ブルーコンコルド(競走馬)

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写真一覧
抹消  鹿毛 2000年4月11日生
調教師服部利之(栗東)
馬主株式会社 YGGホースクラブ
生産者川上 悦夫
生産地新冠町
戦績50戦[15-9-1-25]
総賞金36,920万円
収得賞金34,495万円
英字表記Blue Concorde
血統 フサイチコンコルド
血統 ][ 産駒 ]
Caerleon
バレークイーン
エビスファミリー
血統 ][ 産駒 ]
ブライアンズタイム
エビスベローチエ
兄弟 シャドウムーンチャンピオンブルー
市場価格
前走 2009/11/03 JBCクラシック G1
次走予定

ブルーコンコルドの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
09/11/03 名古 10 JBCクラシ G1 ダ1900 12--------8** 牡9 57.0 幸英明服部利之 513
(--)
2.04.1 3.9----ヴァーミリアン
09/10/12 盛岡 10 MCS南部杯 G1 ダ1600 15--------5** 牡9 57.0 幸英明服部利之 499
(--)
1.37.4 2.0----エスポワールシチー
09/01/28 川崎 10 川崎記念 G1 ダ2100 13--------4** 牡9 57.0 幸英明服部利之 508
(--)
2.14.5 1.2----カネヒキリ
08/12/29 大井 10 東京大賞典 G1 ダ2000 10--------4** 牡8 57.0 幸英明服部利之 512
(--)
2.05.4 0.9----カネヒキリ
08/12/07 阪神 11 JCダート G1 ダ1800 1661236.3115** 牡8 57.0 幸英明服部利之 510
(-4)
1.49.6 0.436.6⑧⑧⑥⑦カネヒキリ
08/11/03 園田 9 JBCスプリ G1 ダ1400 12--------4** 牡8 57.0 幸英明服部利之 514
(--)
1.26.5 0.9----バンブーエール
08/10/13 盛岡 10 MCS南部杯 G1 ダ1600 14--------1** 牡8 57.0 幸英明服部利之 504
(--)
1.37.3 -0.3----メイショウバトラー
08/05/05 船橋 10 かしわ記念 G1 ダ1600 14--------2** 牡8 57.0 幸英明服部利之 498
(--)
1.37.8 0.2----ボンネビルレコード
08/02/24 東京 11 フェブラリー G1 ダ1600 1651019.472** 牡8 57.0 幸英明服部利之 508
(+1)
1.35.6 0.336.2ヴァーミリアン
07/12/29 大井 10 東京大賞典 G1 ダ2000 15--------5** 牡7 57.0 幸英明服部利之 507
(--)
2.05.0 1.8----ヴァーミリアン
07/11/24 東京 11 JCダート G1 ダ2100 1671326.5107** 牡7 57.0 幸英明服部利之 508
(+5)
2.08.2 1.538.3ヴァーミリアン
07/10/31 大井 11 JBCクラシ G1 ダ2000 16--------4** 牡7 57.0 幸英明服部利之 503
(--)
2.05.8 1.0----ヴァーミリアン
07/10/08 盛岡 10 MCS南部杯 G1 ダ1600 14--------1** 牡7 57.0 幸英明服部利之 506
(--)
1.36.8 -0.1----ワイルドワンダー
07/06/27 大井 11 帝王賞 G1 ダ2000 15--------2** 牡7 57.0 幸英明服部利之 508
(--)
2.04.5 0.2----ボンネビルレコード
07/05/02 船橋 10 かしわ記念 G1 ダ1600 14--------1** 牡7 57.0 幸英明服部利之 510
(--)
1.37.4 -0.3----アジュディミツオー
07/03/28 名古 10 名古屋大賞典 G3 ダ1900 12--------3** 牡7 59.0 幸英明服部利之 515
(--)
2.04.7 0.3----アルドラゴン
07/02/18 東京 11 フェブラリー G1 ダ1600 16474.022** 牡7 57.0 幸英明服部利之 516
(+8)
1.35.0 0.235.0⑫⑫サンライズバッカス
06/12/29 大井 10 東京大賞典 G1 ダ2000 13--------1** 牡6 57.0 幸英明服部利之 508
(--)
2.03.5 -0.7----クーリンガー
06/11/25 東京 11 JCダート G1 ダ2100 15466.329** 牡6 57.0 幸英明服部利之 510
(+4)
2.09.5 1.036.9⑨⑨⑨⑧アロンダイト
06/11/02 川崎 10 JBCマイル G1 ダ1600 14--------1** 牡6 57.0 幸英明服部利之 506
(--)
1.39.6 -0.4----メイショウバトラー

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ブルーコンコルドの関連ニュース

JRAの服部利之調教師=栗東=が28日に病気のため死去していたことが29日、わかった。日本調教師会関西本部が発表した。65歳。葬儀は家族葬として執り行い、供花、香典は辞退する。

父・正利氏は中央競馬の元騎手、調教師で、トレーナーとして安田記念などを勝った快速馬ニホンピロウイナー、2冠馬キタノカチドキなど数多くの名馬を手がけた。84年に父の厩舎で厩務員となり、98年に調教師免許を取得。地方交流重賞で長く活躍し、南部杯3連覇などJpnⅠ7勝を挙げたブルーコンコルド黒船賞3連覇など短距離路線で活躍したセイクリムズンなどを手がけた。今年もジェミニキング阪神スプリングJを勝つなどしていた。

気さくな人柄で、取材にも快く応じることから報道陣にも愛された。近年はしばしば体調を崩すこともあったという。服部厩舎の所属馬は、29日付で全て栗東・大橋厩舎に転厩となった。

ブルーコンコルドの主戦を務めた幸英明騎手 「ブルーコンコルドセイクリムズンに乗せていただき、失敗したレースも多かった中で、降ろされてもおかしくなかったのですが、服部先生はずっと乗せ続けてくださいました。ときには厳しい面もありましたが、普段はすごく優しくて温厚な先生でした。GⅠも取らせていただき、本当に感謝しかありません」

