6日の中山5R2歳新馬(ダート1800メートル)は、吉田豊騎手騎乗の9番人気グラスアクト(牡、美浦・田島俊明厩舎)が2番手追走から直線であっさりと抜け出して快勝した。タイム1分57秒7(良)。
クインズコイヌールが先手を取り、グラスアクトが2番手でマーク。ラテールプロミーズが3番手につけて、その内にコアコンピタンスが続いた。人気のショウナンマハロもその直後を追走。ペースは速くなかったが、4コーナーではクインズコイヌールの逃げにグラスアクトが続き、ラテールプロミーズ、ショウナンマハロが追う形で4頭が後続を離して直線に向かった。2番手のグラスアクトが前をかわして先頭に立つと、そのまま差を広げて快勝。9番人気の伏兵が波乱を演出した。3馬身差の2着は7番人気のラテールプロミーズ。さらに2馬身1/2差の3着に6番人気クインズコイヌールが逃げ残っている。3連単の払い戻しは50万円を超える高配当となった。
グラスアクトは、父シニスターミニスター、母ムーンライトパワー、母の父Miswakiという血統。
吉田豊騎手は「1週前追い切りに乗って、乗りやすくセンスがありそうだと感じていました。スッと前に付けて折り合いもスムーズでしたし、向こう正面で手前を替えて、リズム良く走れました。しまいもしっかりしていましたね」と人気薄での勝利にも納得の口ぶりだった。
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