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ミッキーロケット(競走馬)

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 アメリカジョッキークラブカップの追い切りが19日、東西トレセンで行われた。金鯱賞5着のリアファルは、坂路での併せ馬で自己ベストの4ハロン50秒5をマークし、サンケイスポーツ調教評価で最上級の『S』を獲得。長期休養明けをひと叩きした上積みが見込め、一昨年のGII神戸新聞杯に次ぐ重賞2勝目への態勢は整った。

 まだコース脇に残る雪を溶かすような熱のこもった最終スパーリングだった。リアファルが、坂路の併せ馬で自己最速の4ハロン50秒5をマーク。手綱を取った生野助手が好気配を伝えた。

 「自分からグイグイ走ろうとする感じだった。いい傾向ですね。前回は脚元とブランクのことがあったけど、今回はビッシリやって攻めの調教ができている。上積みは十分あると思います」

 雪の影響が残る馬場状態などを考慮し、万全を期しての木曜追い。アルティマブラッド(1600万下)と併走して、序盤から軽快なピッチを刻んでいく。直線半ばで一度は前に出られたが、軽く仕掛けられると、ラスト1ハロン12秒7と盛り返して併入に持ち込んだ。水分を含んで時計を要する馬場状態を考慮すれば、ハイレベルな内容。音無調教師は「これなら何の心配もない」と満足げにうなずいた。

 一昨年の有馬記念16着後に左前脚けんしょう炎が判明。11カ月半ぶりだった前走の金鯱賞は、0秒2差の5着と地力の高さを示した。中間はプール調整を併用しながら調教を強化。担当の濱田助手は「(馬体重が18キロ増だった)前走は緩かったけど、今回は体が締まっている。1回使って動きがよくなっている」と前回との違いを証言する。

 音無調教師は「行く馬がいれば競らずに2、3番手でいい。最近の中山は馬場がきれいだから、有馬記念は度外視しても大丈夫だと思う」と、中山芝コースへの対応にも不安を感じていない。

 17日の日経新春杯を僚馬のミッキーロケットが制覇。今週末の重賞も、音無厩舎が送り出すリアファルが主役を務めることになりそうだ。 (川端亮平)

AJCCの出馬表はこちら 調教タイムも掲載

【東海S】和田騎手、アスカで自身初2週連続重賞Vへ 2017年1月20日(金) 05:04

 デビュー22年目を迎えた和田竜二騎手(39)=栗・フリー=が、新春競馬を快調なペースで飛ばしている。日曜日は、東海S(中京)でアスカノロマンに騎乗。自身初の2週(節)連続重賞制覇を目指すほか、有力馬がそろっており、固め勝ちもありそうだ。充実ぶりが目立つベテランから目が離せない。

 新しい年を迎えて、22年目の和田騎手の手綱さばきがさえている。17日にはミッキーロケット日経新春杯を勝ち、今週末の東海SではアスカノロマンでVを目指す。

 「力がある馬に乗せてもらえるし、できるならしたいですよね」

 自身にとって初めてとなる2週連続重賞制覇に意欲をみせる。

 昨秋からコンビを組んで2戦。ともに2、3番手からのレースだが、初戦のみやこSが14着で、前走のチャンピオンズCは3着。

 「まるで別の馬に乗っているみたいでした。前走は返し馬のときから全身を使っていて“どこまでも走っていく”という感じ。タフな展開で踏ん張ってくれました」と力があることを把握した。

 GIフェブラリーSの前哨戦だけに、勢いをつけたい。「先行馬が少ないのはいいけど、後続の目標にされるでしょう。でも…。決して楽ではないけど、先のことを考えると答えを出さないと」と力強い。

 昨年末は見聞を広めるため、米国のサンタアニタ競馬場に足を運んだ。

 「馬には乗っていないけれど、雰囲気を味わってきました。今後も機会があれば(英国の)ニューマーケットなども行ってみたいんですよね」

 今週は京都、中京で騎乗するが、アスカノロマンのほかダノンディスタンス(若駒S)、ビップライブリー(祇園特別)、サンデーウィザード(恋路ケ浜特別)など有力馬ぞろいで固め勝ちのチャンスは十分だ。

 今年の6月で40歳を迎えるが「いろいろなことをしてみたい」と好奇心は旺盛。まさにジョッキーとして円熟の境地に近づきつつある。 (佐藤将美)

