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ヌーヴォレコルト(競走馬)

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ヌーヴォレコルトの関連コラム

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ラストは香港カップ

(1)エイシンヒカリ
言わずと知れた、昨年の優勝馬。1年前の香港カップ(G機砲任話云38倍の9番人気という低い評価も味方にして、楽々と逃げ切りを決めた。今年5月にフランスのイスパーン賞(G機⊆1800m)で2着ダリヤンに10馬身差をつけて圧勝したことにより、今年の香港カップ出走メンバーでは最高レーディングの129を得ている。レースの中心的存在と見られているモーリスに他馬のマークが集まるようなら、昨年の再現も望めるだろう。

(2)モーリス
昨年の年度代表馬が、今年は5月に香港でのチャンピオンズマイル(G機法∩袷の天皇賞・秋(G機砲僕ゾ L棆爾里箸海躪馥發呂發箸茲蝓▲▲献地域のマイルと芝2000m路線のトップに君臨していると言っても過言ではない。鞍上R.ムーアとのコンビは2歳時に京王杯2歳S(G供砲任涼絣阿あるものの、同馬が本格化した昨年以降ではG気3戦3勝と抜群の成績を収めている。

(3)デザインズオンローム
13/14年シーズンの香港年度代表馬で、香港ローカルを含めてG気6勝を挙げている。2014年の香港カップ(G機砲任蓮△曚楮埜緤の位置からラスト400mを22.19秒の豪脚で差し切ったように、鋭い末脚が最大の武器。9月からの今シーズンは初戦シャティントロフィー(G供砲鬟肇奪廛魯鵐133ポンド(約60.5キロ)で勝利したが、前走のジョッキークラブC(G供砲任呂泙辰燭いいところなく最下位の9着に大敗した。

(4)ブレイジングスピード
ステファノスを破った昨年のクイーンエリザベス2世C(G機砲覆稗猫気4勝(香港ローカルを含む)。9月からの今シーズンは初戦シャティントロフィー(G供砲デザインズオンロームと同じトップハンデで2着、前走のジョッキークラブC(G供砲歪樟でいったんは2番手まで上がったものの、差し馬に交わされて5着に終わった。ただし、ジョッキークラブCの斤量もブレイジングスピードとデザインズオンロームの2頭だけが、1年以内にG気鮠,辰討い詛呂鵬櫃擦蕕譴5ポンド(約2.5キロ)を、他馬より余計に背負わされていたことは無視できない。

(5)ステファノス
前走の天皇賞・秋(G機砲任郎鯒の2着に続いて3着と好走した。香港には昨年2度遠征し、12月の香港カップ(G機砲任10着に大敗したが、4月のクイーンエリザベス2世C(G機砲任2着に入っている。国内外を含めて芝2000mは勝ち鞍こそないが、ベストの距離と言えるだろう。キャロットクラブの勝負服でエピファネイアをジャパンC優勝に導いたC.スミヨンが鞍上なら、プラスアルファの部分を引き出す可能性も十分にある。

(6)ラブリーデイ
昨年のこの時期は重賞4連勝で天皇賞・秋(G機砲僕ゾ,掘▲献礇僖C(G機砲任3着と、まさに充実期にあったが、その反動からなのか、今年はここまで5戦して10月の京都大賞典(G供砲任3着が唯一の馬券圏内と低迷している。香港に遠征した4月のクイーンエリザベス2世C(G機砲任蓮⊇造辰診肋譴影響したこともあり4着に敗退した。

(7)ガンピット
昨年のチャンピオンC(G機砲罵萋したように、香港ではオールウェザーを得意とし(7戦7勝)、ダートではドバイでも今年3月にドバイワールドC(G機砲料鮎ダ錺泪トゥームチャレンジラウンド3(G機砲2着の実績を残している。ただし、芝の重賞では今年6月の香港ローカル重賞プレミアプレート(香G掘砲任4着が最高着順。芝のトップクラスに入ると一枚落ちる感は否めない。

(7)シークレットウェポン
香港カップの前哨戦にあたる11月20日のジョッキークラブC(G供砲陵ゾ’蓮今年2月のセンテナリーヴァーズ(香G掘⊆1800m)以来の重賞2勝目で、重賞勝ちはどちらも道中7番手から直線で末脚を爆発させての勝利だった。今シーズンの馬体重は1160ポンド(約525キロ)台と、昨シーズンよりひと回り増えた印象で、好調をうかがわせる。

(9)エリプティク
フランスの名門A.ファーブル厩舎の所属馬で、2歳時にコンデ賞(G掘⊆1800m)、4歳時にヴィシー大賞(G掘⊆2000m)を制している。今年7月にドイツのダルマイヤー大賞(芝2000)でG欺蘋覇。同レースにはジャパンC出走のイキートスも出走しており、4着だった。その後は9月11日のフォワ賞(G供砲シルバーウェーヴの3着、11月6日にイタリアのローマ賞(G機砲3着。今年は5戦して2勝、2着1回、3着2回とすべて3着以内に入っている。

(10)ホースオブフォーチュン
香港移籍前は南アフリカで走り、ポリティシャンS(G掘⊆1800m)2着の実績を残している。香港での初めての重賞出走となった今年4月のクイーンエリザベス2世C(G機砲11着。さすがにトップクラスの壁にはね返されたが、今シーズンに入って前走ササレディースパース(G掘砲望〕し、香港での3度目の重賞挑戦で初タイトルをつかんでいる。

(11)ヘレンスーパースター
ラインズオブバトルの名前でアイルランドのA.オブライエン厩舎からデビューした、2013年のUAEダービー(G供砲両,素蓮その後に香港へ移籍して現在の名前に改名された。香港では昨年5月の香港チャンピオンズ&チャターC(G機⊆2400m)に勝っており、昨年と同じく香港ヴァーズ(G機砲暴仭してくるとみられていたが、一昨年5着だった香港カップ(G機砲膨戦してきた。

(12)クイーンズリング
今年春までは芝1400mの重賞で2勝。秋初戦の府中牝馬S(G供砲魏勝し、前走のエリザベス女王杯(G機砲波甦蠅裡猫祇覇を果たした。その後に香港カップに追加登録。エリザベス女王杯からのローテーションは同じ社台ファームの生産馬で、昨年の香港カップ2着ヌーヴォレコルトと共通する。

★香港国際競走 出走馬全頭の短評コラム一覧
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香港ヴァーズ〜出走馬全頭の短評
香港スプリント〜出走馬全頭の短評
香港マイル〜出走馬全頭の短評
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2016年12月10日() 09:50 藤田将大
【香港国際競走】香港ヴァーズ〜出走馬全頭の短評
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日本馬が大挙13頭出走する香港国際競走デーが目前に迫ってきた。海外馬券発売レース第四弾となる今回も、これまで同様に出走馬全頭の短評をお伝えしていく。発走時刻順に1レースずつ公開するので、ぜひ参考にしていただきたい。まずは香港ヴァーズだ。

(1)ハイランドリール
昨年同様、R.ムーア騎手とのコンビで連覇を狙う。今年のキングジョージ6世&クイーンエリザベスS(G機⊆2400m)の優勝馬で、凱旋門賞(G機砲ファウンドの2着。その後にはアメリカでBCーフ(G機⊆2400m)も制している。凱旋門賞のように好位でも競馬ができ、前走のBCターフのように逃げても強い馬。G機4勝の実績もここでは群を抜く。

(2)シルバーウェーヴ
マカヒキが勝ったニエル賞と同日に行われたフォワ賞(G供⊆2400m)の優勝馬。凱旋門賞(G機砲砲盻仭(13着)していたので、ハイランドリールと同じく日本の競馬ファンの認知度も高いはず。フォワ賞の前には7月にサンクルー大賞(G機⊆2400m)に優勝し、さらに遡ると、5月にはイスパーン賞(G機⊆1800m)でエイシンヒカリの3着に入っている。末脚が切れるというよりは、持続して脚を使うタイプだ。

(3)ビッグオレンジ
7月にイギリスでプリンセスオブウェールズS(G供⊆2400m)とグッドウッドC(G供⊆3200m)でどちらも昨年に続いての連覇を達成し、オーストラリアのメルボルンC(G機砲妨かって10着に敗れている。その後もオーストラリアに残り、11月12日の前走ジッピングクラシック(G供⊆2400m)は逃げて最後まで粘ったが、ゴール前で2頭に交わされて3着に敗れた。

(4)サトノクラウン
ドゥラメンテリアルスティールを抑えて1番人気になった昨年の皐月賞(G機砲魯好拭璽箸任僚价戮譴響いて6着に終わった。前走の天皇賞・秋(G機砲離譟璽恒覗を見返しても、その不安はまだ完全に払拭するまでには至っていない感がある。ダービー(G機砲任3着や重馬場で快勝した今年2月の京都記念(G供砲鮓る限り、そのポテンシャルの高さは疑いようないところだが、敗因のハッキリとしない大敗もあるのが難点だ。

(5)ヘレンハッピースター
昨年5月にクイーンマザー記念C(香G掘⊆2400m)に優勝し、昨シーズンは12月に香港ヴァーズ(G機法5月にチャンピオンズ&チャターC(G機砲納2400mを使われてどちらも5着に敗れている。今シーズンの3戦のうち、1800m以下の2戦は後方でレースを終えている(9着と14着)が、前走のジョッキークラブC(G供砲脇┐欧4着に頑張った。

(6)ガルリンガリ
フランスからの遠征馬で、5歳にしてすでに46戦をこなしたタフガイ。今年も香港ヴァーズ(G機砲すでに12戦目になる。今年の4戦目と5戦目にあたる3月のエクスビュリ賞(G掘⊆2000m)と4月のアルクール賞(G供⊆2000m)を制し、G気任歪掌紊離ネー賞(G機砲3着、7月のサンクルー大賞(G機砲5着に入っている。

(7)ワンフットインヘヴン
6月のシャンティイ大賞(G供⊆2400m)の勝ち馬。その後の7月のサンクルー大賞(G機6着から9月のフォワ賞(G供4着、10月の凱旋門賞(G機6着というローテーションはシルバーウェーヴと同じだが、同馬はその後に10月16日のコンセイユドパリ賞(G供⊆2400m)で2つ目の重賞タイトルを獲得した。母のプライドは2006年の香港カップ(G機砲陵ゾ’呂任發△襦

