サンライズバッカス(競走馬)

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写真一覧
抹消  黒鹿毛 2002年4月30日生
調教師音無秀孝(栗東)
馬主松岡 隆雄
生産者ヤナガワ牧場
生産地門別町
戦績33戦[6-4-6-17]
総賞金34,547万円
収得賞金9,750万円
英字表記Sunrise Bacchus
血統 ヘネシー
血統 ][ 産駒 ]
Storm Cat
Island Kitty
リアルサファイヤ
血統 ][ 産駒 ]
リアルシヤダイ
ワールドサフアイヤ
兄弟 ホーセンホーライコパノタイマネ
市場価格
前走 2009/09/21 エルムステークス G3
次走予定

サンライズバッカスの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
09/09/21 新潟 11 エルムS G3 ダ1800 155928.0612** 牡7 58.0 佐藤哲三音無秀孝 496
(+6)
1.52.5 1.436.6⑬⑫⑫⑪マチカネニホンバレ
09/07/12 阪神 10 プロキオンS G3 ダ1400 16358.646** 牡7 58.0 佐藤哲三音無秀孝 490
(-10)
1.23.6 0.936.0⑫⑩ランザローテ
09/02/22 東京 11 フェブラリー G1 ダ1600 162335.1815** 牡7 57.0 三浦皇成音無秀孝 500
(0)
1.36.7 2.136.6⑭⑫サクセスブロッケン
09/01/25 京都 11 平安S G3 ダ1800 16597.528** 牡7 58.0 岩田康誠音無秀孝 500
(+6)
1.51.8 1.435.9⑮⑮⑮⑬ワンダースピード
08/12/07 阪神 11 JCダート G1 ダ1800 162322.464** 牡6 57.0 佐藤哲三音無秀孝 494
(+6)
1.49.6 0.436.3⑬⑬⑬⑩カネヒキリ
08/11/08 東京 11 武蔵野S G3 ダ1600 1671310.442** 牡6 58.0 佐藤哲三音無秀孝 488
(-1)
1.36.1 0.136.1⑫⑪キクノサリーレ
08/09/23 船橋 10 日本テレビ盃 G2 ダ1800 14--------3** 牡6 57.0 佐藤哲三音無秀孝 489
(--)
1.48.9 1.1----ボンネビルレコード
08/07/13 阪神 10 プロキオンS G3 ダ1400 13578.943** 牡6 58.0 佐藤哲三音無秀孝 488
(+2)
1.22.3 0.334.6⑪⑪ヴァンクルタテヤマ
08/05/25 中京 11 東海S G2 ダ2300 16115.1311** 牡6 58.0 佐藤哲三音無秀孝 486
(+2)
2.24.6 0.636.0⑯⑯⑯⑮ヤマトマリオン
08/04/27 京都 11 アンタレスS G3 ダ1800 1671314.453** 牡6 58.0 安藤勝己音無秀孝 484
(+6)
1.50.8 0.335.5⑫⑫⑫⑪ワンダースピード
08/01/30 川崎 10 川崎記念 G1 ダ2100 10--------** 牡6 57.0 安藤勝己音無秀孝 ---- --------
07/11/24 東京 11 JCダート G1 ダ2100 161117.873** 牡5 57.0 安藤勝己音無秀孝 478
(-1)
2.07.5 0.836.8⑭⑭⑫⑩ヴァーミリアン
07/10/31 大井 11 JBCクラシ G1 ダ2000 16--------3** 牡5 57.0 安藤勝己音無秀孝 479
(--)
2.05.7 0.9----ヴァーミリアン
07/10/08 盛岡 10 MCS南部杯 G1 ダ1600 14--------5** 牡5 57.0 安藤勝己音無秀孝 483
(--)
1.37.7 0.9----ブルーコンコルド
07/06/27 大井 11 帝王賞 G1 ダ2000 15--------3** 牡5 57.0 安藤勝己音無秀孝 491
(--)
2.04.7 0.4----ボンネビルレコード
07/05/02 船橋 10 かしわ記念 G1 ダ1600 14--------5** 牡5 57.0 安藤勝己音無秀孝 482
(--)
1.38.3 0.9----ブルーコンコルド
07/02/18 東京 11 フェブラリー G1 ダ1600 166125.931** 牡5 57.0 安藤勝己音無秀孝 484
(-2)
1.34.8 -0.235.0⑩⑩ブルーコンコルド
07/01/21 京都 11 平安S G3 ダ1800 166127.432** 牡5 56.0 安藤勝己音無秀孝 486
(+14)
1.51.0 0.035.6⑫⑫⑫⑨メイショウトウコン
06/11/25 東京 11 JCダート G1 ダ2100 157126.935** 牡4 57.0 安藤勝己音無秀孝 472
(+6)
2.09.1 0.636.2⑬⑭⑭⑪アロンダイト
06/10/28 東京 11 武蔵野S G3 ダ1600 163513.562** 牡4 57.0 後藤浩輝音無秀孝 466
(+4)
1.35.4 0.135.9⑦⑥シーキングザベスト

