25日の京都5R2歳新馬(芝1600メートル)は、幸英明騎手騎乗の9番人気フミノムーン(牡、栗東・西浦勝一厩舎)が直線で鮮やかに差し切り、初陣を飾った。タイムは1分33秒9(良)。
ややバラついたスタートとなったが、オヒアが積極的に先手を取って速いペースを刻む。ユアインマイハートもこれを追走して、2頭が後続を離す形。ダイメイチャンプ、ブチコ、シャイニングスターが離れた3~4番手を形成して、断然人気に推されたストーンウェアは後方3番手からの競馬となった。流れが速かったこともあり、直線半ばからは差し馬が台頭。なかでも脚いろが目立ったのはフミノムーンで、中団追走から外に持ち出すと、鋭い決め手を発揮して鮮やかに差し切った。後方からよく伸びたストーンウェアが1馬身1/4差の2着。さらに1馬身1/4差で2番人気シャイニングスターが3着に入っている。
フミノムーンは、父アドマイヤムーン、母フミノシンデレラ、母の父サンダーガルチという血統。祖母の弟にGIII毎日杯など重賞2勝のミラクルタイムがいる。
幸騎手は「追い切りのときは馬場が悪くて反応が良くありませんでしたが、きょうは反応が良かったですね。思った以上にレースセンスのいい馬です」と見事な末脚で制した新馬戦を振り返っていた。
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