■服部 利之(はっとり・としゆき) 1958(昭和33)年6月12日、京都府出身。父・正利氏の厩舎で84年に厩務員となり、調教助手へ。目野厩舎を経て98年に調教師免許を取得。99年3月に開業。JRA通算4501戦209勝。JRA重賞は2001年金鯱賞ミッキーダンス)など11勝。




JRA調教師の服部利之氏が死去 ブルーコンコルドやミッキーダンスを管理 2023年7月29日() 13:47

JRAは29日、服部利之調教師が28日に病気のため死去したと発表した。65歳。葬儀は家族葬として執り行い、供花、香典は辞退する。

1958(昭和33)年6月12日生まれ、京都府出身。調教師だった父・政利氏の下で84年から厩務員、調教助手となる。目野厩舎の調教助手を経て、98年に調教師免許を取得。99年から厩舎を開業した。JRA通算4501戦209勝で、重賞は2001年のGⅡ金鯱賞勝ちのミッキーダンスなど11勝。管理したブルーコンコルドはJRA重賞3勝、地方では南部杯3連覇(06~08年)、東京大賞典(06年)など地方交流でJpnI7勝を挙げた。

服部厩舎の所属馬は、29日付で全て栗東・大橋厩舎に転厩となった。

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【フェブラリー】武が引き出すアウォーディーの新味 2018年2月16日(金) 05:09

 フェブラリーSの追い切りが15日、東西トレセンで行われた。栗東では、川崎記念3着のアウォーディーがCWコースで確かな伸びを披露。初めてのマイル戦で一昨年のJBCクラシック以来の復活Vを狙う。美浦では、サウンドトゥルーに新コンビのミナリク騎手が騎乗し、坂路で態勢を整えた。

 もうひと花咲かせる。気温5度と寒さが少し和らいだ栗東で、8歳を迎えたアウォーディーが活気ある走りを披露。動きを見届けた松永幹調教師は、満足げに切り出した。

 「いい動きだったね。しまいをやる予定だったけど、テンから行きっぷりがよかった。乗っている助手も『いい』と。肉体的な衰えは感じない」

 CWコースで序盤から軽快にピッチを刻んだ。スムーズなコーナリングで直線に向くと、一杯に追われてもうひと伸び。最後まで脚いろは鈍らず、6ハロン80秒8、3ハロン38秒5-12秒0でまとめた。3着だった前走の川崎記念(1月31日)から間隔は詰まっているが、しっかり負荷をかけて仕上げた。

 2015年秋にダートに転じて覚醒。6連勝を飾って翌16年のJBCクラシックでGIウイナーの仲間入りを果たした。だが、それ以降は7戦して全て掲示板を確保しながら勝ち切れていない。武豊騎手は「最近は集中力の持続があれっという感じ。気持ちの部分だと思う」と敗因を分析する。

 そこで今回は新味を求め、芝、ダート含めて初めてのマイル戦に矛先を向けてきた。トレーナーは「スタートは遅くないので、マイル戦でもついていけないことはない。集中して気を抜くことなく走れるんじゃないかな。芝スタートもいいと思う」と意図を説明。武豊騎手も「力はあるから1600メートルで集中できれば。血統的には府中の申し子。血が騒いで目覚めてほしいね」と期待を込めた。

 砂替わりで変身したように、潮目で力を発揮してきたアウォーディー。歴戦のベテランが不気味な気配を漂わせている。 (川端亮平)

フェブラリーSの枠順はこちら 調教タイムも掲載

★8歳馬のGI

 フェブラリーSの8歳馬では、2008年ブルーコンコルドと13年エスポワールシチーの2着が最高着順。JRAの平地GIで8歳馬のVは、09年天皇賞・秋とマイルCSカンパニー、10年スプリンターズSのウルトラファンタジー(香港)、11年高松宮記念キンシャサノキセキと芝で3頭の例がある。交流GIではタイムパラドックスブルーコンコルドエスポワールシチーワンダーアキュートヴァーミリアンの5頭が8歳で優勝。ワンダーアキュートは15年かしわ記念を9歳で制している。

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【フェブラリーS】データ解析2012年2月14日(火) 05:02

  *過去10年が対象

 ◆前走3着以内 連対20頭中17頭が前走3着以内。残る3頭、03年ビワシンセイキは前年の交流GI東京大賞典で2着、08年ブルーコンコルドはそれまで交流GI6勝の実績があり、04年サイレントディールは前年に同舞台のGIII武蔵野Sを圧勝していたが、いずれも2着まで。さらに、勝ち馬に限れば10頭中7頭が前走1着であり、好調馬でないと苦しい。また、前走距離は19頭が1800メートル以上。例外の05年1着メイショウボーラーはダート無敗馬(重賞で2戦2勝)だった。

 ◆ダート重賞馬 20頭中、ダート重賞未勝利だったのはビワシンセイキのみ。ダート重賞勝ちの実績は重要だ。

 ◆ダ千六実績 18頭にダート1600メートル以上でV歴。例外の05年1着メイショウボーラー、同2着シーキングザダイヤはともに芝マイルで重賞勝ちがあった。

 ◆東京ダートV実績理想 中山で行われた03年を除く連対18頭中11頭に東京ダートでV歴。残る7頭中6頭はダートGIで連対歴があり、いずれにも該当しない09年2着カジノドライヴには、米ダートGIIピーターパンS制覇があった。

 ◆4歳、5歳馬中心 4歳馬が最多の9連対で、5歳馬が7連対でこれに次ぐ(勝利数では5歳馬が5勝でトップ)。7歳以上は【0・3・2・40】と苦戦。連対したのはブルーコンコルド(07、08年)、フリオーソ(11年)で、いずれもそれまでGI4勝以上の強豪だったが、2着まで。