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サンライズバッカスの関連ニュース


ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は武蔵野S2023・血統予想をお届けします!


現行コースでの施行となった2003年以降、「父または母の父がMr. Prospector系種牡馬」となる馬が好走の大半を占めており、とくに勝ち馬においては20頭のうち13頭が該当するほど。そのなかでも、近年はキングカメハメハの血脈が存在感を放ち、東京ダート1600mのコースレコード(当時)を更新した2016年タガノトネール、13番人気で激走して3連単235万馬券の立役者となった2019年3着ダノンフェイスなど、好走時のインパクトが尚のこと印象を強めている。

ほか、古くからStorm BirdやNijinskyの血を引く馬は人気不問で評価しやすいところがあり、2018&2020年と隔年で2勝したサンライズノヴァは両方の血脈を抱えていた。また、Storm Birdの直系は、2005年サンライズバッカス(父ヘネシー)、2009年ワンダーアキュート(父カリズマティック)、2019年ワンダーリーデル(父スタチューオブリバティ)といずれも別種牡馬で3勝を挙げているため、同系統に属する種牡馬であれば産駒初出走となるケースでも気を配るべきだろう。

レッドルゼルは、父ロードカナロア×母フレンチノワール(母の父フレンチデピュティ)。父はキングカメハメハの直仔にあたる種牡馬で、Storm Bird、Nijinskyを併せ持つことからも動向を注視したい存在。一方、本馬と同じ母の父となる馬も、16年2着ゴールドドリーム、17年3着アキトクレッセントが好走馬として名を連ね、後者においては16頭中15番人気での激走だった。一頓挫あった休養明けではあるものの、実績からも軽視はできない。

ペリエールは、父ヘニーヒューズ×母ソフトライム(母の父フジキセキ)。同産駒からは15年3着モーニンが出ており、父系祖父ヘネシーは産駒のサンライズバッカスが05年1着&06年2着&08年3着とリピート好走。前走グリーンチャンネルカップは思わぬ敗戦を喫したが、本質的には良馬場のほうが向くタイプなのだろう。東京ダート1600mはリステッド、G3を制して3戦2勝、持ち時計からも古馬の一線級と張り合える下地はあるので要注意。

マルモリスペシャルは、父バトルプラン×母サリール(母の父スペシャルウィーク)。父系はFappiano~Mr. Prospectorへと遡るが、Fappianoの直系からは07年1着エイシンロンバード、09年2着ダイショウジェット、12年1着イジゲンが出た。また、17年2着サンライズソア、20年2着&21年1着ソリストサンダーなど、同じ母の父となる馬の好走例も多い。列挙した延べ6頭中4頭が8番人気以下となるため、穴馬として一考の価値がある。


【血統予想からの注目馬】
レッドルゼル ①ペリエール ⑨マルモリスペシャル

【血統アナリシス】フェブラリーS2023 2年連続でMr. Prospectorの直系が1・2着、Storm Cat内包馬の連覇も続く 2023年2月18日() 12:00

ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回はフェブラリーステークス2023・血統予想をお届けします!


