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ソウルスターリング(競走馬)

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ソウルスターリングの関連ニュース

 “世代No.4”が新興勢力の台頭に待った! ディーパワンサが激戦の樫TRを制する。

 史上空前のハイレベルといわれた現3歳牝馬ながら、1冠が終わってみれば意外に勢力図はシンプルに収まった。序列こそひっくり返ったが、桜花賞阪神JFの上位3頭、ソウルスターリング(1着→3着)、リスグラシュー(2着→2着)、レーヌミノル(3着→1着)で決着した。

 ならば、阪神JFで4着に入ったディーパが、GIIを勝ち切って何の不思議もない。

 前走・フラワーCで、皐月賞に挑んだファンディーナに1秒もちぎられたことで評価を下げているが、「休み明けで力が入りすぎていた。今度はリラックスして走れると思うよ。競馬のしやすいタイプだし、ラストにもうひと脚使えれば」と内田騎手。

 08年レッドアゲート、09年ディアジーナ、13年デニムアンドルビー、15年シングウィズジョイと、4勝をあげている“サンスポ男”は、巻き返しに向けて自信たっぷりだ。

 中京で新馬→2歳Sを連勝しており、左回りに替わるのは大歓迎。父はダービー馬ディープブリランテで、おばには去年のオークスシンハライトがいる。血統的に1F延長もプラスでしかない。

 「中間のカイ食いが良く、しっかり負荷をかけられている。馬体に張りも出た感じですね。左回りはむしろいいし、折り合い面の心配もない」と松下調教師。同厩の桜花賞4着カラクレナイは、優先出走権を獲得したオークスではなく、NHKマイルCに向かうことが決定。勝って僚馬の分まで、樫に全力投球だ。

 “究極の3連単”はディーパを1着に固定。芝2000メートルで2戦2勝のホウオウパフュームを2、3着に置いた12点買いで勝負する。(夕刊フジ)

サンスポ賞フローラSの枠順はこちら 調教タイムも掲載

【3歳次走報】ダンビュライト、ダービーへ2017年4月19日(水) 05:00

 ★皐月賞3着ダンビュライト(栗・音無、牡)は引き続き武豊騎手でダービーへ。8着ウインブライト(美・畠山、牡)、9着カデナ(栗・中竹、牡)、17着アダムバローズ(栗・角田、牡)もダービーを目指す。18着アメリカズカップ(栗・音無、牡)は状態を見て出否を決める。12着アウトライアーズ(美・小島茂、牡)はNHKマイルC(同7日、東京、GI、芝1600メートル)。

 ★桜花賞3着ソウルスターリング(美・藤沢和、牝)は宮城・山元トレセンから21日に帰厩し、オークスに備える。

 ★デイジー賞を勝ったマナローラ(栗・鮫島、牝)はオークスに登録する。

 ★雪うさぎ賞を制したレジーナフォルテ(美・佐藤吉、牝)、15日中山の500万下(芝1200メートル)を勝ったスビールアスール(美・武藤、牝)は葵S(5月13日、京都、OP、芝1200メートル)へ。

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【フローラS】ホウオウ、女王へ負けられない 2017年4月18日(火) 05:03

 関東圏の中央競馬は今週から東京開催がスタート。開幕週のメインレースはサンケイスポーツ賞フローラステークス(23日、GII、芝2000メートル)だ。オークス出走権をかけた一戦は傑出馬不在で混戦ムードだが、最有力視されるのが牡馬相手に連勝中のホウオウパフューム桜花賞には見向きもせず、重賞Vを飾って大一番に向かおうとしている。

 春の香りに誘われて、ニューヒロインへの一歩を踏み出す。牡馬相手の連勝で勢いに乗るホウオウパフュームが、満を持して重賞に挑む。

 「勝ってオークスに行きたいですね」

 奥村武調教師も、短い言葉に力が入る。フェアリーS、アネモネSと連勝して桜花賞に駒を進めた(8着)ライジングリーズンがいる同厩舎から、牝馬クラシック戦線に放たれる第2の矢だ。

 1歳時のセレクトセールでは5616万円(税込み)の値がつき、デビュー前から「抜群に素晴らしい馬」と素質を高く評価していた指揮官は、早い時期からオークスを意識して長めの距離でローテーションを組んだ。芝2000メートルの未勝利戦→寒竹賞と連勝。その後は桜花賞に目もくれず、放牧を挟んでこのサンスポ賞フローラSを目標に調整されてきた。

 「ひと回り大きくなって、より長い距離の方がいい体形になりました。無理に短い距離を使う必要はないので、桜花賞は考えていませんでした」

 まずはここでオークスの優先出走権を取ることが使命。3カ月半ぶりとなるが、「じっくりと時間をかけてやってきました」と仕上げに抜かりはない。12日の1週前追い切りは美浦坂路で4ハロン52秒6をマーク。騎乗した主戦の田辺騎手は「まだ重めの感じはありますけど、柔らかみがあって感じはいい」と好感触だ。

 桜花賞阪神JF2着のリスグラシュークイーンCを制したアドマイヤミヤビなど、今年の3歳牝馬はハーツクライ産駒の活躍が目立つ。トレーナーは「体形的にはヌーヴォレコルトに似ていると思います。あんな風になってくれたら」と、同産駒で今春に引退した2014年のオークス馬を引き合いに出し、大きな期待を寄せる。

