17日の東京5R2歳新馬(芝1800メートル)は、後藤浩輝騎手騎乗の4番人気ビップレボルシオン(牡、栗東・清水久詞厩舎)が直線で差し切って完勝。タイムは1分48秒7(良)。
外からデンセツが先手を取り、ターフデザイナーが2番手。サトノジェイド、クロニクルスカイ、フジマサクラウンなどが好位を形成する。平均的なペースで流れ、大きな動きのないまま直線へ。デンセツが粘りを見せて後続を振り切りにかかるが、直線半ばで外からグイグイ伸びてきたのがビップレボルシオン。あっさりと差し切って勝負を決めると、ゴールではやや流すくらいの余裕で完勝した。3馬身差の2着には10番人気のデンセツが粘り込み、1番人気のヴァルコイネンは差し脚およばず2着からクビ差の3着に敗れている。
ビップレボルシオンは、父マンハッタンカフェ、母メジロジョーンズ、母の父メジロライアンという血統。母の全姉にGI4勝のメジロドーベル、いとこにGIII鳴尾記念を制したメジロマントルがいる。
後藤騎手は「難しいところをカバーしながら、この馬のいいところを出そうと考えました。体が大きく不器用で、緩さもありますが、気持ちは真面目なので前半はガッとしないように。バテずにそのままの感じで行ける馬です。新馬向きではないと思っていましたが、体がしっかりしていてデビュー戦で勝ってくれました」と冷静にレースを振り返っていた。
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