昨年はAmerican Pharoah産駒のカフェファラオが勝ち、レース史上2頭目となる2連覇を達成。なお、同馬はMr. Prospectorへと遡る父系となるが、21年2着エアスピネル(父キングカメハメハ)、22年2着テイエムサウスダン(父サウスヴィグラス)と直近2年は同系統に属する馬のワンツー決着が続いている。

ほか、Storm Catの血を引く馬が4連覇中、Miswakiの血を引く馬が3連覇中と勢いがあることも気に留めておきたい。とくに歴代の勝ち馬でも父または母の父がStorm Cat系種牡馬という馬は多く、05年メイショウボーラー、07年サンライズバッカス、16年モーニン、20年モズアスコットが該当する。勝利こそならなかったが、直近では21年ワンダーリーデルも8番人気3着と健闘していた。

レモンポップは、父Lemon Drop Kid×母Unreachable(母の父Giant's Causeway)。父はKingmamboの直仔で、ワンダーリーデルを出したスタチューオブリバティの半兄にあたる血統。また、本馬自身は2代母Harpiaがデインヒルの全妹という良血馬でもある。レース傾向からは母の父がStorm Cat系種牡馬であることもポイントといえるだろう。東京競馬場では8戦7勝、敗れた一戦もハナ差2着の惜敗とあれば、舞台適性にも太鼓判を押せる。

シャールズスパイトは、父Speightstown×母Perfect Shirl(母の父Perfect Soul)。本馬と同様に父系祖父がGone Westとなる馬には19年1着インティがおり、同馬とはStorm CatやSpecialの血脈を持つことにも共通点を見出せる。また、アメリカの芝重賞で積み重ねた実績は、2連覇を飾ったカフェファラオの母や兄姉にも通じるところ。遠縁ではあるが、20年に16番人気2着と激走したケイティブレイブが出た一族であることも念頭に置きたい。

セキフウは、父ヘニーヒューズ×母シヤボナ(母の父Kingmambo)。同産駒は16年モーニンが勝ち馬として名を連ねており、父系祖父ヘネシーも07年1着サンライズバッカスを出している。また、2頭は道悪開催時に勝利していることも特徴といえるだろう。本馬は気性面の課題が大きく、安定して能力を発揮できないところはあるが、逆説的に大敗していてもぞんざいに扱えない怖さがある。半兄がG1馬であることからも秘めたる資質は高そうだ。

【血統予想からの注目馬】
レモンポップ ②シャールズスパイト ⑫セキフウ

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【血統アナリシス】武蔵野S2021 勝ち馬の大半は父または母の父がMr. Prospector系、例外はStorm Birdの直系 2021年11月12日(金) 12:00

ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は東京中日スポーツ杯武蔵野ステークス2021・血統予想をお届けします!


サンデーサイレンスの直系は人気を裏切ることが少なくないものの、昨年はゴールドアリュール産駒のサンライズノヴァが勝利。同馬は18年にも1着となっている実績の持ち主だったが、その叔父サンライズバッカスも05年1着、06年2着、08年2着と武蔵野Sとの相性のよさが際立つ馬だった。

また、父または母の父がMr. Prospector系となる馬で勝ち馬の大半を占めており、非該当馬の勝利例となると19年ワンダーリーデル(父スタチューオブリバティ)、09年ワンダーアキュート(父カリズマティック)、05年サンライズバッカス(父ヘネシー)、いずれもStorm Birdの直系という共通点が見受けられる。

タガノビューティーは、父ヘニーヒューズ×母スペシャルディナー(母の父スペシャルウィーク)。Storm Birdの直系に該当する血統で、父系祖父ヘネシーは直仔サンライズバッカスがリピーターとして活躍。また、母の父も17年2着サンライズソア、20年2着ソリストサンダーと近年は人気薄でも好走が目立つ。東京では「5-3-1-1」と堅実に走れており、着外に敗れたユニコーンSも躓いてアブミを外す不利があった。非凡な末脚は東京でこそ。

ダイワキャグニーは、父キングカメハメハ×母トリプレックス(母の父サンデーサイレンス)。この父と母の父との配合は13年の勝ち馬ベルシャザールほか、アドマイヤロイヤルエアスピネルが好走しており、いずれも芝で活躍していた実績を持つ。本馬においては重賞初制覇となったエプソムカップが不良の極悪馬場なので、タフな馬場を苦にしないパワーがダートでも活きれば上位争いを見込めるだろう。東京巧者が新味を出せるか要注目。

エアスピネルは、父キングカメハメハ×母エアメサイア(母の父サンデーサイレンス)。父と母の父は上記ダイワキャグニーと同じ。ダートに転じてから勝利例こそないものの、昨年の武蔵野Sで3着、今年のフェブラリーSでは上がり3F最速となる末脚を駆使して2着と好走。芝・ダート問わずに東京の1600mは6戦して掲示板外に敗れておらず、17年安田記念でも勝ち馬から0秒2差で入線するなど、コース適性の高さには一目置けるだろう。


