ベルシャザール(競走馬)

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ベルシャザール
写真一覧
抹消  青鹿毛 2008年4月25日生
調教師松田国英(栗東)
馬主有限会社 社台レースホース
生産者社台ファーム
生産地千歳市
戦績18戦[6-2-4-6]
総賞金35,113万円
収得賞金11,300万円
英字表記Belshazzar
血統 キングカメハメハ
血統 ][ 産駒 ]
Kingmambo
マンファス
マルカキャンディ
血統 ][ 産駒 ]
サンデーサイレンス
ジーナロマンティカ
兄弟 ナイトフッドライムキャンディ
市場価格
前走 2014/03/29 ドバイワールドカップ G1
次走予定

ベルシャザールの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
14/03/29 アラ 9 ドバイWC G1 ダ2000 16--------11** 牡6 57.0 C.ルメー松田国英 --0000 ------AFRICAN STORY
14/02/23 東京 11 フェブラリー G1 ダ1600 166112.713** 牡6 57.0 C.デムー松田国英 540
(+2)
1.36.4 0.435.1⑫⑪コパノリッキー
13/12/01 阪神 11 JCダート G1 ダ1800 166128.431** 牡5 57.0 C.ルメー松田国英 538
(+2)
1.50.4 -0.036.1⑬⑨⑧⑥ワンダーアキュート
13/11/10 東京 11 武蔵野S G3 ダ1600 16363.511** 牡5 56.0 C.ルメー松田国英 536
(+2)
1.35.3 -0.136.0⑤⑤アドマイヤロイヤル
13/10/20 東京 11 ブラジルC OP ダ2100 15112.811** 牡5 56.0 柴田善臣松田国英 534
(-2)
2.08.3 -0.235.6④④メテオロロジスト
13/09/15 中山 11 ラジオ日本賞 OP ダ1800 16362.512** 牡5 55.0 吉田豊松田国英 536
(-4)
1.50.4 0.436.7⑧⑨⑥④グラッツィア
13/06/29 中京 11 白川郷S 1600万下 ダ1800 158152.111** 牡5 57.0 浜中俊松田国英 540
(+6)
1.50.9 -0.835.9⑤⑤④④スズカルーセント
13/05/26 京都 9 ナリタブラC 1600万下 ダ1800 1681627.183** 牡5 57.0 浜中俊松田国英 534
(-6)
1.51.0 0.237.2ヴァンヌーヴォー
12/04/01 中山 11 ダービー卿T G3 芝1600 164711.4515** 牡4 57.0 四位洋文松田国英 540
(+4)
1.34.5 1.034.6⑯⑬⑮ガルボ
11/10/23 京都 11 菊花賞 G1 芝3000 184821.9617** 牡3 57.0 後藤浩輝松田国英 536
(0)
3.08.1 5.340.1⑧⑧④⑥オルフェーヴル
11/09/18 中山 11 セントライト G2 芝2200 18113.824** 牡3 56.0 安藤勝己松田国英 536
(-6)
2.10.7 0.434.8フェイトフルウォー
11/05/29 東京 11 東京優駿 G1 芝2400 184718.583** 牡3 57.0 後藤浩輝松田国英 542
(+16)
2.31.9 1.436.7⑥⑤⑤⑤オルフェーヴル
11/04/24 東京 11 皐月賞 G1 芝2000 186117.9311** 牡3 57.0 安藤勝己松田国英 526
(-2)
2.01.9 1.336.3オルフェーヴル
11/03/26 阪神 11 スプリングS G2 芝1800 18475.542** 牡3 56.0 安藤勝己松田国英 528
(-12)
1.46.5 0.134.6オルフェーヴル
11/02/13 東京 11 共同通信杯 G3 芝1800 138123.724** 牡3 56.0 M.デムー松田国英 540
(+4)
1.48.8 0.334.3ナカヤマナイト
10/12/26 中山 7 ホープフルS OP 芝2000 10778.141** 牡2 55.0 C.ルメー松田国英 536
(-4)
2.00.4 -0.034.7ナカヤマナイト
10/10/30 京都 9 萩ステークス OP 芝1800 10782.713** 牡2 55.0 安藤勝己松田国英 540
(-2)
1.49.7 0.434.5ショウナンマイティ
10/10/09 京都 5 2歳新馬 芝1800 8442.111** 牡2 55.0 安藤勝己松田国英 542
(--)
1.56.0 -0.034.9ウインラーニッド

ベルシャザールの関連ニュース

【ホープフルS】レースの注目点

2018年12月24日(月) 17:15

★唯一の重賞ウイナー・ニシノデイジー、3頭目の2歳重賞3勝馬となるか

 今年のホープフルSには17頭が登録しているが、重賞勝利の実績があるのはニシノデイジー(牡、美浦・高木登厩舎)唯一頭です。同馬は新馬戦こそ2着に敗れたが、その後は未勝利戦→札幌2歳S東京スポーツ杯2歳Sと3連勝で、GIの舞台に駒を進めてきた。16日に実施された朝日杯フューチュリティSでは、デビューから3連勝で出走したアドマイヤマーズが優勝したが、ニシノデイジーも4連勝でGI制覇を遂げることができるだろうか。

 Vなら、グレード制が導入された1984年以降では3頭目の2歳重賞3勝馬となる。なお、同馬を管理する高木調教師は、今年のJRA2歳戦で11勝を挙げており、今年の2歳世代からはニシノデイジーの他にもオーヴァルエースマイネルサーパスといったオープン馬が出ている。



ニシノデイジー騎乗予定の勝浦騎手、11年ぶりのJRA・GI制覇なるか

 ニシノデイジー(牡、美浦・高木登厩舎)には、デビューからの4戦すべてで勝浦正樹騎手が騎乗しており、ホープフルSでも同騎手が騎乗する予定。1997年デビューの勝浦騎手は、JRA・GIでは2002年NHKマイルC(テレグノシス)、2007年朝日杯FS(ゴスホークケン)で2勝を挙げている。勝浦騎手には、11年ぶりのJRA・GI制覇がかかっているが、ホープフルSで久々のビッグタイトルを手にすることができるだろうか。

 ニシノデイジーは父ハービンジャー、母ニシノヒナギクという血統。同馬の牝系を見ると、曾祖母は1992年の桜花賞馬ニシノフラワ一で、祖母ニシノミライの父は1998年の皐月賞菊花賞を制したセイウンスカイと西山牧場生産のGI馬の名前が見られる。ニシノデイジーの馬主は西山牧場代表の西山茂行氏だが、自身に所縁のある血統のニシノデイジーでGI制覇を遂げることができるだろうか。

 また、ニシノデイジーを生産した谷川牧場は、1973年のダービー、菊花賞を制したタケホープや、1981年の菊花賞ミナガワマンナなどの生産牧場で、2009年フェブラリーS(サクセスブロッケン)以来の生産馬によるJRA・GI制覇がかかっている。

★母シーザリオの良血サートゥルナーリア、3きょうだいでJRA・GI制覇なるか

 新馬戦→萩Sを連勝したサートゥルナーリア(牡、栗東・中竹和也厩舎)は、父ロードカナロア、母シーザリオという血統。母のシーザリオは2005年のオークス馬で、兄のエピファネイアリオンディーズもGIを制している。エピファネイアは2012年にラジオNIKKEI杯2歳S(現ホープフルS)で重賞初制覇を飾って、3歳時には菊花賞、4歳時にはジャパンCを制した。

 また、リオンディーズは2015年の朝日杯FSを制し、JRA賞最優秀2歳牡馬を受賞している。3きょうだいでJRA2歳重賞を勝てばサクラセダン産駒のサクラトウコウ、サクラチヨノオーサクラホクトオー以来2組目、3きょうだいJRA・GI制覇はダンシングキイ産駒、ハルーワスウィート産駒に次ぐ3組目の達成となるが、サートゥルナーリアはデビューからの連勝を伸ばすことができるだろうか。なお、GI昇格初年度となった昨年のホープフルSは、萩S勝ち馬のタイムフライヤーが優勝している。



サートゥルナーリア騎乗予定のM.デムーロ騎手、朝日杯FSに続く2歳GI制覇なるか

 サートゥルナーリア(牡、栗東・中竹和也厩舎)に騎乗予定のM.デムーロ騎手は、16日に実施された2歳GIの朝日杯FSアドマイヤマーズとのコンビで制した。同騎手は、11月4日のJBCレディスクラシック2着以降、朝日杯FSまでJRA・GIにおいて騎乗機会6連続で3着以内に入ったが、ホープフルSでも好成績を挙げることができるだろうか。

 なお、ホープフルSには、弟のC.デムーロ騎手もヴァンドギャルド(牡、栗東・藤原英昭厩舎)とのコンビで参戦を予定している。12月24日現在、今年のJRA・GIでデムーロ兄弟の対決は8回あり、JBCクラシックを除く7回で兄のM.デムーロ騎手が先着しているが、今回はどちらに軍配があがるだろうか。

★2歳リーディングサイヤー首位を独走!ディープインパクト産駒はヴァンドギャルドが登録

 12月24日現在の2歳リーディングサイヤーランキングを見ると、首位のディープインパクトが2位ロードカナロアに約2億円の差をつけており、8度目の2歳リーディングサイヤ一獲得が濃厚となっている。ディープ産駒は、今年の2歳戦で45頭が勝ち上がり、52勝を挙げている。2歳戦の歴代最多勝は、昨年ディープインパクト産駒が記録した57勝だが、残りの開催でこの記録を更新することができるだろうか。

 なお、ホープフルSにディープ産駒は、東スポ杯2歳S3着のヴァンドギャルド(牡、栗東・藤原英昭厩舎)が登録している。同馬がホープフルSを勝てば、ディープ産駒は今年のJRA2歳重賞5勝目となり、グレード制が導入された1984年以降のJRA2歳重賞年間最多勝記録を更新することになる。



★新種牡馬ジャスタウェイベルシャザール産駒は2頭が登録

 今年、産駒がデビューした新種牡馬の産駒では、ジャスタウェイ産駒のアドマイヤジャスタ(牡、栗東・須貝尚介厩舎)、ベルシャザール産駒のキングリスティア(牡、栗東・河内洋厩舎)がホープフルSに登録している。ジャスタウェイ産駒は12頭が勝ち上がって、新種牡馬リーディングのトップに立っており、重賞ではアウィルアウェイ京王杯2歳Sで2着に入っている。

 また、ベルシャザール産駒は4頭が勝ち上がり、16日の朝日杯FSにはソルトイブキが出走した(14着)。今年の新種牡馬の産駒は、JRA重賞での勝利はないが、重賞初制覇をGIの舞台で飾ることができるだろうか。



★ノーザンファーム、JRA・GI完全制覇なるか! 生産馬は4頭が登録

 生産牧場ノーザンファームは、12月24日現在、今年のJRA・GIで15勝を挙げ、従来の年間最多勝利記録(11勝)を大きく更新している。また、同牧場の12月24日現在の勝利数は「653」で、自身が昨年打ち立てた年間最多記録を更新している。ノーザンファーム生産馬は、ホープフルSにはアドマイヤジャスタ(牡、栗東・須貝尚介厩舎)、サートゥルナーリア(牡、栗東・中竹和也厩舎)、タイセイモナーク(牡、栗東・西村真幸厩舎)、ミッキーブラック(牡、栗東・音無秀孝厩舎)の4頭が登録しているが、今年最後のJRA・GIレースも制すことができるだろうか。

 Vなら、同牧場生産馬は現在JRAで実施している平地・障害のJRA・GIレース完全制覇となる。

【朝日杯FS】レースの注目点 2018年12月11日(火) 17:05

★牝馬38年ぶり制覇なるか!サウジアラビアロイヤルCを制したグランアレグリア

 今年の朝日杯FSにはサウジアラビアロイヤルCを制した牝馬グランアレグリア(美浦・藤沢和雄厩舎)が登録している。朝日杯FSでは、グレード制が導入された1984年以降、13頭の牝馬が挑戦し、最高成績は1989年サクラサエズリの2着となっているが、果たして、グランアレグリアは牡馬相手にどんな走りを見せてくれるだろうか。Vなら、牝馬の勝利は、1980年テンモン以来38年ぶり8頭目となる。

 また、グランアレグリアを管理する藤沢和雄調教師は、12月11日現在、今年のJRA2歳戦で14勝を挙げており、重賞はサウジアラビアRCアルテミスSの2勝をマークしている。藤沢調教師は1995年バブルガムフェロー、2016年サトノアレス朝日杯FS2勝を記録しているが、2年ぶり3度目の同レース制覇を遂げることができるだろうか。