東海Sの出馬表はこちら 調教タイムも掲載

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【日経新春杯】2段ロケット!猛追にもうひと伸び重賞初V 2017年1月18日(水) 05:03

 第64回日経新春杯(17日、京都11R、GII、4歳上オープン国際、ハンデ、芝・外2400メートル、1着本賞金5700万円=出走14頭)出馬投票のやり直しで2日順延された一戦は、和田竜二騎乗で1番人気のミッキーロケットが、叩き合いの末にシャケトラをハナ差退けて重賞初V。明け4歳の初戦を飾った。タイム2分25秒7(稍重)。今後はGIに昇格した大阪杯を目標に調整される。同じ4歳馬の2番人気シャケトラが2着で、2馬身差の3着に4番人気の関東馬モンドインテロが入った。

 一度は並びかけられたが、ゴール前でもうひと伸び。降雪に見舞われた日曜日と対照的に快晴の京都競馬場で、ミッキーロケットがうれしい重賞初制覇を飾った。

 「ちょっとヒヤッとしたけどね。上手に競馬をしてくれました。ゲートも安定してきた。この流れで踏ん張れたのは大きいですね」

 先行策から最後まで粘り腰を見せたパートナーを和田騎手がたたえる。好発を決めると、すかさず好位へ。前半1000メートル60秒2の決して緩くない流れのなか、3コーナー過ぎの下り坂を利用して、先行勢をつかまえにいった。ラスト1ハロンからは、迫るシャケトラとマッチレースを繰り広げ、ハナ差で封じ込めてV。鞍上のアクションに応えた。

 昨秋の神戸新聞杯は、のちに菊花賞有馬記念を制したサトノダイヤモンドとクビ差の2着。今回の優勝で、最強4歳世代からまた新たなスター候補が誕生した。和田騎手も「もっと良くなりますよ。(4歳は)強い馬がいるし、もっと力をつけて負かせるようにしたい」と力を込める。

 音無調教師は「重賞2着(による賞金加算)でオープン馬になったけど、これで一人前」とほっとした表情。今後は大阪杯(4月2日、阪神、GI、芝2000メートル)を目標に、金鯱賞(3月11日、中京、GII、芝2000メートル)か京都記念(2月12日、京都、GII、芝2200メートル)を使われる予定。春の大一番に向けて、楽しみな大器が軌道に乗った。 (山口大輝)

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ミッキーロケット 父キングカメハメハ、母マネーキャントバイミーラヴ、母の父ピヴォタル。鹿毛の牡4歳。栗東・音無秀孝厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は野田みづき氏。戦績12戦4勝。獲得賞金1億4203万4000円。重賞初勝利。日経新春杯は、音無秀孝調教師、和田竜二騎手ともに初勝利。馬名は、「冠名+ロケット」。

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【日経新春杯】シャケトラ収穫、格上挑戦で2着2017年1月18日(水) 05:02

 第64回日経新春杯(17日、京都11R、GII、4歳上オープン国際、ハンデ、芝・外2400メートル、1着本賞金5700万円=出走14頭)格上挑戦のシャケトラは2番人気でハナ差2着。それでも、浜中騎手は前向きに振り返った。

 「勝った馬はサトノダイヤモンドといいレースをしていましたからね。まだ5戦目ですし、それに対抗して走れたのは評価できます」

 ミッキーロケットの直後を追走。直線で一旦先頭に立ちかけたが、最後はハンデが2キロ重い勝ち馬に内から盛り返された。とはいえ、格上の重賞初挑戦で勝ちに等しい競馬は高く評価できる。角居調教師も「見通しは明るくなりました」と、今後の飛躍に期待を寄せた。

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【日経新春杯】ミッキーロケットが接戦制し重賞初V! 2017年1月17日(火) 15:54

 1月17日の京都11Rで行われた第64回日経新春杯(4歳以上オープン、GII、芝・外2400メートル、ハンデ、14頭立て、1着賞金=5700万円)は、和田竜二騎手騎乗のミッキーロケット(牡4歳、栗東・音無秀孝厩舎)が人気に応え、重賞初制覇を果たした。タイムは2分25秒7(稍重)。