 桜花賞では断然人気のソウルスターリングが3着に敗退。一転して混戦ムードとなった牝馬クラシック戦線に、3連勝を決めて名乗りを上げる。 (藤沢三毅)

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【フローラS】レース展望 2017年4月17日(月) 19:46

 陽気の訪れとともに、今週から関東圏の主場は東京競馬場へ。開幕週の日曜メインでは、第52回サンケイスポーツ賞フローラステークス(23日、GII、芝2000メートル)が行われる。上位3頭にオークス(5月21日、東京、GI、芝2400メートル)の優先出走権が与えられ、2010年の勝ち馬サンテミリオンアパパネと1着同着で樫の女王に、昨年の勝ち馬チェッキーノは本番で2着に好走した。牝馬クラシック2冠目を占ううえで必見のトライアルレースだ。今年は桜花賞で断然人気に推された2歳女王ソウルスターリングが3着に敗れたことで、混戦模様を呈してきた牝馬戦線。それだけに、この一戦への注目度も高くなった。

 中でも主役を担うのは、ホウオウパフューム(美浦・奥村武厩舎)だ。新馬戦こそ3着に敗れたものの、1800メートルから2000メートルに距離を延ばしたここ2戦は牡馬を相手に強い内容を披露。特に前走の寒竹賞では、4コーナー最後方から桁違いの末脚で2馬身突き抜けた。その後は桜花賞に目もくれず、距離適性が重視されてオークスを照準に調整。1週前も上々の動きを見せた。「目標は先だけど、きっちり仕上げていく。勝ってオークスへ向かいたい」と奥村武調教師は仕上がりに太鼓判。2走前に今回と同じ東京2000メートルを勝っており、不安らしい不安はない。

 フローレスマジック(美浦・木村哲也厩舎)は、アルテミスS2着、クイーンC3着とメンバー最上位の実績を持つ。ただ、1週前の時点で木村哲也調教師が「動きがピリッとしない。心と体のバランスが崩れてしまっている感じ」と説明していたように、態勢は万全とはいえない印象。全兄サトノアラジン、全姉ラキシスとも晩成型だったように、3歳春の時点では完成途上の血筋でもある。最終追い切りの動きなど、仕上がり具合をしっかり見定めたいところだ。

 ディーパワンサ(栗東・松下武士厩舎)は、阪神JFで4着に好走。同レースの上位3頭が桜花賞で1〜3着を占めたことから、この馬の地力も確かといえる。前走のフラワーCは6着に敗れたが、休み明けで馬体重は8キロ増、初めての長距離輸送なども重なっただけに、大きく評価を下げるのは禁物だ。左回りは中京で2戦2勝。叩いての上積みも期待できるだけに、距離を克服すれば上位争いできる力がある。

 モズカッチャン(栗東・鮫島一歩厩舎)は芝1800メートルで未勝利−500万下と連勝。先週の皐月賞で2着に好走したペルシアンナイトなど、ハービンジャー産駒は2000メートルで好実績を残しており、本馬もさらなる距離延長でパフォーマンスを上げる可能性がある。逆に、同じ2勝馬でもアロンザモナ(栗東・西浦勝一厩舎)は勝ち鞍がマイルまでだけに、距離克服が鍵になるだろう。

 13頭の枠を争う抽選組の1勝馬も、虎視眈々と樫への権利を狙う。タガノアスワド(栗東・五十嵐忠男厩舎)は、前走のつばき賞で0秒3差2着。皐月賞で1番人気(7着)に支持された素質馬ファンディーナが相手だけに、評価できる。3馬身半差Vの新馬戦で2000メートルの適性は証明済み。2戦続けて逃げており、先行力は開幕週の馬場で有利に働きそうだ。

 アドマイヤローザ(栗東・梅田智之厩舎)は、前走のエルフィンSで2着だが、切れ味勝負では分が悪かった。2走前に快勝した2000メートルで本来の走りができれば好勝負だ。

 キャナルストリート(美浦・大竹正博厩舎)は2000メートルで新馬勝ち。前走はマイルで忙しかったうえ、直線で前をさばけず不完全燃焼の内容だった。オークス4着、秋華賞2着と3歳牝馬GIで活躍したブロードストリートの半妹という血統背景からも、中距離で巻き返しがあっていい。

 ヤマカツグレース(栗東・池添兼雄厩舎)は、1800メートルの君子蘭賞2着で距離にめど。ハービンジャー産駒だけに200メートル延長にも対応できそうだ。新たにコンビを組む横山典弘騎手の手綱さばきも興味深い。近2走のホープフルS(7着)、共同通信杯(7着)ともに出遅れながら大きく負けなかったビルズトレジャー(美浦・田中剛厩舎)、昇級後3戦で牡馬相手に好走を続けているムーンザムーン(美浦・上原博之厩舎)あたりも、距離適性は示している。

 前走で勝ち上がった馬の中にも、鮮やかに3馬身半抜け出したレッドミラベル(美浦・尾関知人厩舎)や、中距離で安定感ある走りが光るアンネリース(美浦・尾関知人厩舎)、日経賞勝ち馬シャケトラの半妹ザクイーン(美浦・角居勝彦厩舎)、レースごとに力をつけているディープインパクト産駒ブラックスビーチ(栗東・角居勝彦厩舎)、先行力のあるラユロット(美浦・藤沢和雄厩舎)などが、抽選突破から樫の舞台を目指す。