武豊、GI完全制覇に王手かけられるか!3戦3勝ファンタジストとのコンビで参戦

 ファンタジスト(牡、栗東・梅田智之厩舎)に騎乗予定の武豊騎手には、朝日杯FS初制覇がかかっている。同騎手はJRAで実施されているGI競走24レースのうち、22レースで計75勝を挙げており、完全制覇へ残すは2歳GIの「朝日杯FS」と「ホープフルS」となっている。

 朝日杯FSには、過去18回騎乗し2着が4回あるが、19度目の挑戦で同レース初制覇を果たし、GI完全制覇に王手をかけることができるだろうか。なお、ファンタジストには、デビュー以来すべてのレースで武豊騎手が騎乗しており、新馬→小倉2歳S京王杯2歳Sと3連勝中。

 また、武豊騎手は今年のJRA2歳重賞で3勝を挙げており、4勝目を挙げれば、グレード制が導入された1984年以降のJRA2歳重賞年間最多勝記録となる。

M.デムーロ騎手&福永祐一騎手、歴代トップタイの4勝目なるか

 朝日杯FSの現役最多勝騎手は、3勝を挙げているM.デムーロ騎手と福永祐一騎手。デムーロ騎手は、デビューから3連勝中のデイリー杯2歳S優勝馬アドマイヤマーズ(牡、栗東・友道康夫厩舎)、福永騎手は函館2歳Sの覇者アスターペガサス(牡、栗東・中竹和也厩舎)に騎乗する予定だが、歴代トップの柴田政人元騎手に並ぶ朝日杯FS4勝目を挙げることができるだろうか。

 アドマイヤマーズは6月30日、中京5Rでデビューしたが、中京デビュー馬が朝日杯FSを勝てば、1991年ミホノブルボン以来27年ぶり2頭目となる。



★今年も無敗のチャンピオン誕生なるか ファンタジストは3頭目の2歳重賞3勝目狙う

 昨年の朝日杯FSは、出走馬中、唯一の無敗馬(レース前の成績:2戦2勝)だったダノンプレミアムが勝利を挙げた。今年の朝日杯FSには、3戦3勝のアドマイヤマーズ(牡、栗東・友道康夫厩舎)、ファンタジスト(牡、栗東・梅田智之厩舎)、2戦2勝のグランアレグリア(牝、美浦・藤沢和雄厩舎)、ニホンピロヘンソン(牡、栗東・安達昭夫厩舎)などの無敗馬が登録しているが、今年の朝日杯FSでも無敗のチャンピオンが誕生するだろうか。

 なお、小倉2歳S京王杯2歳Sを連勝したファンタジストが勝てば、グレード制が導入された1984年以降では3頭目の2歳重賞3勝馬となる。

★3連覇かかるディープインパクト産駒 新種牡馬ベルシャザール産駒も登録

 朝日杯FSでは、2016年サトノアレス、2017年ダノンプレミアムと2年連続でディープインパクト産駒が優勝している。同産駒は3連覇を目指す今回、サウジアラビアRC優勝馬グランアレグリア(牝、美浦・藤沢和雄厩舎)が登録しているが、今年も朝日杯FSを制すことができるだろうか。なお、ディープインパクトは12月11日現在の2歳リーディングサイヤーランキングでトップに立っている。

 また、新種牡馬の産駒では、ベルシャザール産駒のソルトイブキ(牡、栗東・木原一良厩舎)が登録している。同馬は11月17日の未勝利戦を勝ち、父のべルシャザールにとっては産駒のJRA初勝利となった。ベルシャザール産駒がJRA重賞に出走するのは今回が初めてだが、ソルトイブキは父の名を高める走りを見せることができるだろうか。



新潟2歳Sの覇者ケイデンスコール、前走から中111日での出走

 ケイデンスコール(牡、栗東・安田隆行厩舎)は、新潟2歳S1着以来の出走となる。同馬は、新馬(6月30日・2着)→未勝利(7月29日・1着)→新潟2歳S(8月26日・1着)と月1回のぺースで出走を続けてきたが、約3力月半(中111日)ぶりの出走となる今回も勝利を飾ることができるだろうか。なお、2008年の朝日杯FSでは、セイウンワンダー新潟2歳S1着以来、中104日で出走して1着となっている。

 また、ケイデンスコールを管理する安田調教師は、12月11日現在、今年のJRA2歳戦で9頭の管理馬が勝利を挙げているが、半分にあたる4頭が口ードカナロア産駒で、ケイデンスコールも同産駒。ロードカナロアは現役時代、安田調教師が管理し、国内外のGIで6勝を挙げたが、産駒のケイデンスコールでもGI制覇を遂げることができるだろうか。

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【武蔵野S】レース展望 2018年11月5日(月) 19:58

 土曜の東京メインは武蔵野S(10日、GIII、ダート1600メートル)。1着馬にチャンピオンズC(12月2日、中京、GI、ダート1800メートル)の優先出走権が与えられる重要な一戦だ。過去の優勝馬を見ても、古くは2001年クロフネが続くジャパンCダートを圧勝、近年も13年ベルシャザールが同レースをV、15年ノンコノユメがチャンピオンズC2着と活躍しており、秋のダート頂上決戦に向けても見逃せない一戦だ。

 中心はサンライズノヴァ(栗東・音無秀孝厩舎、牡4歳)になるだろう。今年は一貫して東京ダートを使われ、春にフェブラリーSで4着に好走。近2走もアハルテケS-グリーンチャンネルCと連勝中だ。その2戦ともに出遅れながら後方一気の末脚で、決め手の鋭さに磨きがかかってきた。1番人気に支持された昨年はちぐはぐなレースとなって12着に敗れただけに、陣営も力が入っているはずだ。

 その昨年の優勝馬がインカンテーション(栗東・羽月友彦厩舎、牡8歳)。今年もフェブラリーS3着、かしわ記念3着、プロキオンS2着と、8歳ながら衰えを知らない。鉄砲が利くタイプで、4カ月ぶりでも連覇の可能性は十分ありそうだ。

 ウェスタールンド(栗東・佐々木晶三厩舎、セン6歳)はダートに転戦して1、1、2着と、底知れない魅力がある。前走のシリウスSでは、ダート重賞初挑戦ながらクビ差2着に好走。その勝ち馬オメガパフュームが、先週のJBCクラシックで2着に入ったことで、この馬の地力の高さも分かる。400メートルの距離短縮に対応できれば、初タイトルも期待できそうだ。新コンビのコルム・オドノヒュー騎手は先週のアルゼンチン共和国杯でJRA重賞初勝利。2週連続のVも十分に考えられる。

 ユラノト(栗東・松田国英厩舎、牡4歳)は、昨年暮れの1000万下Vから5戦4勝と充実ぶりが顕著。前走のマリーンSも、ハイペースで逃げる2頭を好位で見ながら力強く抜け出した。当時の2着馬ハイランドピークは続くエルムSを快勝しており、能力は折り紙付きだ。鼻出血の影響でエルムSは回避したが、その後はここに向けて順調。クロフネベルシャザールと過去2勝の松田厩舎から新星登場となるか。

 他では、前走のグリーンチャンネルC2着馬でクリストフ・ルメール騎手と初コンビを組むナムラミラクル(栗東・杉山晴紀厩舎、牡5歳)、川崎記念4着以来だが、地力上位のグレンツェント(美浦・加藤征弘厩舎、牡5歳)、エニフS1着-マイルチャンピオンシップ南部杯3着と好走が続くメイショウウタゲ(栗東・安達昭夫厩舎、牡7歳)なども上位争いが可能。一昨年のマイラーズC勝ち馬で、ダートはデビュー2戦で2、1着以来のクルーガー(栗東・高野友和厩舎、牡6歳)の参戦も興味深い。

 なお、マルターズアポジー(美浦・堀井雅広厩舎、牡6歳)は福島記念との兼登録だが、こちらに出走してくれば、ダート戦初出走でも面白い存在になる。

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ジャスタに次ぐ人気!ベルシャザール種付け163頭 2018年6月5日(火) 05:04

 中央競馬では先週から2歳戦がスタート。種牡馬にとっても新たな戦いが始まった。この世代で産駒がデビューする新種牡馬のなかで、最も注目を集めるのはGI3勝のジャスタウェイだ。初年度から220頭もの繁殖牝馬を集め、人気沸騰。また、芝・ダート兼用のベルシャザールも馬産地の期待は大きい。

 ジャスタウェイに次ぐ人気を集めたのはベルシャザール。雄大な馬格が魅力で163頭に種付けし、124頭の初年度産駒が生まれている。現役時のGIタイトルはジャパンCダートの1勝のみだが、芝でもダービー3着(勝ち馬オルフェーヴル)の実績を残した。その父キングカメハメハも芝・ダートを問わないユーティリティー種牡馬だけに、産駒は幅広い活躍が期待できそうだ。



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ベルシャザールは社台SSで種牡馬入りへ2014年5月29日(木) 18:05

 昨年のジャパンCダートを制したベルシャザール(栗東・松田国英厩舎、牡6歳)が29日付で競走馬登録を抹消された。通算成績は18戦6勝(うち海外1戦0勝)で、重賞は前記ジャパンCダートと、GIII武蔵野S(13年)の2勝。獲得賞金は3億5113万9000円(付加賞含む)だった。

 前日に社台サラブレッドクラブのホームページで引退が発表されており、今後は北海道安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬となる予定。

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ベルシャザール引退 種牡馬入り 2014年5月28日(水) 11:18

 昨年のジャパンCダートを制したベルシャザール(栗東・松田国英厩舎、牡6歳)が引退することになった。同馬が所属する社台サラブレッドクラブで発表されたもので、ドバイワールドC11着後、宮城県の山元トレセンへ放牧に出されていたが、右後肢の違和感が続いており、26日に検査した結果、右後肢浅趾屈筋腱の異常が確認された。本来なら骨に付着しているものが、骨から外れていたことで、歩様に違和感が出ていたという診断。これを受けて関係者が協議した結果、引退して種牡馬入りすることになった。

 ベルシャザールは2歳時からオープン入りしてクラシック路線に乗り、ダービーではオルフェーヴルの3着に好走。将来を嘱望されたが、その後はノド鳴り(喘鳴症)や骨折、繋靭帯炎などに悩まされて長期休養があり、条件馬へと降級した。そこからダート路線に転じると才能が花開き、雄大な馬格を生かしてあっという間にオープンに返り咲き、昨秋は武蔵野Sで重賞初制覇。勢いに乗って臨んだジャパンCダートでも、ワンダーアキュートホッコータルマエといった一流馬を破って頂点に立った。年明けはフェブラリーS3着を経てドバイワールドCに挑んだものの大敗し、結果的にこれがラストランとなった。通算成績は17戦6勝。種牡馬入りする予定だが、詳細は決まっていない。

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ベルシャザールの関連コラム

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先週は、2014年のG1シリーズ幕開けを飾る第31回G1フェブラリーステークスが23(日)に東京競馬場で行われました。それでは、いつものようにレース結果と競馬予想の達人・ウマニティプロ予想家陣のスマッシュヒットを振り返っていきたいと思います。
G1フェブラリーステークスは晴れ空のもと良馬場でスタートを迎え、逃げ宣言のエーシントップがすぐさま先頭に。2、3番手には外からコパノリッキーダノンカモンが並んで押し掛け、以下はソロルノーザンリバーと続き、直後に2番人気ホッコータルマエ。3番人気ベストウォーリアニホンピロアワーズワンダーアキュートドリームバレンチノブライトラインらも差がなく続き、中団馬群の外に1番人気ベルシャザールゴールスキーグランドシチーアドマイヤロイヤルが続き、離れた最後方からシルクフォーチュンの追走となって向正面を通過していきます。
ゆったりとしたラップで逃げるエーシントップに対して、コパノリッキーダノンカモンホッコータルマエブライトラインらがコーナーで差を縮め、5頭横並びの態勢で4コーナーを回って直線勝負へ。後続も一団となってごった返す中、終始外々を回るベルシャザールは依然後方。前では、コパノリッキーホッコータルマエブライトラインが三つ巴の争いを展開。
ここから、まず抜け出したのは単勝272.1倍の最下位人気コパノリッキーでした。残り400mを過ぎてホッコータルマエと横並びの叩き合いとなる中、依然粘るコパノリッキーブライトラインは徐々に離され始め、外を通ってベルシャザールがようやく進出を開始。
残り200mを過ぎてからもコパノリッキーホッコータルマエの差は詰まらず、結局コパノリッキーが2番手から早め抜け出しの競馬で押し切って大金星を挙げています。1/2馬身差の2着にホッコータルマエが入り、そこから1馬身3/4差の3着に上がり最速の脚で追い上げたベルシャザールが入っています。
公認プロ予想家の中では、サラマッポプロが的中をマークしています。

その他では、佐藤洋一郎プロ伊吹雅也プロきいいろプロ蒼馬久一郎プロ導師嵐山プロ☆まんでがんプロ3連単プリンスプロが活躍を見せています。


☆☆☆注目プロ → 佐藤洋一郎プロ
22(土)の小倉1Rで3連単915倍含む的中で計10万6500円を払戻すと、小倉12Rでは3連単3412.6倍含め計40万5660円、東京12Rでは3連単4462.2倍的中で44万6220円払戻しと絶好調!さらに23(日)には東京10Rで3連単12万7310円馬券を200円分的中、翌24(月)には東京2Rで3連単10万6600円馬券の的中をマークするなど、週末5本の10万オーバー払戻しをマークしています!週末トータル成績は、回収率195%・収支73万3690円の大幅プラスを記録しています!