 ◆前走芝は苦戦 芝からの転戦組は【1・0・1・19】。3着以内に入った2頭はともにダートGI勝ちの実績があった。

 トップ評価は昨年の覇者トランセンド。JRAのダートGIでは4戦無敗で、連覇のチャンス。JCダート、東京大賞典とGIで連続2着のワンダーアキュートが逆転候補の筆頭。このコースは3歳時にGIII武蔵野Sを勝った舞台で、相性もいい。一昨年の優勝馬エスポワールシチーは7歳馬だが、GI5勝の実績は侮れない。 (データ室)

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【フェブラリーS】絶好クリムズン砂王確信 2011年2月17日(木) 05:08

 JRA今年最初のGI、フェブラリーS(20日、東京、ダ1600メートル)の追い切りが16日、行われた。カペラS根岸Sの重賞2勝を含む3連勝中のセイクリムズンは、滋賀県・栗東トレーニングセンターの坂路で4ハロン52秒0をマーク。降雪で重くなった馬場をものともせず、迫力のある動きを見せた。服部利之調教師(52)=栗東、幸英明騎手(35)=栗東・フリー=は、GI7勝ブルーコンコルドと同じタッグ。同馬では叶わなかった“悲願”のフェブラリーS制覇に、自信を深めていた。

出走予定馬へ

 黒光りする迫力のある馬体が、水分で重くなったウッドチップを豪快に蹴り上げていく。GIIIカペラS根岸Sと重賞連勝中のセイクリムズンが、残り雪を溶かさんばかりの熱気のこもった走りで、GIへ絶好の仕上がりをアピールした。

 「エエ感じやったね。GIに使うのだから、追い切りで小細工しなかったけど、馬場が悪くても気持ちよく走っていたから、これでいい」

 服部利之調教師は、滑らかな口調で愛馬の動きを称える。栗東トレセンの坂路には前日の雪がところどころ残り、敷き詰められたウッドチップは、たっぷりと水分を含んでいた。そんな馬場でも、クリムズンは力強く駆け上がった。4ハロンは52秒0の好タイム。ラスト1ハロンも確かな脚取りで12秒6。現在の充実ぶりを示す動き、タイムだった。

 今回の課題は根岸Sから200メートルの距離延長。ダートの1600メートルは過去に09年のヒヤシンスS(7着)しか経験がないが「昨夏の休養を挟んで馬が成長した。精神的に強くなった今なら、距離は心配していない」と服部師は強気だ。幸英明騎手も「根岸Sは、フェブラリーSをイメージして乗りましたが、最後はしっかり伸びてくれましたね」と話す。中団から差し切った前走の内容に、陣営は本番への手応えをしっかりつかんでいる。

 服部師&幸は、ダートで交流GIを7勝したブルーコンコルドを育てたタッグ。だが、それほどの強さを誇ったブルコンでも、フェブラリーSは04、06~08年に(5)(4)(2)(2)着と、勝つことができなかった。

 「ブルーコンコルドと(現時点で)比較するのは失礼。でも、セイクリムズンもデビュー前からいいものを持っていたし、もっといいところを引き出せると思っとる」

 服部師は本格化したセイクリムズンに、自身のJRA・GI初制覇を託す。幸も「ブルーコンコルドでは勝てなかったので、そのぶんもがんばりたい」と気合を入れる。

 「悲願、悲願と周りから言われるけど、僕自身が言ったことはない。でも、GIを獲れなかった、と言われるよりも、獲った方がエエから」

 服部師が、あえて今回も口にしなかった“悲願”。セイクリムズンがその願いを叶える準備は、しっかりと整っている。(柴田章利)

 

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【根岸S】セイクリムズン重賞連勝! 2011年1月31日(月) 05:06

 第25回根岸S(30日、東京11R、GIII、4歳上オープン国際、別定、ダ1400メートル、1着本賞金3800万円=出走16頭)幸英明騎乗、2番人気のセイクリムズンが直線で力強く進出。カペラSに続いてGIII連勝を決め、フェブラリーS(2月20日、東京、GI、ダ1600メートル)の有力候補にのし上がった。タイム1分23秒0(良)。3番人気のダノンカモンが1馬身1/4差の2着で、3着には10番人気のダイショウジェットが突っ込んだ。1番人気のケイアイガーベラは先手を奪ったが直線半ばで失速。8着に敗れた。

 偉大な先輩ブルーコンコルドへまた一歩近づいた。セイクリムズンが豪快に突き抜け、カペラSに続いて重賞連勝。GI制覇へ確かな手応えをつかんだ。

 「本当に充実していますね。4コーナーでうまく外に出せましたが、出した瞬間にハミがかかって、それで勝てると思いました。最後は叩き合いでしたが、乗っている方は余裕がありましたよ」

 幸英明騎手はパートナーを称賛。最内枠からのスタートだったが、精神面で成長して、馬群の中で我慢できるようになった。きっちり折り合いがついて中団を追走。徐々に外めに進路を取り、4コーナーではダノンカモンの外に出して追い出した。一完歩ずつ差を詰め、並んだのは一瞬。あっという間にダノンに引導を渡し、1馬身1/4差をつけていた。上がり3ハロン35秒0はメンバー最速だ。

 「マイルに関して不安は感じていないし、ブルーコンコルドよりも、東京コースはのびのび走れて合っていると思う」

 ブルーコンコルド(06年東京大賞典などGI7勝)は、服部厩舎のエースとして、ダートの王者に君臨しながら、フェブラリーSは未勝利(2着2回)。念願だったタイトル奪取を服部利之調教師は、進境著しい後継馬に託す。双方の主戦だった幸も「どんどん力をつけてGIまで来ましたからね。先輩を追いかけてほしい」とGI参戦に力が入る。

 幸は昨年、1008回騎乗というJRA年間騎乗数の新記録を達成。前人未到の千回超えを成し遂げたが、GIはブルコンの08年交流GI南部杯以来ご無沙汰。「今の感じなら(GIでも)勝負になると思います。きょうの勝ち方で自信を持ちました」と頼もしい相棒にかける期待は大きい。

 地道に力をつけて重賞連勝を飾ったセイクリムズンが、“アイアンマン”幸とGIの主役へ躍り出た。(高尾幸司)