 伝統のハンデ戦はヤマカツライデンが逃げ、アドマイヤフライトマドリードカフェが続く展開。トルークマクトとともにその直後につけていたミッキーロケットシャケトラ(2番人気)が直線で抜け出すと、激しい叩き合いとなり、ミッキーロケットがハナ差で勝った。中団から伸びたモンドインテロ(4番人気)がさらに2馬身離れた3着。

 ◆和田竜二騎手「今までのことを思えば、上手に競馬してくれた。ゲートも安定してきたし、この流れで踏ん張れたのは大きい」

 ミッキーロケットは、父キングカメハメハ、母マネーキャントバイミーラブ、母の父ピヴォタルという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は野田みづき氏。通算成績は12戦4勝。日経新春杯音無秀孝調教師、和田竜二騎手ともに初勝利。

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【日経新春杯】特別登録馬2017年1月16日(月) 17:30

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【京成杯】東西調教ウオッチャー2017年1月13日(金) 05:08

 今週の東西調教ウオッチャーは、京成杯日経新春杯が対象レース。美浦トレセンからは東京サンスポの片岡記者、栗東トレセンからは大阪サンスポの正木、山口記者が参戦し、好調教馬をピックアップした。

 片岡 京成杯組は任せてや。イブキはWコースでシルクブルックリン(1000万下)と併せて鋭く伸びて先着。コマノインパルスも同じコースの併せ馬でタイセイブラスト(500万下)をパワフルに4馬身突き放した。ともに申し分ない動きやった。

 山口 穴っぽいところでは?

 片岡 アサギリジョーやな。今回は併せ馬から単走に切り替えて、馬なりでも雰囲気は上々。出遅れの不安はあるが、発馬五分なら人気馬とも差はないよ。

 正木 こちらは週末の雪が心配やけど、日経新春杯は昔から雪がよく降るからな。今、売り出し中の山口のおすすめは?

 山口 カフジプリンスに魅力を感じます。坂路でオールドクラシック(500万下)を追走し、ラストは真一文字の伸びで、突き放す一方の5馬身先着。4ハロン51秒0−12秒6のタイムも自己最速。上積みは大です。

 正木 穴ならヤマカツライデンやな。昨年12月の半ばから丹念かつハードな乗り込み。CWで先週は6ハロン77秒9−11秒8、今週は同81秒0−12秒2と攻めの質、量とも文句なし。「重賞で善戦するにはこれぐらいやらんと」という陣営の意気込みを感じる。

 山口 人気どころでは推進力十分のシャケトラ、ハミを替えて素軽さが増したミッキーロケットが良さそうです。

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【日経新春杯】厩舎の話2017年1月13日(金) 05:06

 ◆アクションスター・音無師 「じっくりと仕上げることができた」

 ◆アドマイヤフライト・橋田師 「調教は相変わらず動くが、最後にやめてしまう」

 ◆ウインインスパイア・高橋祥師 「馬場が少し渋ってくれるようなら」

 ◆カフジプリンス・矢作師 「前回より直線が長くなるのはいい」

 ◆シャケトラ・前川助手 「いい意味で体が張ってきたし、前走よりもいい」

 ◆ダコール・中竹師 「いくらか余裕残しの仕上がりです」

 ◆テイエムナナヒカリ・山内師 「まだ重賞でやれる力はない」

 ◆トルークマクト・尾関師 「いい反応、動きだったと思う」

 ◆マドリードカフェ・佐藤助手 「体調はずっといい」

 ◆ミッキーロケット・音無師 「いい位置で流れに乗れれば」

 ◆モンドインテロ・手塚師 「この舞台は2戦2勝で一番相性がいい」

 ◆ヤマカツライデン・池添兼師 「状態は心配ないと思う」

 ◆レッドエルディスト・笹田師 「完成はまだ先でも態勢は整った」

 ◆レーヴミストラル・高野師 「十分な動きで、いい仕上がり」

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【日経新春杯】熟成の時!シャケトラ、初タイ獲る 2017年1月12日(木) 05:09

 日経新春杯の追い切りが11日、東西トレセンで行われた。栗東では4戦3勝のシャケトラが、CWコースで豪快に先着。今回は格上挑戦になるが、陣営は手応え十分の様子だ。菊花賞5着のミッキーロケットは、坂路で力強く先着し、サンケイスポーツ調教評価で最上級の『S』を獲得した。

