デスク 18日阪神の未勝利戦(芝2000メートル)で、名牝ウオッカを母に持つタニノフランケルが2戦目で初勝利を挙げた。第4子にして2歳時の勝利は初めて。これは早くから出世が期待できそうだな。
川端 少頭数で楽なペースだったとはいえ、持ったままでしたからね。角居調教師は「ホッとしました。スローペースの中で上手にレースをしてくれました」と笑顔でした。レース後も変わりないようで、今後については在厩で調整しながらオーナーと相談していくそうです。
デスク 父もGI10勝の怪物フランケルという超良血だから、しっかり追いかけてくれよ。デビューを控えた組はどうだ?
川端 ウインシノビが、10月1日阪神の5R(芝1400メートル)にスタンバイしています。
デスク 2008年の朝日杯FSを勝ったセイウンワンダー(父グラスワンダー)の半弟だったな。
川端 そうです。西園調教師は「ヨハネスブルグ産駒の割にビュンビュン行くところはないので、距離はこれくらいがよさそう。まだ少し緩さがあるけど、順調にきているので期待は大きい」と話していました。
デスク そういえば、野路菊Sを回避したバイオレントブローは何か聞いているか?
川端 アクシデントではなく、体調面を考慮したもので、サウジアラビアRC(10月7日、東京、GIII、芝1600メートル)で仕切り直すそうです。佐々木調教師は「無理する時期じゃないからね。徐々に仕上げていくよ」と前向きでした。
デスク 最後は美浦から頼む。
片岡 オルフェーヴル産駒のゼロスピンドルは、1日に入厩して、今週中のゲート試験合格を目指しています。宗像調教師は「順調なら東京開催で芝のレースを考えています」と話していました。素質があって、470キロ前後で全体のバランスもよさそうです。忘れずに覚えておいてください。