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【フローラS】切れ者パフューム万全仕上げで樫へGO 2017年4月17日(月) 17:02

 春の東京が開幕する。オープニングを飾るのは「第52回サンスポ賞フローラS」(23日、GII、芝2000メートル)だ。桜花賞で大本命ソウルスターリングが負けたことで、注目度がグッと高まってきたオークスTR。3戦2勝の切れ者ホウオウパフュームが勝ち、樫の女王候補に名乗りをあげるか。

 牡馬相手の前走、2000メートル・寒竹賞が圧巻だった。1000メートル通過61秒3と流れが落ち着いたなか、じっくりと最後方で待機。直線は目の覚めるような末脚(3F34秒5)を繰り出し、瞬く間に2馬身抜け出した。

 中距離での大きな可能性を示すパフォーマンスを受け、陣営はすぐさまオークスに照準。「無理して1600メートルを使うよりも、2000メートルからオークスを目指そうと。体型的にも長い距離が合うからね」(奥村武調教師)と、桜花賞には見向きもしなかった。

 TRに向けては3月中旬からじっくり乗り込まれ、先週12日は田辺騎手を背に坂路で4F52秒6。ラスト1F12秒2で鋭く伸び、3歳500万下と併入した。

 「順調だね。馬体もひと回り大きくなったし、背中が伸びて、より長距離向きの格好になってきた」と、思惑どおりの成長に目を細める。

 最大の目標はオークスだが、まだ2勝馬だけに本気の仕上げ。「ここで権利を取らないとしょうがない。桜花賞路線とは違い、オークス路線は長距離輸送を続けるわけじゃないから、まずここでしっかり仕上げたい。勝って本番へ」

 ハーツクライ産駒の当たり年といわれる現3歳世代。切れ味鋭いヒロイン候補が、大物感をさらにアピールしそうだ。(夕刊フジ)

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【東西現場記者走る】レイデオロ&アレス、ソウルの雪辱に燃える藤沢和2騎2017年4月15日() 05:01

 東西サンスポの精鋭記者が、1週間の密着取材でGIの勝ち馬を探る企画。皐月賞は大阪サンスポの山口大輝記者(25)が担当する。5日目は美浦トレセンに潜入し、藤沢和厩舎のレイデオロサトノアレスに迫った。

 5日目は美浦に潜入して、2頭出しの藤沢和厩舎に迫った。特に気になるのが、ホープフルSでデビューから3連勝を決めて以来となるレイデオロ。当日は中山競馬場で実際にレースを見て、直線の坂を力強く駆け上がる脚が印象に残った。能力は確かだけに、やはり久々がポイントになる。

 藤沢和調教師が不在のため、津曲助手を直撃。すると「リフレッシュできた点はある意味、アドバンテージだと思いますよ」と、プラスともとれる発言が飛び出した。さらに、精神面の成長もあったという。2歳時は落ち着きがなかったが「今は追い切った次の日に、運動ができるようになった。以前はテンションが上がりすぎないように気をつけていたので」と、調教メニューをしっかりと消化できるようになった。この日は、北Cコースを軽く1周。厩舎へ戻る姿は、確かに落ち着いているようにみえた。

 精神面で大人になったことが、馬体にも好影響も与えている。「カリカリしてカイ食いも細く、線が細い馬」だったが、事前発表馬体重は前走から10キロ増の486キロ。長距離輸送もなく、デビュー4戦目で初めてプラス体重で出走できそうだ。

 木曜の追い切りは、Wコースの3頭併せで遅れたが「目いっぱいやらないのは、馬を信じていますから。問題ない」と、津曲助手。重賞100勝に王手をかける厩舎だけに、その言葉には説得力がある。「やれてもおかしくないポテンシャルはあるし、馬はしっかりとできています」。ぶっつけ本番に不安はなさそうだ。

 昨年の2歳王者サトノアレスも忘れてはいけない。前走のスプリングSは4着だったが、休み明けに加え、ゲートでつまずいたもの。「悲観する内容ではないですよ」と津曲助手は言う。競馬場で見た朝日杯FSでの一瞬の脚は、目に焼き付いており「トップスピードに入る速さや反応の良さは世代屈指だろうね」という言葉にも納得だ。

 桜花賞は1番人気の僚馬ソウルスターリングが3着。それでも「先週は先週、今週は今週ですよ」と冷静に話す津曲助手に、名門厩舎のすごみを感じた。最終日は中山競馬場で、馬場状態のチェックと関西馬の到着取材を行い、結論を出す。 (山口大輝)

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【皐月賞】2歳王者サトノアレスが激変ムード! 2017年4月13日(木) 12:52

 東の伯楽・藤沢和雄調教師が牡馬クラシック初Vの期待をかけるサトノアレスが13日朝、「第77回皐月賞」(16日、中山、GI、芝2000メートル)に向けて、美浦トレーニングセンター(茨城県)のWコースで絶好の動きを見せた。昨年暮れのGI朝日杯FSの覇者。年明け初戦のフジテレビ賞スプリングSは4着に敗れたが、期待どおりの上昇曲線を見せ決戦に臨む。

