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モーリス(競走馬)

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【宝塚記念】レース展望

2017年6月19日(月) 20:11

 今週の阪神日曜メインは、上半期最後のGI・宝塚記念(25日、芝・内2200メートル)。今年のサマーグランプリは登録こそ11頭と少ないが、GIホース4頭を含む重賞ウイナー9頭が名を連ねており、ハイレベルな熱戦が繰り広げられることは間違いない。

 主役は2年連続ファン投票1位のキタサンブラック(栗東・清水久詞厩舎、牡5歳)。昨年を約1万9500票上回る10万1621票を獲得した現役屈指のスターホースだ。先手を取った昨年のこのレースは、終始後続にプレッシャーをかけられる流れの中、最後まで激しく抵抗。マリアライトドゥラメンテにとタイム差なしの3着に粘った。その後は、ジャパンC大阪杯、天皇賞・春と3勝を積み上げ、現在GIは5勝。特に前走の天皇賞・春は、勝ちタイム3分12秒5で、ディープインパクトが2006年にマークしたタイムを0秒9更新する日本レコードだった。

 14日の栗東での1週前追い切りではCWコースで6ハロン78秒9の好時計を馬なりでマーク。辻田厩務員も「このままの感じなら、馬体重は540キロ前後(天皇賞・春時536キロ)でレースに出走できると思います。心配事は何もないです」と順調さをアピールする。GI愛チャンピオンステークス(9月9日、レパーズタウン競馬場、芝2000メートル)と仏GI凱旋門賞(10月1日、シャンティイ競馬場、芝2400メートル)に登録を済ませており、秋には世界デビューのプランもあるだけに、ここは負けられない一戦だ。

 ファン投票3位のシュヴァルグラン(栗東・友道康夫厩舎、牡5歳)は、GI・6度目の挑戦で悲願の初勝利を狙う。前走の天皇賞・春は2着で、GIで初めての連対を果たした。阪神大賞典ではサトノダイヤモンド、天皇賞・春ではキタサンブラックを相手にともに0秒2差に迫っているが、内容的には完敗。それでもこの2戦は機動力に磨きがかかってきた。昨年の宝塚記念は9着で、「昨年は疲れが残っていたが、今年は違うよ」と友道調教師は状態面の良さを強調する。成長力豊かなハーツクライ産駒。父が2005年の有馬記念で大本命のディープインパクトを負かしたように、息子がこの宝塚記念で大本命のキタサンブラックを負かしても不思議はない。

 ファン投票5位のゴールドアクター(美浦・中川公成厩舎、牡6歳)は一昨年の有馬記念を制したグランプリホース。昨年の有馬記念でもサトノダイヤモンドキタサンブラックから差のない3着に入ったように、その実力は現役でも指折りだ。今年2戦目だった天皇賞・春は出遅れが響いての7着。前走に引き続き横山典弘騎手が手綱を取り、巻き返しを図る。阪神は初めてだが、同じような急坂がある中山は得意。コース替わりがプラスに出れば、一変の可能性は十分ある。

 ファン投票6位のミッキークイーン(栗東・池江泰寿厩舎、牝5歳)は、前走のヴィクトリアマイルは1番人気を裏切って7着。マイルでも実績を残しているが、オークスを制しているように、やはり最も高いパフォーマンスを発揮するのは中距離なのだろう。牝馬はエイトクラウン(1966年)、スイープトウショウ(2005年)、マリアライト(16年)と過去に3頭がこのレースを制覇している。今年のメンバーの中で唯一の牝馬。能力、実績は前記の3頭と比べても遜色なく、史上4頭目の快挙を成し遂げても不思議はない。

 ファン投票8位のサトノクラウン(美浦・堀宣行厩舎、牡5歳)は、昨年の香港ヴァーズでGI初制覇。能力を見事に開花させた。芝2200メートルは【2・0・0・1】と好成績を残しているが、2勝はともに京都外回りの京都記念で、着外の一戦は昨年の宝塚記念6着。前走の大阪杯も直線の短い内回りで、コース適性には疑問符をつけざるを得ない。ただし、重馬場だった昨年の京都記念を3馬身差で圧勝しているように、渋った馬場は得意中の得意。梅雨どきで週末の天気が崩れるようなら、逆転のチャンスは出てくる。

 昨年6月に阪神で未勝利戦を勝ち上がったシャケトラ(栗東・角居勝彦厩舎、牡4歳)は瞬く間に出世を遂げ、デビュー6戦目でGIIの日経賞を制した好素材だ。前走の天皇賞・春がGI初出走で、歴戦の強者たちを前になすすべもなく9着に敗れたが、阪神は3戦3勝(内回りで2勝)とコース適性が高い。今回は同じ阪神内回り芝2200メートルの境港特別を勝ったときのクリストフ・ルメール騎手と2度目のコンビを組む。2度目のGIでもあり、侮れない存在だ。