【血統予想からの注目馬】
タガノビューティー ⑮ダイワキャグニー ⑭エアスピネル

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【血統アナリシス】フェブラリーS2020 連覇もあり得る昨年の勝ち馬!メンバー唯一のゴールドアリュール産駒も侮りがたし! 2020年2月22日() 17:00

日曜日に行われるフェブラリーSの出走馬について、血統的な舞台適性の有無を1頭ずつシンプルに考察していきます。予想の際にお役立てください。


ブルドッグボス
3代母バーブスボールドから派生した一族にシーキングザパールなどの名が見られる名門の出自。その牝系にデインヒルとダイワメジャーを重ね、名牝ナタルナ(ノーザンダンサーの母)の多重クロスを創出。優れたスピードの持続力を実現すると同時に、底力をも引き出している。とはいえ、ポテンシャルを最も活かせるのは短距離カテゴリー。1ハロンの距離延長+相手強化の中央G1でパフォーマンスを上げてくることは考えづらい。今回は厳しい戦いが予想される。

アルクトス
アドマイヤオーラは現役時に芝で活躍したが、産駒の重賞勝ちクラはすべてダート戦。母の父シンボリクリスエスは父として2009年の勝ち馬サクセスブロッケンを送り出している。本馬は母の父、ならびに祖母の父であるシーキングザゴールドが強く反映されたスピード優位型のダート馬。東京ダート1600mで4戦4勝という成績もうなずける。持ち味の先行持続力が活きる展開になれば、ここでも大きな差はない。

ワイドファラオ
父のヘニーヒューズは2016年の勝ち馬モーニン、父系祖父のヘネシーは父として2007年の優勝馬サンライズバッカスを輩出。本馬はアグネスタキオン×ノーザンテースト配合馬である母のスピードと、父系の耐久力&馬力がミックスされたバランスタイプといえよう。父系の相性の良さやフローラS2着の母を思えば、府中の根幹距離で真価を発揮してもおかしくないベースは整っている。近走の戦績的にアタマまではどうかも、ヒモ穴としてなら一考の余地はある。

タイムフライヤー
父のハーツクライは、芝とダートの双方で米G1を制したヨシダを輩出。母はジャパンカップダートの勝ち馬タイムパラドックスの全妹。その父ブライアンズタイムはかつてのダートトップリーディング種牡馬と、砂適性については申し分がない。叔父のG1初制覇が6歳の秋であることや、成長力に富む父産駒の特徴を勘案すると老け込むにはまだ早い。巻き返しがあっても驚けない1頭だ。

インティ
牝系をさかのぼるとカララファエラや、その仔であるバーナーディーニなどの米G1勝ち馬がいるものの、近い親族にG1ウイナーはゼロ。本馬が中距離G1で詰めを欠く要因のひとつといえよう。だが、東京マイルのダートなら話は別。父のケイムホームは武蔵野Sをレコードで制したタガノトネールを輩出。自身も昨年のフェブラリーSを制しているように、コース&レース適性の高さは証明済み。自分のリズムで運ぶことができれば、連覇の可能性も十分にあり得る。

ミッキーワイルド
母のワイルドラズベリーはローズS2着などオープンクラスで活躍。近親にオークス2着のベッラレイア、遠縁にはタピッツフライとグランアレグリアの母仔がいる良質の牝系だ。スピードの持続力に優れ、マイルレンジがベストディスタンスと推察される。一方、自分のリズムで運べず揉まれてしまうと前回(根岸S11着)のような淡白なレースになりがち。そのあたりを鑑みると、多頭数のG1で変わり身を望めるかについては甚だ疑問。今回は割り引きが必要だろう。

ヴェンジェンス
カジノドライヴ×スペシャルウィーク×エルハーブの組み合わせ。配合と戦績が示すように、持続力に優れたパワー&スピードタイプと判断できる。父が属するエーピーインディ系、父母父のデピュティミニスターはともに当レースの活躍血統。5代母にソシアルバターフライを持つ牝系についても上質だ。その反面、近い親族に重賞クラスはおらず、ここに入ると活力の面で物足りない。近走の安定感をそのまま評価しての△扱いが妥当とみる。