(8)ケシュア
シンガポール移籍前にはアルゼンチンで走り、エンサヨ賞(G供⊆1800m)に優勝している。シンガポールでは2014年のシンガポールゴールドC(星G機⊆2200m)や2015年のシンガポールダービー(星G機⊆2000m)を制し、2015年のシンガポール航空国際C(G機砲任3着に入り、マイネルフロストに先着を果たしている。今年はシンガポール国内の重賞を2勝し、前走のシンガポールゴールドCは好位の直後からジリ脚で5着に敗れた。

(9)フレイムヒーロー
昨シーズンは今年1月のジャニュアリーS(香G掘⊆1800m)が唯一の重賞での勝ち星。その他にも2月のセンテナリーヴァーズ(香G掘⊆1800m)で3着、6月のプレミアプレート(香G掘⊆1800m)での2着がある。今シーズンは後方からの競馬に徹して、初戦11着、2戦目10着と冴えなかったが、ジョッキークラブC(G供砲任2着に来て穴をあけた。芝2400mは今年4月のクイーンマザー記念C(香G掘砲1度経験しており、そのときは最下位に敗れている。

(10)ベンジニ
ニュージーランドの調教馬だが、重賞初勝利は今年6月にオーストラリアで挙げたブリスベンC(G供⊆2400m)。後方から大外を回って押し上げ、直線で末脚を繰り出した。今シーズンはニュージーランドに戻り、リヴァモルクラシック(G機⊆2040m)で6着。その後がOMFステークス(G掘2000m)2着、イーグルテクノロジーS(G掘1800m)5着というステップで香港国際競走に出走してきた。母のパリスパフュームは、日本で繁殖生活を送ったフレイムオブパリがクロフネの子供をお腹に宿したまま輸出され、オーストラリアで誕生した馬である。

(11)イースタンエクスプレス
昨シーズンの香港4歳シリーズで二冠目の香港クラシックC(香G機⊆1800m)がサンジュエリー、ワーザーに続く3着(ブリザードとの同着)。三冠目の香港ダービー(香G機⊆2000m)がワーザーの9着だった。今シーズンはクラス2で2着し、その後は中位からの競馬でササレディースパース(G掘砲3着、ジョッキークラブC(G供砲6着。2000mを超える距離は初めてになる。

(12)アンティシペーション
A.オブライエン厩舎から香港に移籍した馬。アイルランドではテーブルロックの名前で走り、準重賞のサーヘンリーセシルS(芝1600m)での勝利を含む8戦4勝、2着3回の戦績を残した。香港では今シーズン初戦にクラス2を勝ち、移籍22戦目にしてようやく初勝利。今年4月のクイーンマザー記念C(香G掘2着があり、ササレディースパース(G掘砲肇献腑奪ークラブC(G供砲任蝋グ魅哀襦璽廚妊譟璽垢靴董△修譴召5着と7着に入っている。

(13)ヌーヴォレコルト
昨年の香港カップでR.ムーア騎手とのコンビでエイシンヒカリの2着。今年4月のクイーンエリザベス2世Cでは6着に敗れているが、その時は稍重の馬場に苦戦した。11月5日のBCフィリー&メアターフ(G機11着は正直負けすぎの感があったが、11月24のレッドカーペットH(G掘砲望〕して、すぐに巻き返した。その後にアメリカから直接香港に入っている。

(14)スマートレイアー
3歳時の秋華賞(G機2着、昨年のエリザベス女王杯(G機5着があるが、主だった実績は今年の重賞2勝を含めて1800mまで。各メディアで語られている通り、初めての2400mの距離が鍵になるだろう。牡馬混合戦は14年の大阪城S、昨年の米子S、今年の東京新聞杯(G掘砲脳〕を挙げており、意外な相性の良さを見せている。

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2016年12月09日(金) 17:55 甘粕代三
【香港国際競走】レース展望対談〜現地競馬記者”文傑(ぶん・けつ)”氏とHKIR4レースを斬る
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◆プロフィール
文傑(ぶん・けつ)
香港最大の日刊紙『蘋果日報(アップルディリー)』首席競馬記者を務め、今秋より同じく大手日刊紙『星島日報』に移籍。競馬記者経験は20年以上。香港で最も経験と知識を有する競馬記者の一人。

甘粕代三(あまかす・だいぞう)
東京新聞記者、テレビ朝日記者、同ディレクター、同台北開設支局長などを務める。94年ミッドナイトベット香港カップ制覇に立ち会ったことから香港の競馬にのめり込む。現在、新報馬業(『新報馬簿』『新報馬経』)駐日代表、北京市馬術運動協会高級顧問。


甘粕 さあ、いよいよHKIR(香港国際競走)だね。

文傑 一緒に香港で競馬を見るようになって10年?それじゃきかないね。ずいぶん長く一緒に競馬を見てきたもんだ。今年は日本から13頭の出走頭数レコード、びっくりだよ。よほど日本に使うレースがないんじゃないか?

甘粕 確かに。日本ではスプリンター、マイラー、2000mのビッグレースはもう終わっているからね。その後、香港を目標にする馬が年々増えてるってことさ。それじゃあ、ヴァーズ、スプリント、マイル、カップの順番で検討していこうか。

香港ヴァーズ】 第4R 芝2400m 日本時間15:00発走予定
ハイランドリール連覇へ視界良好
相手はフランス馬、ヌーヴォレコルトに厳しいローテ

甘粕 香港はマイル以下のレースが80%以上。中長距離は手薄と認めざるを得ないね。過去10年でも香港馬は1頭しか勝っていない。

文傑 それは仕方ないよ。そういうレース体系なんだから。1シーズンで2400mのG1が2レース、G3が1レースしかないんだから。香港はこれまで長距離レースを重視してこなかったからね。今回は4頭が出走しているけど、気になるのはイースタンエクスプレス1頭だけかな。状態はいいし、2400向きでもある。ただ、格下感はどうしても否めない。プレース(複勝)がいいところだろう。どうしても、もう1頭というのなら、アンティシペーションかな。

甘粕 確かにそうだね。今年の外国馬をどう見る?

文傑 強すぎるよ。香港馬じゃあ全く相手にならないよ。最近10年間でヨーロッパ国が8勝してるだろ。今年のハイランドリールはこれまでのヨーロッパ遠征馬の中でも飛び抜けて強い。

甘粕 去年はこのレースであのフリントシャー負かしてるしね。

文傑 その後も、イギリス、アメリカで最高レベルの2400m戦を勝ってきてるだろ。去年の状態を維持できていれば、連覇の可能性はかなり高いよ。

甘粕 そうだね。これまで香港ヴァーズに出走してきたヨーロッパの馬の中でも飛び抜けている。その他に気になる馬は?

文傑 良績を残しているフランス馬が3頭出走するけれど、この中から2頭。シルバーウェーヴ、ワンフットインヘブンを押しておこうか。

甘粕:同感だね。

文傑 ところで日本勢はどうなの?

甘粕 3頭の中では去年の香港カップ2着馬、ヌーヴォレコルトが筆頭だろう。オークス馬で2400も問題ないし、香港も経験済み。力的にはハイランドリールに肩を並べることはできる。

文傑 確かに香港カップはいいレースだった。

甘粕 今年は日本勢が13頭とレコードを作った。ヌーヴォの中国語馬名は「新紀録」。新記録を作ってもらいたいものだけどね。


香港スプリント】第5R 芝1200m 日本時間15:40発走予定
香港馬の独壇場!
ラッキーバブルズ、ペニアフォビア、エアロヴェロシティ

甘粕 香港スプリントは香港馬の独壇場。ロードカナロア連覇とジェイジェイザジェットプレーンの3年を除いて過去10年で7頭の香港馬が勝っている。今年も香港勢が優勢だね。

文傑 今年の香港勢は飛び抜けた馬はいないけれど、平均して高いレベルにある、と言える。よほどのことがなければ今年も香港馬で行けるだろう。

甘粕 その通りだ。サイレントウィットネス、セイクリッドキングダムといった大看板はいないが、一昨年の覇者エアロヴェロシティ、昨年の覇者、ペニアフォビアが揃った上に、新星も台頭している。

文傑 香港馬の中ではラッキーバブルズだろう。安定感抜群。1200では10戦して連を外していない。

甘粕 トライアルのジョッキークラブ・スプリントは明らかに本番を意識した仕上げとレースぶり。後方から自分の脚を確かめるようにきっちりと2着。F.ルイ調教師に話を聞いたが、中間も順調。枠順も内過ぎず外過ぎず絶好の5番枠。視界良好だね。まだ5歳と若いし、香港短距離界に新たなスターが生まれる予感がする。世代交代、新旧対決が香港スプリント、マイル界の現状ではないかと思うけれど、既成勢力はどうかね?

文傑 昨年の覇者、ペニアフォビアは昨季も本番まで勝ち星がなかったが、本番ではきっちりと結果を出した。今季も同じように3戦して負けているが、着差はそれほどでもない。どう仕上げてくるか注目だね。

甘粕 去年は大外枠から果敢にハナを奪って逃げきったが、今年は1枠を引いた。これは有利だね。最内から逃げたら相当しぶといはず。エアロは2枠を引いた。既に8歳馬だが、今季は2戦して3着2回。去年は香港スプリントを前に心房細動、そして、立て直して高松宮記念連覇に向けて日本に着いてレース直前に疝痛と散々なシーズンだったが、今季は順調だね。8歳とはいえセン馬だし、まだまだ老け込む歳ではない。ハナを切らなくてもレースができるしここは要注意だよ。

文傑 トライアル勝ちのノットリスニントゥーミーはいかにもハンディキャップホース。本番ではどこまではまるか。

甘粕 遠征馬をどう見る?

文傑 ヨーロッパ組は全く良績を残していないし、オーストラリア勢だってレベルデインが7歳、テイクダウンは4歳で、まだここでは家賃が高いだろう。それなら日本馬、ビッグアーサーに魅力を感じる。

甘粕 ビッグアーサーはライアン・ムーアに乗り替わったね。ただ、枠が外過ぎる。

文傑 世界のライアンが絶対的不利のシャティン1200mの外枠をどうさばくか、それも見どころだね。それと格下、オールウェザー馬と見られてるけど、香港馬スーパージョッキーには要注意だよ。とてつもない鉄砲馬だ。

甘粕 それはいい穴馬情報だね。ありがとう。


香港マイル】第7R 芝1600m 日本時間16:50発走予定
ビューティーオンリーにヘレンパラゴン
サンジュエリーが世代交代実現?