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閲覧 1,741ビュー コメント 0 ナイス 11

 黒船賞は高知競馬唯一のダートグレード競走。2008年には経営逼迫で休止したこともありましたが、そこから見事に盛り返して今では盛大に開催されています。また、地方で行われる短距離のダートグレードでは、前年のJBCスプリント以来の別定戦で行われることもあって、実績馬が「待ってました!」とばかりにここに出走してくることも多いです。

 その実績馬の中でも、最有力は前年のJBCスプリントの連対馬。過去10年のこのレースでの成績は【5・2・0・1】。1着の該当馬は、2006年・ブルーコンコルド、2010年・スーニ、2012-2013年・セイクリムズン、2016年・ダノンレジェンド。2着の該当馬は、2014-2015年・ドリームバレンチノ。唯一、4着以下に敗れたのは、2012年のスーニ(4着)ですが、同馬は斤量59㎏を背負っていました。つまり、斤量59㎏未満の前年のJBCスプリントの優勝馬ならば、本命馬として信頼できることになります。

 次いで有力なのは、前走でフェブラリーSに出走していた馬たち。そもそもフェブラリーSに出走している時点で実績馬ということもあり、過去10年のこのレースでの成績は【6・5・2・3】。しかし、前走フェブラリーS出走馬は、好着順の馬よりも大敗馬のほうがよく巻き返しているのがポイント。このレースで4着以下に敗れた3頭中2頭は、2015年のワイルドバッハと2017年のニシケンモノノフですが、ともにフェブラリーSで5着、6着と善戦していました。

 一方、3着以内だった馬13頭中11頭が前走のフェブラリーSで8~15着だった馬たち。確かに2006年のブルーコンコルドや2013年のセイクリムズンなどのこのレースの優勝馬はフェブラリーSでも4着と好走していますが、それらは前年のJBCスプリントの連対馬。つまり、もともと実績があった馬たちであり、実績不足のフェブラリーS上位馬は狙いづらいということになります。これはG1で激走したダメージが大きいからでしょう。

 しかし、前走のフェブラリーSを含めて、近3走とも5着以下に負けている馬も巻き返してこれないのも事実。このレースで4着以下に敗れた残る1頭は、近3走のダートグレード競走で10着、5着、10着と惨敗しているメイショウバトラーでした。同馬は前年のプロキオンSから連勝を重ねて前年のJBCマイルでも2着に善戦したこともあって、黒船賞では1番人気に支持されましたが、人気に応えることができませんでした。

 さらにこのレースでの穴パターンはというと、当然、地方馬です。それではどのような地方馬が有力なのかというと、過去1年以内のダートグレード競走で3着以内の実績があった馬です。過去10年で3着以内に好走した地方馬4頭中、3頭が前記のパターンでした。該当馬は、2006年の2着馬ロッキーアピール(6番人気)、2007年の3着馬キングスゾーン(6番人気)、2015年の3着馬タガノジンガロ(5番人気)です。

 しかし、過去10年でもっとも人気薄、9番人気で3着入線し、3連単の払い戻し10万越えのアドバルーンを打ち上げた地方馬が1頭います。2009年のフサイチバルドルです。さて、フサイチバルドルはどのような馬だったかというと、JRA所属時代は長らく芝のレースを使われて結果を出せず、高知に移籍と同時に再びダートを使われ、前走A1クラスの特別戦で圧勝していました。このパターンは他のダートグレードでもしばしば穴を開けているので要注意でしょう。


 まとめるとこうなります!

 ●本命候補
 ・前年のJBCスプリントの連対馬。
 ・前走のフェブラリーSで8着以下だった馬。
  (近3走とも5着以下の馬を除く)
 
 ●穴馬候補
 ・過去1年以内のダートグレード競走で3着以内の実績がある地方馬。
 ・長らく中央の芝のレースを使われていた馬が、地方移籍と同時にダート戦を使われて上昇した馬。(前走で0.9秒差以上、圧勝していることが条件)

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2017年3月29日(水) 14:16 山崎エリカ
【山崎エリカのダートグレード攻略】~名古屋大賞典2017~
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 日本で一番直線が短い楕円コースの名古屋で行われる名古屋大賞典。先日行われた黒船賞が短距離路線の実績馬の始動戦ならば、こちらは中距離路線の実績馬の始動戦となることが多く、これまでにエスポワールシチーやアウォーディーなどがここから始動しました。名古屋大賞典の前後にJRAではハンデ戦のマーチSが行われますが、実績馬はハンデを背負わされることを嫌って、ここへ出走してくることが多いです。

 よって、例年の対戦図式は、主に休養明けの実績馬vs佐賀記念の上位馬となります。この場合、休養明けの実績馬が優勢であっても不思議ないですが、このレースに関しては佐賀記念の上位馬が優勢。なぜなら佐賀記念の上位馬は、エスポワールシチーワンダーアキュートアウォーディーのような強豪が出走してくれば、対戦を避けるように、より出走手当てが高いダイオライト記念やマーチSに出走することが多いからです。

 つまり、佐賀記念の連対馬は、強豪が出走して来ない場合のみ、ここへ出走してくるということ。そのため前走の佐賀記念で連対していた馬のこのレースでの過去10年の成績は【3・3・1・0】と、けっこう優秀。複勝率100%を誇ります。今年は、佐賀記念の勝ち馬ロンドンタウンが川崎記念の勝ち馬オールブラッシュやG2の上位馬との対戦を避けて、マーチSへ出走しました。これは名古屋大賞典のメンバー質が高い証でしょう。

 確かにオールブラッシュのようにG1で連対すると、G3のこのレースでは人気にはなるでしょう。実際に過去1年以内にG1連対実績のある馬のこのレースでの過去10年の成績は【2・1・2・0】です。ただし、前年のG1で2勝のエスポワールシチー(2011年)が逃げて楽勝と活躍を見せる一方で、前年のG1を3勝したブルーコンコルド(2007年)が、単勝オッズ1.3倍の断然人気を裏切り、3着に凡退したこともあります。馬単や3連単の1着固定は向きませんが、3連複の軸ならば信頼できるでしょう。