 大器が気温4度の寒さを吹き飛ばす快走だ。格上挑戦のシャケトラが、CWコースの併せ馬で圧巻の5馬身半先着。本格化気配の動きに、前川助手が自信をのぞかせた。

 「使うたびにソエが出たりしていたが、今は体質が強くなった。能力は高いし、これだけちぎったのは元気だということです」

 雄大なフットワークで、向こう正面では僚馬キセキ(3歳500万下)に2馬身先行。軽快なリズムで、直線はそのまま外の進路を選択。鞍上から軽く促されると、楽々と相手を突き放した。6ハロン81秒0、3ハロン38秒5−12秒2と上々のタイムをマークし「いい意味で体が張ってきたし、実が入っている。前走よりもいい」と前川助手の言葉にも自然と熱がこもる。

 昨年6月にデビューし4戦3勝。体質の弱さからレース数をこなせずにいたが、少ないチャンスを確実にものにしてきた。4歳を迎え、満を持しての重賞参戦に期待は高まるばかりだ。

 騎乗停止中だった前走以外で手綱を取ってきた浜中騎手も「デビュー前から調教はよかった。前走も力でねじ伏せましたね。もともとオープンまで出世できると思っていた」と素質を感じている。「瞬発力があって、馬格にも恵まれて、見た目もかっこいい。乗っていて、普通の馬との違いを感じていました」。今後へ向け、期待に胸を膨らませる。

 一気の相手強化になるが、53キロのハンデなら、強豪との差を埋める可能性は十分。鞍上も「相手は強いが、見込みがないと重賞に使わないと思う。飛躍を期待している」と意欲満々だ。シャケトラとは、イタリアで幻と呼ばれるデザートワインのこと。熟成の時期を終えた素質馬が、重賞舞台でついにベールを脱ぐ。 (山口大輝)

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【日経新春杯】ミッキーロケット、伸びた12秒3 2017年1月12日(木) 05:07

 菊花賞5着以来のミッキーロケットが、坂路で躍動感にあふれた動きを披露した。レッドラウダ(OP)を2馬身ほど追走し、ラスト1ハロンあたりで並びかけグイッとクビ差先着。4ハロン52秒3−12秒3をマークした。

 和田騎手は「先週(同51秒7−12秒3)は太めで内にもモタれていたが、今週はハミを替えて乗りやすくなり、素軽さも増したね」と好感触。音無調教師も「先週、今週と動けているし、スタート五分でいい位置で流れに乗れれば」と前向きな姿勢を見せていた。

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【日経新春杯】ミッキーロケット万全12秒3 2017年1月11日(水) 11:05

 菊花賞5着のミッキーロケットが、4歳始動戦で重賞初Vを狙う。

 栗東坂路で和田騎手が跨り、レッドラウダと併せた。後半の2Fを切れのいい脚さばきで11秒8−12秒3とまとめ、半馬身抜け出してフィニッシュ。3カ月ぶりも好仕上がりを印象付けた。

 「先週はまだ動き切れていなかったが、けさは素軽さが出てきた。このひと追いでさらに良くなりそう。内にモタれていた面も、リングハミに替えてからは、いい感触だから。トモが良くなってゲートも出るようになっているからね」と、ジョッキーも好感触だ。

 神戸新聞杯ではサトノダイヤモンドを苦しめるクビ差の2着。本番の菊花賞は「サトノより前で競馬をしたかったがスタートが良くなくて、予想以上に後ろから。動き出すのも遅く、距離も長かった」(音無調教師)というのが敗因だ。

 今回は神戸新聞杯と同じ2400メートルで、「距離はちょうどいい。しっかりスタートを決め、中団から少し前めのポジションで立ち回りたい」と、トレーナーは巻き返しへ手応え十分だ。(夕刊フジ)

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【日経新春杯】レース展望 2017年1月9日(月) 18:15

 京都の日曜メインは、1月の京都名物となっている古馬のハンデ戦GIIレース、日経新春杯(15日、芝2400メートル)。重賞ウイナーは3頭しかいないが、伸びしろを感じさせる素質馬が多く、天皇賞・春(4月30日、京都、GI、芝3200メートル)などを見据えて熾烈(しれつ)な戦いとなりそうだ。

