13日の中山4R3歳新馬(ダート1200メートル)は、蛯名正義騎手騎乗の1番人気ラピダメンテ(セン、美浦・池上昌弘厩舎)が好位から抜け出して快勝した。タイムは1分12秒2(稍重)。
内からアロージェネシスが先行するが、すぐ外にスカイランナー、ラピダメンテがつけて、さらにヤマニンアタシャン、ベニノラッキーマンが続く。よどみないペースで流れ、後ろの馬は追い上げがきかないまま4コーナーへ。手応え良く直線に向いたラピダメンテが楽に抜け出すと、後続は追いつくことができず、そのまま押し切って初陣を飾った。騎乗した蛯名正義騎手はJRA通算2200勝のメモリアルV。4馬身差の2着が3番人気ベニノラッキーマンで、さらに2馬身1/2差の3着には4番人気のペリーホワイトが入っている。
ラピダメンテは、父サクラバクシンオー、母オンシジューム、母の父エンドスウィープという血統。
蛯名騎手は「サクラバクシンオー産駒らしいスピードがありますし、ゲートの中でもおとなしかった。早めに先頭に立つ形になりましたが、この時計で走れていますし、デビュー戦としては上々でしょう。この後、必要以上にテンションが上がらずに成長してくれれば」とメモリアルVの手応えを冷静に振り返っていた。
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