 逆に人気以上に信頼できるのは、JRAから参戦する成長期の4歳馬です。前走連対の4歳馬の過去10年のこのレースでの成績は【3・1・0・1】。2010年にはJRA勢では4番人気ともっとも人気がない、前走エンプレス杯2着のラヴェリータが勝利しています。また、唯一、連対を外したのは、前走ダイオライト記念勝ちのキクノアロー(2007年)で、接戦の4着でした。前走で凡退していても、昨年の3着馬モズライジンのように、なかなかの活躍が見せられているので、4歳馬は要注意でしょう。

 さらにこのレースでは超小回りコースで行われるレースらしく、過去10年の連対馬20頭中18頭が逃げ、先行馬の押し切りです。差し馬で連対したのは、2008年メイショウトウコン(1着)、2014年のソリタリーキング(2着)のみ。メイショウトウコンは、それまでG2で1勝、G2で2勝の実績があり、同年のJBCクラシック3着、JCダート(現チャンピオンズC)2着と好戦したほどの馬。10番手スタートから4コーナーでは3番手まで位置を上げる、実質、捲りで勝利しました。また、ソリタリーキングは、前年のJBCクラシックの3着馬で、交流重賞でも連対常連の馬です。

 つまり、それくらいの実績馬でなければ、この舞台で差すのは容易ではないし、実績馬でさえも敗れることがあります。前記したブルーコンコルドが断然の1番人気に応えられなかったのは、自ら動けない差し馬だったというのも敗因のひとつとしてあります。この年はブルーコンコルドの不発によって、3連単37万4900円の大波乱となりましたが、波乱を演出した馬は、逃げ、先行馬のアルドラゴン、ムーンバレイです。基本的に差し馬は狙い下げるスタンスでいいでしょう。

 逆に逃げ、先行馬で、実績がありさえすれば、この舞台での活躍は期待できます。まず、逃げ、先行策でこのレースで連対した馬18頭中、15頭には直近1年以内にグレードレースで連対の実績がありました。例外は2011年の2着馬ワンダーアキュート、2012年の2着馬ダイシンオレンジ、2016年の2着馬バンズームです。しかし、ワンダーアキュートダイシンオレンジも前年度から順調さを欠いてトータル半年以上の休養をしていた馬。もともとはダートグレードで2勝をあげた実績馬です。

 過去1年以内にトータル半年も休養しているような馬は、さらに半年まで成績を遡るスタンスで狙ってもいいでしょう。特にダイシンオレンジは、このレースが休養明けの一戦で、直近の成績が悪かったために、JRA勢ではもっとも人気がない4番人気と人気薄。立て直しに成功する形で2着に善戦しています。昨年のバンズームは、アウォーディーとの対戦を避けるかのように、実績馬が他のレースに出走し、メンバーが手薄だったのもあるでしょう。アウォーディーに大差突き放されての接戦の2着でした。


 まとめるとこうなります!

 ●本命候補
 ・前走の佐賀記念で連対した馬。
 ・過去1年以内にG1連対実績のある馬。

 ●穴馬候補
 ・前走で連対の4歳馬。
 ・近走成績が悪く、今回が休養明け初戦となる実績馬。
 ・前走で逃げている馬、または、今回で逃げると思われる馬。

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2016年5月4日(水) 10:51 山崎エリカ
【山崎エリカのダートグレード攻略】~かしわ記念2016~
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 ゴールデンウィークの交流重賞、第三弾はG1のかしわ記念。上半期の大一番・帝王賞を目指す実績馬が集うレースです。昨年の勝ち馬ワンダーアキュートのように、直近1年以内のG1勝ち馬が巻き返すか、2014年の勝ち馬コパノリッキーのように前走フェブラリーS勝ち馬が勢いに乗って連勝というように、上り馬よりもG1勝ちの実績馬の活躍が大半を占めます。スパイラルカーブで直線も長く、地方競馬では枠順や脚質の影響がほとんどない船橋が舞台となれば、当然、実績馬が実力を出しやすくなるのでしょう。ちなみに船橋競馬場は地方競馬のなかでもっとも1番人気の好走率が高いコースになっています。

 また、近年はフェブラリーSから休養を挟んで出走してくる馬が非常に多くなりました。本来は、同年のフェブラリーSを大目標とした馬にとって、今回が始動戦になるために積極的に狙うのは好ましくありません。2007年の勝ち馬ブルーコンコルドのようにフェブラリーS2着→名古屋大賞典で3着凡退と、フェブラリーS後に一走して善戦止まりだった馬ならば、この舞台では鉄板級で狙えます。2006年にフェブラリーSで7着に敗れた船橋のアジュティミツオ―が、地元のマイルグランプリを叩いて、ここを勝利したこともありました。

 しかし、前走のフェブラリーSで連対して、ここへ直行した馬の成績も【2・3・1・2】と意外と成績は悪くないです。実力馬の大半が前走フェブラリーS組であること、また、かしわ記念はフェブラリーSと同距離で行われることから、本来は叩き台のはずの実績馬でも結果を残せているのでしょう。ちなみに4着以下だった馬は、2007年のサンライズバッカス(5着)と2012年シルクフォーチュン(6着)で、ともにそれまではG1で連対実績がなかった馬。フェブラリーSでは差し、追い込み馬有利の展開に恵まれて初めて連対し、さらにかしわ記念ではアジュティミツオ―やエスポワールシチーという強い逃げ馬が出走していて、それらを負かしに早めに動いて失速という共通項がありました。本来の自分の型での競馬が出来ていなかったのです。

 2011年のフェブラリーSで4コーナー11番手から2着と好戦したフリーオーソが、このレースでは1着と着順を挙げたように、このレースで差し、追い込み馬を狙うことがけっしてダメというわけではありません。ただ、それまでG1で実績がなかった馬がフェブラリーSで連対したからと言って、無暗に飛びつくのは危険ということです。