甘粕 マイルも香港の独壇場だ。ここ10年で去年のモーリス以外は香港馬が9勝だよ。今年も香港勢で仕方ない。

文傑 これまでに比べると最強とは言えないが、十分勝負になるんじゃないか。

甘粕 本当にそうだね。まずは香港馬から行こう。期待の香港馬を上げてほしい。

文傑 まずはトライアル勝ちのビューティーオンリーとヘレンパラゴン。オンリーは今季さらに進歩、1600mなら上位3頭に入る可能性は高い。ヘレンパラゴンはトライアル後に状態急上昇。前走は直線で大きな不利があったが、今回はあんなことはないだろう。

甘粕 J.ムーア調教師の話だと、期待の3頭の中にヘレンパラゴンをあげていた。まだ4歳だし、香港には珍しくセン馬ではなく牡馬。この馬の種馬としての将来を考えているんじゃないか、と感じざるを得ない。

文傑 そうだろ。

甘粕 それはそれとして、問題はエイブルフレンドの扱いだよ。引退の危機までささやかれていたが、復活を遂げ前走のトライアルは1600ではなく1200を使って3着。

文傑 それは香港ではよくあることで、長期休養していた馬の眼を覚ますために敢えて短い距離を使うんだよね。4着は立ち直ってきた証拠ではあるけれども。

甘粕 2日のバリアトライアル(注:模擬レース)ではモレイラ騎手が持ったままの2着。相当戻ってきているように見えた。ただ、調教で実際に見た馬体は往年のような張りが感じられなかったのが気になる。

文傑 完全復活は難しいんじゃないか。エイブルは既に往年のエイブルにあらず、だよ。

甘粕 まだ争覇圏内にはいると思うんだけどねえ。香港勢ではサンジュエリーに無限の可能性を感じている。トライアルはスプリントのラッキーバブルズ同様、明らかに本番を意識した作りとレース。後方から自分の脚を測ってきっちりと3着。

文傑 要注意であることは間違いないね。

甘粕 J.サイズ調教師に話を聞いたんだが、1800までは昨季の香港馬王、ワーザーよりも強いというんだよ。確かに春の4歳三冠戦で2冠、1800まではワーザーを負かしているしね。

文傑 うん、ワーザーを負かしているのは確かだ。

甘粕 香港マイル界もスプリント界と同様、世代交代、新旧対決がキーワード。新興勢力の筆頭はサンジュエリーと見ている。頭まであってもおかしくない。

文傑 日本馬はどうなの? 今年は3頭も来たよね。ロゴタイプ以外は勝負になるとみてるんだけど。ネオリアリズム札幌記念モーリスを負かしているし、サトノアラジンだって前走のマイルCSは直線で不利があったんだろ。十分争覇圏内だ。

甘粕 ロゴタイプはシャティンの馬場を隅から隅まで知り尽くしたミルコ(・デムーロ)が騎乗する。ハナに立たなくてもいいタイプで、ビューティーフレームが引っ張る中、番手から早めに抜けだす競馬ができればひょっとするぜ。


香港カップ】第8R 芝2000m 日本時間17:30発走予定
モーリス鉄板、相手も日本馬?
香港勢ではブレイジングスピード

甘粕 かつては遠征組に馬場を貸すだけの香港勢だったが、春の4歳クラシック三冠を整えたことをはじめ、距離体系を重視。この10年で4勝をあげている。

文傑 しかし、今年は近年でも最弱と言ってもいい。主力の高齢化とピークアウトは目を覆うばかりだ。

甘粕 デザインズオンロームのことだね。今季初戦は距離不向きの1600を勝って、トライアルも期待したんだけど、予想外の殿負け。一体どうしたんだろう? あのエピファネイアにあっさり勝った時の力には舌を巻いたもんだったが。

文傑 ドバイ遠征帰りの香港馬は大概、復調に失敗するんだ。この馬もその一頭。

甘粕 J.ムーア調教師は“ペースが全て。調整は万全。100%”と言っていたが。

文傑 100%は今の100%で、往年のデザインの100%であるはずがない。3着までに入れば上出来ってところだ。

甘粕 そうだね。おまけに今年はモーリスが秋の天皇賞で2000mを克服、ここはラストランなのでメイチの仕上げでくる。天皇賞の後、マイルかカップか直前まで明らかにしなかったのはライアン・ムーアが乗れるどうか、返事を待っていたんだ。

文傑 それは心強いね。ライアンが乗るんならモーリスは不動の軸馬だよ。相手も日本馬で仕方ないね、エイシンヒカリは去年の香港カップ勝馬だし、今回もハナを切って逃げればモーリスを負かせるんじゃないか?

甘粕 去年は人気薄だったから、あの芸当もできたけど、今回はモーリスにライアン。そうは問屋が卸さないだろう。ただ、この馬もラストランでメイチの仕上げ。日本の超高速馬場では時計が一つか一つ半足りない馬だが、同じオーナーのエイシンプレストンのようにここの馬場が抜群に合う。ただ、1着以外は馬券にならない馬だから、そこが要注意だよ。

文傑 単勝を買って見てればいいってことか。モーリス頭のヒモには考えにくいんだね。

甘粕 そう。日本勢の相手には既に香港で経験があるステファノスラブリーデイクイーンズリングは外枠を引いたのが痛いね。香港勢では何がおすすめ?

文傑 ブレイジングスピードだね。2000mでは11戦して3着以内が6回と安定感抜群。去年の香港カップだっていいレースをしている。香港勢で先着するのは間違いなくこの馬だ。

甘粕 T.クルーズ調教師も自信満々だったよ。トライアル勝ちのシークレットウェポン、ホースオブフォーチュンはどうだろう?

文傑 ハンディキャップホースというか、国際G1の定量戦で戦うにはまだ力が足りないんじゃないか?

甘粕 ここはモーリスから大勝負かけてみたい。1着固定の3連単でもいいと考えている。ルーラーシップのクイーンエリザベスII世カップの時よりも自信あり、だな。


「当てるぞ〜」シャティン競馬場で決意のガッツポーズを決める文傑氏(写真・右)と甘粕氏

★12/10(土)22:15より文傑、甘粕両氏が現地メディアracing.dimbo.tvに生出演!
こちらからご覧いただけます(外部サイトへ移動します)

★今回登場した文傑(ぶん・けつ)氏が香港国際競走で海外プロとして電撃デビュー!
文傑氏の香港国際競走予想はこちらからご覧いただけます。

★日本と香港を股にかけて活躍する甘粕代三(あまかす・だいぞう)氏の香港国際競走予想はこちらからご覧いただけます。

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2016年12月08日(木) 12:00
【濃霧注意報DX】〜阪神ジュベナイルフィリーズ(2016年)展望〜
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 いつもコラムや日記で色々な条件、レースに触れては「苦手だ苦手だ」と弱音ばかり吐いている私。根がネガティヴなものですから、なかなか自分に自信が持てないのですよね。
 そんな私が競馬において、唯一「得意かも?」と思えるのが、実は2歳戦なのです。
 2歳戦と言えばまず新馬戦が思い浮かびますが、その後の500万条件戦、オープン特別、重賞、G1……そのいずれもがキャリアの浅い馬達同士の戦い。そのため、3歳馬や古馬のレースに比べて力関係が分かりにくく、苦手意識を持つ方も多くいらっしゃると思います。
 しかし、少し視点を変えれば、出走全馬のキャリアが浅い2歳戦というのは、”将来G1や重賞の常連になる馬”と”将来条件戦でうろうろし続ける馬”が同時に走っている――と考えることができます。そしてこのことは、G1においても例外ではありません。一線級まで駆け上がる馬と言うのは、調教の動きやレースにおける走りに少なからず光るものを見せている可能性が高いですから、そうした輝きを見逃さずに狙えるかが的中の分かれ目となってくると思います。
 特に今週の阪神ジュベナイルフィリーズは、後のクラシックホースを量産している出世レース。
 来春まで楽しみを持たせてくれる馬がいるかどうか、何頭かに触れつつ、考えていきたいと思います。


■2016秋シーズン 『競馬プロ予想MAX』presents連載コラムについて詳しくはこちらをご覧ください。
http://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7807




 ……と、その前に、当レースについて考える上で持っておきたいイメージが一つ。
 それは、”好走馬のタイプが2種類ある”ということです。
 言い換えれば、”桜花賞オークスでも好走できそうな王道タイプ”と、”将来スプリント路線に転向しそうなスピードタイプ”と言えるでしょうか。
 ここ3年の好走馬で例えるなら、前者に該当しそうなのはメジャーエンブレムレッドリヴェールハープスター辺り。いずれも桜花賞の頃まで世代1、2位を争うと目されていた素質馬です。

 一方、後者に該当しそうなのはブランボヌールレッツゴードンキ、フォーエバーモア辺り。いずれもキャリアを重ねるごとにスプリント色が濃くなり、短距離の重賞やOP特別で結果を出した馬達です。とは言え、スタートからガンガン飛ばしていくような純スプリンターではなく、いずれも”溜めの利くスプリンター”であるというのがポイント。
 前者に該当するのは誰が見ても能力上位な馬であることが多く、配当妙味はあまりありませんが、後者の”溜めが利くスプリンター”はそこそこ美味しいオッズがついている時があります。能力上位の馬に絞って小点数で仕留めるか、スプリンターの香りを漂わせる差し馬を織り交ぜて配当妙味を狙うか、いずれかの戦法が考えられます。

 こうした考えを踏まえて有力馬達に触れていくと、”王道タイプ”として真っ先に目が行くのがハーツクライ産駒のリスグラシュー
 新潟の新馬戦こそ2着でしたが、その後の未勝利戦で圧巻のレコード勝ちを決め、続くアルテミスSでは良血馬フローレスマジックを抑えての完勝。相手が強くなる重賞でありながら、刻んだラップは最後まで加速し続けており、まだまだ余裕があったことを窺わせます。
 相手関係に恵まれ続けている印象はありますが、未勝利勝ち、そして前走共にレースレベルは合格点が付けられるもので、前述のラップも併せて考えると価値は更に上がります。
 母父が欧州のマイラーであるという点から、同じハーツクライ産駒であるヌーヴォレコルトに近いイメージを感じますし、今回に限らず来年になってもその走りに注目したい1頭と言えます。