 ミッキーロケット(栗東・音無秀孝厩舎、牡4歳)は重賞未勝利ながらも、前2走は神戸新聞杯2着、菊花賞5着。昨年、菊花賞有馬記念を制したサトノダイヤモンドと接戦を演じている。この2走を物差しにすれば、55キロなら間違いなく好勝負になるはず。ここで重賞タイトルを手に入れて、さらなる飛躍が期待される。

 モンドインテロ(美浦・手塚貴久厩舎、牡5歳)は前2走がアルゼンチン共和国杯4着、ステイヤーズS3着と中〜長距離重賞で安定した戦績。京都も、今回と同じ芝2400メートルの高雄特別(1000万下)と松籟S(1600万下)を勝っており、コース適性は証明済みだ。ハンデもアルゼンチン共和国杯と同じ56.5キロなら勝ち負けになる。ヴァンサン・シュミノー騎手にとっては日本での重賞初Vがかかる一戦だ。

 カフジプリンス(栗東・矢作芳人厩舎、牡4歳)は菊花賞8着のあと、中山に遠征してグレイトフルS(1600万下、芝2500メートル)でV。仕掛けてズブさを見せるのはいつものことだが、エンジンがかかってからのパンチ力は相当なものがある。うまく流れが向くかが鍵になるが、54キロのハンデは恵まれた印象。重賞を勝って、飛躍の足場固めを狙う。

 クリプトグラム(栗東・藤原英昭厩舎、牡5歳)は前走の目黒記念エリザベス女王杯優勝馬マリアライト(のちの宝塚記念V)を破って重賞初制覇。今回は7カ月ぶりの競馬になるが、下級条件時には8カ月ぶりで勝った実績もある。豊富な調教量をこなして、仕上がりに不安はない。ハンデ56キロは見込まれた印象もあるが、力は出せる仕上がりだ。今回はクリストフ・ルメール騎手と初めてコンビを組む。

 レッドエルディスト(栗東・笹田和秀厩舎、牡4歳)は神戸新聞杯3着、菊花賞9着といずれもミッキーロケットに後れをとったが、ハンデは54キロ。ミッキーと1キロ差があれば、差を詰めることも可能だろう。

 格上挑戦ながら注目を集めるのはシャケトラ(栗東・角居勝彦厩舎、牡4歳)だ。今回がまだ5戦目。重賞初挑戦で実績的には見劣るが、潜在能力が高く、4戦3勝と底を見せていない魅力がある。この相手関係で53キロのハンデは少し見込まれた感もあるが、マンハッタンカフェ×シングスピールという奥手の血が開花すれば一足飛びの大仕事をやってのけても不思議はない。

 58キロのトップハンデとなった昨年の日経新春杯の覇者レーヴミストラル(栗東・高野友和厩舎、牡5歳)は、その後の成績が今ひとつ。今回は天皇賞・春10着以来の実戦で、乗り込み量は豊富だが、休み明けのぶん、割引も必要だろう。

 同じく58キロのダコール(栗東・中竹和也厩舎、牡)は明け9歳馬。7勝中4勝を挙げている京都巧者で実績上位だが、年齢的にもピークを過ぎた感は否めない。

 ほかでは、先行策に活路を見いだしたいヤマカツライデン(栗東・池添兼雄厩舎、牡5歳)=55キロ、14年2着、15年3着とこのレースに実績があるアドマイヤフライト(栗東・橋田満厩舎、牡8歳)=55キロ=なども注意が必要だ。

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【日経新春杯】特別登録馬2017年1月8日() 17:30

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【菊花賞】ミッキーロケット、内にモタれて5着2016年10月24日(月) 05:03

 第77回菊花賞(23日、京都11R、GI、3歳オープン国際(指)、せん馬不可、馬齢、芝・外3000メートル、1着本賞金1億1500万円=出走18頭)神戸新聞杯2着で、4番人気のミッキーロケットは5着。中団からレースを進めて、最後まで脚を伸ばした。和田騎手は「1周目の正面スタンド前を過ぎて、内にモタれた。この前は大丈夫だったが、ハミにモタれるところがあり、ハミを取り出すと戻すのに大変だった」と振り返った。

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【菊花賞】最新ナマ情報2016年10月23日() 05:05

