31日の東京4R2歳新馬(ダート1400メートル)は、田辺裕信騎手騎乗の4番人気マサノジェット(牡、美浦・蛯名利弘厩舎)が後方追走から豪快に突き抜けて圧勝した。タイムは1分27秒1(良)。
スタート後は横に6頭が広がっての先行争いとなったが、最終的にはジャストランが単騎の逃げ。メインアクトが外から2番手につけ、さらにヴェレーナ、マイティジャックなどが続いた。人気のアーチキングは先行集団を見る位置で抜群の手応え。直線に向くと先行馬は苦しくなり、アーチキングが満を持して仕掛けるが、その外から差し脚を伸ばしてきたマサノジェットがあっという間に前の各馬をかわし去り、そのままぶっちぎって圧勝。セリ価格324万円(税込み)のカネヒキリ産駒が、最後は流す余裕で6馬身差をつける強烈な新馬勝ちを飾った。2着はアーチキングで、さらに2馬身差の3着には9番人気の伏兵トータルビクトリーが入っている。
マサノジェットは、父カネヒキリ、母ダンツライラック、母の父Baratheaという血統。
田辺騎手は「返し馬からすごく雰囲気が良かったですね。4コーナーで寄られるところはありましたが、それでも十分に間に合うだろうという手応えでした。大事に育てていきたいですね」とスケールの大きな走りを見せたパートナーに、かなりの手応えを感じている様子だった。
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