 レインボーライン(栗東・浅見秀一厩舎、牡4歳)は、このレースで5勝と相性抜群のステイゴールド産駒。ネオリアリズムモーリスを相手に3着に好走した札幌記念や、サトノダイヤモンドの2着だった菊花賞での末脚は目を引いた。ラストの爆発力にかけるスタイルのため、展開に左右されるが、注意しておきたい。

 ミッキーロケット(栗東・音無秀孝厩舎、牡4歳)も、レインボーライン同様、直線での追い比べにかけるタイプ。こちらは、神戸新聞杯サトノダイヤモンドのクビ差2着の実績があり、上位争いする可能性はある。

宝塚記念の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

【めざせクラシック】音無師ほれたダノンマジェスティ2017年6月7日(水) 05:02

 デスク 先週から東西で2歳の新馬戦が始まり、勝ち上がった馬はそれぞれ強かった。今年もレベルは高そうだな。

 正木 新種牡馬のロードカナロア、ノヴェリスト産駒が早速、勝ちました。それでも、今年も2歳戦はディープインパクト産駒が中心に動いていくことになりそうです。

 デスク よさそうな馬を教えてくれ。

 正木 ダノンマジェスティはいいですよ。

 デスク 今年の皐月賞アルアインの全弟だな。昨年のセレクトセール1歳セリで2億3760万円(税込み)で取引され、音無厩舎に入厩か。

 正木 「値段に見合う能力がありそう。母は短距離系だが、今で馬体重は470キロぐらいあって、全兄からも距離はもちそう。秋以降のデビューになりそうだけど楽しみだよ」と、音無調教師もほれ込んでいます。

 デスク ほかのディープ産駒はどう?

 正木 吉村厩舎のエルカラファテは、母がアルゼンチンのGIを5勝した女傑。「今で馬体重は460キロぐらい。デビューは秋以降になりそうですが、いい動きをしますよ」と吉村調教師は話しています。

 デスク 吉村厩舎はほかにも楽しみな馬がいるだろ。

 正木 ローズサクシードは、母系はローズキングダムジャパンC)などが出ている名門の“バラ一族”で、来週に入厩予定。「ワークフォース産駒で体は500キロの大型ですが、重苦しさはなくピリッしています。これは夏にはデビューさせたい」とトレーナーは期待しています。

 デスク 美浦は?

 千葉 ジェネラーレウーノが、7月16日の函館芝1800メートルでデビュー予定です。3月にギャロップ増刊号の「丸ごとPOG」で取材したときは、育成先のノーザンファームで、同じスクリーンヒーローの産駒でモーリスの全弟ルーカスとともに絶賛されていた馬なんです。

 デスク 動きはどうだ?

 千葉 1日に坂路でラスト1ハロン11秒7を馬なり! 矢野調教師も「今のところ100点。セール(昨年のセレクションセール)のときから体つきは目立っていたけど、調教をやればやるほど良くなっている」と目を細めています。

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【安田記念】7番人気のサトノアラジンが春のマイル王に 2017年6月4日() 15:47

 6月4日の東京11Rで行われた第67回安田記念(3歳以上オープン、GI、芝1600メートル、定量、18頭立て、1着賞金=1億300万円)は、川田将雅騎手騎乗の7番人気サトノアラジン(牡6歳、栗東・池江泰寿厩舎)が戴冠。タイムは1分31秒5(良)。

 サトノアラジンは道中は後方を追走。直線は大外から追い込み、逃げ粘るロゴタイプをゴール寸前でかわして初のビッグタイトルを手にした。

 ◆川田将雅騎手「去年からずっと乗せていただいてトライアルは2つ勝つことができましたが、GIでは自分が思うような結果が残せませんでした。今回は、馬場も枠もこの馬にとって望む形になったので、ここで、と思っていました。いつでも外に出す道はつくれていたので、あとはリズム良く、この馬の力を一番発揮できるように、流れのなかで脚をためることだけを考えて乗りました。やっとひとつGIを取ることができました。頑張ってGIを取ってくれたこの馬をほめてあげたいと思います」

 クビ差の2着にはディフェンディングチャンピオンのロゴタイプ(8番人気)、さらにクビ差遅れた3着に勝ち馬のさらに外から追い込んだレッドファルクス(3番人気)。

 1番人気のイスラボニータは中団を追走したが、 1番人気のイスラボニータはまさかの8着。中団から進めたが、直線では前があかず不完全燃焼の結果になった。「いいポジションで進めたけど直線はスペースがなかった。追えたのはラスト50メートルぐらい。それでは遅すぎました」とクリストフ・ルメール騎手はがっくり。4週連続GI勝ちの新記録も達成できなかった。

 2頭参戦した香港馬は、ビューティーオンリーが6着(9番人気)、コンテントメントは10着(12番人気)という結果に。

 安田記念を勝ったサトノアラジンは、父ディープインパクト、母マジックストーム、母の父ストームキャットという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は里見治氏。通算成績は25戦8勝。重賞は2016年京王杯SC・GII、スワンS・GIIに次いで3勝目。安田記念は、池江泰寿調教師は初優勝、川田将雅騎手は2015年モーリスに次いで2勝目。