 一方・・・

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2016年11月19日() 15:00 甘粕代三
【香港国際競走】Road to HKIR〜さあ、HKIRへ地元勢が鎬(しのぎ)!トライアル3レースを斬る!ステップレース紹介(2)
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 香港競馬最大のイベント、香港国際競走(HKIR=Hong Kong International Races)に向けたトライアル3レースがいよいよ明日20日に迫りました。史上最高の質と量になるであろう日本勢を迎え撃つ地元、香港勢の大勢が決する必見の3レースです。レース映像は若干の時差がありますが、香港ジョッキークラブのホームページで見られますので、日本の皆さんも是非ご覧になってください。
 トライアル3レースは第6レースの中長距離のジョッキークラブ・カップ(馬會盃。G2、沙田芝2000m。日本時間16時30分発走)を皮切りに第7レース、ジョッキークラブ・マイル(馬會一哩錦標。G2、沙田芝1600m。同17時05分)、第8レース、ジョッキークラブ・スプリント(馬會短途錦標。G2、沙田芝1200m。同17時40分)の順に行われます。12月10日もほぼ同じ時間帯に発走しますので、日本のファンの皆さんにとっても投票のトライアルには絶好のチャンスでしょう。本番当日の投票行動(選挙みたいですね、笑)を念頭に置いて日本国内のレースとともに楽しんで頂ければ、と思います。それではトライアル3レースを発走時間の順に展望しましょう。

【ジョッキークラブ・カップ】
 出馬表を一瞥すれば寂しい思いに襲われます。というのは、昨季、香港ダービーを勝ち、その勢いを駆って春最大のレース、クイーンエリザベス2世カップ(英語略称:QE2、中国語略称:英女王盃)で日本代表のラブリーデイ(朗日清天)、ヌーヴォレコルト(新紀録)、サトノクラウン(里見皇冠)をまとめて負かした昨季の香港馬王(年度代表馬のことです)、ワーサー(日本国当地では「ワーザー」とも表記されているようですが、当地ではこちらの発音が主流。中国語馬名:名月千里)の名前を見ることができないないからです。泥田のような不良馬場だった英女王盃を良馬場並みの2分01秒3で駆け抜けた次走、長距離王決定戦のチャンピオンズ&チャーターカップ(G1、沙田芝2400m)で3着と敗れた後、激走の疲れからでしょうか、脚部不安に見舞われ、ここトライアルどころか本番も間に合わない状態です。ワーサーが無事であれば、今年の香港カップは世界の名手、秋の天皇賞に続いてR.ムーアを鞍上に迎えた昨年の“日本馬王”モーリス(滿樂時)との対決に世界中が沸いたはずですが、モーリスも香港カップがラストラン。夢に終わってしまいました。
 さて、ワーサーを欠いた香港中長距離陣営を率いるのはもう一頭の香港馬王、デザインズオブローム(英文表記から言えばデザインズオブローマなのでしょうが、ロームで既に定着してしまったので、仕方なくロームを使うことにします。中国語馬名:威爾頓)です。2013/14季の香港クラシック三冠で第一レグの香港クラシック・マイル(香港經典一哩)こそ、のちに世界最高のレーティングを得たマイル王、あのエイブルフレンド(步步友)に名を成さしめ2着と敗れたものの、1800mと距離が伸びた香港クラシック・カップ(香港經典盃)、香港ダービー(香港打吡)ではきっちりとエイブルフレンドに借りを返して、そのシーズンの香港馬王に輝きました。その後も不動の中長距離王として香港に君臨しましたが、前々季3月のドバイ遠征から歯車が狂い始め、帰港後の英女王盃では4着。立て直したはずの昨季も7戦1勝、G1一つの平凡な成績にとどまりました。
 ワーサーの台頭もあって、6歳となったデザインは完全な脇役となってしまいましたが、今季の復帰戦に距離不適のマイル、シャティン・トロフィー(沙田錦標)を選ぶと昨季のクラシック2冠馬、サンジュエリー(首飾太陽)、安田記念に挑戦したコンテントメント(詠彩繽紛)らマイラー陣を一蹴して古豪復活の狼煙を上げました。香港では長期休養明けに敢えて本来の距離適性よりも短いレースを使って、馬を覚醒させる戦術がしばしば使われます。本来の距離に戻ったここは6歳馬とはいえ不動の中心に推したいと思います。4歳クラシック三冠の後に挑戦した英女王盃で、その年のジャパンカップをぶっこ抜いたエピファネイア(神威啓力)を寄せ付けず、福永祐一騎手をして「あの馬はモノが違う」と言わしめた力の7割が戻っていれば、ここでは負けようがないとみます。
 スペースの制限もあるので、この後は詳説を割愛しますが、デザインと同じく長距離の古豪で今季、同じローテーションでここに臨むG1馬、ブレージングスピード(将男)が対抗。以下は新興勢力のシークレットウエポン(天才)は今季2戦で着差、着順とも順調に上げてきており、ここでではブレージングとの逆転も。同様にアンティピテーション(期惑)は中国語馬名が語っているように期待の惑星。格上挑戦ではありますが、前走のササ・レディーズパースで一番人気に押され、3着を確保したイースタンエキスプレス(東方快車)の順に評価したいと思います。もう1頭、注意が必要なのは雷神とも異名をとる香港一、世界一のジョッキー、あのJ.モレイラ(莫雷拉)騎乗のミリタリーアタック(軍事出撃)。ミリタリーは今季初出走ですが、モレイラへの乗り替わりは何とも不気味、彼の腕をもってすれば3、4着に滑り込んでもおかしくありません。

【ジョッキークラブ・マイル】
 香港から世界のマイル王へと大出世を遂げたエイブルフレンドの名前がありません。というのも、ジョッキークラブ・カップで説明したように、香港の調教師は長期休養明けに距離適性よりも短いレースに敢えてぶつけ、馬を覚醒させる戦術をとることがよくあり、明日はジョッキークラブ・スプリントに回ったからです。昨季の復帰戦も1200mにぶつけて見事に勝っています。そのエイブルフレンドはスプリントで詳述することにして、ジョッキークラブ・マイルです。
 エイブルフレンドが抜けたマイル戦線、混沌とした群雄割拠の戦国時代が続いています。並みいる群雄の中から一昨季、エイブルフレンドに食い下がって2着を3度続け、昨季のこのレースを勝ったビューティーフレーム(美麗大師)を軸馬に指名します。もちろん、デザインのような1着固定までの力の差はありませんので、あくまで軸馬です。昨季のこのレースを勝った後は、ちぐはぐなレースを続け、前走まで勝ち星をあげることはできませんでしたが、ここを目標に今季は2戦叩いて復帰戦のセレブレーション・カップでは1+1/4の2着、前走のシャティン・トロフィーではあのデザインに半馬身と着差を詰めて虎視眈々をここを狙ってきました。
 続いて、前走ササ・レディーズパースで2着のヘレンパラゴン(喜蓮奨星)、今季休み明けでG3を勝ち、前走もG2で2着と急上昇中のジョイフルトリニティ(壮思飛)と香港で千勝爺と異名をとるトップ・トレーナー、J.ムーア厩舎の二騎。前季のクラシック三冠の2冠馬で休み明けを一回叩いたサンジュエリーとビューティーフレームと同厩、同馬主のビューティーオンリーまで。ことしの安田記念に挑戦したコンテントメントは復調途上、G1馬、ジャイアントトレジャーはあくまで本番狙いとここでは軽視することにします。

【ジョッキークラブ・スプリント】
 さて、最も頭の痛いエイブルフレンドの取捨です。無敵を誇った世界のマイル王、エイブルも去年6月のロイヤルアスコット挑戦から歯車が狂いはじめ、昨季は使い始めのプレミア・ボウル(G2、沙田芝1200m)こそ鬼足の追い込みで勝ったものの、主戦場のマイルに転じてからは本来の姿を取り戻すことなく2戦続けて3着。あのモーリスとの一騎打ちとなったチャンピオンズマイルではジャイアントレジャーにも先着を許す体たらくでした。その後、脚部に故障を発生。一時は引退説もささやかれましたが、放牧先がない香港からオーストラリアまで輸送されて長期休養に入りました。この一戦は昨季の復帰戦とはまったく事情が異なります。熱心に調整が続けられていますが、11月11日のバリアートライアル(地方の能力検定のようなゲートを使った実践型調教。HKJCのホームページで映像を見ることもできます)では、やはり往年の迫力を感じることはできませんでした。ここでは相手までの評価とします。
 一方、世界最高のレベルと層の厚さを誇る香港スプリント陣営は日本でもおなじみの古豪が順調な調整を見せています。昨年の高松宮記念を勝ったエアロヴェロシティ(友瑩格)です。既に8歳となりましたが、香港馬はセン馬がほとんどで、去勢された馬は競走寿命が長くなるので、8歳といっても日本の8歳と同じものと考えてはなりません。高松宮記念連覇を目指して来日しながら、レース直前に疝痛を発症し帰港。その後も惨敗と昨季はたった3戦1勝と不本意なシーズンでしたが、5か月ぶりの前走は1+1/4差の3着と着実な復調ぶり。11月8日のバリアトライアルでは1着と上昇ぶりを見せています。逃げ馬が絶好の1枠を引き当て、ここは昨季の不遇を拭きとばして本番に復活の狼煙をあげる大一番と見ました。オーナーのダニエル楊毅氏とは昵懇の仲ではありますが、それを割り引いても堂々の本命に自信をもってお薦めできます。
 これに続くのは新興勢力の筆頭、ラッキーバブル(幸運如意)。香港競馬界一の人格者としてい慕われる呂健威調教師に重賞勝ちをもたらし、春のスプリント王決定戦、チェアマンズ・スプリントではオーストラリアの怪物、シャタクア(尚多湖)に肉薄した2着の力は今季復帰戦のプレミア・ボウルでさらに磨きがかかりました。
 この2頭を軸に香港スプリントの勝馬、ペニアフォビア(幸福指数)、ラッキーバブルに次ぐ新興勢力、アメージングキッド(華恩庭)しぶといドンダネル(誰可拼)までを相手に挙げます。

甘粕代三氏の予想はこちらからご覧いただけます。

※次回のコラムは11月24日(木)公開予定になります。

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★こちらもあわせてお読み下さい。
日本と香港を股にかけて活躍する「香港競馬のスペシャリスト」が海外プロ予想家第2弾としてデビュー決定!
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■甘粕代三(あまかす・だいぞう)プロフィール
1960年、東京生まれ。高校時代から競馬にのめりこむ。
早稲田大学第一文学部卒。在学中に中国政府官費留学生。
卒業後、東京新聞記者、テレビ朝日記者、同ディレクター、
同台北開設支局長などを務める。中国留学中に香港競馬を初観戦、
94年ミッドナイトベットの香港カップ制覇に立ち会ったことから
香港の競馬にものめりこみ、2010年、売文業に転じた後は軸足を
日本から香港に。香港の競馬新聞『新報馬簿』『新報馬経』に執筆、
テレビの競馬番組にも出演。現在、新報馬業(『新報馬簿』『新報馬経』)
駐日代表、北京市馬術運動協会高級顧問を務める。