キングズガード
本馬を除くときょうだいはすべて中央未勝利。近い親族にもコレといった活躍馬はいない。とすれば、シニスターミニスターの汎用性の高さに、爆発力のあるキングヘイローの肌が融合した変異型とみるべきか。ただ、ダート馬らしからぬ軽い走りが特徴だけに、G1で底力を求められると苦しい面がある。加えて、父産駒かつ古馬の当該コース成績も良いとはいえず、今回の舞台は適性外の印象。展開に恵まれたとしても、複勝圏突入は容易ではない。

サンライズノヴァ
ダートトップリーディングのゴールドアリュールと米2冠馬サンダーガルチの組み合わせ。父×米国血統の活躍が顕著なフェブラリーSの傾向に則した好配合といえよう。叔父のサンライズバッカスは2007年の勝ち馬。父×ミスプロ系の配合、かつ母方にリアルシャダイを内包している点は、2014~2015年に連覇を成したコパノリッキーを想起させる。過去2年の当レースで後塵を拝しているが、その一方で相応のポテンシャルを秘めているのも事実。無印にはできない存在だ。

ノンコノユメ
トワイニング×アグネスタキオンという、スピードとパワーに優れた馬同士の掛け合わせ。近い親族をみると、スピードもしくは切れ味に特化した活躍馬が多い。本馬も同様で、スピードを末脚に凝縮したかのような仕様になっている。一昨年の優勝を含め2度の連対を果たしている舞台巧者だが、他力本願的な面があるゆえに過去の実績を鵜呑みにできないのも確か。勝ち負け争いに加わるには、持ち味の決め脚を最大限に活かせる展開がほしいところだ。

モジアナフレイバー
父系祖父のエンパイアメーカーは2012年の北米リーディング種牡馬。孫の代で米三冠馬アメリカンフェローなどG1馬が続出している注目の血脈だ。また、祖母のオブザーヴァントは母として高松宮記念の勝ち馬セイウンコウセイを輩出。一族にはNHKマイルCを制したタイキフォーチュンクラリティスカイがおり、ハイレベルのスピード能力を備えた牝系の持ち主といえよう。構成的には中央のG1でも互角に渡り合える下地が整っている。大駆けあっても不思議はない。

モズアスコット
欧州最強マイラーのフランケルを父に持ち、母父はストームバード系という、パワーが強調された配合。日本の高速芝ならびにダートでも対応できるのは、父の高い適応能力と、北米牝系のマッチングの妙によるものだろう。ハミ取りの浅い点やスタート難などの課題を抱えているゆえに過信は禁物だが、スイッチが入った際の爆発力は強烈。安田記念を制しているように、距離面の不安も少ない。ここでも勝機は十分にある。

デルマルーヴル
祖母は英・仏で芝重賞を3勝。叔母に紫苑S2着など現役で活躍中のカリビアンゴールドがいる。芝要素の強い牝系ではあるものの、本馬は父パイロの影響が濃くダート向きに出たようだ。それはいいとしても、欧州要素の濃い母の配合や近走の戦歴から、中距離により適性を示している印象。マイルG1で速い上がりを要求されると分が悪い。上位進出にはタフな展開や馬場の出現、あるいは自身から早めに動いて体力勝負に持ち込むかたちが必須となる。

ミューチャリー
祖母のゴッドインチーフは重賞戦線で活躍。3代母を基点とする一族にはヌーヴォレコルトがいる。母系だけをみると中央で通用しても不思議はない。ただし、パイロ産駒のJRAかつダート重賞ウイナーはゼロ。相応の相手が集うG1では強調できない。加えて、パワー特化型の構成ゆえに、軽い砂で速い上がりを要求されると確度は落ちる。良さを引き出すためには、馬場や展開など何らかの恩恵がほしい。

ケイティブレイブ
父のアドマイヤマックスは6歳時、母父のサクラローレルは5歳(旧6歳)時にG1初制覇を果たした晩成型同士の配合。加えて、叔父であるビーマイナカヤマの交流重賞で挙げた8勝はすべて5歳以降。こうした血統背景ゆえに、年齢的な衰えを心配する必要はない。その一方、母はサクラローレル×ビーマイゲストというスタミナ優位の配合。一定以上の速力を要求される東京マイルでは追走に窮する可能性が高い。前回以上のパフォーマンスを望むのはどうか。

ワンダーリーデル
父はフェブラリーSで好パフォーマンスを示しているストームバード系で、母は底力に長けたロベルト系×リファール系配合馬。そのうえ、ロベルト4×5のクロスも内包しているのだから、相応の能力を秘めているのは確か。一方で近い親族に一線級の活躍馬は見当たらず、根幹距離のG1では活力的に物足りない印象。そのあたりを鑑みると、一変を見込めるかにどうかについては微妙な線。武蔵野S1着のコース実績は認めても、積極的には手が出ない。



