第140回『凄馬出馬表分析&馬券検討』~東京スポーツ杯2歳ステークス GIII
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みなさんこんにちは!
本日は東京11R「東京スポーツ杯2歳ステークス GIII」の『凄馬出馬表』を分析したいと思います。
今回も「U指数」だけでなく、U指数のポイントに【調教評価】、【厩舎評価】、【斤量補正】を数値化し加算減算しU指数を補正することで「総合ポイント」を算出しました。
U指数1.0ポイントは約1馬身差にあたるので、これを目安に以下のような重み付けをしました。
【調教評価】は競馬エイトの調教評価を参考にしました。
重み付けは以下の通りです。
「5」・・・「-1.0ポイント」
「6」・・・「±0.0ポイント」
「7」・・・「+1.0ポイント」
「8」・・・「+2.0ポイント」
【厩舎評価】は競馬エイトの厩舎コメントの評価を参考にしました。
重み付けは以下の通りです。
「△」・・・「-1.0ポイント」
「○」・・・「±0.0ポイント」
「◎」・・・「+1.0ポイント」
【斤量補正】は1.0kg=「0.5ポイント」として以下の基準体重との差分に乗算しました。
「牡馬」・・・「57.0kg」
「牝馬」・・・「55.0kg」
上記の補正を行った『凄馬出馬表』(画像)をご覧ください。
第1グループ(橙)は、プロディガルサンから1.0ポイント差(約1馬身差)内のスマートオーディンまで2頭。
第2グループ(黄)はキラージョーから1.0ポイント差(約1馬身差)内のレインボーラインまで2頭。
第3グループ(薄黄)は、ロスカボスから同差内のハレルヤボーイ、タイセイサミットの3頭となっていて、以下は第4G(灰)となっています。
こうしてみると、名前の挙がった第3G内の7頭含む8位までの間にはそれほど大きな差は見られず、その下の8位→9位間に6.9ポイントという大きな差が生じています。ましてや2歳戦ということで特に上位8頭内の差は、僅かな展開のアヤなどでひっくり返ってもおかしくないと見ておいたほうがいいでしょう。
そういった中での今回の私の本命は◎キラージョー。総合ポイント3位までの3頭は調教評価の高い3頭でもあり、本命はこの中からと考えていましたが、ポリトラックでの好時計調教を決め手にしました。レース当日は雨が降る可能性もありそうな点や、小頭数での先行脚質、東京への輸送を経験済みの関西馬である点など、他の2頭と比較してもこの馬に有利に働きそうな要素がいくつかありそうなことも強みではないでしょうか。
以下○はレインボーライン、▲にロスカボス、☆プロディガルサンと印を打ち、今回はここまでとしたいと思います。正直、最下位ダイワリアクションまで3着なら可能性ありと見ているので、今回の私の馬券は◎から○▲☆への馬単マルチで勝負としたいと思います。
【馬単流しマルチ】
◎⇔○▲☆
6=4,8,9 (6点) |
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2015年11月17日(火) 20:00
伊吹雅也
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▼2015年11月22日(日) 京都11R マイルチャンピオンシップ
【血統別成績(2012年以降)】
●父がサンデーサイレンス系種牡馬 [3-2-3-29](複勝率21.6%)
●父がサンデーサイレンス系以外の種牡馬 [0-1-0-15](複勝率6.3%)
→ディープインパクトの初年度産駒が4歳となった2012年を境に、レースの質が変化した印象。2009~2011年は父にサンデーサイレンス系種牡馬を持つ馬が[0-1-1-19](複勝率9.5%)と苦戦していたのに対し、その後はサンデーサイレンス直仔が多く出走していた頃と同じような状況へ戻りました。
▼2015年11月21日(土) 京都11R アンドロメダステークス
【同年、かつJRA、かつ芝1800~2000mの重賞において4着以内となった経験の有無別成績(2010年以降)】
●あり [5-2-1-5](複勝率61.5%)
●なし [0-3-4-44](複勝率13.7%)
→年明け以降の重賞で善戦した馬は堅実。なお、父にサンデーサイレンス系以外の種牡馬を持つ馬は2010年以降[0-1-1-22](複勝率8.3%)と勝ち切れていません。
▼2015年11月22日(日) 東京11R 霜月ステークス
【血統別成績(2011年以降)】
●父か母の父がサンデーサイレンス系種牡馬 [0-1-2-24](複勝率11.1%)
●父も母の父もサンデーサイレンス系以外の種牡馬 [4-3-2-28](複勝率24.3%)
→父か母の父にサンデーサイレンス系種牡馬を持つ馬は人気を裏切りがち。一方、父も母の父もサンデーサイレンス系以外の種牡馬、かつ父か母の父にミスタープロスペクター系種牡馬を持つ馬は2011年以降[4-2-2-20](複勝率28.6%)と比較的安定しています。
▼2015年11月23日(月) 東京11R 東京スポーツ杯2歳ステークス
【前走の着順ならびに2位入線馬とのタイム差別成績(2009年以降)】
●前走の着順が1着、かつ2位入線馬とのタイム差が0.1秒以上 [6-5-5-28](複勝率36.4%)
●前走の着順が1着、かつ2位入線馬とのタイム差が0.0秒 [0-0-0-11](複勝率0.0%)
●前走の着順が2着以下 [0-1-1-34](複勝率5.6%)
→前走で2着以下に敗れた馬は評価を下げた方が良さそう。また、前走の着順が1着でも、その前走で2位入線馬に大きな着差をつけられなかった馬は過信禁物と見るべきでしょう。特別登録を行った馬のうち、前走の着順が1着、かつ2位入線馬とのタイム差が0.1秒以上なのは、アグレアーブル、キラージョー、タイセイサミット、プロディガルサン、ロスカボスの5頭だけです。
■執筆者プロフィール
伊吹 雅也(いぶき・まさや)
埼玉県桶川市在住のフリーライター、競馬評論家。JRAホームページ内『今週の注目レース』で「データ分析」のコーナーを担当しているほか、グリーンチャンネル、JRAのレーシングプログラムなどさまざまなメディアを舞台に活動している。近著に『現在(いま)の勝負気配が分かる 騎手×調教師 黄金タッグ』(ガイドワークス)、『一口馬主の愉しみ(競馬道OnLine新書)』(スタンダードマガジン)、『本当に儲かる騎手データブック 馬券の勝ち組は騎手を野次らない(競馬王新書EX008)』(ガイドワークス)、『門外不出! 投票データから分かった! WIN5の鋭い買い方』(東邦出版)、『WIN5(五重勝)ほど儲かる馬券はない!! 少点数で驚愕配当をモノにする絶対的セオリー(競馬王新書)』(白夜書房)。今年8月26日には最新刊『コース別 本当に儲かる騎手大全』(ガイドワークス)が発売された。 |
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