☆☆☆注目プロ → 伊吹雅也プロ
22(土)の東京10Rで馬連397倍を500円分的中。19万8500円払戻しのスマッシュヒットとなりました!24(月)のG3共同通信杯でもきっちりプラス的中を収め、週末3日間では、トータル回収率267%・収支13万3600円をマークしています!

☆☆☆注目プロ → きいいろプロ
22(土)の小倉12Rで、馬連1点的中含む計10万6600円の払戻しをマーク!翌23(土)には、京都5Rで▲○◎の3連複1点的中(1000円購入)を含め、計37万900円払戻しのビッグヒットを記録しています。週末3日間では、トータル回収率119%・収支16万6800円プラスの好成績を収めました。

☆☆☆注目プロ → 3連単プリンスプロ
22(土)の京都8Rで3連単12万5200円馬券を的中しています!他にも、同日小倉1R、23(日)京都5Rなどコンスタントに的中を見せた先週は、トータル回収率142%・収支19万5800円プラスの好成績で終えています。

☆☆☆注目プロ → 蒼馬久一郎プロ
23(日)の東京10Rで◎○△の予想を披露し、3連単1273.1倍含む馬連・3連複など計4券種的中で16万1200円の払戻しをマーク!週末トータルでは、回収率114%・収支5万1790円プラスを達成しています。

☆☆☆注目プロ → 導師嵐山プロ
23(日)の小倉9Rで、馬連&3連複計31万5940円のスマッシュヒット予想を披露しています!

☆☆☆注目プロ → ☆まんでがんプロ
24(月)の東京4Rで馬連5000円分を的中!12万5000円払戻しのスマッシュヒットとなりました。

他にも、馬単マスタープロ(121%)、スガダイプロ(109%)が週末トータル回収率100%オーバーの活躍を見せています。


※全レースの結果速報はこちら


今週も、競馬予想の達人・ウマニティ公認プロ予想家の予想にご注目下さい。

「ユータ」


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2014年2月21日(金) 19:00
濃霧注意報~フェブラリーS(2014年)展望~
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先週の共同通信杯コラム内で「日曜東京は開催されるはず」などと書いたら、まさかまさかの土日連日中止。
天候が回復し、除雪が急ピッチで進んでも、交通網がマヒしては開催出来ませんよね。
普段雪に埋もれている分、視野が狭くなっているんだなぁと猛省しました。
また、備えの無い場所への突然の自然災害がもたらす影響というのも、改めて知ることが出来たように思います。
山梨県の皆様をはじめとした、今回の雪害に遭われた方々の生活が一刻も早く正常なものに戻ることを祈るばかりです。

競馬……特に馬にとっても、ここ数週の天候や輸送トラブルの影響は大きかったはず。
特に東京競馬に出走していた関西馬は可哀想でした。
出走を取り消した馬も居ましたし、実力が発揮出来なかった馬も多かったと思います。
彼ら、彼女らの今後の状態に悪影響が無いことを併せて祈りたいですね。

さて、本当に久々に"普通の天気"で開催が行われそうな今週。
待ち構えるのは、今年最初の中央G1・フェブラリーSです。
どこか落ち着かなかったここ数週の鬱憤を晴らすような的中を目指したいところですね。
今回の当コラムのお題も勿論このレース。上手く好走馬に触れていけると良いのですが、果たして……。



少し前は、人気、実力共に兼ね備えた超一線級の馬が小細工なしに好走するイメージのあった当レース。
ですが、ここ2年はいずれも1番人気馬が馬券に絡むことが出来ず、配当的には波乱の結果になっています。
流れが流れなだけに今年も荒れる……と考えたくなるところですが、メンバーを見る限り、今年は上位拮抗の接戦。
昨年~現在に至るまで崩れず走り続けてきたホッコータルマエワンダーアキュートニホンピロアワーズの3頭と、
彼ら既勢力をJCダートでまとめて蹴散らした新星・ベルシャザール
近走の内容やレースレベルからも、この4頭が揃って馬券圏外に沈むというシーンは想像しにくいです。

ただ、それぞれ不安点を抱えているのも事実。
ホッコータルマエは実績こそ完全に抜けていますが、東京マイルを走るのは3歳時の1000万特別戦以来。
この時は先行して押し切る横綱相撲でしたが、今回はメンバーがまるで違うG1レース。
ムスカテールに詰め寄られた前走の川崎記念、エスポワールシチーに敗れた南部杯、
ジリジリとした伸びに終わった昨年の東海Sなど、ヒヤリとさせた舞台は全て左回りですし、
JCダートと同じような"善戦止まり"に終わってしまう可能性は否定出来ません。
血統的には中距離よりもマイルの方が合っているように映るだけに評価が難しいですが、
実績通りの強さを見せ付けることが出来るかどうか。

なかなか勝ち星に手が届かないものの、堅実さは全く変わらないワンダーアキュート
本馬の敵は、やはり自身の年齢……どの程度能力を維持出来るかといった部分になるでしょう。
昨年のエスポワールシチーのような例外も居ますが、当レースで一度好走した馬は、翌年度以降は着順を落としがち。
昨年は不利さえなければ……と思わせる惜しい内容でしたが、今年はどこまで詰めて来られるでしょうか。

東海Sを圧勝し、左回りへの不安を一掃したニホンピロアワーズ
ですが、今回の東京マイルは同じ左回りでも中京とは全く違う性質を持った舞台。
特に不安視されるのが、スタートから暫くの間芝を走らなければならないという点でしょう。
キャリア的にはベテランと言える7歳馬でありながら、芝もマイルも走ったことが無いという珍しい馬なので、
今回の条件でいつも通りの先行力を見せられるかどうかは未知。
外枠に入った時の強さが特に目立つという揉まれ弱さを秘めた馬でもあるので、
前半で行き脚が付かないと厳しい形になってしまう可能性があります。
が、血統的にはダートというよりもむしろ芝っぽい構成なので、逆に芝スタートを味方に付けてくる可能性も。
こればかりは実際に走ってみないと何とも言えないのが悩ましいところです。

そしてG1連勝を狙うベルシャザール
本馬の悩ましい点は、"このメンバーに再度完勝出来るほど強いのか"ということ。
確かにJCダートの内容は文句の付けようが無く、レベルも高いものだったのですが、それ以前のレースに関しては、
着順こそしっかり伴っていたものの、レースレベルはそれほど抜けたものではありませんでした。
JCダートの展開は、前目でレースを進めていたホッコータルマエニホンピロアワーズよりも、
中団後ろでレースを進めていた本馬&ワンダーアキュートに向いたものでもあったので、
前走の結果だけで今回も勝ち負け!と断言するのは少々怖い気がします。
また、久々のレースだと走りがモサモサする印象があるので、3ヶ月近くレース間隔が開いたのも気になるところ。
個人的には今回一番取捨選択が難しいのはこの馬だと思っています。

……という具合に有力馬のマイナス材料ばかりを挙げて来ましたが、
そこを突いて上位に浮上出来る馬が居るのかというのも難しい問題です。
実績的にはJCダートで前述の馬達と接戦したブライトライングランドシチー
かつて当レースを制したゴールドアリュールの半弟であるゴールスキー辺りが挙げられるでしょうか。

ブライトラインは前走の根岸Sで4着という結果でしたが、出負けして序盤に脚を使ってしまったのが敗因。
それでも中団~後方に構えた馬が台頭する中を好位から粘っており、力があるところは見せました。
調教でいつも終いバタバタになってしまうように気性面に課題はありますが、
持てる能力を余すことなく出し切れれば圏内争いに飛び込める可能性はあるでしょう。

グランドシチーは前走の東海Sで左回りへの不安を払拭。
脚質が極端すぎる故に展開待ちな面はありますが、前崩れの流れになればいつでも浮上してきそうな雰囲気があります。
レースぶりからマイルという距離は短すぎるのではという懸念がありますが、
母、兄、妹はマイル以下の短距離に適性を見せていますし、本馬自身も以前は1400mでスピード負けしていませんでした。
距離が長くなるよりは短くなったほうが良さそうな血統と言えますし、ハマれば怖い1頭です。

血統通りにダートで開花したゴールスキーは、ベルシャザール同様評価に悩む馬。
ダート転向後は確かに安定した着順を刻んできているのですが、レースレベルは高くもなく低くもなく。
偉大な兄の存在がある分どうしても血統だけで人気を集めてしまいますが、スケールは少し小さく映ります。
しかし、似たようなローテで似たようなレベルの走りをしていたベルシャザールがJCダートを快勝しているだけに、
あっさり無印にするのも何だか怖く……(根岸Sで最終的に無印にして勝たれたトラウマ)

この3頭の他に穴馬を挙げるなら、伸びしろのある4歳勢が面白そう。
特に、昨秋~年始にかけて好レースを続けているベストウォーリアソロルに注目しています。

ベストウォーリアは、今回と同じ舞台のレースであるユニコーンSと武蔵野Sで好走。
特に武蔵野Sは、直線でなかなか前が開かずに脚を余す格好になりながら、勝ったベルシャザールと0.1秒差。
スムーズに進路確保が出来ていたなら勝っていたのではと思わせる内容でした。
一昨年の当レースの勝ち馬テスタマッタと同じエーピーインディ系の血統馬で、のびのびと走れる舞台がベスト。
中1週のローテとなるのがやや心配ですが、東京コースに戻るのは大歓迎なはず。

ソロルはレースぶりに不器用さを感じる馬なのですが、今回と同舞台のヒヤシンスSで1.36.6というタイムで2着、
昨秋の京都1800mで行われた花園Sでは1.48.6というタイムで快勝と、意外なくらい高速決着に適性を見せています。
当レースは芝並の走破時計になることが多いですが、本馬の持ち時計なら十分に対応出来そう。
3歳の早い段階で東京マイルで優秀な走りを見せているというのは、サクセスブロッケンカネヒキリといった、
過去の当レース優勝馬達と同じ。
本馬自身ゴールドアリュールゴールスキーの近親ということでかなり奥はありそうですし、
ここでいきなり一線級に並んできても不思議はないと見ています。



こうして挙げてみると、4歳から8歳まで満遍なく有力馬が揃ったなぁという印象。
古豪が存在感を見せ付けるのか、新勢力が台頭するのか、
それともホッコータルマエのような若い王者が更にその座を強固なものにするのか。
今回もまた色々な意見や見解が乱れ飛ぶのだと思います。

私もこれから頭を悩ませたいところですが、今週末はお友達の結婚式に参列するために東海地方へ赴かねばなりません。
そのため、じっくりと悩んでいる時間はなさそうなのですが……逆に思い切りのいい予想が出来るかも。
100%晴れやかな気分で新郎新婦を祝うためにも、ばっちりと結果を出したいものです。

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2014年1月31日(金) 23:00
濃霧注意報~根岸S(2014年)展望~
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先週まで身体に残っていたどんよりとした感じ――風邪の影響は、今週に入ってすっかり無くなりました。
色々と忙しかった年末年始、そして、振るわない成績に焦りながら予想していた1月の週末。
その中で自然と減ってしまっていた睡眠時間を意図的に増やしてみたところ、効果はてきめん。
元々8~10時間は寝ないと次の日が不調という体質の持ち主でしたから、当然と言えば当然の結果ですよね。
眠気に抗って何かを強行するよりも、一度思う存分リセットするのも大事なんだなぁと再確認しました。
体調が良い具合にリセット出来たところで、丁度良く競馬の方も開催の変わり目に。
そろそろ気持ち良い的中が欲しいなぁと思う今日この頃です。