ウマニティ重賞攻略チーム

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サンライズバッカスが大井競馬に移籍2009年12月10日(木) 05:00

 07年のGIフェブラリーSを制したサンライズバッカス(栗・音無、牡7、父ヘネシー)が大井競馬に移籍することになった。9日付でJRAの競走馬登録を抹消された。JRA所属としてはGIIIエルムS12着が最後のレース。通算成績は33戦6勝(うち地方6戦0勝)で、重賞は他に05年GIII武蔵野Sを勝っている。獲得賞金は4億1147万6000円(JRA3億4547万6000円、地方6600万円)。

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GI馬サンライズバッカスが大井に移籍 2009年12月9日(水) 17:40

 JRA(日本中央競馬会)は9日、07年のフェブラリーS(GI)を制したサンライズバッカス(牡7歳、栗東・音無秀孝厩舎)が9日付けで競走馬登録を抹消したことを発表した。同馬は引退ではなく、南関東の大井競馬に転厩する予定。

 サンライズバッカスは、父ヘネシー、母リアルサファイヤ、母の父リアルシャダイという血統で、JRA通算27戦6勝(地方6戦0勝)。重賞は05年武蔵野S(GIII)、07年フェブラリーS(GI)の2勝。

 フェブラリーS制覇後、GI3着3回などダートのトップレベルで善戦を続けたが、勝ち鞍はなく、今年9月ののエルムS(GIII)12着がJRAラストランとなった。

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サンライズバッカスの関連コラム

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 マイルCS南部杯は、あのメイセイオペラを送り出した岩手最大のレース。JBCスプリント、JBCクラシックの最後の前哨戦ですが、さすがG1のマイル戦だけのことはあって、同年のフェブラリーS上位馬やかしわ記念の上位馬が集います。休養明けの実績馬vs上り馬の図式が作られますが、実績馬に軍配が挙がることが大半です。

 過去10年で同年のフェブラリーS・5着以内だった馬のマイルCS南部杯での成績は、【8・4・3・3】。2006年-2008年はブルーコンコルドが、2009年、2012年‐2013年はエルポワールシチーが、2014年-2015年はべストウォーリアが勝利する一方、2006年フェブラリーS・2着のシーキングザダイヤ、2007年フェブラリーS・2着のサンライズバッカス、2013年フェブラリーS・1着のグレープブランデーが4着以下に敗れていることも特徴。

 シーキングザダイヤは、マイルCS南部杯が始動戦ではなく、休養明けの日本テレビ盃を勝利した後の一戦。強く反動が出たのでしょう。また、サンライズバッカスグレープブランデーは、マイルCS南部杯が始動戦でしたが、差し、追い込み有利の展開に恵まれてフェブラリーSを勝利という共通項がありました。今回が始動戦かつ、フェブラリーSで、逃げ、先行策で5着以内の馬ならば積極的に狙えるでしょう。

 また、同年のかしわ記念の連対馬も【7・2・1・0】と活躍を見せています。つまり、同年のフェブラリーSで5着以内、かしわ記念で連対の条件を満たせば、かなり信頼できるでしょう。

 ただし、こういったマイル路線の実績馬が圧倒的に強いという傾向があるからこそ、ちょっとした上り馬が馬券に絡むだけで高配当になります。2010年の勝ち馬オーロマイスターは、前走エルムSの2着馬でしたが4番人気。2着に単勝オッズ1.0倍のエルポワールシチーが入線しても、馬連配当2020円もつきました。

 また、2012年は勝ち馬エルポワールシチーを除いては、マイルの実績馬が不在。そこで前走JRAのオープンで2着のナムラタイタンが2番人気に勝利しましたが、2着は前走・日本テレビ盃4着で6番人気のダイショウジェットでした。このレースではナムラタイタンの競走中止による影響もありましたが、前走中距離路線組がマイル路線で穴を開けるケースはよくあります。かつて中距離路線で活躍していたでエルポワールシチーが、そこで通用しなくなるとダ1400m~1600mに転向して活躍の場を広げて行ったように、マイルよりも中距離路線のほうがレベルが高いからです。