 昨年の2歳チャンプが激変した。前哨戦のフジテレビ賞スプリングS4着は単なる叩き台。藤沢和厩舎悲願の牡馬クラシック戴冠へ、サトノアレスが見事な変わり身をアピールした。

 快晴に恵まれた美浦TC。先週と同様に戸崎騎手を背にWコースに姿を現すと、外シャドウチェイサーを4馬身、中アヴニールマルシェを2馬身追いかけて、ペースを上げた。

 暮れの朝日杯FS快勝時、そして前走時と、けいこでは派手なアクションを見せることが少なかった実戦タイプ。それがどうだ。鋭い加速力で4コーナーを回り直線に入ると、攻め駆けする中アヴニールに余裕の手応えで並びかけ楽々と併入。外シャドウは3馬身置き去りにした。

 藤沢和厩舎は大レースの最終追いでも“静”が多いだけに、馬なりで叩き出した“動”=ラスト1F12秒5のイメージは強烈。素軽い身のこなしも文句なく、短期間での見事な変貌ぶりは“A”評価にふさわしい。

 「先週はすいませんでした」と、追い切り直後の共同会見で切り出したトレーナー。桜花賞で断トツ人気のソウルスターリングで3着と、苦杯をなめたばかりだが、そこは競馬の厳しさと喜びを知り尽くす第一人者。反撃へ、アレスでの可能性を改めて感じ取る。

 「前走はスタートのタイミングが合わず、位置取りが悪くて、仕方のない結果だった。でも、一度使わせてもらったことで、ずいぶんと気持ちが乗って、いい感じになってきた。けいこでは速い時計を出すほうじゃないけど、けさなんか、本当にいいころのフットワークだった」

 JRA重賞99勝の名門にして、牡馬クラシックは末戴冠。しかし朝日杯FS馬がひと叩きされ、期待どおりの上昇カーブを描く今、悲願を果たせるかもしれない。

 「牡馬のクラシックは一度も勝ててないし、特に皐月賞は、時季的にもコース的にも難しいレースだと思う。だけど、勝ちたいと思ってやらせてもらっている。アレスは引っ掛かる馬じゃないから距離も心配ないし、体調がよさそうだから楽しみなんだ」と、トレーナーは言い切った。

 自身のクラシック初Vがかかる戸崎騎手も、もうふがいない競馬はさせられないとばかり、「GIで改めて」と気合が充満。13年ロゴタイプ以来の2歳王者Vへ、ムードが急激に高まってきた。

■戸崎Jに聞く

 −−年明け初戦のフジテレビ賞スプリングSは4着

 戸崎圭太騎手「スタートでつまずいて、リズムに乗れなかった。途中からはいい感じだったけど、最初の分、伸びを欠いた」

 −−けさの感触は

 「動きは良かった。先週よりもさらに良くなっている。前走は久々のせいか、おとなしかったけど、今回はそこが大きく違う。やっぱり前走は休み明けだったと思う」

 −−2000メートルは初めて

 「前走の感じから、距離は問題ないでしょう。とにかくレースではスタートだけ気をつけたい。枠順は極端なところじゃなければ大丈夫」

 −−2歳王者の意地を見せたい

 「2歳チャンピオンとして、前走はふがいない走りになってしまったから。GIで改めて、いい走りを見せたい」

■藤沢和師、悲願の牡馬クラシック

 藤沢和雄調教師(65)はこれまで皐月賞に10頭、ダービーに18頭、菊花賞に4頭と、計32頭を牡馬クラシック3冠に送り出している。

 栄冠に最初に近づいたのは02年のダービー。3番人気の青葉賞シンボリクリスエスで1番人気タニノギムレットに迫ったが、1馬身差の2着に敗れた。翌03年のダービーも青葉賞ゼンノロブロイで3番人気となったが、1番人気の皐月賞ネオユニヴァースに半馬身差届かず2着だった。

 皐月賞は13年コディーノ(3番人気)の3着、菊花賞は03年ゼンノロブロイ(2番人気)の4着が最高で、牡馬3冠は通算【0・2・2・28】。JRA重賞99勝の伯楽が競馬の“華”である牡馬クラシックと無縁なのは競馬の七不思議ともいわれる。

 ちなみに古馬となったシンボリクリスエスは02&03年、ゼンノロブロイは04年に年度代表馬となった。今年はついに牡馬クラシック獲りの悲願なるか−。

(夕刊フジ)

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【皐月賞】ブライト栄冠へ!4連覇中の関東馬に今年も注目 2017年4月12日(水) 05:08

 前走のフジテレビ賞スプリングSで重賞初制覇を飾ったウインブライトは、父ステイゴールド譲りの成長力でさらに上昇ムードだ。主戦を務める松岡正海騎手(32)=美・フリー=も、15年目で悲願のクラシック制覇に力が入っている。

 人馬の固い絆で、栄冠をたぐり寄せる。スプリングSを勝って勢いに乗るウインブライトが、世代の頂点を狙って上昇カーブを描いている。

 入厩前の牧場にいた頃から調教をつけている松岡騎手は「間違いなくクラシックに乗れる」と早くから素質を高く評価してきた。それでも馬体の緩さなどがあって勝ち上がりに3戦を要したが、そこから急成長。トライアルの勝ち馬として、期待通り皐月賞に駒を進めた。ジョッキーは頼もしげな表情を浮かべる。