そんな訳で、今週特に力を注ぎたいのは引き続きの開催となる京都ではなく、東京の方。
ダートの強豪が集う根岸Sについて触れてみます。



この後に控えるG1・フェブラリーSの前哨戦ということで、多くの馬が登録してくる当レース。
川崎記念や東海Sといった中距離のレースのメンバーに比べるとレベルは控えめですが、
その分実力差のない馬同士のガチンコ勝負が楽しめます。
圧倒的な実績馬が出走することが少ないせいなのか、結果はいつも波乱含み。
近5年の3連系馬券が全て万馬券であることからも、予想の難しいレースであることが窺えます。

準OPやオープン特別で好走した勢いのまま重賞のここでも好走する馬が居たり、
"古豪"と言える近走不振の舞台・距離巧者がいきなり復活してきたりと、好走馬のイメージも様々。
両者に共通しているのは、スプリント寄りではなくマイル寄りの実績&血統を持っていることくらいでしょうか。
生粋のスプリンターよりも、1400m職人と言える馬やマイル実績馬の方が安定して走れている気がします。

今回のメンバーの中で、このイメージに非常に近いのはアドマイヤロイヤルブライトラインの2頭。
アドマイヤロイヤルは豊富なキャリアを持ちながら、東京のダートコースにおける複勝率は脅威の9割超。
堅実な反面勝ち切れない印象も強い馬ですが、昨春辺りからレースレベルがぐんと高くなっています。
前走の武蔵野Sではベルシャザールに僅かに及びませんでしたが、
ベルシャザールのその後を見れば本馬の走りも高く評価出来るはず。
これだけ堅実だと配当妙味はあまりありませんが、かと言って買い目から外すのも勇気が要る存在でしょう。
レース間隔はあいていますが、調教の動きは良くも悪くもいつも通り。
余程揉まれ込んだりしなければ見せ場は作ってきそうです。

ブライトラインは夏からずっと1700~1800mのレースを使われていますが、気性面や血統を考えるとやはりベストは1400m。
ある程度強気に先行してもなかなかタレない粘り強さは他馬にとって脅威でしょう。
条件が厳しいと思われた前走のJCDでもニホンピロアワーズに先着していますし、今回のメンバーに入れば実力は一枚上。
ですが、デビュー時から非常に乗り難しそうな気性を見せていた馬な分、乗り替わりがマイナスに作用する可能性があります。
この事に加え、適性的にはベストとは言えど、久々となる短距離の流れに戸惑ったりすると、思わぬポカがあるかも。

勢いに乗っている組から注目したいのはスノードラゴン
大野騎手とのコンビで完全に差し・追い込みのスタイルが出来上がった感があります。
中山ダート1200mにおける安定感が光る馬ですが、東京のダート1400mも劣らぬくらいの好成績。
条件馬時代には、中山よりも良い走りを見せていた時期がありました。
芝スタートという懸念材料がない分、今回の舞台の方がよりじっくり脚を溜められるのではないでしょうか。
父はアドマイヤコジーンですが、本馬は母父タヤスツヨシのパワーが前面に出ている印象。
このタヤスツヨシのような、ダート適性の高いサンデーサイレンス系の血は当レースと相性抜群。
東京適性が疑問視されて人気が下がるようなら美味しい存在かもしれません。

休み明けになりますが、父がネオユニヴァースゴールスキーも血統的に注目したい1頭。
本馬自身、既にこの舞台でレベルの高い走りを見せていますし、前走の武蔵野Sでも上位との差は僅か。
能力を出し切ることが出来ればここでも通用していいはずです。
鉄砲成績はあまり良くありませんが、調教の動きがそう悪いとも思えず、取捨に迷うところ。

芝のスプリント路線からダートに殴り込んできたドリームバレンチノも評価の難しい馬。
前走の兵庫GTはメンバー的にも当然の圧勝劇でしたが、エスポワールシチーセイクリムズン
テスタマッタら古豪と互角だった2走前のJBCスプリントをどう見るか。
強い馬達に割って入ったと評価するべきか、既に全盛期を過ぎた馬達に割って入ったに過ぎないと考えるべきか、
この辺りはかなり評価が分かれると思います。
芝と同等のレベルで走れるようならば、勿論首位候補と言えますが……。

忘れかけの古豪勢でまだまだやれそうなのは、前述のセイクリムズンテスタマッタ、そしてシルクフォーチュン
中でも注目したいのはシルクフォーチュンでしょうか。
何だか意外な感じがしますが、東京のダート1400mを走るのは2年前の当レース以来。
不向きと思えるスローな流れの中でも快勝したように、この舞台に対する適性は高いはず。
前走のカペラSから斤量が1kg減っているのも大きそうで、一発の香りが漂います。



……いやはや、ここまで書いてきてアレですが、難しいですねぇこのレース。
結論を出すのはまだまだ先になりそうですが、考えるたびに◎が揺れ動く気がします。
毎年このレースでは1頭だけ印が抜けることが多いので、今年は上手く捕まえたいなぁ。

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2013年12月3日(火) 18:00 【ウマニティ】
先週の回顧~☆まんでがんプロ日曜中山9Rで32万オーバーの払戻し!
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先週は、1(日)に阪神競馬場でG1ジャパンカップダートが行われました。それでは、いつものようにレース結果と競馬予想の達人・ウマニティプロ予想家陣のスマッシュヒットを振り返っていきたいと思います。
レース史上最多となるG1馬9頭を含むフルゲート16頭立ての豪華メンバーで迎えたG1ジャパンカップダートは、最後に大外枠テスタマッタが収まってスタート。好発を決めた1番人気ホッコータルマエの内からエスポワールシチーが出ていき、先頭で1コーナーを通過。2番手にホッコータルマエが続き、3番手以下好位にニホンピロアワーズメーデイアインカンテーショングレープブランデークリソライトブライトラインといったところが続き、中団以降はローマンレジェンドワンダーアキュートベルシャザールナイスミーチューソリタリーキングテスタマッタパンツオンファイアの隊列で、最後方からグランドシチーの追走となって向う正面へ。
エスポワールシチーが1馬身ほどのリードで先頭。後続も一団のまま、2番手追走のホッコータルマエを筆頭にエスポワールシチーをぴったりマークし前半1000mを61秒6で通過。外を通って、ブライトラインベルシャザールワンダーアキュートテスタマッタあたりが徐々に押し上げて3コーナーへ。
先団が横に広がって4コーナーを出ると、エスポワールシチーホッコータルマエニホンピロアワーズの1列目3頭の中から、ホッコータルマエが早め先頭に立って残り300m地点を通過。2列目からは、外を回したブライトラインベルシャザールが手応え良く追撃。大外からはワンダーアキュートテスタマッタの中団勢も脚を伸ばします。エスポワールシチーニホンピロアワーズは苦しくなり、代わって単独2番手にはベルシャザール。ラチ沿いで鞍上の必死のゲキに応えるホッコータルマエに対し、完全に脚色優勢のベルシャザールが一気に襲い掛かり、さらに外からはグイグイと伸びてくるワンダーアキュートの影。ゴール直前でベルシャザールが先頭に立ち、懸命に差を詰めるワンダーアキュートも最内のホッコータルマエを交わし2番手まで浮上しますが、ベルシャザールにはクビ差及ばず。ベルシャザールが3連勝でダート界の頂点に立ちました。勝ち時計は1分50秒4(良)。
ホッコータルマエは、2着ワンダーアキュートから1/2馬身差の3着に終わっています。
公認プロ予想家の中では、山崎エリカプロはははふほほほプロサラマッポプロが的中しています。

その他では、☆まんでがんプロ夢月プロ伊吹雅也プロ佐藤洋一郎プロdream1002プロきいいろプロ導師嵐山プロ3連単プリンスプロが活躍を見せています。


☆☆☆注目プロ → ☆まんでがんプロ
1(日)の中山9Rで本命◎ヒメサクラからの馬単&3連複をゲット。計32万3630円払戻しのビッグヒットとなりました!土日トータルでは、回収率122%・収支13万5730円プラスをマークしています。

☆☆☆注目プロ → 山崎エリカプロ
1(日)のG1ジャパンカップダートで◎○の馬連本線的中予想を披露!2000円分の購入で9万7000円の払戻しをマークしています。土日トータルでは、回収率117%を達成。

☆☆☆注目プロ → 伊吹雅也プロ
1(日)の中山12Rで馬連1000円分を的中。払戻しは20万4600円をマークしています!週末2日間では、回収率341%・収支14万4600円プラスを記録。

☆☆☆注目プロ → dream1002プロ
30(土)のG2金鯱賞で本命◎カレンミロティックから3連単200円分的中!11万6980円払戻しのスマッシュヒットを記録しています。週末のトータル成績では、回収率121%・収支15万3150円プラスをマークしました。

☆☆☆注目プロ → 夢月プロ
先週は1(日)の中京5R阪神8Rで、それぞれ21万6000円、12万6000円のスマッシュヒットを記録しています!

☆☆☆注目プロ → 佐藤洋一郎プロ
1(日)の中山8Rで3連単14万1760円馬券を的中!

☆☆☆注目プロ → 導師嵐山プロ
1(日)の中山12Rで馬連を的中!12万2760円を払戻しています。

☆☆☆注目プロ → 3連単プリンスプロ
1(日)の中山8Rで3連単14万1760円馬券を的中しています!

☆☆☆注目プロ → きいいろプロ
30(土)の中山1Rで◎〇馬連一点的中&単勝的中で計10万5700円を払戻しています!

他には、シムーンプロ(114%)が土日回収率100%オーバーの活躍を見せています。
また、先週から舞台を『プロ予想MAX』に移して行われている「ウマニティ・ザ・プロテスト2013」では、げんきちゃんさん(137%)、エムマーボさん(118%)、最後の竜門突破を目指す「ジョア」さん(106%)らが好調予想を披露しています。


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今週はG1・阪神ジュベナイルフィリーズ!競馬予想の達人・ウマニティ公認プロ予想家+プロテスト参加者の予想にご注目下さい。


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2013年11月27日(水) 19:00 本命ドリパス
『競馬』という名の推理小説 ~第261話JCD(謎解き編)~
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第261話 「JCD」


08年 36.7-35.9-36.6 =1.49.2 ▼4△ 1△ 4 平坦戦
09年 36.3-36.5-37.1 =1.49.9 △3▼ 6△11 瞬発戦
10年 35.9-36.4-36.6 =1.48.9 ▼3▼ 2△10 平坦戦 稍重
11年 35.8-37.4-37.4 =1.50.6 ▼1▼ 2△12 平坦戦
12年 35.8-36.6-36.4 =1.48.8 ±0▼10△ 6 瞬発戦

流石にGⅠだけあって中盤で緩むケースは少ない。
昨年は大きな加速が生じたがこれは逃げたエスポワールシチーが向正面で1F11.7秒とかなり速くペースUPしたため3~4コーナーで脚を溜めたせいです。
(脚を溜めたのではなくもう脚がなかった可能性もあります)
中盤(もしくは前半)で速く流れるにも関わらず勝ち馬の4角ポジションは5番手以内というのがこのレース。
当たり前ですがダートGⅠらしいレースということです。
簡単にまとめると「速い流れに追走出来て4コーナーまでには5番手以内に押し上げるスピードもしくは(コーナーワークの)機動力があってラストの直線でもう一段ギアが上げれる馬」というのが勝ち馬になる可能性が高いでしょう。

・4角5番手以内の馬の成績
5-1-3-18 勝率18.5 連対率22.2% 複勝率33.3%
この数字で注目したいのは2着馬は1頭しかいないということ。
つまり前の方で勝ち馬が1頭抜け出すと残りの馬は脚が止まり差し馬が2着に突っ込んでくるというのが過去5年でのパターンということです。
3着馬となると前の馬後ろの馬五分五分ということでしょう。

・着順別人気
1着馬 1~6番人気
2着馬 3~8番人気
3着馬 1~12番人気
大体の傾向として1着馬は人気馬が多く、2着馬は中穴の馬が多く、3着馬は人気薄の馬も来ていて紛れが多い。
3連単などのフォーメーション買いに使える傾向かもしれません。

昨年のコラムから→こちら
・前走4着以内
・休養明け2~4戦
・7歳以上は割り引き
の3項目のデータを重視すると
今年の登録メンバーでは
ソリタリーキングナイスミーチューハートビートソングブライトラインベストウォーリアベルシャザールホッコータルマエメーデイアローマンレジェンド
の9頭が条件をクリアします。
昨年の勝ち馬ニホンピロアワーズは今回休養明けがどうか?
昨年の2着馬ワンダーアキュートや今年地方交流GⅠ連勝中のエスポワールシチーは年齢がどうか?
というところだと思います。

脚質や(予想)人気などを踏まえると勝ち馬候補は
ニホンピロアワーズブライトラインベルシャザールホッコータルマエ
4頭かなと思います。
イチオシはホッコータルマエ
3歳で挑んだ昨年のJCDは3着でしたが以後ダート重賞5連勝GⅠ3勝と確実に地力UP。
ニホンピロアワーズは休養明けの成績が1-3-0-0とパーフェクト連対なので問題ないと思われるが勝ちきれていないのも事実で唯一の1着は未勝利戦でした。
但し、今年の4月に開催されたアンタレスSは休養明けでホッコータルマエの3/4馬身差で2着。
斤量差が2kgあったことを考えれば五分五分の評価とも言えます。
ベルシャザールはダート戦は中京&東京コースのみなので阪神替わりはマイナスとみます。
逆転出来るとすればブライトラインだと思いますが…どうかな?