 ●まとめ
 本命候補
 ・同年のフェブラリーSで5着かつ、かしわ記念で2着以内の馬。
 ・今回が始動戦かつ、フェブラリーSで逃げ、先行策で5着以内の馬。
 ・同年のかしわ記念の連対馬。

 穴馬候補
 ・近走不振の馬よりも上り馬。
 前走、重賞連対馬や前走で中距離重賞を使われていた馬。

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2016年2月19日(金) 14:00 みんなの競馬コラム
【フェブラリーステークス】血統考察 byうまカレ
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京都記念は都合により書けなかったので2週振りとなります。うまカレ副代表の金沢ユウダイです。前回の東京新聞杯では、エキストラエンドを推奨し6番人気2着と好走。今週もよろしくお願いします。(東京新聞杯コラムはこちら


今週はGIフェブラリーステークスです!

このレースは大きく分けて次の2つのタイプの馬が好走しているといえるでしょう。
① 泥臭く前で粘り込むタイプ
② 後ろから差してくるタイプ(軽いダート向き)
コパノリッキートランセンドが前者に、テスタマッタサンライズバッカスなどが後者に当てはまります。

血統的にみると、①はトニービン(Hyperion5×3・5)やNureyev(Hyperion4×4)に代表されるHyperionが濃い血統。②はA.P.Indy(母がSecretariat≒Sir Gaylord1×3)やStorm Cat(母父Secretariat)に代表されるSecretariatを含む血統です。
コパノリッキートランセンドもトニービン、Nureyevを持っているので前で泥臭く粘る競馬で栄冠を掴みました。この2頭にいえることは、GIを何勝もするチャンピオン級の馬であるということ。力の違いで勝利したともいえます。一般的に東京ダートは砂が軽く、時計が速いため②血の方が適性としては高いといえます。

近年のSecretariat持ちの好走馬を列挙してみると、
インカンテーション(A.P.Indy)
ベストウォーリア(A.P.Indy)
ベルシャザール(セレクト)
ワンダーアキュート(A.P.Indy)
テスタマッタ(A.P.Indy)
カジノドライヴ(A.P.Indy)
サンライズバッカス(Storm Cat)
シーキングザダイヤ(Storm Cat)
特に昨年はA.P.Indy系の2着3着と分かりやすい結果となりました。

このあたりに注目して、各馬の見解を書いていきたいと思います。

●東京マイルはベストだが・・・
3連覇を目指すコパノリッキーは、父ゴールドアリュールの母父Nureyev、母父ティンバーカントリーの母Fall Aspen、母母父トニービンのHyperionをベースとする持続力を、中距離よりも厳しいペースになるマイルで活かしているという、スタイルとしてはダイワメジャーのようなイメージ。だから東京マイルはベストだろうし、この舞台ならそう簡単には止まらないでしょう。スタートが得意ではない馬なので、出負けして内で包まれたら~だとか、近2年よりペースが速くなりそうな点など不安材料もありますが、昨年と比べてここを狙い澄ましたローテでない(昨年は東海S1着から参戦)ということから状態面が1番気になります。昨年も同じ2枠からの競馬で出遅れながらも、持ち前のスピードを活かして砂を被らない外目2番手の競馬が出来ましたが、2年連続で昨年のように上手くいくかどうか不安でもあります。

このようにコパノリッキーは、砂を被りたくないのでハナを切るか、外目を追走したいタイプ。ですからこの枠だとハナを切る可能性が高いですし、加えてモンドクラッセ陣営もハナをきることを意識させるコメントを出していますので、息を入れて運ぶことができるかどうか。フェブラリーSに出走した3年間で最も厳しい条件が揃っているといえるでしょう。

●東京ダートなら差し切り濃厚
ノンコノユメは種牡馬Green Desertの母母でもあるCourtly Dee直仔の父トワイニングに、ハーツクライミッキーアイルMy Bupers牝系の母ノンコという組み合わせ。パワーは文句なしでしょうが、母ノンコはアグネスタキオン×母母父Lyphard、なので、同じ父を持つキャプテントゥーレダイワスカーレットのようにHyperionとLady Jurorを増幅する形にもなっているため、持続力も担保されています。軽い馬場の方が良いタイプですから、チャンピオンズカップサンビスタが勝つようなダートの質としては真逆だった中京ダートであれだけやれていれば、東京でどれほど斬れるのか、末恐ろしささえ覚えます。距離はやや短いと思いますが、コパノリッキーがいる限り前残りはないという見立てなので、差し切り濃厚とみます。