★4日東京11R「安田記念」の着順&払戻金はこちら

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【東西現場記者走る】サトノアラジン、魔法の末脚 2017年5月31日(水) 05:06

 東西サンスポの精鋭記者が、1週間の密着取材でGIの勝ち馬を探る。安田記念は大阪サンスポの山口大輝記者(25)が担当。2日目は、昨年の4着馬サトノアラジンに注目した。前走の京王杯SCは9着だったが、重馬場で不利もあり度外視。持ち味の末脚がはまれば、マイル王になっても不思議はない。

 昨年の安田記念は2番手を進んだ一昨年の覇者モーリスを各馬が意識するあまり、ロゴタイプがまんまと逃げ切った。スローで先行馬が有利のなか、勝ち馬に0秒2差の4着に追い上げたのがサトノアラジンだ。今年は混戦模様で、各馬が勝ちを意識して早めに動くような気がするだけに、展開面からも注目したい。

 前走の京王杯SCは、1番人気で9着と期待を裏切った。担当の山元助手は「跳びが大きいので、雨が降るとよくない。前も詰まりましたからね」と振り返る。当日は、午前中から雨が降り続き重馬場まで悪化し、直線で前の馬が壁になる不利もあった。力負けでないことは明らかだ。

 「ずっと状態はいいですよ。あとはのびのび、気持ちよく走ってくれたら。今回は、人気もそれほどないと思うし、気楽に乗れるでしょう。GIを勝つだけの力は備わっていると思いますよ」

 昨年に引退したGI2勝馬ラブリーデイも担当していた腕利きは、愛馬に厚い信頼を寄せている。破壊力のある末脚を武器に重賞2勝をマーク。昨秋のマイルCSでは1番人気だったように、能力の高さは誰もが認めるところだろう。前走の敗戦で人気を大きく落とすようなら、配当の妙味も出てくる。

 池江調教師にも直撃だ。昨秋のマイルCSで「本当に完成するのはまだ先になる」と話していたが、現在はどうか? 「ようやく、背腰とかがしっかりして、(馬体が)固まってきましたね」とトレーナーは成長を口にする。“完成期”に近づいてきた今なら、GIの壁もぶち破れるような気がしてきた。

 不安が残るとすれば「器用さはないし、展開とかにも左右される」(山元助手)ところ。週末の東京競馬場は現時点で雨予報は出ていないが、枠順を含めて直前まで取捨に悩むことになりそうだ。

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【安田記念】レース展望 2017年5月29日(月) 18:50

 5月7日のNHKマイルCから東京で5週連続開催の春のGIは、今週の安田記念(6月4日、芝1600メートル)がラスト。12万人を超える観客が詰めかけた日本ダービーの余韻が残る府中の杜で、春のマイル王に輝くのはどの馬か−。

 2014年の皐月賞イスラボニータ(美浦・栗田博憲厩舎、牡6歳)が、3年2カ月ぶりのGI勝利を狙う。前走のマイラーズCでは上がり3ハロン32秒9の脚を使い、セントライト記念以来2年9カ月ぶりの勝利をマーク。昨年はスローペースで折り合いを欠いたぶん、直線では伸びあぐねたが、0秒3の5着と力は示している。

 マイル戦は、マイルチャンピオンシップでの2、3着を含む【2・3・1・1】の好成績。コンビを組むクリストフ・ルメール騎手は、ヴィクトリアマイルアドマイヤリード)→オークスソウルスターリング)→日本ダービーレイデオロ)と、史上最多タイのGI・3連勝中と乗りに乗っている。イスラボニータが最強の相棒を背に、待望のGI・2勝目を挙げる可能性は十分ある。

 イスラボニータよりひとつ年上の皐月賞ロゴタイプ(美浦・田中剛厩舎、牡7歳)は連覇がかかる一戦。昨年は絶対王者モーリスを2着に封じる鮮やかな逃げ切り勝ち。3年2カ月ぶりの勝利をGIでマークした。今年初戦の中山記念は、軽快な先行力を発揮し、勝ったネオリアリズムから0秒2差の3着と上々の滑り出し。しかし、その後に予定していたダービー卿チャレンジTを、フレグモーネ(皮下の組織に見られる急性の化膿性疾患)で出走を見送った経緯がある。

 それでも、放牧先の宮城・山元トレセンでじっくり乗り込み、帰厩後も運動量は十分。実質的な最終追い切りを1週前に美浦Wコースで行い、5ハロン65秒2−ラスト1ハロン12秒5の好時計をマークしており、仕上がりに関しては万全とみていいだろう。ただし、コンビを組む田辺裕信騎手が5月21日の東京競馬場で落馬し、戦列を離れていることが気になるところ。復活に導いたパートナーだけに、仮に乗り替わりとなるなら、一抹の不安が残る。