「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
ホッコータルマエナイスミーチューブライトライン
4角先頭ブライトラインホッコータルマエが直線交わして先頭、最後ナイスミーチューが2着に突っ込んで来るという展開予想で。

(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は岡村信将プロのマイページをご覧下さい。

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2011年10月21日(金) 19:00 ウマニティ編集長
予想のメキキ ~2011年 菊花賞~
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先週当コーナーに登場してもらった“秋華賞キラー”河内一秀さんがやってくれました。「今年も当てます」の宣言通り、1着◎アヴェンチュラ→2着▲キョウワジャンヌ→3着○ホエールキャプチャと、ほぼパーフェクトに近い予想で的中! 有言実行とはまさにこのことですね。いや~、素晴らしい。なんでも河内さんはリアルで大儲けして、毎晩豪遊しているとか(笑)。いや~、うらやましい。ここは「調子のいいヤツに乗れ」ということで、今週の菊花賞の見解も河内さんに聞いちゃいましょう!

■このレースの印象・思い出などはありますか?
かつて京都に住んでいたこともあって淀のGⅠには思い出が多いのですが、1998年のセイウンスカイがそのひとつですね。セイウンスカイにはデビュー直後から注目していて、菊花賞でも自信の本命を打っていました。ただ、馬券的には、セイウンスカイの単勝よりも、スペシャルウィークとの馬連のほうが配当が良いという理由から馬連1点勝負をしていたので、ゴール前ではセイウンスカイではなく、スペシャルウィークの名前を叫ぶ羽目になりました(笑)。

■ズバリ、今年のこのレースの鍵を握る馬は?
馬柱を眺めてみると、逃げそうな馬はサンビームくらいしか見当たりませんが、仮にこの馬が逃げたとしても能力的に足りないので、展開の鍵を握るのは2番手集団ということになるでしょうね。ベルシャザールあたりが積極的なレースを仕掛けてくるかどうかで、流れが大きく変わる可能性があります。

■堅く収まるか、それとも荒れると思いますか?
今年の出走馬は、春のクラシック組が高いレベルで安定している一方で、夏の上がり馬、とくに1000万下を勝ち上がってきた馬のレベルが低いので、人気通りとまではいかなくても、トライアル上位組のなかで決まるとみています。

■とっておきの穴馬を1頭教えてください。
ベルシャザールですね。2006年のアドマイヤジャパンのような積極的なレースができれば、展開の鍵を握るのと同時に、一角崩しの可能性も浮上してくると思います。

リアルでいくらくらい儲けることを目指しますか?
1番人気が一本かぶりになることが確実ですが、裏目の高配当には惑わされずに、しっかりと買い目を絞って勝負するつもりです。秋華賞ほどの配当は期待できませんが、秋の京都を満喫できる程度の儲けは狙っていきます。

三冠達成がかかるオルフェーヴルには逆らえないというのが河内さんの見解のようですね。問題は、点数を絞って勝負するというその相手でしょう。最終結論が気になる方は、日曜日のプロ予想DXをチェックしてください!

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ベルシャザールの口コミ


口コミ一覧
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 先週のオークスは、過去10年のデータが示していた2つのジンクスを覆し、ユーバーレーベンが一冠を奪取しました。

【ジンクス その1】
阪神JF出走 → 桜花賞不出走 0-0-0-9 ※このパターンはまったく通用しない。

 このパターンで出走した2頭の内、阪神JF2着で桜花賞に出走しなかったユーバーレーベンが1着になりました。

【ジンクス その2】
フローラSから出走した馬は2着止まり。フローラS1~3着馬のオークス成績 0-5-2-23

 これまでフローラSの上位入賞馬は、オークスで2着5回、3着2回。この他にフローラS5着のビッシュがオークス3着になっただけでした。ユーバーレーベンはフローラSの3着で出走し、ついにこの路線から初優勝を飾りました。

 この流れから、牡馬のトライアルレース青葉賞経由で出走する馬の快挙を期待できるかもしれません。そこで、キーワードの1つめは『青葉賞』とします。


 とりあえず、青葉賞の上位入賞馬のダービーの成績について関連を見てみます。

【青葉賞とダービーの成績】
過去10年の複勝圏内の30頭でダービーに出走したのは19頭。不出走は11頭です。

不出走馬の内訳は
 青葉賞1着 2頭  2着 0頭  3着 9頭

出走馬の成績 0-2-2-16
2011年ウインバリアシオン新馬戦① 野路菊① ホープフルS不出走→皐月賞不出走→青葉賞1着→⑦ダービー2着
2012年フェノーメノ   新馬戦① ホープフルS7着 500万下1着 弥生賞6着→青葉賞1着→⑥ダービー2着
2017年アドミラブル   新馬戦⑨ 未勝利① アザレア賞1着          青葉賞1着→⑤ダービー3着
2013年アポロソニック  新馬戦⑦ 未勝利① 京成杯13着    山吹賞1着→青葉賞2着→⑦ダービー3着

 上記のように牝馬のトライアルレース(フローラS)に比べ、かなり悲観的な実績しかありません。ダービーに通用するとすれば、青葉賞の前走でも1着になっているか、2歳G1・3歳G2で善戦してきた実績が必要で、青葉賞から出走してくる馬にとって、ダービーはかなり『狭き門』になっているようです。

【今年の青葉賞のレースレベル】
 過去10年に比べて今年の青葉賞のレベルはどうだったのでしょう。

① レースタイム

 過去10年と比べて6番目のタイムです。上がりは34秒台後半で下から3番目です。タイム的にも上がりのペースも平凡で、例年並み以下で見るべきところがありません。しかも、『U指数93.2』は過去最低の評価です。


2分23秒0(34.6) 2020年 晴れ(良) U指数94.7
2分23秒6(35.2) 2017年 晴れ(良) U指数101.6→ダービー3着 アドミラブル
2分24秒2(35.8) 2016年 晴れ(良) U指数97.6
2分24秒4(34.4) 2018年 晴れ(良) U指数97.8
2分25秒0(34.2) 2019年 小雨(稍重)U指数95.4
2分25秒2(34.8) 2021年 小雨(良) U指数93.2←今年のレースタイムとU指数
2分25秒7(34.9) 2012年 晴れ(良) U指数99.1→ダービー2着 フェノーメノ
2分26秒2(34.7) 2013年 晴れ(良) U指数95.6→ダービー3着 アポロソニック
2分26秒5(34.8) 2014年 晴れ(良) U指数94.5
2分26秒9(34.3) 2015年 晴れ(良) U指数93.5
2分28秒8(34.4) 2011年 晴れ(良) U指数94.2→ダービー2着 ウインバリアシオン

② 全出走馬の新馬戦レベル

 全頭数に対する新馬戦1着馬の頭数の割合が27.9%で、過去10年の平均35.5%を下回り、出走馬の質のベースが低かったことが認められます。

新馬戦 1着 5頭(27.9%) 2着 4頭(22.2%) 3着以下 9頭(50.0%) 不出走0頭 総数18頭
新馬戦 1着 60頭(35.5%) 2着 33頭(19.5%) 3着以下 76頭(45.0%) 不出走3頭 総数169頭

③仕上がりの早さ・成長の高さの目安1(デビュー2戦目)

 新馬戦勝ちの次の2戦目にどんなグレードのレースを選択し、その成績の如何によって厩舎の期待の大きさや能力の一端が垣間見られると思います。

過去10年と比べると今年は、1着馬と3着馬が新馬戦2着だったため、2戦目は未勝利勝ちと未勝利3着で、2戦目のレベルは低いと言わざるを得なく、青葉賞2着馬だけが重賞で掲示板(サウジアラビアRC5着)をようやく確保していたという状態です。

 これは、2016年と2015年の上位3頭すべてが未勝利戦だった2回(年)に次ぐ低レベルの成績です。レース全体(出走馬全体)のレベルは決して大きな期待を持てるレベルではありませんが、未勝利勝ちで2頭がダービーで3着になっています。

今回、青葉賞からは1着になったワンダフルタウンが出走してきますが、2歳時に重賞(京都2歳S)と青葉賞を2連勝で臨んでくる以上、3着以上の可能性は残っていると思われます。


④ 仕上がりの早さ・成長の高さの目安2(ホープフルS出走馬の参戦)

 この項目は、唯1頭青葉賞から参戦してくるワンダフルタウンがホープフルSに出走していませんので、割愛します。

 とはいいながら、ホープフルSに出走経験があってダービーに出走してくる皐月賞2着・5着・15着の3頭と比較してみると、2歳の時点で、これら3頭のホープフルSのレースタイムよりも1秒2から1秒7も速いタイムで、ワンダフルタウンが芝2000m重賞のタイトルを獲得しているのは事実です。

 さらに付け加えるなら、皐月賞で無敗の1冠馬になったエフフォーリアが2歳時に共同通信杯1着で記録したタイムを、未勝利戦ではありますが、1秒1も速い1分46秒5の2歳レコードでワンダフルタウンは勝ち上がっています。

これら2つの事実を踏まえ、青葉賞のレースレベルに対する評価の判断を加えて、ダービーの予想する必要があると思います。


 さて、トライアルレースについての分析は、そろそろ終わりにして、ダービーのデータを分析していきたいと思います。

【過去10年間のダービーについて】

1.『ダービー』過去10年間の成績

2020年 1着 1人気 →2着 2人気 →3着 10人気
着順 馬 名     新馬成績 2走目成績  ホープフルS出走 皐月賞出走 前走成績 レース経験数     
1着コントレイル    新馬戦① 東スポ2歳① ホープフルS1着→皐月賞1着→(直行) →⑤当該レース
2着サリオス      新馬戦① サウジRC① 朝日杯FS1着 →皐月賞2着→(直行) →⑤当該レース
3着ヴェルトライゼンデ 新馬戦① 萩S(L)①  ホープフルS2着→皐月賞8着→(直行) →⑥当該レース

新馬戦 1着 10頭  2着 3頭  3着以下5頭 

    ホープフルS不出走→皐月賞 出走 0-1-0-8 サリオス
    ホープフルS不出走→皐月賞不出走 0-0-0-4

    ホープフルS 出走→皐月賞 出走 1-0-1-2 コントレイル、ヴェルトライゼンデ
    ホープフルS 出走→皐月賞不出走 0-0-0-1


2019年 1着 12人気 →2着 3人気 →3着 2人気
1着ロジャーバローズ 新馬戦① 紫菊賞② ホープフルS不出走→皐月賞不出走→京都新聞杯2着→⑥当該レース
2着ダノンキングリー 新馬戦① ひいらぎ賞① ホープフルS不出走→皐月賞3着→(直行)→⑤当該レース
3着ヴェロックス   新馬戦① 野路菊S②  ホープフルS不出走→皐月賞2着→(直行)→⑦当該レース

