シェーンヴァルトが登録抹消 今後は乗馬に2013年7月17日(水) 15:25
2008年のデイリー杯2歳S・GIIの優勝馬、シェーンヴァルト(セン馬7歳、栗東・岡田稲男厩舎、父ジャングルポケット、母シェーンクライト、母の父エリシオ)は、7月17日付でJRAの競走馬登録を抹消した。JRA通算成績は36戦2勝。獲得賞金1億246万5000円。3歳時には牡馬3冠レースにすべて出走(皐月賞4着、ダービー6着、菊花賞8着)して、クラシック戦線を盛り上げたが、デイリー杯2歳S以降、勝ち星を追加することはできなかった。7月13日の関ヶ原S(1600万下、中京・芝2000メートル、結果=18頭立ての17着)が現役最後のレースになった。この後は兵庫県加古川市の大浦牧場ライディングクラブで乗馬になる予定。 |
[もっと見る]
シェーンヴァルト、札幌記念で始動2009年8月8日(土) 05:02
昨年のGIIデイリー杯2歳S優勝馬で、ダービーで6着だったシェーンヴァルト(栗・岡田、牡3)が6日に函館競馬場に入厩した。池添騎手と新コンビを組んで札幌記念(23日、札幌、GII、芝2000メートル)に向かう予定。 |
[もっと見る]
【日本ダービー】データ大作戦(3)調教2009年5月28日(木) 05:02
データ大作戦3日目は調教を検証する。レースまでの調整過程や追い切りの内容、時計、前走時との比較など徹底分析。調教は状態が数字にはっきり表れる重要な判断材料で、計30点と最も持ち点が高い。フィフスペトルは28日追い切る予定で、前日までの脱落馬については割愛する。
〔1〕中間の調整
前走後から最終追い切りまでの課程は重要ポイント。レース間隔別に検証し、最大の減点は10点とする。
《中5週》
過去10年で最多9連対の皐月賞組が対象。大舞台に余裕を持って挑めるとあって、9頭とも中間にコース(5ハロン)、あるいは坂路(4ハロン)で2本以上時計を出してきた。ただし、近年は短期放牧先で乗り込んでくるケースもあるため、これも考慮にいれる。
シェーンヴァルトは、皐月賞前の中間は、最終追い切りを含めて坂路で4ハロン53秒台を3本。しかし、今回はいずれも54~57秒台。1週前に終い1ハロン12秒7を計時したが、一杯に追われてのもの。前走と比較すると見劣りは否めず4点減点。同じことがロジユニヴァースにも言える。この中間は以前のレースに比べ、調教タイムが物足りず2点減点。
《中3週》
青葉賞組が対象。生存馬は全頭きっちり時計を出し、本数も十分なので減点なし。
《中2週》
プリンシパルS、兵庫CS、NHKマイルC組が対象。間隔が詰まっているため、最も体調維持が難しい。
ゴールデンチケットは15ー15も合わせて積極的に追っている点が評価できる。アントニオバローズも1本だけだが優秀な時計。これと比較すると、他馬の減点は免れない。ブレイクランアウトは軽めとはいえ他馬より多めに追っているので1点減点にとどめる。アイアンルック、フィフスペトルは1週前の追い切り時計が遅すぎで3点減点。
〔2〕最終追い切り(最大15点減点)
《栗東組》
CWでは皐月賞馬アンライバルドが一番時計をたたき出した。一杯に追われて、文句のつけようがない。セイウンワンダーは終いの1ハロンの伸びが高く評価できる。時計も出しており、こちらも減点なしとする。トライアンフマーチは3頭併せで2馬身半先着と内容がいい。1点減点にとどめる。
坂路ではリーチザクラウンが一番時計。これなら巻き返しも十分だ。アイアンルックも時計自体は悪くなく、1点減点に抑える。アントニオバローズは1ハロン追われたわりには前記2頭ほどでもなく2点減点。ゴールデンチケットも一杯に追われながら、時計が平凡。上がり目は見込めそうもなく5点減点。シェーンヴァルトは終いこそ格好をつけたものの、タイムは直前にしては不満で6点減点とする。
DWではアプレザンレーヴとジョーカプチーノがともに一杯に追われて好時計を出している。特にジョーは終い1ハロンが評価でき、ともに1点減点に抑える。
《美浦組》
ロジユニヴァースは坂路でこの日4番目の好タイムをマーク。特に問題ない。ケイアイライジンは直前にしては軽さが否めず4点減点。
Pコースではナカヤマフェスタが一番時計をマーク。これに比べてブレイクランアウトは強調材料がない。4点減点。
〔3〕前走時との比較(最大5点減点)
時計、内容を前走時と比較する。過去の連対馬は中2、3週と間隔が縮まっていてもタニノギムレット、シンボリクリスエス、ゼンノロブロイなどはきっちり時計を詰めていた。
《栗東組》
前走時よりもジョーカプチーノは一気に約4秒、アプレザンは約3秒、アンライバルドは2秒詰め、状態の良さがうかがえる。セイウンワンダーは、不良馬場だった前回よりも5ハロン時点で0秒2遅く、1点減点。シェーンヴァルトは1秒4の遅れで2点減点。追い切りコース変更組は一概に比較できないが、リーチザクラウンは一番時計で問題なし。トライアンフマーチ、アントニオバローズとも持ち時計分は走っているので減点なしとする。
《美浦組》
こちらではナカヤマフェスタが2秒詰めて気を吐いた。ロジユニヴァースは弥生賞時と同じく坂路に戻しての最終追い切りだった。当時は4ハロン47秒9(馬なり)をマーク。単純比較はできないものの、ゴール前仕掛けならもっとタイムが出ていてよかった。1点減点。ブレイクランアウトは間隔が詰まっているとはいえ、4秒以上の遅れでは4点減点もやむを得ない。
★3日目の結論
アンライバルドがここでも最高評価を得て、いまだに減点0と貫禄を見せている。3強と並び評されたリーチザクラウンが負けじと意地を見せた一方で、皐月賞4着のシェーンヴァルトが12点減点で一気に圏外へ。他にもケイアイライジン、ゴールデンチケットが脱落。ブレイクランアウトも9点減点で大きく後退した。 |
[もっと見る]
【3歳次走報】シェーンヴァルトは皐月賞2009年2月11日(水) 05:04