 しかし、同年のフェブラリーSで、4コーナー5番手以内で競馬をしていたフェブラリーS連対馬は【3・2・0・0】とかなり信頼できます。該当馬は2007-2008年のブルーコンコルド、2010年、2013年のエスポワールシチー、2014年コパノリッキーの3頭です。このパターンは、フェブラリーSで凡退していても、2007年のアジュディミツオ―、2009年、2012年のエスポワールシチー、2009年のカネヒキリが連対しているので、それらも本命候補として視野に入れても良さそうです。

 さらに言うと、このレースの穴目は、2011年の2着馬ラヴェリータや2014年の2着馬セイクリムズンのように、4コーナー2番手以内で立ち回れる馬です。2011年は断然人気のエスポワールシチーが出負けして自滅したことによる波乱、2014年は実績馬が差し、追い込み馬ばかりでもたらした前残りです。どのようなレースでも波乱の目は1~2番手のポジションですが、このレースでもデータがそれを証明しています。逆にいうと、ほぼそのパターンでしか番狂わせが生じていないので、それらを穴馬として仕込むのもひとつの手段でしょう。


 ●まとめ
 ・本命候補
 →同年のフェブラリーS連対馬
 フェブラリーSを4コーナー5番手以内で連対した馬か、それまでにG1勝ちの実績がある馬が有力。
 ・穴馬候補
 →4コーナー2番手以内が狙える馬。
 フェブラリーSで先バテした馬が最有力候補ですが、それらだとけっこう人気になるので、格下の馬をヒモに仕込むと面白い。


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2016年3月16日(水) 11:09 山崎エリカ
【山崎エリカのダートグレード攻略】~名古屋大賞典2016~
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 日本で一番直線が短い楕円コースの名古屋で行われる名古屋大賞典。先日行われた黒船賞が短距離路線の実績馬の始動戦ならば、こちらは中距離路線の始動戦となることが多く、かつてエスポワールシチーワンダーアキュートが、ここから始動したこともありました。名古屋大賞典の前後にJRAではハンデ戦のマーチSが行われますが、特に今回が始動戦となる実績馬は、マーチSではハンデを背負わされることになるのを嫌って、ここへ出走してくることがとても多くなっています。

 よって、例年の対戦図式は、主に休養明けの実績馬vs佐賀記念の上位馬となります。本来は休養明けの実績馬が優勢であっても不思議ないですが、このレースに関しては佐賀記念の上位馬が優勢。なぜなら佐賀記念の上位馬は、エスポワールシチーワンダーアキュートのような強豪が出走してくれば、対戦を避けるようにして、より出走手当てが高いダイオライト記念やマーチSへと回り、強豪が出走してこなければ、積極的にここに出走してくることが多いからです。そのため佐賀記念の連対馬がここへ出走してくればかなり有力で、過去10年で【3・3・1・0】の複勝率100%を誇ります。今年の佐賀記念の連対馬はアウォーディーとの対戦を避けたようですが、さて、その主役アウォーディーがここで結果を出すことが出来るでしょうか? 今回は、そのヒントとなるデータをご紹介しましょう。

 まず、このレースでは超小回りコースで行われるレースらしく、過去10年の連対馬20頭中18頭が逃げ、先行馬の押し切りです。差し馬で連対したのは、2008年メイショウトウコン(1着)、2014年のソリタリーキング(2着)のみ。メイショウトウコンは、それまでG2で1勝、G2で2勝の実績があり、同年のJBCクラシック3着、JCダート(現チャンピオンズC)2着と好戦したほどの馬。ソリタリーキングは、前年のJBCクラシックの3着馬で、交流重賞でも連対常連の馬でした。つまり、それくらいの実績馬でなければ、この舞台で差すのは容易ではありません。メイショウトウコンも前年のこのレースの勝ち馬であるアルドラゴンが2番手から粘り込みを図るところを、ゴール手前でギリギリ捕らえての勝利でしたし、ソリタリーキングも断然の1番人気を裏切る形での2着でした。基本的に差し馬は狙い下げるスタンスでいいでしょう。

 逆に逃げ、先行馬で、実績がありさえすれば、この舞台での活躍は期待できます。まず、残る連対馬18頭中、14頭には直近1年以内にグレードレースで連対の実績がありました。例外は2007年の1着馬アルドラゴン、2着馬ムーンバレイ、2011年の2着馬ワンダーアキュート、2012年の2着馬ダイシンオレンジです。しかし、ワンダーアキュートダイシンオレンジも前年度からトータル半年以上の休養をしていた馬で、もともとはダートグレードで2勝をあげた実績馬です。半年も休養しているような馬は、さらに半年まで成績を遡るスタンスでいいでしょう。特にダイシンオレンジは、このレースが休養明けの一戦で、直近の成績が悪かったために、JRA勢ではもっとも人気がない4番人気でしたが、立て直しに成功する形で2着に善戦しています。

 残る2頭、2007年に3連単37万馬券のアドバルーンを打ち上げたアルドラゴン、ムーンバレイはどのような馬かというと、まず、この2頭は逃げ、先行馬でした。2007年は前年のJBCマイルの勝ち馬であり、前走のフェブラリーSで2着のブルーコンコルドを筆頭に、差し馬揃いの一戦となりました。サイレントディールは前々走の佐賀記念で逃げきり勝ちした馬で、下馬評でも逃げると目されていましたが、前走で距離2400mのダイオライト記念を出負けして後方からレースをした後では、逃げるのはなかなか難しい状況だったと言えるでしょう。実際にこのレースでは、そういう傾向に反することなく追い込みの形。よって、アルドラゴンとムーンバレイの先行力が生かされるレースになったのです。

 アルドラゴンはマイル戦でも結果を出していましたが、前走でダ1200mを使われていた馬で、このレースでも楽に先行することが出来ました。ムーンバレイは前走で名古屋大賞典競走トライアルの梅見月杯を逃げて圧勝した馬で、このレースでも大外枠から内に切り込みながらわりと楽に逃げられました。確かにこのレースでは、アルドラゴンやムーンバレイが強かったというよりも、ブルーコンコルドの差し損ねが際立ったレースです。しかし、このときのブルーコンコルドは、フェブラリーSを大目標にした後の斤量59㎏では、勝てない要素も十分にあったはず。つまり、やや能力が劣る馬でも、この舞台では特に先行力さえあれば、一発の要素があります。前走で短距離戦を使われている馬や、前走で逃げ切り勝ちしている馬。今回で逃げると思われる馬は、侮らずに馬券に加えることをオススメします。


