〔本紙の狙い〕シルバーブレイズを狙う。前走は1600万下とはいえ、休み明けを克服して快勝。力のあるところを見せた。この中間も順調で、以前のようにレースの疲れが尾を引くこともなく、動きはさらに良化。休み明けを使われた効果は大きい。デビュー前から素質は評価されていた馬で、このメンバーに入っても潜在能力はそん色ない。小回りの福島にも対応できるセンスの良さを持っており、馬場が思ったほど悪化しなかったのはプラス。54キロのハンデならば、チャンスは十分にある。シャドウゲイトが相手の筆頭。金鯱賞(2着)が好内容で、状態は申し分ない。この枠なら自分のペースでレースを進められる。調子を上げている夏馬デストラメンテも侮れない。
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不良馬場の目黒記念を圧勝し、2年連続で七夕賞&サマー2000シリーズのチャンピオンの座を目指す(14)ミヤビランベリは午後4時過ぎに福島入り。馬運車を降りて馬房に入るとゴロンと左右に寝返りを打ってリラックスする余裕を見せた。「午前7時に(栗東を)出たから順調に来られたと思う。連覇とかは特に意識はしていないが、今年は有馬記念に出したいと思っているんだ。そのためにもしっかり結果を出して、函館に向かいたいね」と奥厩務員は好勝負を期待する。この後は火曜に福島から函館へ向けて出発し、札幌記念に参戦予定。その前にしっかり3つ目の重賞をゲットしておきたいところだ。
今春の福島民報杯でレコード勝ち(1分57秒8)を収めた(13)ホッコーパドゥシャはひと足早く金曜入り。前日の土曜は厩舎周りの引き運動を行った。「土曜に使ったグランプリカメと一緒に金曜に入りました。芝は内側が結構荒れているので、外枠が当たったのはいいと思う。あとは鞍上に任せるよ」と平田調教助手は内田博幸騎手の手綱も頼りにしていた。
金鯱賞2着で復活の兆しを見せた(15)シャドウゲイトは午前4時に美浦を出発して10時過ぎには福島へ無事到着。午後から軽めの引き運動を行って最終調整を終えた。「状態自体は前走と変わりないし、いいですよ。今回はトップハンデだけど、0.5キロ軽くなるし、道悪じゃなくても前走みたいに走れますからね。外枠も特に問題はないので楽しみにしています」。田邊厩務員は07年5月のGIシンガポール航空国際C以来の重賞Vに期待を寄せている。
(9)シルバーブレイズは午後4時過ぎに福島に到着した。「前回から担当しているんだが、状態は好調キープ。今週のけいこの動きは良かったし、前走の東京戦に比べて今回の方がカイバも食べている。馬房内でも落ち着いているし、栗東に比べて涼しいのは人馬ともにいいね」と梶川厩務員。休み明けをひと叩きした効果はてきめん。ここで一気に重賞獲りを狙う。
阿武隈Sを快勝した(4)レオマイスターが、昨年のラジオNIKKEI賞以来、2度目の重賞獲りに意欲を見せている。「先週と同じコースでハンデ戦なので連闘することにした。今週は軽めの運動で体をほぐしてきたが、ダメージは見られなかったよ。今回は少し内めの枠となったが、道中でうまく外に持ち出せればいいね」と古賀慎調教師。