 「まだ幼い面はあるけど、だんだんと良くなってきた。体重も増えて、中身もついてきている」

 前走は陣営も復調途上という中で重賞初制覇を決めた。その後も順調で、本番に向けてムードは最高潮に達しようとしている。松岡騎手が「動きはもちろん、毛づやも馬体の張りも、全体的に良くなっている」と言えば、畠山調教師も「1回使った上積みは間違いなくある」と状態の良さに自信を見せる。

 皐月賞は関東馬が4連勝中。2011年オルフェーヴル、12年ゴールドシップと2勝しているステイゴールド産駒でもあり、期待は高まる。

 松岡騎手は皐月賞に悔しい記憶がある。07年に15番人気のサンツェッペに騎乗してハナ差の2着。翌08年は1番人気のマイネルチャールズで3着だった。無念を晴らすにはまたとない機会だ。「若い頃はただがむしゃらに勝ちたいと思っていたけど、馬のことも考えられるようになった。失敗した経験とかがあるから今がある」。今回も厩舎と密にコミュニケーションを取り、チーム一丸となって歩を進めてきた。

 「30歳を超えてクラシックの重さや価値も分かってきた。うまくなった姿を見せたい」。自身にとっても初のクラシック制覇へ、32歳の情熱派ジョッキーは静かに闘志を燃やす。春満開の中山で、最高の輝きを放つ。 (藤沢三毅)

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★関東馬が4連勝中

 前週の桜花賞は単勝1.4倍に支持されたソウルスターリングが3着で、単勝1倍台の関東馬が3年連続で敗退という結果になったが、皐月賞では関東馬が2013年から4連勝と活躍が目立っている。しかも4頭すべてが前走で芝1800メートルの重賞で連対していた。今年、それに当てはまるのはウインとアウトライアーズの2頭だ。

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【3歳次走報】ミスエルテ、NHKマイルCへ2017年4月12日(水) 05:04

 ★桜花賞3着ソウルスターリング(美・藤沢和、牝)は11日に阪神競馬場から美浦に帰厩。「金曜(14日)ぐらいに山元トレセン(宮城県)へ。元気だったらオークス(5月21日、東京、GI、芝2400メートル)に出るかな」と藤沢和調教師。11着ミスエルテ(栗・池江、牝)はNHKマイルC(同7日、東京、GI、芝1600メートル)へ。

 ★ニュージーランドT2着メイソンジュニア(栗・渡辺、牡)はNHKマイルCに向かうか、サマースプリントシリーズに照準を合わせるか流動的。3着ボンセルヴィーソ(栗・池添学、牡)、5着タイムトリップ(美・菊川、牡)はNHKマイルCへ。後者の鞍上は未定。

 ★水仙賞を逃げ切ったイブキ(美・奥村武、牡)は青葉賞(29日、東京、GII、芝2400メートル)からダービー(5月28日、東京、GI、芝2400メートル)出走を目指す。

 ★ひめさゆり賞を制したミッキースワロー(美・菊沢、牡)は京都新聞杯(5月6日、京都、GII、芝2200メートル)に向かう。

 ★忘れな草賞5着ブラックオニキス(美・加藤和、牝)はスイートピーS(30日、東京、OP、芝1800メートル)、NHKマイルC、白百合S(5月27日、京都、OP、芝1800メートル)と選択肢多数。

 ★9日の中山500万下(ダ1800メートル)を勝ったアポロユッキー(美・堀井、牝)は関東オークス(6月14日、川崎、交流GII、ダ2100メートル)も視野に入っている。

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桜花賞3着ソウル、オークスで雪辱へ2017年4月11日(火) 11:58

 1番人気の桜花賞で3着に敗れたソウルスターリング(牝3歳、美浦・藤沢和厩舎)は、オークス(5月21日、東京、GI、芝2400メートル)で巻き返しを図る。「馬場をしっかりグリップできていなかった。道悪は得意じゃないね。元気が出たらオークスへ向かいます」とトレーナー。

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【東西現場記者走る】スワーヴリチャード黄金ローテ 2017年4月11日(火) 05:05

 1週間の密着取材でGIの勝ち馬を探る連載企画『東西現場記者走る』。皐月賞は、大阪サンスポの山口大輝記者(25)が担当する。混戦ムードが漂う難解な一戦の初日は、スワーヴリチャードがターゲットだ。過去5年で4勝を挙げている前走、共同通信杯組。その勝ち馬が今年も好走できるのか、可能性を探った。

 9日の桜花賞は単勝1・4倍のソウルスターリングが3着に敗れる波乱の結末となった。改めて競馬の難しさを痛感したが、密着取材する今週は一転して戦前から大混戦ムード。さらに、牝馬ファンディーナの参戦もあり、密着しがいのある1週間になりそうだ。

 その初日に注目したのは、過去5年で前走、共同通信杯に出走した馬が4勝を挙げているデータだ。2012年のゴールドシップに始まり、イスラボニータドゥラメンテディーマジェスティが戴冠を果たした。約2カ月の間隔があくことが嫌われているのか、手頃な人気に落ち着くことも魅力だ。

