァルロ
馬房では島助手とじゃれながらリラックスモードだ。世話役は「普段と同じでおとなしい。状態は安定しているけど、まだ気性面が幼いから気分よく運んでもらいたいね。この馬がどう出るか。人気はないけど、レースの鍵は握ってるで」と不敵に笑った。
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【皐月賞】取捨即断!血統アナリシス2018年4月14日(土) 14:50
日曜日に行われる皐月賞の出走馬について、血統的な舞台適性の有無を1頭ずつシンプルに考察していきます。 予想の際にお役立てください。
①タイムフライヤー
母父のブライアンズタイムは皐月賞の好走血統。父母父のトニービンのしぶとさに、ブライアンズタイムのパワーとスタミナを組み合わせているのだから、秘めている持久力はかなりのもの。ただし、血の重厚さによるものなのか、瞬発力比べでは分が悪い。血の良さを引き出すためには、上がりを要する消耗戦がベターになる。
②ワグネリアン
母父に皐月賞&今春の中山開催で好調のキングマンボ系。父ディープインパクトも皐月賞で好成績を残しており、額面上のマイナス要素は少ない。一方、母と祖母はどちらかと言えば短距離指向で、近親の活躍馬もマイル近辺に良績が集中している。そのあたりを踏まえると、スタミナを求められるタフな馬場よりも、スピードを活かせる速い上がりの瞬発力勝負、あるいは高速決着が好ましい。
③ジャンダルム
パワー&スタミナ特化型のサドラーズウェルズ系に、スプリントG1 2勝のビリーヴを組み合わせることで、バランスのとれた総合力を実現している本馬。半面、突き抜けた要素を持ち合わせていないため、最後のツメがどうしても甘くなる。父のパワーと母のスピードを最大限に活かすためには、時計勝負かつ前潰れの展開になってほしいところ。
④スリーヘリオス
父は短距離指向のヘニーヒューズ。母系についても、母父のスペシャルウィークはともかく、それ以外はスピード型に偏りがち。秘めたポテンシャル(スピード能力)は認めても、中距離重賞では明らかに持久力不足。ましてや、G1では……。劣勢は否めない。
⑤キタノコマンドール
ディープインパクト×キングカメハメハという、トップリーディングかつ皐月賞の好走血統同士の配合なのだから、舞台適性が低いわけがない。全姉デニムアンドルビーの活躍のみならず、伯母にトゥザヴィクトリーがいる牝系についても申し分がない。ただし、クラシックを勝ち切れない一族であることも事実。どちらかと言えば、息の長い活躍がストロングポイントの血筋だけに、キャリア3戦目でG1をブッコ抜けるかどうかは……。連下までの扱いが妥当ではないだろうか。
⑥アイトーン
中距離指向の強いキングズベストの産駒で、距離適性については問題なし。スピード面に関しても、NHKマイルC2着馬のタガノブルグを半兄に持ち、一族にはマイル以下の愛&米G1勝ち馬の名が見られることから、相応の適性を持ち合わせているものと判断できる。ただし、瞬発力に欠ける持久力型であることは間違いなく、上位に食い込むためには、馬場や展開など何らかの助けが欲しい。
⑦エポカドーロ
父は中山芝の中距離以上を得意とするステイゴールドの系統。母はフィリーズレビューなど重賞を2勝しているパワー&スピード型で、父および母の機動力とスピード能力だけなら、ここでも見劣りはしない。半面、母以外の近親に目立った活躍馬が出ていない点は気がかり。父オルフェーヴルの総合力、母母父ネヴァーベンド系のパワー&粘り強さなど、長所をすべて活かせる持続質勝負になれば、といったところか。
⑧ケイティクレバー
ハービンジャー産駒は昨年の当レースで2着のペルシアンナイトを輩出。母父はディープインパクト、母母父は2014年の勝ち馬イスラボニータの母父であるコジーンというように、近年の皐月賞の好走血統で固められている。ただし、欧州型の血脈が強く反映されているためなのか、瞬発力を求められる競馬ではひと押しを欠く印象。血の良さを引き出すためには、適度に上がりを要する競馬が望ましい。