新馬戦 1着 8頭  2着 6頭  3着以下3頭 不出走1頭

    ホープフルS不出走→皐月賞 出走 0-1-1-6 ダノンキングリー、ヴェロックス
    ホープフルS不出走→皐月賞不出走 1-0-0-6 ロジャーバローズ

    ホープフルS 出走→皐月賞 出走 0-0-0-3
    ホープフルS 出走→皐月賞不出走 0-0-0-0


2018年 1着 5人気 →2着 4人気 →3着 16人気
1着ワグネリアン    新馬戦① 野路菊S① ホープフルS不出走→皐月賞7着→(直行)→⑥当該レース
2着エポカドーロ    新馬戦③ 未勝利①  ホープフルS不出走→皐月賞1着→(直行)→⑥当該レース
3着コズミックフォース 新馬戦③ 未勝利①  ホープフルS不出走→皐月賞不出走→プリンシパル1着→⑥当該レース

新馬戦 1着 10頭  2着 2頭  3着以下6頭 

    ホープフルS不出走→皐月賞 出走 1-1-0-5 ワグネリアン、エポカドーロ
    ホープフルS不出走→皐月賞不出走 0-0-1-6 コズミックフォース

    ホープフルS 出走→皐月賞 出走 0-0-0-3
    ホープフルS 出走→皐月賞不出走 0-0-0-1


2017年 1着 2人気 →2着 3人気 →3着 1人気
1着レイデオロ     新馬戦① 葉牡丹① ホープフル1着→皐月賞5着→(直行)→⑤当該レース
2着スワーヴリチャード 新馬戦② 未勝利① ホープフル不出走→皐月賞6着→(直行)→⑥当該レース
3着アドミラブル    新馬戦⑨ 未勝利①アザレア1着ホープフルS不出走→皐月賞不出走 青葉賞1着→⑤当該レース

新馬戦 1着 9頭  2着 2頭  3着以下6頭 不出走1頭

    ホープフルS不出走→皐月賞 出走 0-1-0-9 スワーヴリチャード
    ホープフルS不出走→皐月賞不出走 0-0-1-6 アドミラブル

    ホープフルS 出走→皐月賞 出走 1-0-0-0 レイデオロ
    ホープフルS 出走→皐月賞不出走 0-0-0-0


2016年 1着 3人気 →2着 2人気 →3着 1人気
1着マカヒキ      新馬戦① 若駒S① ホープフルS不出走→皐月賞2着→(直行)→⑤当該レース
2着サトノダイヤモンド 新馬戦① 500万下①ホープフルS不出走→皐月賞3着→(直行)→⑤当該レース
3着ディーマジェスティ 新馬戦② 未勝利②① ホープフルS取消→皐月賞1着→(直行)→⑦当該レース

新馬戦 1着 10頭  2着 6頭  3着以下2頭 

    ホープフルS不出走→皐月賞 出走 1-1-1-5 マカヒキ、サトノダイヤモンド、ディーマジェスティ
    ホープフルS不出走→皐月賞不出走 0-0-0-9

    ホープフルS 出走→皐月賞 出走 0-0-0-0
    ホープフルS 出走→皐月賞不出走 0-0-0-1


2015年 1着 1人気 →2着 5人気 →3着 3人気
1着ドゥラメンテ  新馬戦② 未勝利① ホープフルS不出走→皐月賞1着→(直行)→⑥当該レース
2着サトノラーゼン 新馬戦③ 未勝利②②③①ホープフルS不出走→皐月賞不出走→京都新聞杯1着→⑩当該レース
3着サトノクラウン 新馬戦① 東スポ①   ホープフルS不出走→皐月賞6着→(直行)→⑤当該レース

新馬戦 1着 7頭  2着 3頭  3着以下8頭 

    ホープフルS不出走→皐月賞 出走 1-0-1-6 ドゥラメンテ、サトノクラウン
    ホープフルS不出走→皐月賞不出走 0-1-0-6 サトノラーゼン

    ホープフルS 出走→皐月賞 出走 0-0-0-1
    ホープフルS 出走→皐月賞不出走 0-0-0-2


2014年 1着 3人気 →2着 1人気 →3着 12人気
1着ワンアンドオンリー 新馬戦⑫ 未勝利②① ホープフルS不出走→皐月賞4着→(直行)→⑨当該レース
2着イスラボニータ   新馬戦① 新潟2歳② ホープフルS不出走→皐月賞1着→(直行)→⑦当該レース
3着マイネルフロスト  新馬戦① コスモス① ホープフルS不出走→皐月賞不出走→青葉賞6着→⑧当該レース

新馬戦 1着 6頭  2着 3頭  3着以下8頭 

    ホープフルS不出走→皐月賞 出走 1-1-0-5 ワンアンドオンリー、イスラボニータ
    ホープフルS不出走→皐月賞不出走 0-0-1-8 マイネルフロスト

    ホープフルS 出走→皐月賞 出走 0-0-0-1
    ホープフルS 出走→皐月賞不出走 0-0-0-0
     ※取消ウインフルブルーム


2013年 1着 1人気 →2着 3人気 →3着 8人気
1着キズナ     新馬戦① 500万下① ホープフルS不出走→皐月賞不出走→京都新聞杯1着→⑦当該レース
2着エピファネイア 新馬戦① 京都2歳S① ホープフルS不出走→皐月賞2着→(直行)→⑥当該レース
3着アポロソニック 新馬戦⑦ 未勝利① ホープフルS不出走→皐月賞不出走→山吹賞1着→青葉賞2着→⑦当該レース

新馬戦 1着 13頭  2着 2頭  3着以下3頭 

    ホープフルS不出走→皐月賞 出走 0-1-0-7 エピファネイア
    ホープフルS不出走→皐月賞不出走 1-0-1-7 キズナ、アポロソニック

    ホープフルS 出走→皐月賞 出走 0-0-0-1
    ホープフルS 出走→皐月賞不出走 0-0-0-0


2012年 1着 3人気 →2着 5人気 →3着 7人気

1着ディープブリランテ 新馬戦① 東スポ2歳① ホープフルS不出走→皐月賞3着→(直行)→⑥当該レース
2着フェノーメノ    新馬戦① ホープフルS⑦→皐月賞不出走→青葉賞1着→⑥当該レース
3着トーセンホマレボシ 新馬戦② 未勝利②① ホープフルS不出走→皐月賞不出走→京都新聞杯1着→⑦当該レース

新馬戦 1着 12頭  2着 2頭  3着以下4頭 

    ホープフルS不出走→皐月賞 出走 1-0-0-8 ディープブリランテ
    ホープフルS不出走→皐月賞不出走 0-0-1-7 トーセンホマレボシ

    ホープフルS 出走→皐月賞 出走 0-0-0-0
    ホープフルS 出走→皐月賞不出走 0-1-0-0 フェノーメノ


2011年 1着 1人気 →2着 10人気 →3着 8人気
1着オルフェーヴル   新馬戦① 芙蓉S② ホープフルS不出走→皐月賞1着→(直行)→⑦当該レース
2着ウインバリアシオン 新馬戦① 野路菊① ホープフルS不出走→皐月賞不出走→青葉賞1着→⑦当該レース
3着ベルシャザール   新馬戦① 萩S①  ホープフルS1着 →皐月賞11着→⑦当該レース

新馬戦 1着 10頭  2着 6頭  3着以下2頭 

    ホープフルS不出走→皐月賞 出走 1-0-0-7 オルフェーヴル
    ホープフルS不出走→皐月賞不出走 0-1-0-6 ウインバリアシオン

    ホープフルS 出走→皐月賞 出走 0-0-1-2 ベルシャザール
    ホープフルS 出走→皐月賞不出走 0-0-0-0


10年間の成績データをまとめると

【新馬戦とダービーの成績について】
新馬戦 1着95頭   2着35頭   3着以下47頭 不出走2頭 出走総数179頭 (取消1頭)
8-7-5-75  1-1-2-31  1-2-3-41  
勝率  8.4%(8/95)  2.9%(1/35) 2.1%(1/47)
連対率 15.8%(15/95)  5.7%(2/35)  6.4%(3/47)
複勝率 21.1%(20/95)  11.4%(4/35) 12.8%(6/47)


 2つ目のキーワードは『新馬戦1着馬』。

3歳世代の最強を決めるレースだけあって、出走馬は早くからその能力を発揮しています。その一端が新馬戦勝ちの出走の割合が高いことから窺われます。

 10年間でダービーに出走したのは、出走を取り消したウインフルブルームを除く179頭。このうち、新馬戦勝ちしていたのは全出走馬の53.1%(95頭)を占めています。

 この中から10年間で8頭(回)がダービー馬の称号を手に入れています。今年出走を予定している馬の新馬戦成績と比較してみると

過去10年    新馬1着 95頭(53.1%)  2着 35頭(19.6%)  3着以下 47頭(23.6%) 
今年(最終登録時) 新馬1着 14頭(77.8%)  2着 2頭(11.1%)  3着以下 2頭(11.1%)

今年は最終登録時点で、新馬1着が過去最多の14頭が出走を予定していました。その内の1頭、ダノンザキッドが骨折で回避してしまいましたが、これまでの最多出走と同じで13頭が出走します。

13頭が新馬戦1着だった2013年は、新馬1着だったキズナが優勝しています。ちなみに、この年は『1着 1人気 →2着 3人気 →3着 8人気 』と比較的平穏な結果で、3着は青葉賞2着のアポロソニックでした。


 では、新馬戦1着馬の多寡によってダービーの結果にどのような傾向があるか、まとめてみます。

1. 新馬勝ちの3頭でダービー1~3着を独占した3回は   新馬1着の参戦数は10頭・8頭・10頭
2. 新馬戦1着馬がダービー8勝で、2着以下になった2回は 新馬1着の参戦数は6頭・7頭
3. 新馬1着の参戦が多い年には『青葉賞』が絡む傾向?   多い年は青葉賞から参戦馬の複勝圏入りが目立つ。

   2013年 新馬戦1着13頭 3着アポロソニック    ホープフルS不出走→皐月賞不出走→青葉賞2着
   2012年 新馬戦1着12頭 2着フェノーメノ    ホープフルS7着 →皐月賞不出走→青葉賞1着
   2011年 新馬戦1着10頭 2着ウインバリアシオン ホープフルS不出走→皐月賞不出走→青葉賞1着
   2020年 新馬戦1着10頭 ( 青葉賞経由の上位入賞無し )
   2018年 新馬戦1着10頭 ( 青葉賞経由の上位入賞無し ) 
   2016年 新馬戦1着10頭 ( 青葉賞経由の上位入賞無し ) 

※青葉賞からダービーに出走した馬の過去10年間の成績は 0-2-2-16 。同じトライアルレースのフローラSよりもG1では不振です。僅か4回しか青葉賞絡みの複勝圏内入りがないにもかかわらず、その内3回が新馬戦1着馬の参戦数が多い順に、1番目から3番目の年に、青葉賞を経由した馬が複勝入りを達成しているのです。

今年は、新馬戦1着馬が最多数タイの出走になりますので、これまで述べてきた傾向から、ダービーの複勝圏内に新馬戦1着の馬が2頭以上入ってくる可能性と、青葉賞経由の馬が複勝圏内に入ってくる可能性が高いと思われます。

 牝馬クラシックでは、あれほど勝てなかったフローラSからの出走馬がオークス馬に輝きました。牡馬クラシックも、これにシンクロして、青葉賞から出走するワンダフルタウンに栄冠のチャンスが回ってきそうな予感がします。

 ただし、新馬戦1着の参戦が1番少なかった年にも、わずか1回だけではありますが、青葉賞から複勝圏内に入っていることは、例外?としてお伝えしておきます。

   2014年 新馬戦1着 6頭 3着マイネルフロスト  ホープフルS不出走→皐月賞不出走→青葉賞6着


 新馬戦1着馬の出走頭数とダービーの成績の傾向をまとめると、新馬戦1着馬の10年間平均出走頭数は9.5頭です。この平均に近い頭数では、1着から3着まで『新馬戦1着馬』が独占する可能性が高まります。(過去に3回あり)

 新馬戦1着馬の出走頭数が多くなると、3頭で独占することはなくなりますが、新馬戦1着馬がダービー馬になる可能性が高まります。

 逆に、新馬戦1着馬の出走頭数が平均を下回ると、新馬戦1着以外の馬がダービー馬の栄冠に輝く可能性が高まっています。データ(実績)がその傾向を示していることを意識して予想することも必要です。


 とは言いながら、今年の新馬戦1着馬は出走馬の76.4%(13頭)と大多数を占めているので、その中から有力馬を選択するための視点を明確にしたいものです。


 そこで、先週のオークスと同様に、2歳時の中距離G1と3歳G1の出走の有無によるダービーの成績をパターン別に分析して、有力馬選択のベースにしたいと考えます。

 3つ目のキーワードは『ホープフルS・皐月賞の出走の有無』

【ホープフルS・皐月賞の出走有無別成績】     
ホープフルS出走馬 2-1-2- 18  
勝率  8.7%(2/23頭)  20.0% (2/10年)
連対率 13.0%(3/23頭)  30.0% (3/10年) 
複勝率 21.7%( 5/23頭)  40.0% (4/10年) 