 今年の共同通信杯は、スワーヴリチャードが上がり3ハロン最速の末脚(34秒2)で2馬身半差Vと強い勝ち方だった。前走後は皐月賞直行を選択。ここまで、1800〜2000メートルで4戦2勝、2着2回と連対率100%の安定感も光る。四位騎手がデビューから手綱を取り、息がぴったりな点も頼もしい。

 真っ先に庄野厩舎を直撃すると、担当の久保淳助手がちょうどリチャードの馬房付近を掃除していた。共同通信杯組が強いというデータを伝えると「たまたまだと思いますよ」と笑顔で返されたが、「その通りになればいいですね」という言葉には力がこもっていた。

 約2カ月のレース間隔も「問題ないですね」とキッパリ。前走後は短期放牧に出され、3月3日に帰厩した。「前走はねじを締めながらだったけど、今回は十分に乗り込んでいますから」。態勢は万全といわんばかり。もちろん、「それほど変わっていないと思っていたけど、見た目もふっくらしているし、背も伸びたかもしれないね」と成長を実感していた。

 今回は先行粘り込みを図りたいタイプが多く、ハイペースは必至。世話役が「息の入りが早い。キャンターで息が乱れる馬は多いけど、この馬はないですね」と評価する心肺機能の高さは大きな武器になるはずだ。今年も共同通信杯組から皐月賞馬が生まれるかもしれない。 (山口大輝)

★展望

 3戦無敗でスケールの大きさを強烈に示している牝馬ファンディーナが注目の的。相手は一気に強くなるが、楽にクリアしても不思議はない。カデナは折り合いに不安がなく、鋭い決め手にも安定感がある。共同通信杯を快勝したスワーヴリチャードは小回りに疑問が残るが、破壊力のある末脚が魅力。逆にウインブライトアウトライアーズは中山コースの実績が強みだ。ひと叩きされた2歳王者サトノアレス、ぶっつけ本番ながら2000メートルで3戦全勝のレイデオロも軽視は禁物。大混戦ムードだ。

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東西現場記者走る 2014年の春から続くGI限定の連載企画。東西サンスポの精鋭記者がトレセンで1週間の密着取材を行い、勝ち馬に迫る。結論を出すのはレース当日の紙面。山口記者は初めてこの連載を担当した昨年のエリザベス女王杯で、3連単15万8930円を見事に的中し、前回担当した今年の高松宮記念も馬連2150円を仕留めて読者プレゼントに成功した。

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【皐月賞】レース展望 2017年4月10日(月) 15:45

 中山の日曜メインには、皐月賞(16日、GI、芝・内2000メートル)が行われる。今年はレース史上最多となる11頭の重賞ウイナーが集結。出走回避の予定のスズカメジャーを除けば、前走で掲示板に載らなかった馬は1頭しかおらず、それも最重要ステップの弥生賞で0秒4差6着のコマノインパルスなのだから、豪華メンバーと表現しても何ら問題はないだろう。2カ月続いた中山開催の最終日を締めくくるにふさわしい熱戦が繰り広げられることは間違いなさそうだ。9日の桜花賞では圧倒的1番人気のソウルスターリングが3着に敗れる波乱があったが、“最も速い馬が勝つ”といわれる3歳馬による伝統の一戦には、どんなドラマが待っているのか。

 最大の注目は、69年ぶりの牝馬Vを狙うファンディーナ(栗東・高野友和厩舎)の存在だ。今年1月のデビュー戦は9馬身差で逃げ切り勝ち。2戦目のつばき賞は好位でレースを進め、上がり3ハロン33秒0という究極の瞬発力で楽々と1馬身3/4差で制した。重賞初挑戦かつ初の長距離輸送だった前走のフラワーCは、2番手からノーステッキで2着に5馬身差をつけて、これもワンサイド。圧倒的な走りで3連勝と、非の打ちどころがない。

 過去、牝馬は23頭が挑戦。栄冠に輝いたのは1947年トキツカゼ、48年ヒデヒカリの2頭のみだが、クラシックの追加登録料200万円を支払っての参戦となる。陣営は皐月賞のみならず、ダービー(こちらはクラシック登録済み)もターゲットにしており、史上3頭目の快挙さえ通過点という見方もできるほどだ。ディープインパクト産駒は初年度からなかなか皐月賞に縁がなかったが、昨年は1〜3着を独占。舞台にも不安はない。牝馬とはいえ500キロを超える馬格を誇り、今の力を要する中山の馬場でも、非凡な能力を存分に発揮できるはずだ。

 もちろん、迎え撃つ牡馬たちも黙ってはいない。その筆頭はスワーヴリチャード(栗東・庄野靖志厩舎)だろう。イスラボニータドゥラメンテディーマジェスティと、昨年まで3連勝している共同通信杯組。父は大舞台に強いハーツクライで、半兄にはきさらぎ賞2着のバンドワゴンがおり、2014年のセレクトセールで1億6740万円(税込み)で取り引きされたように早くから期待されていたクラシック候補だ。デビューからその期待に違わぬ走りを見せ、【2・2・0・0】の好成績で駒を進めてきた。前走の共同通信杯は、自慢の末脚で2着に2馬身半差の完勝。全4戦でコンビを組むダービー2勝のベテラン・四位洋文騎手も素質を高く評価している。中山初見参でも、牡馬のメンツにかけ、ファンディーナの野望を打ち砕く構えだ。