 昨年のスプリンターズSを制したレッドファルクス(美浦・尾関知人厩舎、牡6歳)は、史上8頭目となるスプリント&マイルGI制覇に挑む。前走の京王杯スプリングCは重馬場をものともせず、上がり3ハロン33秒7の切れ味を発揮してV。右回りでGIを勝っているが、やはり左回りでは一段階上の末脚が使えるようだ。3年5カ月ぶりのマイル戦となるが、当時は2歳のデビュー2戦目(9着)。年齢を重ね、力をつけた今なら、対応は可能だろう。末脚の破壊力はメンバー中1、2位を争い、なおかつ、前記の京王杯SCのように道悪はめっぽう得意。当然、V争いの1頭で、天候に左右されず力を発揮できる点は心強い。

 オープン特別の東風Sを勝って連勝を「5」に伸ばしたグレーターロンドン(美浦・大竹正博厩舎、牡5歳)は、マイル路線の新星だ。ペースを問わず、常時上がり3ハロン32秒台前半〜33秒台後半の末脚を使うことができ、東京マイルは3戦3勝。両前脚に蹄葉炎を罹い、一昨年秋から1年の休養を余儀なくされたが、復帰後は文句のつけようがないレースを続けている。中間、蹄に不安が出たため、出否は水曜の追い切り後に決まる。重賞初挑戦がGIの大舞台だが、好勝負を期待せずにはいられない。なお、出走の場合は福永祐一騎手と初コンビを組む。

 前記4頭はいずれも関東馬だが、関西馬も強力なメンバーがそろっている。今年からGIに昇格した大阪杯で、現役最強馬キタサンブラックの0秒1差2着だったステファノス(栗東・藤原英昭厩舎、牡6歳)は、GI・9度目の挑戦で悲願の優勝を目指す。マイルは14年の富士S以来2年7カ月ぶり。当時は10番手から上がり3ハロン32秒9の末脚を繰り出して、見事な差し切り勝ちを飾った。今回と同舞台の東京マイルで重賞勝ちがあることは大きな強みで、当時の鞍上・戸崎圭太騎手との再コンビ。GI・2着が3回。惜敗続きに終止符を打つか。

 アンビシャス(栗東・音無秀孝厩舎、牡5歳)は、GIでは【0・0・0・4】と振るわないが、昨年の産経大阪杯キタサンブラックを2着に封じている実力馬だ。マイルは2戦2勝で、新馬戦→500万下特別を連勝。しかし、本質的には1800〜2000メートルで強さを発揮するタイプで、2年5カ月ぶりのマイルに対応できるかが鍵だ。それでも、横山典弘騎手とのコンビ復活は魅力たっぷり。先週の日本ダービーマイスタイル(4着)で、超スローペースを作り出して場内をどよめかせたベテランの手綱さばきに注目だ。

 マイラーズCイスラボニータの2着だったエアスピネル(栗東・笹田和秀厩舎、牡4歳)は、デビューからの11戦すべてが掲示板内という堅実な走りがセールスポイント。昨年のクラシックでも、皐月賞4着→ダービー4着→菊花賞3着と好走したように、適性外の距離でも高い能力を発揮している。今回のメンバーの中に入ると、ワンパンチ足りない印象を受けるが、常に手綱を取ってきた名手・武豊騎手とのコンビで、立ち回り次第で戴冠のチャンスは十分ある。

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【京王杯SC】レッドファルクス、ど根性V! 2017年5月14日() 05:02

 第62回京王杯スプリングカップ(13日、東京11R、GII、4歳上オープン国際(指)、別定、芝1400メートル、1着本賞金5900万円、1着馬に安田記念の優先出走権 =出走13頭)ミルコ・デムーロ騎乗で2番人気のレッドファルクスが鮮やかな差し切り勝ちで3度目の重賞勝ち。安田記念(6月4日、東京、GI、芝1600メートル)の優先出走権を獲得した。タイム1分23秒2(重)。3/4馬身差2着に11番人気の古豪クラレントが入り、連覇を狙った1番人気サトノアラジンは伸びを欠いて9着に終わった。

 飛び散る泥もなんのその。2番人気のレッドファルクスが、これぞGI馬という底力を見せて、スプリンターズS以来の勝利を飾った。

 「香港スプリントは状態があまり良くなかったけど、それがいい状態に戻ってきた。高松宮記念と同じような馬場でも頑張ってくれました」

 M・デムーロ騎手が復調した愛馬をたたえた。日本の短距離王として挑んだ香港スプリントはまさかの12着。復帰戦の高松宮記念も3着だっただけに、この勝利の味は格別だ。

 朝から雨が降り続いて重馬場。中団馬群で前の馬が蹴り上げる芝と泥を浴びての追走だったが、全くひるまない。直線で前があくと力強い伸び。先に抜け出したクラレントをきっちり捕らえた。

 これがJRA通算200勝だった尾関調教師は「他のレースでもっと早く勝ちたかったけどね」と笑いながらも、「いろいろな条件で走ってくれて頭が下がります」とファルクスでのメモリアルVを喜んだ。

 優先出走権を獲得し、次は安田記念へ。マイル戦は未勝利時の1戦(9着)だけで、トレーナーは「悪い馬場で走ったので状態を確認してから」と慎重な姿勢だが、「仮に使うとしても、いいステップになった」と手応えを感じた様子。ジョッキーも「乗りやすくて賢い馬だし、きょうの感じなら距離は大丈夫」と自信を見せた。