●適性がズレている
昨秋から力を付け、チャンピオンズカップでは4着と好走したロワジャルダンは、母母スキーパラダイスに父キンカメなので、スキーパラダイスはLyphardやAlibhaiの影響で、キャプテントゥーレのような前に行っての粘り強さを伝える馬で、だからロワジャルダンも小回りを捲るのがベストな走りにうつります。ハイペースだったチャンピオンズカップは、持続力があるのでずっとバテずに一定の脚を使い続けていたら4着まで来ちゃった、というトーセンジョーダンの天皇賞秋のようなレースでした。差し馬有利の流れになって、再び持ち前の持続力で好走することはあるでしょうが、捲り&粘りがベストの馬だからGIを勝つならば先行してそういう競馬をした時だろうし、今回は初めての距離でそういう競馬は出来ないだろうから勝ち切ることは無いのではないかと思います。

●東京向きの同厩2頭
石坂厩舎の2頭、ベストウォーリアは、父マジェスティックウォリアーと母父Mr.Greeleyが、Secretariat、Mr.Prospector、Broadwayなど非常に共通な血が多く、マジェスティックウォリアー≒Mr.Greeley1×2といえるようなすごい配合で、ダート馬にしては体質が柔らかく、いかにも東京でこその差し馬。モーニンサンライズバッカスと同じStorm Cat→ヘネシーの父系で、母系のCozzeneの影響もありこちらも東京向きの差し馬。しかし距離延長というのが気になります。

●東京替わり&距離短縮でパフォーマンスアップ
ホワイトフーガはDeputy Minister系×フジキセキのニックスで、母母父がMr.Prospector×SecretariatのGone West系(先述したMr.Greelyもこの系統)のZafonicです。牝系はSingspealやDevil’s Bag、ヴィルシーナダノンシャンティでお馴染の名門Ballade牝系。この牝系はスピードが魅力ですし、Ballade牝系×フジキセキダノンシャンティと同じでもあります。気性的にも距離短縮はプラスだし、馬場も軽い馬場の方が合っていると思うので久しぶりの東京ならかなりのパフォーマンスアップが見込めるのではないかと思います。高木師がコメントしているように砂を被っても平気で、馬群から抜け出す競馬が出来るのも良いですね。
・4代血統表(ホワイトフーガ


●今年も侮れない
3年前の勝ち馬で、昨年は11番人気4着だったグレープブランデーは、母父ジャッチアンジェルーチからスピードを供給されていますが、父のAllegedと母のPleasant Colonyを通じるRibotのクロスがあるのでマイル前後の厳しいペースでこそ持ち味が活きています。しかし母母がNasrullahとPrincequilloのクロス(SecretariatもNasrullah×Princequillo)なので東京向きの斬れも兼備しており、ベストの条件といえるでしょう。

●前哨戦ワンツーのアグネスデジタル産駒
前哨戦の東海Sでワンツーを決めたアグネスデジタル産駒は、Secretariat5×5を持つ広いコース向きのアスカノロマンと、いかにもダ1700が得意そうな走り方をするモンドクラッセ、タイプが全く異なります。アスカノロマンは母父が、母父Sauce Boad(Ribot系)の影響で厳しいペースでこそ持ち味が活きるタバスコキャットで臨戦過程も血統もグレープブランデーに似ています。ただ今回は先述しているようにコパノリッキーの存在が厄介になりそうです。一方モンドクラッセは、東京ダートだと条件戦でも手こずるほどで、東海Sはスローペースに落とせたのが何よりの好走の要因。ここは厳しいでしょう。

【まとめ】
GI3連覇の難しさは歴史が証明している通りで、昨年と比べて臨戦過程の不安もあることから、ベストコースとはいえコパノリッキーは3番手評価としたい。ローテーション、成長力、東京替わりと強調材料が多い4歳馬2頭ノンコノユメのと牝馬ホワイトフーガに期待したい。あとは石坂厩舎の2頭と、グレープブランデーも要注意。



【参考】
『日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究』(笠雄二郎著)
望田潤さんのブログ http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
栗山求さんの連載「血統SQUARE」http://www.miesque.com/motomu/works.html
『覚えておきたい 日本の牝系100』(平出貴昭著)

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執筆者:うまカレ(MYコロシアム>最新予想にリンク)

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