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2016年11月11日(金) 10:00 km
【kmのG1データブレイカー】〜2016エリザベス女王杯〜
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皆さん、こんにちは。ウマニティ公認プロ予想家のkmです。
今週は最強牝馬決定戦『エリザベス女王杯』を中心にお届けします。

このコラムでは、決め撃ち穴馬ハンターのkmが、『過去5年で勝利馬を出していないデータから今年破られそうな項目』を「データブレイカー」と称し、ウマニティ会員の方だけに独自の見解を交えてお伝えします! 
データ競馬全盛期の今だからこそ、“逆張り”は威力を発揮します。データ派の意表を突く、過去の傾向を覆す可能性の高いポイントにズバッと斬り込んでいきますので、ぜひご活用ください。
また、以前コラムとして連載し好評をいただいていた“次走の狙い馬”につきましては、後半部分でご紹介いたします!さらにさらに!今回からはおまけコーナーとして“血統診断”も追加しました。こちらもお楽しみください。


■2016秋シーズン 『競馬プロ予想MAX』presents連載コラムについて詳しくはこちらをご覧ください。
http://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7807


G1データブレイカー
エリザベス女王杯

立冬を越えて気温もグッと下がりました。秋のG1シリーズも半ばに差しかかり、競馬界は季節に逆行するかのごとく盛り上がっています。
今週は、エリザベス女王杯が行われます。昨年の覇者マリアライトヴィクトリアマイル2着のミッキークイーンなど、今年も最強牝馬決定戦の名に恥じないメンバーが出走を予定しています。

・前走単勝1-2人気【0.5.4.18】

最強牝馬決定戦と位置づけられるエリザベス女王杯。実は”上がり馬”が強いレースだと知っていましたか?
レインボーダリアラキシス、昨年のマリアライトは記憶に新しいですよね。
前走で単勝上位人気に推された馬が弱いハズはありませんが、結果が伴っていないと不安になります。
今年は、上位人気になるであろうマリアライトミッキークイーンが該当します。
マリアライトは、昨年の前哨戦オールカマーでも5着に破れています。今年もオールカマーでは5着。得意な京都コースに戻れば、昨年同様に本領発揮となるのでしょうか?
3週連続重賞制覇で勢いに乗る池江泰寿厩舎のミッキークイーンともども、データブレイクが期待できます!

マリアライト→前走単勝2人気(宝塚記念1着)
ミッキークイーン→前走単勝1人気(ヴィクトリアマイル2着)

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2016年11月10日(木) 18:30
【濃霧注意報DX】〜エリザベス女王杯(2016年)展望〜
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 展望コラムを書くにあたって、必要なのはやはり”出走馬を知る”こと。
 中心と目される有力馬であっても、全く人気のなさそうな馬であっても、まずは公平な目で近走のレースを見るようにしています。
 しかし、そうすることによって得られる結果はレースによって様々。
 文章を書き始める頃には既に当日の予想すら固まりかけているレースもありますし、全馬の走りに目を通したことで、迷いだけが増幅されるレースもあります。
 では、今週のメイン且つ題材であるエリザベス女王杯はどうかというと……今のところ間違いなく後者の部類。前回の天皇賞(秋)時も、似たようなふわふわとした感覚で執筆していましたが、何となく近い雰囲気を感じています。
 しかし、天皇賞(秋)が難しかったのは出走馬のキャラが妙に濃かったが故。
 エリザベス女王杯の難しさは、また別のところにあるように思うのです。


■2016秋シーズン 『競馬プロ予想MAX』presents連載コラムについて詳しくはこちらをご覧ください。
http://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7807



 近年、芝コースの重賞を圧倒的な質と量で席巻するディープインパクト産駒。
 当レースにおいても、一昨年のラキシス、昨年のマリアライトと2年連続で勝ち馬が出ているばかりか、13年、12年も含めて実に4年連続で馬券圏内に入っています。
 セントライト記念や菊花賞といった”鬼門”すらも制してきた今年の勢いならば、5年連続で馬券圏内に同産駒が飛び込んできても全く不思議ないように感じます。
 しかし、この点こそが今年のエリザベス女王杯の難しさ。
 現時点における出走予定馬の中でディープインパクト産駒なのは、昨年の当レースの覇者マリアライト、昨年の牝馬クラシック二冠馬ミッキークイーン、昨年の当レース3着馬タッチングスピーチの3頭。いずれも実績からお分かりいただける通り、立派な有力馬。もしかしたら1〜3番人気を独占するかもしれませんが、3頭が3頭とも、簡単には信用できなさそうな不安を抱えているのです。

 まず触れてみたいのは昨年の覇者マリアライト
 今年に入ってもハイレベルな宝塚記念を制すなど、実力に翳りはないように見えます。
 が、指数等からレースレベルを推測した際、昨年の当レースの内容は例年に比べてもかなり低調なものでしたし、今年に入っても大きく成長したという部分は見当たりません。
 そんな中で極端にハイレベルな競馬をしているのが、有馬・宝塚の両グランプリの舞台である中山2500mと、阪神内回り2200m。いずれも”小回り且つ直線に急坂がある”という設定で、こうした条件こそが本馬のベスト舞台なのでしょう。
 この2場に共通するのは、早めに動いて最後まで脚を使える持続力が重要であるという点。そのため、ある程度のスタミナを備えた馬が有利になりますが、そうした血統適性は今回の舞台である京都外回り2200mにもうっすらと通じるもの。直線が長く、しかも平坦という舞台は本来合わないはずですが、特殊な適性を求められる距離と舞台だった分が昨年の伸びに繋がったように思います。
 こうした2200mや2500mを得意とするタイプは、似たような条件下で何度も好走する、所謂”リピーター”になりがちですが、本馬の場合は昨年の時点で既に4歳。当レースにおける近年の”リピーター”はラキシスヌーヴォレコルトスノーフェアリーのように、3歳から4歳にかけての連続好走であることがほとんどですから、5歳の本馬が昨年以上の走りをしてくるという可能性は低いのではないかと感じています。
 前述の通り、適性ドンピシャの宝塚記念以外の走りは低調ですし、前走のオールカマーにしても、昨年と着順は同じでもレースレベルはかなり下。調教の動きも全く目立たないものでしたし、ここを叩かれてどこまで上向いてくるかが鍵となるでしょう。

 マリアライトに上積みなしと考えれば・・・

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2016年11月08日(火) 18:00 競馬プロ予想MAX
最速プロ予想『シューナカ☆』〜プロ予想家陣がアノ注目馬の見解を語る!Vol.12・G1エリザベス女王杯編〜
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前回の〜天皇賞(秋)編〜では、距離不安を一蹴する完勝を飾ったモーリスへの「マイルより2000mの方が合っている」(サラマッポプロ)、「東京2000mでも問題なく勝ち負け」(くりーくプロ)といった声をピックアップ。さらに、特注コメントでは3着ステファノスへの「距離延長でさらに良さが出るはず」(サラマッポプロ)とのプロ予想家週半ば見解をご紹介した当コラム。引き続き今週も馬券的中へのヒントを探しにプロ予想家に迫って参りたいと思います。
○コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。⇒ http://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7125

本日のターゲットは、11/13(日)G1エリザベス女王杯
今回も、ウマニティ公認プロ予想家の中からスガダイサラマッポ河内一秀くりーく加藤拓の5人にアノ注目馬3頭を中心に、その他の特注馬も含め見解を直撃!
※見解は全て11/7(月)時点のものです。

●プロ予想家陣
スガダイプロ・・・ウマニティ「プロ予想MAX」No.1予想家。タイム理論(主にオリジナルのスピード指数)と血統をベースに、調教や展開などあらゆるファクターをそこに加味し総合的に判断して結論を出すスタイルで「プロ予想MAX」のエースとして活躍中。
サラマッポプロ・・・独自の馬体・走法分析から未知の適性を見抜き、厳選したレース&穴馬を狙い撃ちするスタイルで毎年プラス収支をマーク(近9年中8年で年間プラス達成!)。
河内一秀プロ・・・自身が開発した競馬予想ソフト「カツラギ」ウマニティ特別版を採用し予想を展開。
くりーくプロ・・・調教中心に予想を展開。関西の新馬戦+重賞が主戦場で、全頭調教評価コメントにも定評。
加藤拓プロ・・・血統予想。血統的データを中心に、前回よりも今回の馬場に適性が向く馬を狙う予想スタイル。

●各馬へのコメント
マリアライト
 サラマッポ 牡馬並み、というかそれ以上と言ってもいいくらいのパワーと、末脚の持続力が持ち味。前走は瞬発力が要求される流れで、良さが生かせなかった印象でした。G1の2勝が、ともに稍重での持続力勝負。今回も流れと馬場がポイントになりそうですね。
 くりーく 調教面では、昨年と同じオールカマーからのローテーションでも、今年は昨年と比べて1週遅い始動。ただ中間の調整内容そのものは及第点で、2週前→1週前と強めに追われており、レースに向けて順調に乗り込まれています。輸送もあるので来週は馬なりの調整で予定通り仕上がるのではないかと思います。
 河内一秀 昨年のエリザベス女王杯でG1初勝利を挙げたあとも、有馬記念4着、宝塚記念1着と牡馬相手のG1で好走を続けているね。ただ指数に目を向けると、有馬記念以外は水準以下で、有力馬の凡走に助けられた面は否定できない印象だね。また、G1での好走を含めて過去に勝利したレースは上がり3F34.7秒が最速で、いずれも上がりが掛かるレースだった。逆に、上がり33秒台のレースのほとんどで人気を裏切っている。それでも、牝馬限定であれば十分に威張れる能力の持ち主と考えているけど、ペース次第では馬券圏外に消えることも想定しておいたほうがいいと思うよ。
 加藤拓 血統的には、ディープインパクト産駒はこのレースで2012年から4年連続で馬券になっており、特に“遅咲きのディープ産駒”が開花するレースの印象です。この馬の昨年もそうですし、ラキシスなどもその例です。母父エルコンドルパサーのキングマンボ系もこのレース好相性であり、前走からの上積みも加味すると、もちろん有力馬の一頭ではあります。ただ、個人的にはどうせなら伸びしろのある“第二のマリアライト”を探したい、というのが今回の馬券作戦を練っていく上での所感です。
 スガダイ 昨年と同じ臨戦過程となった前走のオールカマー(5着)は相手関係を考えると物足りないような気もするけど、昨年より2キロ斤量が重かったし、昨年との比較では別に悪い内容ではなかったと思う。道悪でG1を2勝しているから、馬場が渋った方が良いんだろうけど、良馬場でもこの相手なら何とかなるんじゃないかなぁ。ただ、今回はレースでメンコを外す予定らしいね。これには疑問符がつく。もちろん、プラスに働く可能性もあるけど、裏目に出る危険性だって十分にある。こう言っちゃあ陣営に失礼だとは思うけど、メンコをつけてG1を2勝しているんだから、あんまり余計な事はしない方がいいと思うんだけどねぇ(笑)。