 モーリスの引退で混戦模様のマイル路線。スプリント界の頂点を極めたレッドファルクスが、今度は空位となったマイル王の座を狙っている。 (柴田章利)

◆岩田騎手(クラレント2着)「行ければ行こうと思っていたけど、他が速かったので自分のペースで。そのぶん最後まで頑張れたと思う」

◆戸崎騎手(グランシルク3着)「つまずいて位置取りが悪くなったぶん、馬場のいい外を通れて伸びてくれたけど、最後は道悪で同じ脚いろになってしまった」

◆昆師(ヒルノデイバロー4着)「馬場を心配していたが、思い切った競馬をしてくれたのが良かった。今回の経験が今後につながるのでは」

◆田辺騎手(トウショウドラフタ5着)「最近では一番いい雰囲気。重馬場も勝っていたので期待したけど、最後は同じ脚いろに。ただ、久々にこの馬らしい競馬ができたのは良かった」

◆川田騎手(サトノアラジン9着)「これだけ悪い馬場だと、持ち味が出せません。改めて良馬場で期待しています」

◆ルメール騎手(キャンベルジュニア11着)「馬場に慣れていませんね。いいポジションだったけど、あまり伸びなかった」

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レッドファルクス 父スウェプトオーヴァーボード、母ベルモット、母の父サンデーサイレンス。芦毛の牡6歳。美浦・尾関知人厩舎所属。北海道千歳市・社台ファームの生産馬。馬主は(株)東京ホースレーシング。戦績21戦9勝(うち海外1戦0勝)。獲得賞金3億3119万6000円(すべて中央競馬)。重賞は2016年GIIICBC賞、GIスプリンターズSに次いで3勝目。京王杯SCは、尾関知人調教師が15年サクラゴスペルに次いで2勝目。ミルコ・デムーロ騎手は初勝利。馬名は、「冠名+ラテン語で『鎌』の意味を持つ両手剣」。

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【NHKマイル】吉田勝己代表「勝ちたかった」2017年5月8日(月) 05:08

 第22回NHKマイルカップ(7日、東京11R、GI、3歳オープン国際(指)、セン馬不可、定量、芝1600メートル、1着本賞金9500万円 =出走18頭)横山典弘騎乗で2番人気のアエロリットが2番手から直線で抜け出して快勝。

 「勝ちたかったんだ。握手してよ」。顔馴染みの報道陣に笑みをふりまくノーザンファームの吉田勝己代表(68)の言葉が陣営の気持ちを表わしていた。

 サンデーレーシングは昨年のメジャーエンブレムに続く連覇。「あのスタートだもの。切れる脚はないので、本当に上手に乗ってくれました」。吉田俊介代表(43)は好騎乗をたたえる。「次のことは全く決まっていない。秋華賞というよりはマイル戦以下の方が…」と今後の決断は先送りした。

 ノーザンファーム空港の菅谷清史場長(47)もしてやったりとばかりに、「幼いころからすごくいい馬。きょうはパドックでも抜群。人気に応えてくれると自信が持てました」と勝利の美酒に酔った。

 母馬はアエロリットを生んでから、モーリスが繋養される豪州のアローフィールドファームに移った。そこで生まれた1歳の妹はロードカナロア産駒で、1月のセールで勝己代表が落札した。当歳はスニッツェル産駒の牝馬で、母はリダウツチョイスの子を受胎している。新しい子供たちは彼の地でどんな活躍を見せてくれるのだろう。

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【香港チャンピオンズマイル】ラッパードラゴンが競走中止2017年5月7日() 17:48

 5月7日、香港・シャティン競馬場で『第17回チャンピオンズマイル』(GI、3歳以上、右・芝1600メートル)がイギリス調教馬2頭を含む7頭立てで行われた。

 J.モレイラが騎乗し、単勝1.4倍と断然の人気を集めたラッパードラゴン(セン4歳、香港・J.ムーア厩舎)は3コーナー過ぎに競走を中止した。今シーズンは、史上初の「香港4歳シリーズ」完全制覇を成し遂げ、前哨戦のチェアマンズトロフィー・香港GIIでは2016年香港マイルの優勝馬ビューティーオンリーをくだした地元のニュースター、ラッパードラゴン。バランスを崩し、競走を中止した瞬間にはライブモニター越しにスタンドの悲鳴とどよめきが伝わってきた。

 香港ジョッキークラブは、「ラッパードラゴンは右後肢のけが疑われる。彼は自分自身で馬の救急車に乗り込み、病院に向かった」とChris Riggs獣医師のコメントとして発表している。

 優勝したのはB.プレブル騎手騎乗の4番人気コンテントメント(セン6歳、J.サイズ厩舎)。勝ちタイムは1分35秒23(GF=良馬場)。コンテントメントは2016年クイーンズシルバージュビリーC・香港GIの勝ち馬で、同年にモーリスが勝ったチャンピオンズマイルの2着馬。