ホープフルS不出走 8-9-8-131
勝率  5.1%(8/156頭)  80.0% (8/10年)
連対率 11.9%(17/156頭) 100.0% (10/10年) 
複勝率 16.0%(25/156頭) 100.0% (10/10年) 

 ホープフルSはこの10年間でレースの格がOP(1年)→G2(5年)→G1(4年)と、目まぐるしく変化しています。しかし、距離適性を優先して意識的にダービーを目指していることに変わりはないので、敢えて区分することなく10年間を一体的に見ています。

 ホープフルS出走馬と不出走馬の出走数の割合は、10年間で 23:156 と、出走馬の方が12.8%で圧倒的に少ないので不出走馬の8勝に対して、2勝と分が悪いような印象を持ちます。

 しかし、それぞれの出走数に対する勝率で比較すると、ホープフルS出走馬8.7%に対して不出走馬5.1%となり、ホープフルS出走馬の方が優秀です。

 同様に、連対率と複勝率でも、ホープフルS出走馬の方が確実に上回っていることは間違いありません。

 ホープフルS経由からの出走は平均2.3頭で、2-1-2- 18 の成績を挙げていることは能力が高いことの成せる業と言えるのではないでしょうか。

 これまでは、ホープフルS出走馬がダービーの複勝圏内に1頭ずつしか入らなかったのですが、昨年は過去最高の5頭が参戦して1着と3着になり、複勝圏内に初めて複数頭が入ったことを覚えておきたいと思います。


 では、次に皐月賞出走の有無によるダービーの成績はどうなっているか見ていきます。


皐月賞 出走馬 8-7-5-79   
勝率  8.1%(8/99頭) 80.0% (8/10年)
連対率 15.2%(15/99頭)100.0% (10/10年) 
複勝率 20.2%(20/99頭)100.0% (10/10年) 

皐月賞 不出走 2-3-5-70
勝率  2.5%(2/80頭) 20.0% (2/10年)
連対率 6.3%(5/80頭) 50.0% (5/10年) 
複勝率 12.5%(10/80頭) 80.0% (8/10年)

皐月賞出走馬と不出走馬の出走数の割合は、10年間で 99:80 と、僅かに出走馬の方が多いだけですが、8勝するなど不出走馬を圧倒しています。やはり、3歳クラシックの第1弾に出走するだけあって、その能力は相当高いものであることを示しています。

 ところが、皐月賞出走馬だけでダ-ビーの上位を独占したのは、わずか2回(年)だけなのです。さすがに皐月賞の出走馬が全く複勝圏内に入らなかった年はありませんが、1頭のみの年も2回ありました。


 ホープフルSと皐月賞を個別に比較すると上記のような結果になっています。


 ホープフルS出走馬と皐月賞の出走を関連付けた4つのパターンに順位付けをすると

【ダービー上位入賞の着度数による順位】
1位 ホープフルS不出走 → 皐月賞 出走 6-7-3-66
2位 ホープフルS不出走 → 皐月賞不出走 2-2-5-65 
3位 ホープフルS 出走 → 皐月賞 出走 2-0-2-13
4位 ホープフルS 出走 → 皐月賞不出走 0-1-0-5

 これを、各パターンの出走頭数に対する勝率で順位付けし直すと

【パターン別勝率による順位】
1位 ホープフルS 出走 → 皐月賞 出走 勝率11.8%(2/17頭) 連対率11.8%(2/17頭) 複勝率23.5%(4/17頭)
2位 ホープフルS不出走 → 皐月賞 出走 勝率 7.3%(6/82頭) 連対率15.9%(13/82頭) 複勝率19.5%(16/82頭)
3位 ホープフルS不出走 → 皐月賞不出走 勝率 2.7%(2/74頭) 連対率 5.4%(4/74頭) 複勝率12.2%(9/74頭)
4位 ホープフルS 出走 → 皐月賞不出走 勝率 0.0%(0/ 6頭) 連対率16.7%(1/6頭) 複勝率16.7%(1/6頭)

 皐月賞に出走した馬の中で、ホープフルSにも出走した馬を中心に予想をしたいと思います。

 予想するに当たって、次の9点を再度確認しておきたいです。

① 新馬戦1着の出走数が過去最多13頭タイ(最終登録時は14頭)
② 新馬戦1着の出走数が平均より多い年は、新馬戦1着馬が1着になる確率が高くなる。
③ 新馬戦1着の出走数が平均より多い年は、青葉賞経由の馬が複勝圏に入る確率が高くなる。
④ 新馬戦1着の出走数が平均より多い年は、新馬戦1着馬だけで1着から3着まで独占する確率は低くなる。
⑤ 新馬戦1着の出走数が平均より多い年は、皐月賞経由馬だけで1着から3着まで独占する確率は低くなる。
⑥ 着度数1位のパターンは、『ホープフルS不出走 → 皐月賞 出走』で、6勝2着7回3着3回。
⑦ パターン別の勝率1位は、『ホープフルS 出走 → 皐月賞 出走』で、勝率11.8%(2/17頭)
⑧ パターン別の連対率1位は『ホープフルS不出走 → 皐月賞 出走』で、連対率15.9%(13/82頭)
⑨ パターン別の複勝率1位は『ホープフルS 出走 → 皐月賞 出走』で、複勝率23.5%(4/17頭)


 以上を踏まえて印を打てそうな馬は※印の10頭になるわけですが・・・ (-_- )?

※1.エフフォーリア   新馬① 百日草①  ホープフルS不出走→皐月賞1着→( 直行 )→⑤当該レース
 2.ヴィクティファルス 新馬① 共同通信② ホープフルS不出走→皐月賞9着→( 直行 )→⑤当該レース
 3.タイムトゥへヴン  新馬④ 未勝利④① ホープフルS不出走→皐月賞不出走→NHKマイル6着→⑧当該レース
※4.レッドジェネシス  新馬③ 未勝利③④①ホープフルS不出走→皐月賞不出走→京都新聞杯1着→⑧当該レース
※5.ディープモンスター 新馬① エリカ賞② ホープフルS不出走→皐月賞7着 →( 直行 )→⑥当該レース
※6.バジオウ      新馬② 未勝利③① ホープフルS不出走→皐月賞不出走→プリンシパル1着→⑦当該レース
※7.グラティアス    新馬① 京成杯①  ホープフルS不出走→皐月賞6着→( 直行 )→④当該レース
※8.ヨーホーレイク   新馬① 紫菊賞①  ホープフルS3着 →皐月賞5着 →( 直行 )→⑥当該レース
 9.ラーゴム      新馬① アイビー② ホープフルS不出走→皐月賞13着 →( 直行 )→⑥当該レース
?10.シャフリヤール   新馬① 共同通信③ ホープフルS不出走→皐月賞不出走→毎日杯1着→④当該レース
※11.ステラヴェローチェ 新馬① サウジRC①ホープフルS不出走→皐月賞3着→( 直行 )→⑥当該レース
※12.ワンダフルタウン  新馬② 未勝利①  ホープフルS不出走→皐月賞不出走→青葉賞1着 →⑥当該レース
 13.グレートマジシャン 新馬① セントポーリア① ホープフルS不出走→皐月賞不出走→毎日杯2着→④当該レース
※14.タイトルホルダー  新馬① 東スポ2歳② ホープフルS4着→皐月賞2着→( 直行 )→⑥当該レース
 15.アドマイヤハダル  新馬① アイビー④ ホープフルS不出走→皐月賞4着→( 直行 )→⑥当該レース
※16.サトノレイナス   新馬① サフラン① 阪神JF2着    →桜花賞2着→( 直行 )→⑤当該レース
 17.バスラットレオン  新馬① 札幌2歳S③ホープフルS不出走→皐月賞不出走→NHKマイル中止→⑨当該レース

 除外ダノンザキッド   新馬① 東スポ2歳① ホープフルS1着→皐月賞15着→( 直行 )→⑥当該レース

 
今年の出走馬で印を打てそうな馬は、※印の10頭になるわけですが・・・ (-_- )?



 やはり、青葉賞経由の『12.ワンダフルタウン』は、過去10年間のデータからは着度数では第2位の「 ホープフルS不出走 → 皐月賞不出走 2-2-5-65」パターンですが、牝馬のフローラSと同様に、そろそろ『青葉賞からはダービー2着止まり』のジンクスが破れるような気がして、ある程度重い印を打ちたいと思っています。

 特に『12.ワンダフルタウン』は、2歳未勝利ではありますが、芝1800mを2歳レコード勝ちしています。

 このタイムをダービー出走馬で上回っているのは、毎日杯で1着になった『10.シャフリヤール』の1分43秒9と同タイム2着になった『13.グレートマジシャン』の2頭だけです。

 こちらもレコード勝ちですが、3歳レコードであることと、ワンダフルタウンは出走時期が8カ月も早い7月に叩き出していたという事実です。

 本命視されている推定1番人気の『1.エフフォーリア』も芝1800mの共同通信杯で1着になっていますが、そのタイムは1分47秒6で、その6ヵ月半前に1秒1も速いタイムで勝っているのは並の馬では不可能です。

 また、芝2000mの新潟2歳Sでも、ホープフルSのレースタイムより1秒2速いタイムで勝っていることも冒頭で述べたとおりです。

 これは、同レースで3着になった『8.ヨーホーレイク』より1秒5、4着になった『14.タイトルホルダー』とは1秒7も速いタイムで『12.ワンダフルタウン』が勝ち上がったということです。

 この時2着だった『9.ラーゴム』には、0.1秒差の3/4馬身先着しています。ラーゴムが次走で、きさらぎ賞1着になっていますので、この勝利も価値が高いと思っています。

 ワンダフルタウンは2歳の夏競馬から力を示していますが、青葉賞でも重賞2連勝でダービーに臨みますので、決して早熟ではありません。現時点でも成長をし続けていると思いますので、データ分析で述べてきたことにこだわって、『12.ワンダフルタウン』に重い印を打ちたいと思います。



○1.エフフォーリア   新馬① 百日草①  ホープフルS不出走→皐月賞1着→( 直行 )→⑤当該レース
 2.ヴィクティファルス 新馬① 共同通信② ホープフルS不出走→皐月賞9着→( 直行 )→⑤当該レース
 3.タイムトゥへヴン  新馬④ 未勝利④① ホープフルS不出走→皐月賞不出走→NHKマイル6着→⑧当該レース
△4.レッドジェネシス  新馬③ 未勝利③④①ホープフルS不出走→皐月賞不出走→京都新聞杯1着→⑧当該レース
△5.ディープモンスター 新馬① エリカ賞② ホープフルS不出走→皐月賞7着 →( 直行 )→⑥当該レース
×6.バジオウ      新馬② 未勝利③① ホープフルS不出走→皐月賞不出走→プリンシパル1着→⑦当該レース
×7.グラティアス    新馬① 京成杯①  ホープフルS不出走→皐月賞6着→( 直行 )→④当該レース
△8.ヨーホーレイク   新馬① 紫菊賞①  ホープフルS3着 →皐月賞5着 →( 直行 )→⑥当該レース
注9.ラーゴム      新馬① アイビー② ホープフルS不出走→皐月賞13着 →( 直行 )→⑥当該レース
?10.シャフリヤール   新馬① 共同通信③ ホープフルS不出走→皐月賞不出走→毎日杯1着→④当該レース
△11.ステラヴェローチェ 新馬① サウジRC①ホープフルS不出走→皐月賞3着→( 直行 )→⑥当該レース
◎12.ワンダフルタウン  新馬② 未勝利①  ホープフルS不出走→皐月賞不出走→青葉賞1着 →⑥当該レース
 13.グレートマジシャン 新馬① セントポーリア① ホープフルS不出走→皐月賞不出走→毎日杯2着→④当該レース
△14.タイトルホルダー  新馬① 東スポ2歳② ホープフルS4着→皐月賞2着→( 直行 )→⑥当該レース
 15.アドマイヤハダル  新馬① アイビー④ ホープフルS不出走→皐月賞4着→( 直行 )→⑥当該レース
▲16.サトノレイナス   新馬① サフラン① 阪神JF2着    →桜花賞2着→( 直行 )→⑤当該レース
 17.バスラットレオン  新馬① 札幌2歳S③ホープフルS不出走→皐月賞不出走→NHKマイル中止→⑨当該レース


 2年連続ダービーで無敗の2冠馬の誕生を期待する気持ちもありますが、牝馬と同様に以下に示すジンクスを破って『12.ワンダフルタウン』には金的を射止めて欲しいと願います。

ジンクス1 新馬戦1着馬の出走数が多い年は、新馬戦1着馬がダービーでも1着になる。
※ワンダフルタウンは新馬戦2着

ジンクス2 青葉賞から参戦する馬は2着止まり。

データにとらわれ過ぎてはいけませんが、軽視することもできないので、総合的に判断するとこんな感じの予想になってしまいました。

 データを信じるか信じないかは自分次第!