ミッキークイーン
 加藤拓 この馬もディープ産駒で、その側面からするとこのレースとの好相性が映し出される馬ですが、この馬は遅咲きというわけでもなく、クラシックを席巻した一頭ですね。実力は十分ですが、ここで改めて開花するか、というとどこかしっくりこない印象のある馬です。しかも、なかなか休み明けの馬が馬券に来ないのがこのレース。また、2年連続馬券になっているヌーヴォレコルト、2014年の勝ち馬ラキシスのようにマイルより1800m以上を得意とする馬が来るレースでもあります。能力を認めつつも「隙がある」とみたいですね。
 くりーく この中間は捻挫の影響で坂路でのみの調整に。もともと休み明けから走る馬ではないので、いつも通りの調整だと間に合わないということなのか、いかにもこのレースに向けて急ピッチの仕上げといった感じに見えました。調教スタイルを変えてくることに関しては、私はあまり好みませんが、一方でその内容を見ると十分な本数をこなしており1週前の追い切りの動きも悪くない。休み明けで走らない馬が今回は走る番なのかもしれない、そう期待させる内容と言ってもいい出来に見えました。最終追い切りをどこで追うか分かりませんが、これまで直前坂路で一杯に追われて出走した未勝利、忘れな草賞の2戦はともに1着となっています。いずれにしても今回、その“調教スタイルの変化”に重きを置くか、“動き自体”を重視するかで扱いが大きく変わってくる悩ましい存在ですね。
 スガダイ この馬が一番強いと思うんだけどねぇ・・・

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2016年11月05日() 06:00 藤田将大
【ブリーダーズカップフィリー&メアターフ】出走馬全頭の短評
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メルボルンカップはボックス勝負で1、3、4着という痛恨の結果(2着ヌケ)となってしまった。2着ハートブレークシティーは能力が一枚足りないと評価し、印を回さなかったことに猛省。ここは気持ちを切り替えて、次なるターゲットに立ち向かいたい。

海外馬券発売レース第三弾となるBCフィリー&メアターフも、メルボルンカップ同様に出走馬全頭の短評を用意したので、ぜひ参考にしていただきたい。

(1)シーカリシ
昨年まで所属したフランスではマルレ賞(G供砲鮴し、昨年のヴェルメイユ賞(G機砲妊肇譽瑤裡鈎紊ある。アメリカに移籍した今年は2走前のベヴァリーD.S(G機僕ゾ,魎泙瓠△海海泙韮汗錣靴藤仮 8緤から末脚を生かす競馬を得意としている。人気が予想されるレディイーライとは同厩舎で、両馬を管理するC.ブラウン調教師はこのレースを2014、15年に連覇しており、ここ4年で3勝。現在、今年のアメリカ調教師ランキングでは1位につけている。

(2)キャッチアグリンプス
デビュー戦はダートで5着に敗れたが、その後に芝で8連勝を記録。そのなかには昨年10月のBCジュヴェナイルフィリーズターフ(G機法∈G7月のベルモントオークス招待S(G機砲含まれる。先手を取る競馬で良績を残しているが、前走のクイーンエリザベス2世チャレンジCS(G機砲任魯丱討藤恵紊貿埖爐靴討い襦

(3)セブンスヘブン
このレースに2頭を送り込むA.オブライエン厩舎のクラシックウイナー。7月の愛オークス(G機砲硲厳遒離茵璽シャーオークス(G機砲鯱⊂,靴藤猫気鬘仮 そのヨークシャーオークスではのちの凱旋門賞馬ファウンドを下しての勝利だった。1600mでも勝利しているが、オールウェザー馬場の下級条件でのもので、5月以降は5戦して2400m付近の距離を使われている。2000mという距離が果たしてどう出るか。

(4)アベンジ
昨年は芝の短距離戦で3勝を挙げたが、芝1600mのG靴韮驚紊貿埖燹それが今年は短距離戦で2連敗したあとに、距離を延ばして芝1600m戦に勝利すると、その後も9月に芝1800mのジョンC.メイビーS(G供法10月に芝2000mのロデオドライブS(G機砲鮴し、3連勝でG汽Εぅ福爾両旅罎鮗蠅砲靴拭A袷は今回と同じ舞台で1分58秒52の好時計で逃げ切り勝ちを収めている。

(5)アルズギャル
ここまで26戦中25戦で芝のレースを走って8勝。唯一のダート戦は5頭立ての5着に敗れている。前走のE.P.テイラーS(G機砲任錬家崋蠅ら抜け出す競馬で5歳秋にしてようやく重賞初勝利を挙げた。今年の充実ぶりは成績が示す通りで、後方から追い込む競馬でシーカリシの2着になった3走前のベヴァリーD.S(G機砲覆鼻■慣遒ら6戦連続で連対を続けている。

(6)ジペッサ
唯一の重賞勝利は今年7月のドクタージェームズペニーメモリアルS(G掘法芝の1700m戦で逃げ切り勝ちを収めている。その後は8月のベヴァリーD.S(G機砲妊掘璽リシの3着、前走のロデオドライブS(G機砲妊▲戰鵐犬裡加紊帽チ。だだし、見方を変えれば、G気鮠,狙擇襪世韻領呂不足しているとも言える。

(7)センティエロイタリア
昨年に続き2年連続の出走。昨年は好位のインで競馬をしたが、最後は伸びず4着に敗れた。重賞勝ちは昨年にG兇鬘仮 今年はまだ重賞勝ちはないが、前走のフラワーボウルS(G機砲任蓮逃げてレディイーライの2着に粘っている。鞍上のJ.ロザリオ騎手は、2014年のアメリカ騎手リーディング2位。

(8)レディイーライ
2014年8月のデビューから連勝を続け、3戦目のBCジュヴェナイルフィリーズターフ(G機砲韮猫欺蘊〕。翌年も勝ち続け、7月のベルモントオークス招待S(G機砲泙婆欺の6連勝を記録した。しかし、その後に釘を踏んだことを原因に両前脚に蹄葉炎を煩い、長期の休養を余儀なくされた。今年8月の復帰戦ボールトンスパS(G供砲錬加紊貿圓譴燭發里痢■映以上の休み明けを考えれば上々の結果。続く前走のフラワーボウルS(G機砲任鷲活の勝利を飾った。C.ブラウン調教師とI.オルティスJr騎手は、昨年の優勝馬ステファニーズキトゥンと同じコンビ。

(9)ライアンズチャーム
このレースの前に、オーナーがトーセンの冠で知られる島川隆哉氏になったことでも話題となった馬。ペルーからの移籍馬で、ペルー国内に限ればここまで9連勝(その間にアルゼンチンのG気鳳鸚して9着)していた。ここが移籍後の初戦になる。G犠,舛郎鯒、今年に連覇した牝馬限定のパンプローナ大賞(G機⊆2000m)。今年6月の前走パンプローナ大賞では大外からの豪快な追い込みを決めている。

(10)キットキャット
チリ調教馬としてのBC参戦のキットキャットは、チリで芝1700mのポージャデポトランカス賞(G機砲伴2000mのサンティアゴファラベラ競馬クラブ賞(G機砲鮴覇している。後者では1分56秒台という破格の勝ちタイムを記録した。前走はBCを前にアメリカでスイングタイムSに出走して2着。サンタアニタパーク競馬場の馬場を経験して、本番に臨む。

(11)クイーンズトラスト
イギリスから参戦のクイーンズトラストは、ここまで重賞未勝利の1勝馬。それでも7月のナッソーS(G機砲任錬猫毅珪,離泪ぅ鵐妊ングの2着に頑張り、8月のヨークシャーオークス(G機砲セブンスヘブン、ファウンドに続く3着、前走の英国チャンピオンズフィリーズ&メアズS(G機砲任癸鈎紊箸覆蝓△海械垣錣錬猫気嚢チを続けている

(12)プリティパーフェクト
A.オブライエン厩舎の所属馬で、7月の愛オークス(G機法■厳遒離茵璽シャーオークス(G機法∩袷の英国チャンピオンズフィリーズ&メアズS(G機砲任魯札屮鵐好悒屮鵑醗貊錣暴仭し、レースを先導していた(着順は10着、4着、4着)。2走前のパークヒルS(G供砲任脇┐伽擇衞楞阿世辰燭、ゴール寸前で交わされて2着。それでも相手が昨年の英セントレジャー(G機砲鮠,辰震毒魯轡鵐廛襯凜 璽困世韻法△修寮莵堽呂鷲遒譴覆ぁ

(13)ヌーヴォレコルト
父のハーツクライはドバイシーマクラシック(G機砲陵ゾ’蓮その産駒にもジャスタウェイ(ドバイデューティフリー)やアドマイヤラクティ(コーフィールドC)といった海外G鞠呂いる。ヌーヴォレコルト自身も昨年12月の香港カップ(G機砲エイシンヒカリの2着という遠征実績の持ち主。日本馬初のBC競走制覇が達成されてもなんらおかしくない。


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ブリーダーズカップフィリー&メアターフの予想一覧はこちらから
※藤田将大のブリーダーズカップフィリー&メアターフ予想は11/5(土)17時頃公開の予定です。