 そのひとつ後のレースとして行われた『第39回チェアマンズスプリントプライズ』(GI、3歳以上、右・芝1200メートル、10頭立て)はH.ボウマン騎手騎乗の2番人気ラッキーバブルス(セン5歳、香港・K.リュイ厩舎)が優勝。勝ちタイムは1分8秒96(良)。ラッキーバブルスは2016年のこのレースの2着馬で、同年の香港スプリントの2着馬。

 クビ差の2着には前哨戦のスプリントカップ・香港GIIを勝ったJ.モレイラ騎乗の1番人気ミスタースタニング。

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GI6勝モーリス全弟ルーカス、堀厩舎に入厩2017年5月4日(木) 05:01

 GI6勝馬モーリスの全弟であるルーカス(美・堀、牡2、父スクリーンヒーロー、母メジロフランシス)が4月28日に美浦トレセンへ入厩し、調教を行っている。3日は4ハロン75秒8でゆったりと登坂。森助手は「顔立ちは兄に似ていますね。体は現在485キロでこれから成長していきそうです。背中もよさそうですし、楽しみですね」と特徴を伝えた。

 堀厩舎には他にもアジアエクスプレスの全弟レピアーウィット(牡2、父ヘニーヒューズ、母ランニングボブキャッツ)、3冠牝馬アパパネの2番子ジナンボー(牡2、父ディープインパクト)なども入厩している。

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【QE2世C】ネオリアリズム香港制圧 2017年5月1日(月) 05:03

 第43回クイーンエリザベス2世カップ(30日、香港シャティン、8R、GI、3歳上、定量、芝・右2000メートル、優勝賞金1140万香港ドル=約1億5960万円=出走8頭)唯一の日本馬ネオリアリズムが、早め先頭から後続の追撃を振り切り、悲願のGI初制覇。このレースを日本馬が制したのは2002、03年のエイシンプレストン、12年のルーラーシップ以来、4度目。日本調教馬の海外GI35勝目となった。

 わき起こる“敵地”の歓声が称賛の嵐に変わった。ネオリアリズムが昨年12月以来、2度目の香港遠征で、6歳にしてついに国内外通じ、初のGIタイトルを獲得した。

 「途中から動いていく流れになって、難しさはあったけど、馬が頑張ってくれました。本当に、ビッグハート(強い気持ち)を持った馬だね」

 マジックマンの異名通りに変幻自在の騎乗を見せたモレイラ騎手が声を弾ませる。前半1000メートルの推定タイムが67秒3と日本では考えられないスローペース。だが、名手が判断よく“ひとまくり”で3コーナー手前で先頭へ。ここでリズムを取り戻すと、直線でも後続との差が詰まることなく、まんまと押し切った。

 初の海外遠征だった昨年12月の香港マイルは9着と大敗。堀調教師は「馬の学習能力に助けられました。前回よりもいい状態だった」と苦い経験を勝因のひとつにあげた。今回の勝利でJRAでは単独トップとなる海外GI6勝目となったトレーナーは「日本に帰って馬の状態を把握した上で、日本だけでなく、いろいろなレースを視野に入れたい」と今後について示唆した。

 2015年に豪GIのジョージライダーSを制した兄のリアルインパクトに続き、日本調教馬では初の“きょうだい海外GI制覇”のおまけもついた。同い年で同厩舎だった香港GI3勝馬モーリスは昨年引退。今度は遅咲きの大器が世界を席巻していく。(山口大輝)

★香港売り上げ

 今年のJRA・海外馬券発売第2弾となったクイーンエリザベス2世Cの売り上げは、7億9847万4700円だった。昨年12月に同じ香港で行われた香港スプリントの5億5326万200円より多く、香港マイルの8億9661万8800円には及ばなかった。JRAは「今回は少頭数のレースでもあり(売り上げの)苦戦も想定していました。中央競馬の発売が終了してからの売り上げがすごく伸びて、この数字になったのは健闘したといえるでしょう」と見解を示した。

ネオリアリズム 父ネオユニヴァース、母トキオリアリティー、母の父メドウレイク。栗毛の牡6歳。美浦・堀宣行厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は(有)キャロットファーム。戦績18戦8勝(うち海外2戦1勝)。獲得賞金3億9315万9000円(海外1億5960万円)。重賞は2016年GII札幌記念、17年GII中山記念に次いで3勝目。クイーンエリザベス2世Cは堀宣行調教師、ジョアン・モレイラ騎手ともに初勝利。馬名は、「新現実主義。父、母名より連想」。

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【香港QEII】ネオリアリズム発馬対策も入念2017年4月29日() 05:00

 【香港28日=山口大輝】クイーンエリザベス2世カップ(30日、シャティン、GI、芝2000メートル)に出走するネオリアリズム(美・堀、牡6)はシャティン競馬場でゲート練習を行った。現地での注目度は日を追うごとに高まっており、他陣営は警戒心を示している。

