16日の中山4R3歳新馬(ダート1800メートル)は、横山典弘騎手騎乗の7番人気カナスヌーマ(牝、美浦・奥平雅士厩舎)が好位追走から抜け出して快勝した。タイムは1分59秒2(良)。
内からバルバムーシュが先手を取り、その外にワンアームドシザーが追走。さらに人気のイスズブライトが3番手に続いて、タトゥーもインから好位につけた。乾燥した馬場で流れも遅く、直線は先行した馬たちが苦しくなり、パワー型の馬たちが力強い脚どりで抜け出す。その中でも脚いろが目立ったのはカナスヌーマ。いいスタートを切ってからいったん控え、勝負どころで再び前を射程圏にとらえると、直線では堂々と抜け出して後続の追撃を封じ込めた。1馬身1/2差の2着争いは後方から伸びてきた2頭の接戦となったが、わずかに3番人気のアートハルキが確保。15番人気の伏兵ベバスカーンはハナ差の3着だった。3連単の配当は66万円を超える波乱となっている。
カナスヌーマは、父マンハッタンカフェ、母ラーナック、母の父Montjeuという血統。
横山典騎手は「すごく慎重な馬だね。道中は物見をしていて進んで行かない感じだったし、直線でもかなり物見をしていた。それでも勝つんだから、たいしたものだよ」とパートナーを称えていた。
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