19日の中京6R2歳新馬(ダート1400メートル)は、松山弘平騎手騎乗の5番人気グラブザフラッグ(牡、栗東・中竹和也厩舎)が後方追走から直線一気の追い込みでV。タイムは1分26秒6(稍重)。
ややバラついたスタートのなかから、ダッシュ良く先手を取ったのが関東馬ワイルドサルート。これに1番人気のキンシノホマレ、さらに外からメイショウカシュウが続く。よどみない流れになるが、3頭は雁行状態で後続を離して直線へ。直線半ばまでワイルドサルートとメイショウカシュウが粘ったが、ゴール前で形勢が逆転。好位のインから外に出したニホンピロサンダーとタイユールが前をかわす。しかし、さらに外から豪快に伸びてきたのがグラブザフラッグ。道中は後方3番手にいた米国産馬が、直線一気の豪快な追い込みを決めて初陣を飾った。1馬身3/4差の2着が6番人気のニホンピロサンダー。さらにクビ差の3着が4番人気のタイユールだった。
グラブザフラッグは、父Tapit、母Cornelia、母の父Forty Ninerという血統。外国産馬だが、おじに昨年のGI日本ダービーを制したキズナ、おばに桜花賞などGIを3勝したファレノプシスがいる。
松山騎手は「前半は砂をかぶって、馬を気にしたので、ついて行けませんでしたが、直線は外へ出すと気持ち良いくらいの伸びを見せてくれました。力強い勝ち方でしたね」と新馬離れした豪快な決め手を絶賛していた。
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