 23日の到着後、着実に準備を整えてきたネオリアリズムは、ゲート練習を行った。枠内駐立を確認し、少し嫌がるそぶりを見せたが、無事にクリア。堀調教師は「きのう(27日)の追い切り後の歩様を確認しましたが、問題ないですね。日本にいるときと変わらずにきています。ゲートボーイはつけません」とコメントした。

 GIは勝っていないが、ブックメーカーの評価では最有力候補。昨年の覇者ワーザーのムーア調教師が「モーリスを破った馬だろ?」と実績を知っていれば、シークレットウェポンのパートン騎手も「ワーザーとネオリアリズムが手ごわい相手になりそうだね」と警戒している。

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クイーンエリザベス2世Cの選出馬9頭が発表2017年4月12日(水) 20:09

 4月30日(日)に香港・シャティン競馬場で行われる『2017クイーンエリザベス2世カップ』(GI、3歳以上、芝・右2000メートル、優勝賞金1140万香港ドル=約1億6070万円)の選出馬9頭を香港ジョッキークラブが発表した。追加登録は4月10日(月)に締切られたが、選出馬の回避等により、他馬が繰り上がりで選出される場合がある。

 出馬投票は4月27日(木)の現地時間8時。同日に枠順抽選会が行われる。

 選出馬9頭は以下の通り。文末のRTは国際レーティング。

ワーザー(セン5歳、香港・J.ムーア厩舎)=RT124シークレットウェポン(セン7歳、香港・C.イプ厩舎)=RT119デザインズオンローム(セン7歳、香港・J.ムーア厩舎)=RT118ブレイジングスピード(セン8歳、香港・A.クルーズ厩舎)=RT117ネオリアリズム(牡6歳、日本・堀宣行厩舎)=RT117ムブタヒージ(牡5歳、UAE・M.デコック厩舎)=RT116ザユナイテッドステイツ(牡7歳、オーストラリア・R.ヒックモット厩舎)=RT116ディクトン(牡4歳、フランス・G.ビエトリーニ厩舎)=RT115パキスタンスター(セン4歳、香港・A.クルーズ厩舎)=RT112

 〈選出馬の主な戦績〉 ワーザーは2015/16シーズンの香港年度代表馬。2016年の香港ダービー・香港ローカルGI(芝2000メートル)、クイーンエリザベス2世C・GI(芝2000メートル)、2017年香港金杯・GI(芝2000メートル)の勝ち馬。

 シークレットウェポンはモーリスが勝った2016年香港カップ・GI(芝2000メートル)の2着馬。その前哨戦のジョッキーズクラブカップ・GII(芝2000メートル)を勝っている。

 デザインズオンロームは2014年クイーンエリザベス2世C・GI、香港カップ・GIの勝ち馬。

 ブレイジングスピードは2015年のクイーンエリザベス2世C・GIの勝ち馬。

 ムブタヒージは2015年UAEダービー・GII(ダート1900メートル)の勝ち馬。ドバイワールドカップ・GI(ダート2000メートル)では2016年に2着、2017年は4着。

 ザユナイテッドステイツは2016年ランヴェットS・豪GI(芝2000メートル)に優勝。

 ディクトンはアルマンゾルが勝った2016年仏ダービー・GI(芝2100メートル)の3着馬。

 パキスタンスターは2017年香港クラシックカップ・香港ローカルGI(芝1800メートル)で2着、香港ダービー・香港ローカルGI(芝2000メートル)で2着。

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【阪神牝馬S】クイーンズリング、女王の本領見せる 2017年4月3日(月) 17:01

 阪神では8日、「第60回サンスポ杯阪神牝馬S」(GII、芝1600メートル)が行われる。ヴィクトリアマイルの前哨戦で中心となるのは、GI馬クイーンズリングだ。

 昨秋はM・デムーロ騎手とのコンビで大躍進。府中牝馬Sを快勝したのに続き、エリザベス女王杯も中団から力強く抜け出した。暮れの香港Cではモーリスから1秒1差の9着に敗れたものの、世界レベルの牡馬を相手に貴重な経験を積んだ。

 今季初戦へ向けての乗り込みも順調で、3月中旬から時計を出し始め、先週はCWコース6F82秒1をマークした。

 「動きはいいね。今回はマイルになるけど、守備範囲が広いから問題ないし、馬場状態も問わない。GI馬として恥ずかしい競馬はできません」と吉村調教師。休み明けなどを言い訳にできない立場で、女王の貫禄を見せつけるか。(夕刊フジ)

★サンケイスポーツ杯阪神牝馬Sの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

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【ダービーCT】直線ズバッと!チャリス重賞初V 2017年4月2日() 05:03

 第49回ダービー卿チャレンジトロフィー(1日、中山11R、GIII、4歳上オープン国際、ハンデ、芝・外1600メートル、1着本賞金3900万円 =出走16頭)ハンデ56キロを背負った5番人気のロジチャリスが、スローペースを味方に2番手から力強く抜け出し、重賞初制覇を飾った。タイム1分34秒7(稍重)。今後は安田記念(6月4日、東京、GI、芝1600メートル)に向かう公算が大きい。1/2馬身差の2着が1番人気キャンベルジュニア。さらにハナ差の3着には2番人気グランシルクが入った。