 京都2歳S→弥生賞を連勝し、勢いに乗るカデナ(栗東・中竹和也厩舎)も戴冠は譲れない。こちらも末脚が持ち味で、デビューからの5戦全てで上がり3ハロンはメンバー最速をマークしている。前走は、半馬身という着差以上の勝ちっぷりで、本番と同じ舞台で行われる前哨戦を難なくクリア。ディープインパクト×フレンチデピュティという配合は昨年のダービー馬マカヒキと同じで、血統面もGIを勝つにふさわしいものがある。また、コンビを組む福永祐一騎手は、皐月賞16度目の騎乗。父の福永洋一元騎手は、77年にハードバージで勝利しており、武邦彦元騎手(74年キタノカチドキ)−武豊騎手(93年ナリタタイシンなど3勝)に次ぐ史上2組目の父子制覇がかかる。

 2013年のロゴタイプから4連勝中の関東馬も役者がそろった。尾形藤吉元調教師に次ぐ史上2人目のJRA重賞100勝の偉業に挑む藤沢和雄調教師は、精鋭2頭を擁して牡馬クラシック初制覇に向かう。

 3戦3勝でホープフルSを制したレイデオロは、3冠馬ディープインパクトが近親にいて、スケールの大きな走りが魅力のキングカメハメハ産駒。ソエが出たことから約4カ月の休み明けでぶっつけの参戦となるが、じっくりと牧場で回復を待ち、帰厩後も入念に乗り込んで臨戦態勢は整っている。鞍上はクリストフ・ルメール騎手。桜花賞で涙をのんだソウルスターリングと同じトレーナーと騎手が、ここで意地を見せられるか。

 もう1頭は、昨年の朝日杯FSを勝った2歳王者サトノアレスだ。前走のフジテレビ賞スプリングSは4着だったが、明確な敗因がある。スタートのタイミングが合わなかったうえ、直後に他馬に寄られて後方からレースを進めることになり、直線でも他馬との接触があった。それでも勝ち馬とは0秒4差。休み明けを叩かれた上積みと3年連続リーディングの戸崎圭太騎手の継続騎乗で、前進は必至だろう。世代の頂点に立ったディープインパクト産駒が復権を目指す。

 そのフジテレビ賞スプリングSを制したウインブライト畠山吉宏厩舎)は、ステイゴールド産駒らしく、使われるごとに力をつけてきたレース巧者。鞍上の松岡正海騎手との息もぴったり合っている。前走で減っていた馬体も順調に回復。中山コースは【2・1・0・0】と崩れていない。連勝の勢いは本物で、勝ち負けを期待できる。

 同2着のアウトライアーズ小島茂之厩舎)は、現在、関東リーディングトップの田辺裕信騎手が、デビュー戦から競馬を教え込んでいる好素材だ。祖父ネオユニヴァース、父ヴィクトワールピサと父方はともに皐月賞馬で、自身もこの舞台で勝ち鞍がある。当然、Vを争う1頭だ。

 アーリントンCを3馬身差で快勝したペルシアンナイト(栗東・池江泰寿厩舎)も、これまで【3・1・1・0】と堅実な成績。GIではワンパンチ足りないハービンジャー産駒だが、伯父にはダートの頂点を極めたゴールドアリュールがおり、底力は侮れない。

 他にも、きさらぎ賞を勝ったアメリカズカップ(栗東・音無秀孝厩舎)、毎日杯の勝ち馬アルアイン(栗東・池江泰寿厩舎)は、重馬場で実績があり、馬場悪化や時計がかかる展開なら、上位進出は可能。弥生賞は6着だったが、京成杯の勝ち方が力強かったコマノインパルス(美浦・菊川正達厩舎)も要注意。穴男・江田照男騎手との新コンビで一発がありそうだ。また、藤岡佑介騎手とコンビを組んで2戦2勝、前走のすみれSは4馬身差の圧勝だったクリンチャー(栗東・宮本博厩舎)も侮れない。若駒Sで逃げ切り勝ちをし、若葉Sは2番手につけて早め先頭から押し切ったアダムバローズ(栗東・角田晃一厩舎)もマイペースで行けるようなら浮上の余地がある。

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【桜花賞】乱桜女王レーヌ!大本命ソウル食った 2017年4月10日(月) 05:05

 第77回桜花賞(9日、阪神11R、GI、3歳牝馬オープン国際(指)、定量、芝・外1600メートル、1着本賞金9200万円、1〜4着馬にオークスの優先出走権=出走17頭)池添謙一騎乗の8番人気レーヌミノルが好位追走から早めに抜け出して押し切り、GI初制覇を果たした。タイム1分34秒5(稍重)。今後はNHKマイルカップ(5月7日、東京、GI、芝1600メートル)とオークス(5月21日、東京、GI、芝2400メートル)の両にらみ。1/2馬身差の2着はリスグラシューで、単勝1・4倍の圧倒的支持を受けた4戦無敗のソウルスターリングは伸び切れず3着に敗れた。