これでなんとか的中しますよう 幸運を祈ります。

 TERAMAGAZI 2015年12月4日(金) 19:42
タルマエとリッキーの年度代表馬争い! 
閲覧 555ビュー コメント 0 ナイス 21

タルマエとリッキーの年度代表馬争い!

「G1チャンピオンズカップ」
昨年からジャパンカップダートを名称変更、中京1800mにしてダートG1レースにしました。
左回りに変更したので北米の強豪参戦を期待しましたが、招待レースも止めたし、
アメリカ競馬最大の祭典ブリーダーズカップと日程が近いのでまるで無意味な改革。

競馬ファンなら誰もがBCカップを勝つような一流外国ダート馬との対戦を観たいでしょうに。

ダートは芝と違って脚への負担が少ない(日本は高速馬場で故障しやすい)ので
実績のある高齢馬が長い活躍をします。
(そのため賞金が多い高齢馬が多く、イキの良い若馬が重賞で除外になる弊害がある)

ワンダーアキュートは今年で5年連続出走(2着、2着、2着、4着、?)
エスポワールシチーは4年連続(1着、3着、10着、7着)
トランセンド(1着、1着、16着)、ニホンピロアワーズ(9着、1着、5着、?)
(※ジャパンカップダート時代も含む)

当レースはリピーターの来るレース。
ホッコータルマエ、ナムラビクター、ローマンレジェンドと昨年の1~3着馬が揃って出走。
(ワンダーアキュートも4着なのでまだまだ衰えはない)

2013年、ホッコータルマエはG1/Jpn1を5勝した。
しかし最重要JRAG1であるジャパンカップダートで直接対決したベルシャザールの3着に負けた結果、「JRA最優秀ダートホース」の栄冠はG1を1勝してしていないベルシャザールのものとなった。
ホッコータルマエ陣営の悔しさは筆舌に尽くしがたいものがあっただろう。

「交流Jpn1を何勝してもJRAG1を勝たなきゃダメなんだ」

2014年ホッコータルマエは、チャンピオンズカップでその年のフェブラリーS馬コパノリッキーを破り念願の「JRA最優秀ダートホース」に輝いた。

これでホッコータルマエに残された野望はG1/Jpn1・9勝の最多記録
ヴァーミリアン、エスポワールシチーを抜くことだけ。

そして6月の帝王賞を勝ち、G1/Jpn1・9勝めを戴冠。
ここを勝てば、念願の最多G1/Jpn1・10勝馬になり歴史に名を残せる。

果たしてホッコータルマエは勝てるのか?

ただどうもタルマエ陣営は力が入りすぎているよう気がするのです。
ポカもあるけど軽い気持ちでG1フェブラリーS連覇したコパノリッキーに
アッサリ負けそうな予感が。
(さすがに3着は外さないでしょうが)

---------------------

◎7コパノリッキー
〇13ホッコータルマエ
▲1ノンコノユメ
注サウンドトゥルゥー
爆6ナムラビクター
△8ダノンリバティ
△16ロワジャルダン
△9ローマンレジェンド

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 TERAMAGAZI 2015年5月31日() 04:00
【日本ダービー】ドゥラメンテは母アドマイヤグルーヴの無念... 
閲覧 664ビュー コメント 0 ナイス 3

【日本ダービー】ドゥラメンテは母の無念を晴らし3冠馬になる

【先週の回顧】
やっぱり馬券は『当てに』行っちゃダメですね。バッティングと同じ(笑)

オークス(優駿牝馬)。3連複、枠連ともに的中しましたが、余計な目を買いすぎました。
やはり東京の根幹距離(マイルを基本とした1600m、2000m、2400m)のディープは強いですね。
5頭出走の内2頭が来ましたから。

収​支​詳​細と回収率​は​
​【ブッチNEWS】の連載コラム(毎週土曜)
『TERAMAGAZINEの鋭すぎる競馬予想・出張版』
http://bucchinews.com/keywords/TERAMAGAZINE%E3%81%AE%E9%8B%AD%E3%81%99%E3%81%8E%E3%82%8B%E7%AB%B6%E9%A6%AC%E4%BA%88%E6%83%B3

をご覧下さい!


【今週のレース予想】
「G1日本ダービー(東京優駿)」

皐月賞1着ドゥラメンテと2着リアルスティールの2強状態。

先週のオークスと違って人気、実力、実績がハッキリしています。
しかもダービーは実はカタい(人気が最重要事項)G1です。

ミスターシービーが勝った83年から昨年のワンアンドオンリーまでの過去32頭のダービー馬の内、
実に28頭が3番人気以内です(過去32年で例外は4頭だけ)

4人気メリーナイス(1人気は87年スプリングS、直線20馬身差での伝説の追い込みマティリアル!)
https://www.youtube.com/watch?v=adaubj0Foz0

2戦2勝のキャリア2戦で日本のラムタラと呼ばれた96年7人気フサイチコンコルド
(1人気ダンスインザダーク)
https://www.youtube.com/watch?v=wz_fjKAk2F0

皐月賞を11人気で逃げ切ったが完全にフロック視されていた97年6人気サニーブライアン
(1人気メジロブライト)
https://www.youtube.com/watch?v=u_vqJTRyoRY

10年7人気エイシンフラッシュ
(1人気は5連勝で皐月賞馬のヴィクトワールピサ)
https://www.youtube.com/watch?v=azJrqATaF4o


エイシンフラッシュの7人気は京成杯1着→皐月賞3着なのに過小評価過ぎでしょう。
同期にヴィクトワールピサ(後のドバイワールドカップ優勝馬)、青葉賞圧勝のペルーサ、バラ一族ローズキングダム、ヒルノダムール(後の天皇賞馬)、ルーラーシップなどタレント揃いでしたから仕方なかったのでしょうか。

---------------------------------------------

◆前走◆過去10年

皐月賞  【7・5・5】

京都新聞杯【1・1・1】

NHKマイルC【1・1・1】

青葉賞  【0・3・2】

プリンシパルS 【0・0・1】

----------------------------------------------

皐月賞組が圧倒的ですが、皐月賞の着順はほとんどが4着以内です。

例外は、17頭中4頭だけ

08年 皐月賞9着→ダービー2着 スマイルジャック

09年 皐月賞14着→ダービー1着 ロジユニヴァース(不良)

09年 皐月賞13着→ダービー2着 リーチザクラウン(不良)

11年 皐月賞11着→ダービー3着 ベルシャザール(不良)

----------------------------------------------

「不良馬場だったから紛れがあった」という解釈も出来ますが、
巻き返した4頭の全てが皐月賞大敗の前走重賞で連対しているのです。

----------------------------------------------

スマイルジャック スプリングS1着

ロジユニヴァース 弥生賞1着

リーチザクラウン きさらぎ賞1着

ベルシャザール スプリングS2着

----------------------------------------------

今年巻き返せる可能性があるのは、下記の2頭。

毎日杯1着ミュゼエイリアン

弥生賞1着サトノクラウン

----------------------------------------------

『ダービーはダービー馬にふさわしい馬が勝つ』

(桜花賞の時、レッツゴードンキのような『珍名馬は勝てない』と言ったことは反省してます)

今年のダービー馬はドゥラメンテかリアルスティールで間違いなし。

馬券を当てたい(プラス)なら、ドゥラメンテとリアルスティールの単勝を
トリガミにならない割合での2点買い。

または、2頭のワイド1点勝負をおススメします
(2倍つくのかな?あ、馬連は危険ですよ)

でもそれじゃ面白くないので、3連単、3連複の買い目を出します。


ドゥラメンテは皐月賞を圧勝しただけでなく血統的にも
3代母ダイナカール(オークス)→祖母エアグルーヴ(天皇賞秋、オークス)
→母アドマイヤグルーヴ(エリ女連覇)と続く日本最強牝系。

父はダービー馬キンカメ。ジョッキーはミルコ・デムーロ。
全成績【3・2・0・0】とパーフェクト連対。
特に東京コースは2戦2勝。
欠点がないのが逆に不安なくらいです。

ドゥラメンテの母アドマイヤグルーヴにはクラシックには因縁があります。

アドマイヤグルーヴは牝馬クラシック3冠の桜花賞、オークス、秋華賞の全てで1番人気でした。
しかし結果は3着、7着、2着。
1つも勝てませんでした。

勝ち馬は3冠とも全て1番人気になれなかったスティルインラブ。

そして、アドマイヤグルーヴは、エリ女(4歳上も出走する牝馬G1)では
ついにスティルインラブに1番人気を奪われます。

G1を1番人気で3連敗してファンに見捨てられたのか? 

しかしアドマイヤグルーヴは4コーナーを後方10番手から強烈なキレキレの鬼脚を繰り出し
スティルインラブを差し切り(ハナ差!)G1初優勝(涙)

いやあ、この時は感動しました。

【アドマイヤグルーヴvsスティルインラブ G1・4番勝負】
https://www.youtube.com/watch?v=FxJ2o4KOGBM

皐月賞を勝った息子ドゥラメンテには3冠馬になる血統的背景も実績、能力があります。
母の無念を晴らしてぜひとも3冠馬になって欲しい!

ディープインパクト、オルフェーヴルでも叶わなかった凱旋門賞を勝てるのは
ドゥラメンテかもしれません。

リアルスティールは共同通信杯で実際にドゥラメンテに勝っています。
(しかもキャリア2戦目優勝は史上初)

3代母は世界的名牝G1・10勝馬ミエスクで、ディープインパクト×ストームキャットは、
ダービー馬キズナ、桜花賞馬アユサン、エリ女馬ラキシス(大阪杯でキズナを完封)と同じプラチナ配合。
全成績【2・2・0・0】とやはりパーフェクト連対。

レーヴミストラルは名牝レーヴドスカーの仔で姉レーヴディソール、レーヴデトワールなど姉兄は皆活躍しており、3連勝で青葉賞を勝ちダービーに間に合いましたが、サンデーサイレンスの血が入ってないのが苦しい。

スプリングSを勝って皐月賞3着なのになぜかまだ人気薄のキタサンブラック。
外枠に入ってしまい、母父が短距離サクラバクシンオーなので敬遠されているのでしょうが、
旨く逃げれば粘れる可能性は大きいと思います。

サトノクラウンは皐月賞の時も書きましたが「サトノ」冠馬は、クラシックを勝つにはまだまだ早い。
里見治さん(セガサミーHD代表取締役会長兼社長)ごめんなさい!
アタマは無理でもサトノラーゼンと共に3連単の3着付けには買います。

昔は「競馬は枠が走る」と言ったものですが、
ダービーは1枠が圧倒的に強く、過去10年で6勝2着1回も来ています。

1枠要注意!

ドゥラメンテとリアルスティールが同じ7枠に入ったので、
もう7枠は鉄板でいいのでしょうか。

--------------------------------------

◎14ドゥラメンテ
○13リアルスティール
▲7レーヴミストラル
注17キタサンブラック
爆2タンタアレグリア
△11サトノクラウン
△15ミュゼスルタン
△6ポルトドーユウィユ
△10ミュゼエイリアン

--------------------------------------

【3連単】フォーメーション
13→14→1・2・6・7・10・11・15・17(8点)

14→13→1・2・6・7・10・11・15・17(8点)

13→1・2・6・7・10・11・15・17→14(8点)※オサエ


【3連複】軸2頭流し
13・14→1・2・6・7・10・11・15・17(8点)

【枠連】流し
7枠→1枠・7枠(2点)

7枠→4枠・5枠・6枠・8枠(4点)※オサエ

-------------------------------------------------------

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コメント一覧
1:
  hironish   フォロワー:3人 2010年10月29日(金) 14:55:31
10/9は抑えて中段外へ。鞍上のファインプレー光る。

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2014年2月23日フェブラリーS G13着
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2014年2月23日 フェブラリーS G1 3着
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