 まとめるとこうなります!
 ●本命候補
 ・前走の佐賀記念で連対した馬。
 ・ダートグレードで連対実績のある逃げ、先行馬。
 (前走の通過順位よりも、前走の前半3Fで先行できるかどうかを想定)

 ●穴馬候補
 ・近走成績が悪く、今回が休養明け初戦となる実績馬。
 ・前走で逃げている馬、または、今回で逃げると思われる馬。
 ・連勝中の地方馬。


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2011年2月16日(水) 19:00 本命ドリパス
『競馬』という名の推理小説 ~第101話フェブラリーS(謎解き編)~
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第101話 「フェブラリーS

06年 33.9-23.5-37.5 =1.34.9 △8▼6±0 瞬発戦
07年 34.6-24.3-35.9 =1.34.8 ▼3▼5△9 瞬発戦 不良
08年 34.8-24.3-36.2 =1.35.3 ±0▼7△4 瞬発戦
09年 35.1-23.7-35.8 =1.34.6 ▼5△8△3 瞬発戦 稍重
10年 34.8-24.2-35.7 =1.34.9 ▼1▼5△4 瞬発戦

過去5年は全て瞬発戦ということからも瞬発力は必要でしょう。
ところが最大加速値を見ても▼5~▼7というものなので爆発的な瞬発力は問われません。
それよりも必要なので地脚(追走スピード)
不良馬場だった07年とテンが33.9秒と激流となった06年は差し馬が勝利していますが以外は先行馬が勝利しています。


逃げ 0-0-0- 5 勝率 0.0% 連対率 0.0% 複勝率 0.0%
先行 3-3-3-12 勝率14.3% 連対率28.6% 複勝率42.9%
中団 2-1-2-22 勝率 7.4% 連対率11.1% 複勝率18.5%
後方 0-1-0-24 勝率 0.0% 連対率 4.0% 複勝率 4.0%

後方からで馬券になったのは07年のブルーコンコルドの2着のみ。
良馬場開催であれば後方一気の馬は用なしかもしれません。

過去5年でテンが最も遅い年でも35.1秒となっています。
テン>上がりという前傾ラップがフェブラリーSのスタンダードとなっています。
この前半のスピードに付いて行ける脚というのはまず必要でしょう。

そして近年ではステップレースによって偏りがあります。
【前走】

川崎記念 2-2-1- 6 勝率 18.2% 連対率 36.4% 複勝率 45.5%
JCD  2-0-0- 0 勝率100.0% 連対率100.0% 複勝率100.0%
平安S  1-0-0-13 勝率 7.1% 連対率 7.1% 複勝率 7.1%
東京大賞 0-2-2- 3 勝率 0.0% 連対率 28.6% 複勝率 57.1%
根岸S  0-0-2-25 勝率 0.0% 連対率 0.0% 複勝率 7.4%

前走でダートGⅠ出走という馬が圧倒的です。
そのレースで5着以内という馬は有力と言えるでしょう。
今年の登録メンバーでは
シルクメビウストランセンドバーディバーディ、フリオーソ、メイショウタメトモ
の5頭が該当します。

おそらくはトランセンドとフリオーソが人気になると思われます。
しかし、トランセンドはスピードという点で若干不安あり。
出走経験も実績も1800~1900mに集中しており逃げて一気にGⅠまで駆け上った経緯を考えれば先手を取れない場合は凡走の可能性もあると思います。
東京ダ16は芝スタートというのもポイントかもしれません。
一方のフリオーソですが7歳という年齢がどうか。
過去10年を見ても勝ち馬のほとんどは4~5歳馬だけに意外とここは壁かもしれません。
近年で7歳以上の馬の成績は

カネヒキリ     川崎記念 1着 → フェブ3着
ヴァーミリアン   東京大賞典2着 → フェブ6着
ブルーコンコルド  東京大賞典1着 → フェブ2着
タイムパラドックス 川崎記念 1着 → フェブ4着

となっています。
そんな中、私の一押しはバーディバーディ
JCD4着→東京大賞典3着と復調気配漂う。
池江調教師最後の花が咲くか?

「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
バーディバーディ→フリオーソ→シルクメビウス
気付けばBT×ミスプロ丼で。


(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は岡村信将プロのマイページをご覧下さい。

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ブルーコンコルドの口コミ


口コミ一覧

霜月Sを考える①(2003~2006)

 藤沢雄二 2016年11月20日() 12:50

閲覧 421ビュー コメント 0 ナイス 3

今日はマイルチャンピオンシップですけど、馬券的には過去10年で9回も3連単が6桁配当という霜月Sなんじゃないの?ってわけで、過去13年分の霜月Sをとりあえず調べてみました。

2003年(別定・15頭)
1.①ブルーコンコルド 牡3 55 二本柳 6人気 先 栗・服部
2.⑤シャドウスケイプ 牡4 55 江田照 3人気 差 栗・森
3.⑭ネイチャーヒーラー 牡5 55 吉田豊 1人気 先 栗・安田隆
《消えてくださった人気馬》
8.②ロードプリヴェイル 牡5 55 後藤 2人気 追 栗・池江郎
【ハロンラップ】
12.5-11.4-11.7-11.9-11.8-12.0-12.2=1.23.5(稍重)
【メモ】
勝ったのは初ダートの3歳馬のブルーコンコルド。2歳時に京王杯2歳Sを勝っていた言わば“格上”の存在も、秋の4戦が見せ場なしで初ダートの内枠も買いにくかった模様。
2着のシャドウスケイプは短距離の差し馬で南部杯7着からの参戦。
3着のネイチャーヒーラーは金子さん所有の外国産馬で同じ東京1400の神無月Sを勝っての昇級戦。当時もブランド人気をしていたみたいです。
2番人気のロードプリヴェイルは8着。成績を振り返るとここが初めての2ターンのレースで、コーナー4回のレースでマクリを武器としていた為に2ターンのレースに戸惑った模様。


