今週は函館と福島で行われる芝1800メートルのメイクデビューに注目だ。函館には、併せ馬で古馬顔負けの動きを見せている良血マジカルスペルがスタンバイ。福島では重賞ウイナーを母に持つアイアムノーブルが好ムードだ。
17日の函館芝1800メートルでベールを脱ぐのが良血マジカルスペル(牡、栗東・藤原英厩舎、父クリエイティヴコース、母プラウドスペル)だ。母はケンタッキーオークス、アラバマSと米GI2勝をあげた名牝で、父も米GIノーフォークSの勝ち馬だ。「素軽さがあるし、何より頭がいい。能力は高いと思う」と大當助手。函館記念に挑むファントムライトと2週連続で併せて、13日は芝コースで半馬身先着した。「これだけ追い切りを積めるのは大したもの。2歳らしくない乗りやすさだね」と、四位騎手の評価も上々だ。
福島も17日の芝1800メートルが好メンバー。アイアムノーブル(牡、美浦・奥平厩舎、父ワークフォース)は母が10年のサンスポ杯阪神牝馬Sを勝ったアイアムカミノマゴで、7日に美浦Wコース5F66秒0を叩き出した。「入厩当初はモタモタしていたのに、ずいぶん動きがしっかりしてきた。今週は脚馴らし程度で十分。長めの距離が良さそうだし、芝の走りもいい。水準以上だよ」と、トレーナーは手応え十分だ。(夕刊フジ)