21日の福島11R福島テレビオープン(3歳上オープン、芝1800メートル)は、宮崎北斗騎手騎乗の9番人気シルクアーネスト(牡6歳、栗東・池添兼雄厩舎)が直線豪快に追い込んでV。タイムは1分48秒3(良)。
昨年の覇者ミキノバンジョーがハナを切り、サニーサンデーが2番手。サワノパンサー、ケイアイドウソジンがその後ろを追走する。1番人気のキョウエイストームは後方からの競馬となった。やや速いペースで流れて、直線に向くと好位からサワノパンサーが抜け出す。しかし、先行馬は苦しくなる展開で、外から追い込み馬が台頭。ゴール前で一気に体勢が入れ替わり、最後はシルクアーネストが大外から豪快に差し切ってオープン初勝利を飾った。3/4馬身差の2着には6番人気のサワノパンサーが粘り、さらに3/4馬身差の3着に7番人気のスピリタスが入っている。
シルクアーネストは、父グラスワンダー、母ティアドロップス、母の父サンデーサイレンスという血統。通算成績は42戦6勝となった。七夕賞を制したマイネルラクリマの兄にあたる馬で、兄弟そろって福島開催の日曜メーンを制したことになる。
宮崎騎手は「少し前めに付けてほしいと言われていたので、出していったのですが、あまり行けなかったですね。3コーナーから内側の馬場が悪くなっていたので、内枠でも外へ持ち出したのですが、直線で追ってからの反応は抜群でした。いつもは外回りで勝っているようですが、小回りで勝てたのは収穫だったと思います」と初騎乗での金星を喜んでいた。
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