⑨オウケンムーン
父はスピード持続力に長けたトニービンの血を引くオウケンブルースリ。その父にエリシオ×ストームバードという、父以上に持続力を強調した肌馬をつけているのだから、本馬が備えている持久力はハンパではない。サンデーサイレンスの血を内包していないため、瞬発力比べになった場合のモロさがある半面、前走のようにハマッたときの爆発力は強烈。長所を活かせる流れになれば、ここでもチャンスはある。
⑩ジェネラーレウーノ
スクリーンヒーロー×ダンチヒ系という持続力に偏った配合。早い時期から芝の重賞で良績を残しているのは、父のポテンシャルに加え、日本のスピード競馬にマッチしたダンチヒやヘイルトゥリーズンなどのクロスを内包しているからだろう。父ロベルト系は、父サンデーサイレンス系の多くが苦しむような条件下で浮上する特徴を持っている。パワーや持久力を求められる競馬になれば、侮れない1頭と言えよう。
⑪マイネルファンロン
父は中山芝巧者を数多く輩出しているステイゴールド。祖母はフラワーC勝ち馬で、その弟には複数の中山の重賞ウイナーがいる。コース適性だけならトップクラスの存在だろう。ただし、本馬は母方のロージズインメイ×ブライアンズタイムの頑強さが強く反映されたパワータイプ。ゆえに、上がりを要する展開かつ体力を活かせる消耗戦が好走するための必須条件となる。
⑫グレイル
父はトニービン内包のハーツクライ。母方に欧州型ダンチヒ系のロックオブジブラルタル、欧州型ナスルーラ系のレインボウクエストを持つ、タフ&持続力に偏りがちな血統構成で、上がりの速い競馬では遅れをとりやすい。相手強化のG1となればなおさらで、上位争いに加わるためには、持ち味のスタミナを活かせる馬場あるいは展開が不可欠となる。
⑬ダブルシャープ
父ベーカバドの日本における産駒は短距離指向に偏りがちだが、そもそも同馬は仏・パリ大賞典の勝ち馬。ゆえに、相応の底力とスタミナをダブルシャープ自身が備えていたとしても、まったく不思議ではない。母父は皐月賞馬アグネスタキオンで、伯父には天皇賞(春)の勝ち馬メジロブライト。少なくとも、血統面で格負けするようなことはない。
⑭サンリヴァル
キングカメハメハ、トニービンという、今春中山開催のトレンド血脈を併せ持つルーラーシップ産駒。近年の皐月賞で上位を賑わせているキングマンボ系×サンデーサイレンス系の配合もこの舞台にマッチする。祖母はオークス馬、近親には中山巧者のヴェルデグリーンの名が見られるなど、この舞台に適したスタミナとパワーの裏付けもある。母父アグネスタキオンのスピードを、うまく引き出すことができれば、上位進出のチャンスは十分にある。
⑮ステルヴィオ
ロードカナロア産駒の距離不安が囁かれているが、中山芝2000mでは勝ち切れないまでも、水準以上の複勝率をマークしている。ゆえに、一定の能力を持ち合わせている馬であれば、対応可能と判断できる。母父ファルブラヴはいわずと知れた中山開催のJC勝ち馬で、コース適性についても問題はない。父方のキングカメハメハ×ストームキャットの特長である機動力の高さを上手に活かすことができれば、ここでも何ら見劣りはしない。
⑯ジュンヴァルロ
サドラーズウェルズ系×ダンチヒ系の配合でスタミナ面については文句なし。スピード面についても、母父にチャンピオンマイラーのロックオブジブラルタル、母母父に米一流スプリンターのフォーントリックを持っていることから、相応の適性はあるものと思われる。ただし、瞬発力に欠ける持続力特化型であることは間違いなく、皐月賞で上位に食い込むためには極端な馬場悪化など、多くの馬が苦にする状況にならないと厳しい。
ウマニティ重賞攻略チーム
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