2日の東京4R2歳新馬(芝1400メートル)は、フランシス・ベリー騎手騎乗の3番人気コンテナ(牡、栗東・牧浦充徳厩舎)が外から鮮やかに差し切って制した。タイムは1分24秒0(稍重)。
イワヌガハナが内枠を利して先頭に立ち、トゥルームーンが2番手を追走。人気のロートリンゲンは枠入りに手間取ったものの、レースではスムーズに3番手につけた。直線に向いてもイワヌガハナは粘りを見せたが、2番手のトゥルームーンが抜群の手応え。直線半ばまで追い出しを我慢する余裕を見せた。満を持して追い出されたトゥルームーンが先頭に立ち、そのまま押し切るかと思われたが、道中後方にいたコンテナが外から一頭だけ違う脚いろでぐんぐんと迫り、その勢いのまま差し切ってV。巨漢馬が見事に初戦から結果を出した。なお、578キロでのVは、2歳戦勝ち馬の馬体重としてはムーンロケット(2002年9月22日、新潟新馬=576キロ)を上回る新記録となる。3/4馬身差の2着は5番人気のトゥルームーン。さらに1/2馬身差の3着にロートリンゲンが入っている。
コンテナは、父サクラバクシンオー、母ベルグラーノ、母の父サンデーサイレンスという血統。いとこにGII青葉賞の勝ち馬ペルーサがいる。
ベリー騎手は「スタートしていい位置につけられた。最後は外に出すと、頑張ってしっかりと伸びてくれた。体は大きいが、まだ幅がないのでこれから良くなってくるだろう」と巨漢馬のさらなる“成長”に期待していた。
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