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凱旋門賞38万馬券を的中させた海外馬券のエキスパートが堂々『プロ予想MAX』に参戦!
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2016年08月25日(木) 13:00 競馬プロ予想MAX
先週の回顧〜(8/20〜8/21)kmプロが小倉3Rで一撃467万の高額払い戻しを達成!
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先週は、21(日)に札幌競馬場でG2札幌記念が、小倉競馬場でG3北九州記念が行われました。それでは、いつものようにレース結果と競馬予想の達人・ウマニティプロ予想家陣のスマッシュヒットを振り返っていきたいと思います。
 
G2札幌記念ネオリアリズムが意表を突いた先行策を取って直線コースへ。先頭はネオリアリズムでリード2馬身、これをヌーヴォレコルトマイネルフロストヤマカツエースが並んで追いかける形。人気のモーリスは1列後ろから外めに持ち出されて鞍上モレイラが追い出しに入ります。残り200mを過ぎてもネオリアリズムの脚色は衰えず、セーフティリード!ヌーヴォレコルトマイネルフロストを振り切ったヤマカツエース、外モーリスの2頭が懸命に追いかけますが、差を詰められず、結局ハナを切ったネオリアリズムが後続に迫られることなく逃げきりV。待望の初重賞制覇となりました!2馬身差の2着にモーリス、そこからクビ差の3着にレインボーラインが入っています。
 
公認プロ予想家ではサウスプロ他5名が的中しています。
 
G3北九州記念ジャストドゥイングラヴァーズポイントベルカントの3頭が先団を形成して直線コースへ。直線に入るとラヴァーズポイントが脱落して、ジャストドゥイングベルカントが並走して先頭争い!後続からはプリンセスムーンオウノミチ、大外からはバクシンテイオーも脚を伸ばしてきます。残り100m、ここでジャストドゥイングを競り落としたベルカントが先頭に変わって粘り込みを図りますが、大外からエンジン全開となったバクシンテイオーが猛追!ゴール前でベルカントをきっちり捉えると最後は流す完勝の内容で重賞初Vを飾りました!
 
公認プロ予想家ではkmプロ他が11名が的中しています。
 
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☆☆☆注目プロ →kmプロ
21(日)小倉3Rで単勝44.8倍◎フジクイーンを1着に固定、対抗○ロングバードを2、3着に置き、3連単4675.1倍を1000円的中!467万5100円の高額払い戻しを達成しました!同日の小倉11R北九州記念G3では『間隔を詰めて結果を出すタイプ。近走は鞍上と手があわずに歯痒いレースが続いている。ここは乗り替わりに強い鞍上を背に激走も可能だ。』と評した◎バクシンテイオーからの3連単を仕留め、34万8500円を払い戻し!週末トータル回収率1276%、収支プラス482万2600円の大爆発となりました!
 
☆☆☆注目プロ →スガダイプロ
21(日)小倉12Rで単勝146倍の大穴▲せフティーエムアイの単勝、◎ビタミンエースとのワイドを仕留め、4万8080円を払い戻しました!この他にも札幌9R新潟10Rをそれぞれ◎▲○本線で仕留めるなどコンスタントに高精度予想を披露し、週末トータル回収率144%、収支プラス10万290円をマークしています。
 
☆☆☆注目プロ →夢月プロ
20(土)札幌1Rで『ゲート難。前走はスタートこそマシだったが前をカットされてしまい失速。さらに勝負所で包まれてしまい4コーナーで外を回さなければ行けない競馬だった。二の脚はしっかりしており今回は待望の斤量減なので外から好ダッシュ決まれば大きく変わるはず。』と狙った◎サクセスムーンの単勝を的中させ、20万8040円を払い戻しました!同日の小倉9Rでも◎ウインクルサルーテの単勝を1万円的中させ、6万4000円払い戻し!週末トータル回収率139%、収支プラス11万9310円をマークしています。
 
☆☆☆注目プロ →3連単プリンスプロ
20(土)小倉8Rで◎ヴィンテージローズからの3連単を的中!54万7350円の高額払い戻しを達成しました!翌日の札幌3Rでも◎△△の印で3連単1579.5倍を的中させ、週末トータル回収率267%、収支プラス63万3220円をマークしています。
 
この他にも栗山求プロ(579%)、山崎エリカプロ(239%)、3連複プリンセスプロ(217%)、エース1号プロ(212%)、蒼馬久一郎プロ(120%)、サラマッポプロ(112%)、覆面ドクター・英プロ(110%)、KOMプロ(110%)、サウスプロ(105%)、ろいすプロ(105%)、馬券生活プロ(104%)が週末トータル回収率100%超の活躍を見せています。
 
今週もウマニティプロ予想MAXにご期待ください!

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2016年08月22日(月) 13:00 みんなの競馬コラム
【札幌記念他】先週の結果などふり返り byうまカレ
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学生団体うまカレ副代表の金沢ユウダイです。
先週の競馬を見てのふり返り、考えたこと等をまとめます。


札幌記念は堀厩舎のワンツーで、勝ったのはネオリアリズムの方でした。
ネオリアリズムの、母系からパワーを受け継いで、上手く言語化できませんが、前脚が伸びない走法は、まさに内回りでこそ活きるもので、望田先生のいう「父中長距離馬×母父スプリンターorマイラー」の配合系らしいものだと思っています。「フワッとした捲り」とも言えるのかなぁ、ドゥラメンテの走りを「フワッと」とは表現できないけれど、キタサンブラックネオリアリズムの走りは「フワッと」感あるじゃないですか?斤量増でも評価していたのは、前走の函館記念でもそうでしたが、重賞の流れでも掛かる、脚力と気力があるということで、それでいて人気が落ちるのであれば、外枠替わりでも狙いは立てられました。折り合ったのには道悪も影響しているんでしょうが本来ルメール騎手は、こういった馬をなだめるのが抜群に巧い…。

モーリスが出るときにいつも思うのは、望田先生のマイラーについての考察です。

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(内回りコースだった桜花賞でシーザリオは)スタートそのものはよかったものの、2角までのダッシュでマイラーのラインクラフトデアリングハートに少し見劣ったために、外からデアリングハートに斜めに寄ってこられたときにズルッと後退

「ミルコ!ミルコ!ミルコ〜!と叫んだけど前に入ってきやがった…」

福永祐一の代打で手綱をとった吉田稔が悔やんでも悔やみきれない2角の入り、あそこが明暗を分けたレースで、そこからはラインクラフトの後を追うように完ぺきに捌いて、内回りの短い直線を猛然と差してきましたがクビ差届かなかったところがゴールでした

今にして思えば、あのトリッキーなおむすびコースのマイル戦における数完歩のダッシュの違い、これこそがマイラーと中距離馬の違いというべきで、ラインクラフトは勝つべくして勝ったし、シーザリオは負けるべくして負けたというべきかもしれない

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視覚的、感覚的なものですがタイキシャトルダイワメジャーを知らない僕からすると、モーリスの走りを見ていると、「あぁ、トーセンラーヴィルシーナはマイラーではないな」ということを思い知らされます。
だからモーリスも、能力でGIIならばこなすかもしれないけれど、史上最高レベルに層の厚い現在の日本競馬で、天皇賞(秋)制覇、すなわち良く言われている「中距離制圧」というのは難しいのではないかと思っています。それでも、個人的に今日の走りを見て、天皇賞で無印にはできないなと感じました。

レインボーラインは、シンザン記念時からかなり注目していた馬で、「神戸新聞杯で◎を打ちたい」と思ってきました。ノーザンテースト≒Vice Regent4×4・5(Northern DancerとVictorianaが共通)とAlycidonでノーザンテーストを増幅しているのがポイントでしょう。今日は+10キロ、なかなか父産駒らしい成長をみせていますし、菊でも要警戒。

ヌーヴォレコルトは走ってはいるんですが、牡馬相手への限界をみたような気もしますね〜。重い馬場がダメなことはないのでしょうが、古馬牡馬相手となると分が悪いのかもしれません。BCフィリー&メアターフは枠順と相手関係次第でしょう。

ヤマカツエースは、Kingmambo≒Ameriflora2×2ですから、一気に母父(グラスワンダー)のように、宝塚・有馬で勝負になる馬になるかなとも思っていましたが、現状はこのあたりが限界かというところ(十分なんですけどね)。

ダービーフィズはジャンポケ×マンカフェ(=マンハッタンフィズ)で今日みたいな我慢比べには強いですから、これくらいは走ってきて当然、ロジチャリスは出遅れてしまいましたが、想像以上にダメジャ×ロックオブジブラルタルという字面以上に綺麗なフォームで走る馬で、これはやっぱりBlushing Groomの影響なんでしょうかね、意外と東京の方が合うのかも。


北九州記念は、バクシンテイオーベルカントサクラバクシンオー産駒のワンツーでした。小倉1200mはサクラバクシンオー産駒が強いことで有名ですが、その原因はやはり父サクラユタカオー、曾祖父Princely Giftではないかと思います。サクラユタカオーはNasrullah3×4で、母系に入るととしては柔らかさ≒怠慢さを伝えることがあり、Princely Giftは前脚主導の走りをするので下り坂が得意であると考えられています。これは、下り坂のある京都外回りの長丁場、菊花賞や天皇賞(春)でPrincely Giftを持つステイゴールドサッカーボーイが強く、ハーツクライが勝ち切れないということとも無関係ではないでしょう…と色々考える結果となりました。


●名繁殖イソノスワロー
土曜新潟1Rでは、ハーツクライ産駒のハートオブスワローが2戦目で初勝利を挙げました。母イソノスワローは、オークス馬イソノルーブルの娘で非常に優秀な繁殖牝馬です。イソノルーブルのナスキロ(NasrullahとPrincequillo)とFlaming Page≒Tom Foolを、デヒアの母Sister Dotで増幅させていることがポイントでしょう。ナスキロとTom Foolというのはどちらも非常に日本向きの血です。マイネルラヴを付けてもトラストワンを、アドマイヤマックスを付けてもモンストールを、スウェプトオーヴァーヴォードを付けてもラーストチカを、そしてハーツクライを付けてもハートオブスワローを輩出するのですから本当に素晴らしいです。オークス路線に乗ってきてもおかしくないのではと思っています。

●名牝系のマンカフェ×Storm Cat
土曜札幌5R(芝1500m)を制したのはマンハッタンカフェ産駒のレッドアンシェルでした。レッドジゼルレッドアルティスタの弟で、母スタイルリスティックはNathaniel(キングジョージ)=Great Heavens(愛オークス)の妹という良血馬。マンハッタンカフェ×Storm CatでRibot系のクロス(Tom Rolfe6×5)というのはショウナンマイティと同じ。前脚の可動域の小さいフォーム(今回は道悪だったために走法を変えていただけかもしれない)はRibotの影響に因るものと考えられます。ヒルノマテーラのようなイメージで、内回りでの一変を狙いたいタイプです。良馬場での走りを見てみないと何とも言えない感じではあります。

