3日の函館5R2歳新馬(ダート1700メートル)は、古川吉洋騎手騎乗の7番人気メイショウスミトモ(牡、栗東・南井克巳厩舎)が中団追走からいい脚を長く使って差し切り、初陣を飾った。タイムは1分49秒8(良)。今年から始まった函館ダート1700メートルの2歳戦としては2鞍目で、前開催にマークされた基準タイムを0秒8上回った。
キングガンホーとセクシーボーイが先行策。ウッドウォード、ミリオンブライトなどがこれに続く。流れはそれほど速くなかったが、2歳馬の初戦としては厳しくなったのか、先行勢は4コーナーを回って総崩れ。3コーナー手前からじわじわと進出してきたメイショウスミトモが手応え良く直線も伸びて、きっちり差し切って新馬勝ちを決めた。離れた後方3番手を追走していた5番人気のハイベストバイオが直線で追い込んで3/4馬身差の2着に食い込み、さらに2馬身差の3着が3番人気のライトオブホープだった。
メイショウスミトモは、父ゴールドアリュール、母ムゲン、母の父アジュディケーティングという血統。兄ロングプライドはGIIIユニコーンS勝ち馬、おじウイングアローはGIフェブラリーS、GIジャパンCダートなどを制した最優秀ダート馬という生粋のダート血統馬。
古川吉騎手は「ずっと攻め駆けする馬と併せてきたし、調教量の豊富さが実戦に結び付いた感じ。まだフラフラしていたくらいだから、これからの馬でしょうね」と完成途上での勝利を評価していた。
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