 モーリスが去った後の戦国マイル界に巨漢の新星が現れた。560キロの馬体に大物感を漂わせるロジチャリスが、2番手から鮮やかに抜け出し、4度目の挑戦でついに重賞タイトルをゲットだ。

 「大きな走りをするので、前に行けば最後まで止まらない。先行グループで競馬をしようと思っていたし、行く馬がいなければ、ハナでもいいという気持ちだった」

 初コンビながらプラン通りのレース運びで持ち味を引き出した、内田騎手は誇らしげな表情だ。

 内枠(3)番からトップスタートを決め、手綱を押して2番手をキープ。前半3ハロン36秒2の遅い流れでも、折り合いはぴたりとつき、余力十分で直線へ向いた。1番人気のキャンベルジュニアが外から並びかけてきても鞍上は自信満々。「並んでもらった方がやる気を出してくれるし、競り負けはしないと思った」と右ムチを振るうと、逆にグイッと引き離した。

 国枝調教師は「うまく乗ってくれた。最後も追い負けなかったし、気迫なんじゃないの」と鞍上の手綱さばきを絶賛した。トレーナーにとってダービー卿チャレンジTは縁の深いレース。「(1998年)ブラックホークで初重賞だったんだよ」と、今では39勝まで積み重なったJRA重賞勝利の一歩目を思い出す。そのブラックホークが近親にあたるロジチャリスで勝てたのも、感慨ひとしおだ。

 「マイルで勝てたし、次は安田記念になるんじゃないかな。まだ成長するし、これからだよ」

 国枝厩舎の礎を築いたブラックホークは春の中山のGIII制覇を足掛かりにGI2勝を挙げるまで名を上げた。5歳を迎えたロジチャリスも、満を持してGIロードに向かう。 (板津雄志)

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ロジチャリス 父ダイワメジャー、母プラチナチャリス、母の父ロックオブジブラルタル。栗毛の牡5歳。美浦・国枝栄厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は久米田正明氏。戦績16戦6勝。獲得賞金1億4527万2000円。重賞初勝利。ダービー卿CTは国枝栄調教師が1998年ブラックホーク2008年サイレントプライドに次いで3勝目、内田博幸騎手は初勝利。馬名は「冠名+母名の一部」。

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【東西現場記者走る】ステファノス、大阪杯ボディー 2017年3月28日(火) 05:02

 1週間の密着取材で勝ち馬を探し出すGI連載企画『東西現場記者走る』。大阪杯を担当するのは東京サンスポの藤沢三毅記者(31)だ。連載初日は、芝2000メートルのGIで2着2回、3着2回の実績があるステファノスに注目した。新設された適距離のGIに早くから狙いを定め、予定通りに叩き2戦目でここへ。陣営も状態の良さに自信を持っている。

 大阪杯は今年、GIに昇格。阪神芝2000メートルの舞台に新設されたGIへ向けた陣営の本気度を探ることが大きなテーマであり、的中につながると考えている。中京競馬場で高松宮記念の取材を終え、栗東トレセンへ。まず注目したのはステファノスだ。

 出走したGIは7戦中6戦が芝2000メートル。天皇賞・秋で2015年2着、16年3着、クイーンエリザベス2世C2着、香港C3着の実績があるが、2000メートルで施行される古馬のJRA・GIは今まで天皇賞・秋しかなかった。適距離を求めて香港に3度遠征しており、大阪杯の昇格は願ってもないだろう。

 「ここだなと思いました」。担当の藤野助手が振り返る。GI昇格が発表されたのが昨年10月。「去年のうちに出走を決めました。ここ2年は2000メートル向きに体をつくっているので、この距離が合っています」。昨年5着だった宝塚記念は「200メートル長い」というだけに、今春の最大目標は大阪杯だとみていい。

 調整も順調で、藤野助手の表情は明るい。「ほんまに今は体調がいいです。今までで一番と言ってもいいくらい。もともとカイバをそんなにしっかりと食べるタイプではないのですが、きれいに完食することが多くなりました。腸の調子とかもいいんでしょうね」。

 重賞初制覇となった富士Sや、GIで3着以内に入った4戦中3戦が休み明け2戦目。「1回使うと体が絞れて、ぐっと良くなる感じがあります」。海外遠征帰りだった今年初戦の金鯱賞は6着に敗れたが、ひと叩きされた効果は大きい。

 昨秋のGI2戦は天皇賞、香港Cともに3着。モーリスという怪物が高い壁となって立ちはだかった。「去年はモーリスがいましたから。下からきた強い馬もいるけど、負けられないなと思いますよ」。4、5歳馬に注目が集まっているが、戦ってきた相手が違う。そう言わんばかりだ。

 悲願のGI制覇へ、勝負の6歳シーズン。「タイトルがあるのとないのとでは、あいつの一生にもかかわってくると思うので」と藤野助手。今回にかける思いの強さをひしひしと感じた。

大阪杯の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

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