第126回『凄馬出馬表分析&馬券検討』~ サウジアラビアロイヤルカップ
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本日は東京11R「サウジアラビアロイヤルカップ 」の『凄馬出馬表』を分析したいと思います。
今回も「U指数」だけでなく、U指数のポイントに【調教評価】、【厩舎評価】、【斤量補正】を数値化し加算減算しU指数を補正することで「総合ポイント」を算出しました。
U指数1.0ポイントは約1馬身差にあたるので、これを目安に以下のような重み付けをしました。
【調教評価】は競馬エイトの調教評価を参考にしました。
重み付けは以下の通りです。
「5」・・・「-1.0ポイント」
「6」・・・「±0.0ポイント」
「7」・・・「+1.0ポイント」
「8」・・・「+2.0ポイント」
【厩舎評価】は競馬エイトの厩舎コメントの評価を参考にしました。
重み付けは以下の通りです。
「△」・・・「-1.0ポイント」
「○」・・・「±0.0ポイント」
「◎」・・・「+1.0ポイント」
【斤量補正】は1.0kg=「0.5ポイント」として以下の基準体重との差分に乗算しました。
「牡馬」・・・「57.0kg」
「牝馬」・・・「55.0kg」
上記の補正を行った『凄馬出馬表』(画像)をご覧ください。
第1グループ(橙)はマコトルーメン。
第2グループ(黄)はブレイブスマッシュ、ハレルヤボーイ、イモータルの3頭。
第3グループ(薄黄)はトウショウドラフタ、シトロン、アストラエンブレムの3頭で、以下第4グループ(灰色)となっています。
凄馬出馬表をご覧いただくと、気になるのは第1グループ・総合ポイント1位マコトルーメンとブレイブスマッシュ間の1.6の溝、総合ポイント4位・イモータル~トウショウドラフタ間の3.0の溝です。特にイモータル~トウショウドラフタ間はかなり大きい溝となっているのでこのレースのポイントとして上手く活用したいと思います。
私の本命◎はイモータルとします。総合ポイント1位マコトルーメンは信頼したいところですが、キャリア1戦ながら総合ポイント4位、2戦目で大幅に指数を上げてきそうなイモータルにしました。新馬戦はほとんど追う所なく、上がり3F32.9、レース内容は大物感に溢れていました。相手は総合ポイントを信じて○マコトルーメン、▲ブレイブスマッシュ、△ハレルヤボーイ、△アストラエンブレムと印を打ちます。
【3連単フォーメーション】
12
▼
4,6,9,11
▼
1,4,5,6,9,10,11
計24点
ここは強気に1着固定でいきたいと思います。2歳戦で不確定要素も多いですが、3日間開催の初日ですし、良いスタートを切りたいです(^^)/ |
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伊吹雅也の週末メイン「1点」分析 2015年10月06日号
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▼2015年10月10日(土) 東京11R サウジアラビアロイヤルカップ
【JRA、かつ左回りのレースにおける連対経験の有無別成績(2012~2014年のいちょうステークス)】
●あり [3-3-3-11](複勝率45.0%)
●なし [0-0-0-20](複勝率0.0%)
→夏季競馬の期間中に東京で2歳新馬が行われるようになった2012~2014年のいちょうステークス(2012~2013年は東京芝1800m、2014年は東京芝1600mで施行)は、今回と同じ左回りのレースに実績のある馬が優勢。特別登録を行った馬のうち、JRA、かつ左回りのレースにおいて連対経験があるのは、アストラエンブレム、イモータル、シトロン、トウショウドラフタ、ファジーネーブル、ブレイブスマッシュの6頭だけです。
▼2015年10月11日(日) 京都11R オパールステークス
【前走のレース別成績(2010年以降)】
●サマースプリントシリーズ対象レース [1-2-3-36](複勝率14.3%)
●その他のレース [4-3-2-26](複勝率25.7%)
→前走がサマースプリントシリーズ対象レースだった馬は過信禁物。前走の着順が7着以内だった馬も2010年以降[2-3-0-28](複勝率15.2%)と安定感を欠いていますし、前々走以前の実績を重視すべきだと思います。
▼2015年10月11日(日) 東京11R 毎日王冠
【父にディープインパクトを持つ馬の、同年、かつ東京の重賞かオープン特別における優勝経験の有無別成績(2011年以降)】
●あり [0-1-1-2](複勝率50.0%)
●なし [0-0-0-5](複勝率0.0%)
→ディープインパクト産駒が人気を裏切りがちなレース。特に東京でしばらく勝っていない馬は評価を下げるべきでしょう。
▼2015年10月12日(月) 京都11R 京都大賞典
【前年以前の京都大賞典において優勝経験がなかった馬の、馬齢別成績(2010年以降)】
●5歳以下 [5-3-3-20](複勝率35.5%)
●6歳以上 [0-0-1-19](複勝率5.0%)
→基本的には若い馬を重視したい一戦。また、同年、かつJRAの重賞において4着以内となった経験がない馬も2010年以降[0-0-0-21](複勝率0.0%)と苦戦していました。
▼2015年10月12日(月) 東京11R グリーンチャンネルカップ
【前走の馬体重別成績(2010~2013年のペルセウスステークス、2014年のエルコンドルパサーメモリアル)】
●480kg未満 [0-0-0-24](複勝率0.0%)
●480kg以上 [5-5-5-40](複勝率27.3%)
→今回とほぼ同じ条件で施行されていた2010~2013年のペルセウスステークスと2014年のエルコンドルパサーメモリアルは、馬格のない馬が不振。また、前走の着順が3着以下だった馬も[1-2-4-51](複勝率12.1%)とあまり勝ち切れていません。
■執筆者プロフィール
伊吹 雅也(いぶき・まさや)
埼玉県桶川市在住のフリーライター、競馬評論家。JRAホームページ内『今週の注目レース』で「データ分析」のコーナーを担当しているほか、グリーンチャンネル、JRAのレーシングプログラムなどさまざまなメディアを舞台に活動している。近著に『現在(いま)の勝負気配が分かる 騎手×調教師 黄金タッグ』(ガイドワークス)、『一口馬主の愉しみ(競馬道OnLine新書)』(スタンダードマガジン)、『本当に儲かる騎手データブック 馬券の勝ち組は騎手を野次らない(競馬王新書EX008)』(ガイドワークス)、『門外不出! 投票データから分かった! WIN5の鋭い買い方』(東邦出版)、『WIN5(五重勝)ほど儲かる馬券はない!! 少点数で驚愕配当をモノにする絶対的セオリー(競馬王新書)』(白夜書房)。今年8月26日には最新刊『コース別 本当に儲かる騎手大全』(ガイドワークス)が発売された。 |
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