◆切れ味自信あり〔1〕カフジプリンス

 角馬場で入念に体をほぐしてからCWコースを周回。馬体に張りがあり、好気配を漂わせた。渋田助手は「今回は前日にコースで調整できるくらい充実している。折り合いにも不安はない。京都は初めてだけど、これまでにない切れる脚を使えそう。ワクワクしている」と声を弾ませた。

◆1回使い上積み〔2〕ジョルジュサンク

 CWコースから坂路で4ハロン64秒2−16秒5。鮫島調教師は「伸びかけて止まった前走(神戸新聞杯10着)は、体ができていなかったかも。1回使って上積みは感じられるし、今回は前々の競馬を考えているので、この枠((2)番)もいい」と前進を見込む。

◆好気配ムンムン〔3〕サトノダイヤモンド

 角馬場で入念に心身をほぐした後、坂路に移って4ハロン64秒2−15秒6で駆け上がった。軽めだったが、跳ぶような素軽いフットワークで好気配を伝えた。岩崎助手は「いつも通りの仕上げ。前回より体は締まって気持ちもピリッとしている」と状態のよさに胸を張る。

◆上昇気配で一発〔4〕シュペルミエール

 活気ある動きでEコースを周回した。土田助手は「またがった感じで動かしてもいいなと思ったので、Eコースに入った。元気がよかった。前走は余裕残しの仕上げだったので、使ってよくなっている。距離には対応できるので、うまく流れに乗ってくれれば」と一発を狙う。

◆手前スムーズに〔5〕ミライヘノツバサ

 午後0時59分に到着。「無事に輸送はできた。状態は前走より悪いということはない。今週の追い切りでは、手前を替えるのが以前よりうまくなっていた。コーナーをうまく回ってこれれば」と森藤助手。

◆仕上げに太鼓判〔6〕ディーマジェスティ

 金曜に京都競馬場入りした皐月賞馬はハッキング、軽めキャンターでダートコースを3周。リラックスした様子で好ムードを漂わせた。「蛯名騎手とも話して、輸送にこたえていなければキャンターまでやろう、と。乗った感じは順調」と佐々木助手。馬場入り後の計量で馬体重は482キロ。「着いてからもカイバ食いはいい。見た目にも幅が出てきているし、プラス体重で出られそう。今回は本当、何も問題なくきている」と同助手は仕上がりに満足げだ。

◆潜在能力に期待〔7〕レッドエルディスト

 CWコースでラスト1ハロン13秒8。キビキビした脚さばきで気配のよさをアピールした。笹田調教師は「追い切りでも自己最高時計を出しているが、さらに味を加えた方がいいと思った。いい走りをしていたし、大仕事していい潜在能力は持っている」と力を込めた。

◆好枠から激走だ〔8〕ミッキーロケット

 坂路で4ハロン64秒3−15秒2。馬場の真ん中を気持ちよさげに駆けた。橋本美助手は「坂路で普通のところを乗ったが、変わらずいい感じ。ここまで順調にきた。今回、偶数のいい枠((8)番)に入ったし、展開が向けば」と目を輝かせた。

◆秘策で力発揮だ〔9〕イモータル

 角馬場で調整。榎本助手は「ひと叩きして息の入りがよくなって、中身はかなりよくなっている。あとは当日に落ち着いて力を発揮してくれれば。パドックでスイッチが入らないように、今回は視界を狭くする馬具を装着します」と秘策を明かした。

◆改めて成長実感〔10〕ウムブルフ

 芝2600メートルの前走を5馬身差で圧勝したディープインパクト産駒は、午後0時42分に京都競馬場入り。「何事もなく無事に到着した。着いてからも落ち着いたもの。本当に力をつけている」と池田助手。

◆軽快な脚取り〔11〕レインボーライン

 滋賀・栗東トレーニングセンターDPコースを軽快な脚取りで駆け抜けた。若松厩務員は「いい感じで順調ですね。折り合い面は大丈夫。ただ、競馬にいくとスイッチが入って雰囲気が変わってしまう。無事にゲートを出てくれれば」と当日の落ち着きを願っていた。

◆三千の適性ある〔12〕コスモジャーベ

 抽選突破の勢いに乗って輸送もスムーズ。午後0時59分に京都入りだ。「カイバも食べているし、順調。夏を越して、帰ってきてからたくましくなった。掛からない馬だし、3000メートルへの適性はある。楽しみ」と小室助手は笑顔だった。

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