 単勝8番人気の伏兵が無敗の女王を撃破した。大歓声に迎えられた最後の直線。残り200メートルで先頭に立ったレーヌミノルに、背後からソウルスターリングが迫る。その瞬間、勝負根性に火がついた。もうひと伸びして後続を振り切ると、どよめきの中でゴールを駆け抜けた。

 「先頭に立ってからが長くて、早くゴールがきてくれ、何とかしのいでくれ、と思いながら追っていました。よく頑張ってくれましたね」

 見事にエスコートした池添騎手は、笑顔で相棒をねぎらう。初コンビながら、ピタリと息が合った。好スタートを切って4番手で流れに乗ると、稍重馬場も苦にすることなく、抜群の手応えで直線へ。「これまでのレース映像を見ていたし、1頭になったら気を抜くと聞いていた。我慢、我慢と思っていた」。直線半ば。満を持して追い出す。先頭に立ってからは見せムチで集中力を切らせなかった。

 シンハライトで臨んだ昨年は、大接戦の末に2センチ差で2着に敗戦。一昨年もクルミナルで2着だったが、その鬱憤を晴らした。2002年にアローキャリーでGI初勝利を飾った思い出の舞台。GI23勝目となった“請負人”は「オーナーや調教師からチャンスがある馬の依頼をいただいた。いい仕事ができたと思います」と胸を張った。

 管理する本田調教師は開業11年目、延べ27頭目の挑戦で念願のGI初勝利。騎手時代の01年にテイエムオーシャン桜花賞を制していて、騎手と調教師でのダブル優勝は史上4人目の快挙だ。目に光るものがあったトレーナーは「自分が乗っているときは思わなかったけど、見ていると直線が長いね。おとなしくて扱いやすく、思うような調整ができていたので、自信はありました」と喜びをかみしめた。

 次はNHKマイルCかオークスの二択。池添騎手は「マイルはしっかり結果を出している。牡馬相手でもやれると思う」と語り、前者が有力になりそうだ。

 フランス語で女王の意の名を持つレーヌミノル。もう、伏兵とは呼ばせない。(川端亮平)

 ◆プレゼンターを務めたレスリング女子の吉田沙保里(34) 「初めて本格的に競馬を体験したのですが、たくさん応援される方がいて、私も興奮して思わず叫んでしまいました。残念ながら馬券は外れてしまいましたが、私の誕生日10月5日と関係する〔5〕枠(10)番の馬が勝ってビックリです。これからちょっと競馬にはまっちゃいそうです」

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【桜花賞】レーヌの吉岡オーナー、ソウルに勝ち「夢みたい」2017年4月10日(月) 05:04

 第77回桜花賞(9日、阪神11R、GI、3歳牝馬オープン国際(指)、定量、芝・外1600メートル、1着本賞金9200万円、1〜4着馬にオークスの優先出走権=出走17頭)大金星を挙げたレーヌミノルの吉岡實オーナー(78)=マルヨシ物産(株)代表取締役社長=は、馬主歴11年目でうれしいGI初制覇となった。「夢みたい。馬主になって日が浅いのに、馬運がいいですね」と感無量の表情を浮かべた。

 「怪物(ソウルスターリング)がいたので、楽な気持ちで見ていました。4、5番手につければやれると思っていましたし、直線でゆっくりと仕掛けていければと思っていました」と、思い描いた通りの競馬内容での勝利に笑顔を見せた。

 生産者のフジワラフアームは、2000年のウイングアローフェブラリーS、ジャパンCダート)以来、通算3度目のGI制覇。藤原俊哉社長(58)は「馬が大人でイレ込むことがありませんし、精神的に強いので、マイルは絶対もつと思っていました。関係者はみんなこの馬の力を信じていましたし、クラシックは特別ですね」と喜んだ。 (斉藤弘樹)

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【桜花賞】ソウルまさかの3着…断トツ人気1.4倍裏切った2017年4月10日(月) 05:03

 第77回桜花賞(9日、阪神11R、GI、3歳牝馬オープン国際(指)、定量、芝・外1600メートル、1着本賞金9200万円、1〜4着馬にオークスの優先出走権=出走17頭)今年もまた、まさかのシーンが繰り返された。鉄壁だと思われていた単勝1.4倍の2歳女王ソウルスターリングが、3着に敗れて5戦目での初黒星。単勝1倍台の関東馬は、ルージュバック(1.6倍=9着)、メジャーエンブレム(1.5倍=4着)に続いて、3年連続で勝てなかった。

 「馬場が違いました」

 ルメール騎手が、振り絞るように敗因を口にした。好位を追走して直線へ。さあ、これから…というところで、いつもの加速がない。すぐ前にいた勝ち馬に並びかけることができず、リスグラシューの急襲にも屈した。

 雨が日曜朝まで続き、稍重発表とはいえ重馬場だった前日以上のタフな芝。「直線で何度も手前を替えていたし、反応が少し遅かった。馬場に尽きる」と振り返り、「ソーリー」とわびた。

 史上2人目の重賞100勝がかかっていた藤沢和調教師も、「軟らかい馬場は良くなかったようだね。4コーナーも馬なりだけど、抜群の手応えではなかった」と結果を受け止めた。怪物娘は14日に放牧に出され、様子を見て今後の予定が決められる。

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