2004年(別定・13頭)
1.⑪タイギャラント 牡7 55 北村宏 6人気 差 栗・藤沢則
2.⑦ツルマルファイター 牡5 55 蛯名 3人気 追 栗・橋口
3.⑫アドマイヤジャック 牡6 55 吉田豊 9人気 差 栗・鹿戸幸
《消えてくださった人気馬》
6.⑤エイシンハンプトン 牡4 56 ペリエ 1人気 追 栗・藤原英
7.⑬エコルプレイス 牡4 57 柴田善 2人気 逃 栗・松田国
【ハロンラップ】
12.0-10.3-11.5-12.0-12.3-12.9-12.6=1.23.6(稍重)
【メモ】
勝ったのは7歳馬のタイギャラント。短距離の差し馬で展開がハマった一戦だったようだが、ずっとダートを使われいた馬が前走で突如として芝のオープン特別(福島民友C)に出走して15番人気4着と惜しいところを見せてダートに戻っての一発。
2着のツルマルファイターはダート短距離の安定勢力。当時は1400mだったシリウスS3着からの臨戦。
3着のアドマイヤジャックがなかなか買いにくいタイプでオープンではこれといった実績はなし。ただそれまでに15ヶ月、7ヶ月半、6ヶ月と3回も長期休養があった馬で6歳のこの年は5月の栗東Sから5戦使われていて比較的順調だったようです。
単勝1.9倍の人気を裏切ったエイシンハンプトンは、当時は天皇賞の前日だった武蔵野S4着からの臨戦。それまでダートで掲示板を外したことがなく複勝率8割を誇っていたので人気になるのも当然といえば当然。それまで前々で競馬をしていた馬が後方からの競馬になって、要は初めてモマれた訳だが、これを予測するのは難しいかも。
2番人気のエコルプレイスはこれまた金子さんの外国産馬。実績は前年のネイチャーヒーラーよりも上(交流重賞のグランシャリオC勝ち+オープン特別2勝)だったのだけど、前走の武蔵野Sが逃げられずに13着と大敗していたことからハナに拘りすぎたのかもしれません。


2005年(ハンデ・16頭)
1.⑦トウショウギア 牡5 56 柴田善 1人気 逃 美・池上昌
2.③ミリオンベル 牝4 53 柴山 2人気 差 栗・坂口則
3.⑭サンライズキング 牡6 56.5 蛯名 6人気 先 栗・石坂
《消えてくださった人気馬》
9.⑫メイショウサライ 牡4 56 秋山 3人気 追 栗・増本
【ハロンラップ】
12.8-11.0-11.4-11.6-11.7-11.9-12.8=1.23.2(良)
【メモ】
この年は順当戦。
勝ったのは1番人気のトウショウギア。武蔵野S12着からの参戦だが、この馬、自分の競馬が出来た時はとことん強いというタイプ。脆さ同居で関東馬というプロフィールからは喜んで消したくなるところだが、実際は人気に応えている。
2着のミリオンベルはここまでダートで掲示板を外したのは1回だけという堅実タイプ。格上挑戦のシリウスS2着からの臨戦。
3着のサンライズキングはダートの重賞だと崩れるけど、オープン特別なら安定している、そんなタイプ。
3番人気の馬を掴まえて《消えた人気馬》と扱うのは心苦しいが、この年のメイショウサライはここが5ヶ月の休み明け。成績の大半が追い込みに分類されているので、こういう極端な脚質の馬は危なっかしいのかもしれない。


2006年(ハンデ・16頭)
1.⑨ボードスウィーパー 牡5 54 石橋脩 11人気 差 栗・野村
2.⑫ミリオンベル 牝4 55 太宰 7人気 差 栗・坂口則
3.③スリージェム 牡5 55 後藤 8人気 逃 栗・橋本
《消えてくださった人気馬》
4.⑬オフィサー 牡4 55 横山典 3人気 差 栗・森
7.②ヒカルウイッシュ 牡4 56 内田博 2人気 差 美・栗田博
11.⑯ニシノコンサフォス 牡6 57 和田 1人気 先 栗・宮本
【ハロンラップ】
12.4-10.8-11.4-11.9-12.0-12.1-12.3=1.22.9(良)
【メモ】
勝ったのは前走の太秦Sを勝って昇級初戦のボードスウィーパー。ここまでの全ての勝ち星をダート1400で挙げていたにも関わらず、成績的にはムラなタイプだったせいか人気薄。
2着のミリオンベルは前年の2着馬で、この年にはオープン特別で2勝を積み上げていたにも関わらず7番人気。前走のエニフSは2番人気5着と期待を裏切った格好になっているけど、2走前にペルセウスS(中山1200)を勝っており、想像以上に福永→太宰が嫌われた模様。
3着のスリージェムはここが10ヶ月の休み明けで昇級戦。戦績を見ると逃げた時の方が安定しているけど、別に差しても競馬は出来ているから脚質の読みにくいタイプだったようだ。
4着が3番人気のオフィサーで、この馬も神無月Sを勝っての昇級戦。既にオープンでも連対経験があるだけにこの馬は切りにくいかも。
2番人気のヒカルウイッシュが7着。ここまでのダートでの唯一の大敗がダート1400だっただけに、1400は合わなかったのかもね。
1番人気のニシノコンサフォスは11着に大敗。条件戦では1800mを押しきる競馬をしていたものの、オープンでは1200に特化していたので1400の競馬に不安はあったのかもしれない。一応、前走は1400mのエニフS2着からの臨戦。

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ブルーコンコルドの厩舎情報 VIP

2008年12月7日ジャパンカップダート G15着
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2008年12月7日 ジャパンカップダート G1 5着
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