●重厚なディープ牡馬
日曜札幌5R(芝1800m)の新馬を制したのはディープインパクト産駒のディープウォーリアでした。Busted4×6・4という重厚な配合で、ディープ産駒の2歳でも気にしていた1頭。こういう欧血ベースの重厚な配合は牡馬の方が結果が出やすいのでしょう。母父デザートキングは1997年の愛2冠馬で、これも母系に流れるBusted→Bustinoの重厚なスピードで距離をこなしたのだろうと思われますが、デインヒル×Nureyevという配合で、こういうノーザンダンサー系のパワーを取り込むのはディープ産駒の必須条件。走りを見ても重厚で、クラシックは厳しいとは思いますが、長い目で見ていきたい馬です。

●ハービンジャーとしてはまずまずの配合
日曜小倉5R(芝1800m)を制したのはハービンジャー産駒のペルシアンナイトガーネットチャームファシーノオリエントワークスの半弟で、叔父にゴールドアリュールゴールスキーがいるニキーヤから広がる追分Fの牝系。ハービンジャー産駒は、Le FabuleuxかShareef Dancerをいじった配合で活躍馬が出ていますが、本馬は後者。ニキーヤの母、つまり本馬の3代母がNorthern Dancerとナスキロ(NasrullahとPrincequillo)とSickleを持っているので、ここがShareef Dancerと脈絡します。また、Flower Bowl≒Aureole6・7×7(HyperionとDonatelloとSon-in-Law)という底力のある重要血脈を継続交配しているのも魅力です。




【参考】

『日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究』(笠雄二郎著)
望田潤さんのブログ http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
栗山求さんの連載「血統SQUARE」http://www.miesque.com/motomu/works.html
『覚えておきたい 日本の牝系100』(平出貴昭著)

「うまカレ」とは、競馬の魅力を同世代を中心に発信していこう、競馬界を若い力で持ち上げようと、関東の競馬を愛する大学生が集まり6年前に結成された学生団体です。テレビ出演や、フリーペーパー制作など様々な活動をしています。詳しくは以下のブログやSNSをご覧ください。

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金沢ユウダイ
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執筆者:うまカレ(MYコロシアム>最新予想にリンク)

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2016年08月21日() 14:00 凄馬プロジェクトチーム
第202回『凄馬出馬表分析&馬券検討』〜札幌記念 G2
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みなさんこんにちは!

本日は札幌11R「札幌記念 G2」の『凄馬出馬表』を分析したいと思います。

今回も「U指数」だけでなく、U指数のポイントに【調教評価】、【厩舎評価】、【斤量補正】を数値化し加算減算しU指数を補正することで「総合ポイント」を算出しました。
★「U指数」について詳しくはこちらをご覧ください→U指数についてページ

U指数1.0ポイントは約1馬身差にあたるので、これを目安に以下のような重み付けをしました。
【調教評価】は競馬エイトの調教評価を参考にしました。
重み付けは以下の通りです。
「5」・・・「−1.0ポイント」
「6」・・・「±0.0ポイント」
「7」・・・「+1.0ポイント」
「8」・・・「+2.0ポイント」
【厩舎評価】は競馬エイトの厩舎コメントの評価を参考にしました。
重み付けは以下の通りです。
「△」・・・「−1.0ポイント」
「○」・・・「±0.0ポイント」
「◎」・・・「+1.0ポイント」
【斤量補正】は1.0kg=「0.5ポイント」として以下の基準体重との差分に乗算しました。
「牡馬」・・・「57.0kg」
「牝馬」・・・「55.0kg」


上記の補正を行った『凄馬出馬表』(画像)をご覧ください。




第1グループ(橙)は、モーリス1頭。
第2グループ(黄)は 、ヌーヴォレコルトマイネルフロストの2頭。
第3グループ(薄黄)は、ヤマカツエースヒットザターゲットの2頭となっていて、以下は第4G(灰)となっています。

凄馬出馬表をご覧いただくと総合トップのモーリスヌーヴォレコルト間に2.1の溝があるぐらいで全体を通して大きな隔たりはなく、混戦ムードと言えそうです。

私の本命は◎モーリスとしたいと思います。前走の安田記念は仕上がり途上でも力のある所を見せてくれました。長い脚が使えないタイプですので個人的には東京コースも厳しかったと見ています。今回は調子も上昇し、小回りコースですので巻き返しは濃厚、格の違いを見せてくれそうです。対抗には同じく小回り巧者の○ヤマカツエース、前走競馬をしていない▲ネオリアリズムと印を打ちます。

【3連単フォーメーション】
15

7,13

1,2,3,6,7,8,9,11,12,13,16

15

1,2,3,6,7,8,9,11,12,13,16

7,13

計40点

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2016年08月21日() 13:00 競馬プロ予想MAX
「プロ予想MAX四天王の決断!」/札幌記念 G2(いっくんプロ)
閲覧 512ビュー コメント 0 ナイス 3

夏競馬の大一番・札幌記念の発走時刻が間近に迫ってきました。本日、この注目の一戦を予想してくれるのは、数々のミリオン馬券的中実績を持つなどウマニティ公認プロ予想家きっての長距離砲として知られるいっくんさんです。3連単の決め打ち勝負を得意とする、天才穴予想家の結論にご注目ください。
「スローの先行有利の流れが予想されるので、前に行ける脚を持った差し馬が狙い目」と見立てたいっくんさんが本命を打ったのは、ヌーヴォレコルト。「夏に強い牝馬のなかでも、断然の存在のこの馬を中心視する。内枠から先行できる脚があり、なおかつ末脚も切れる」と推奨根拠をあげてくれました。
 対抗は「外枠と距離が不安ながらも、能力上位は間違いない」モーリス。単穴は「先行力と差し脚のバランスが一番良い」ハギノハイブリッド。以下、↓の順に押さえ、馬券は3連単1着流し、↓で勝負します。本レース以外のいっくんプロの予想は、ウマニティのプロ予想MAXでご確認ください!

(ウマニティ編集長・岡田大)

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プロ予想MAX四天王の決断!」とは・・・ウマニティが日曜のサンケイスポーツ競馬面にてお届けする連載コラムで、プロ予想MAX最強プロ予想家陣の中でも売上ランキング(前月の月間予想売上)で頂点に君臨する四天王の中から毎週1名の予想家が登場し、重賞予想を掲載しています。
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ウマニティ公認プロ予想家の予想はここが違う!
プロ予想家の予想は、予想の収支が完全公開されているガチンコ勝負の予想です。 予想収支を出さない他の予想サイトとは一線を画しています。

【プロ予想家の提供する予想】
1.予想印(◎◯▲△×)による評価
2.コメントで予想根拠を提示※1
3.資金配分をした買い目(予算最大1万円)
※1:コメントの無い予想もあります。コメントの有る無しは購入前に確認できます。

【予想例】覆面ドクター・英プロの安田記念予想
3連単12万7190円を7点買いで的中!178万1400円払戻


「競馬プロ予想MAX」には総勢25名のウマニティ公認プロ予想家がいます!
プロ予想家の収支はリアルタイムで完全公開されています。
まずは、どんな予想家がいるかあなたの目で確かめて下さい。
>>詳しくは競馬プロ予想MAXへ<<

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2016年08月19日(金) 13:39 みんなの競馬コラム
【札幌記念】血統考察 byうまカレ
閲覧 1,184ビュー コメント 0 ナイス 6

学生団体うまカレ副代表の金沢ユウダイです。

オリンピックが盛り上がっていますね。競馬ファンあるあるだと思いますが、どうしても陸上のトラック種目は競馬と重ね合わせてしまいます。100mでは、毎回ラブリーデイのようなピッチ走法のガトリンがスタートダッシュは決めるのですが、ドゥラメンテのような重厚なストライドで走るボルトが差し切るんですよね。ボルトは、大型なのに体質は柔らかく、それなのに俊敏に動ける名馬と重なります。やっぱりサラブレッドは紛れもなくアスリートなんですよね。

さて今週は、スーパーGII札幌記念。
モーリスヌーヴォレコルトという2頭のGI馬が参戦してきました。

モーリスについては、安田記念の際に、以下のように考察しました。
朝日杯3歳S(当時)を制した4代母メジロボサツがBlandford4・4×5で、そこにフィディオン、モガミ、カーネギーと重厚な欧州血脈を配され続けた母メジロフランシスがNorthern Dancer3×4。字面的には重厚な血が重ねられているが、競走馬というのは、スピードがあるからスタミナが活き(=先行できるからスタミナを活かせる)、スタミナがあるからスピードが活きる(スタミナがあるからスピードを持続できる)のであり、名短距離馬には重厚な血が入っていることが多い。
モーリスのマイルでスッと先行できるスピードというのは、スクリーンヒーローの牝祖モデルスポートのTom Fool≒Spring Runの3/4同血クロス(MenowとBull Dogが共通)2×3によるものと考えられる。一言でいうと、モデルスポートのスピードを「日本のMライン(=メジロ)」である母のスタミナで持続させているということだろうか。また、カーネギーの母がTeddy6・6×5・5・6・7・7、モガミの母もTeddy5・6×5・5とTeddyの血量が豊富で、Bull Dog(父Teddy)を遠目に増幅させていることもポイントだろうと考えている(モーリスの母父カーネギーもそうだが、世界で、特に欧州の活躍馬にはBold Reason≒Never Bendのニアリークロスを持っている馬が多く、Teddyの血量というのは様々なところで論じられている)。
スタートして先行できるスピード、直線での加速力、ニホンピロウイナーノースフライトタイキシャトルダイワメジャーを知らない自分にとっては、「マイラーとは何か」ということを教えてくれた紛れのない名馬。負けるとすれば、緩い流れで中距離馬の瞬発力に屈する時ではないか。今回はそういう流れになりそうではあるが・・・。

安田記念はまさに、懸念していた「ヨーイドン」となり、Halo的に瞬間的に加速できるロゴタイプに屈しましたが、2番手から粘り通しての2着死守は地力の成せる業。とはいえ、中距離馬ではなくマイラーであろうとみているので、ここはハイ<スローでしょう。ただ2000mで8枠となるとちょっと危険な臭いもします。

ヌーヴォレコルトの父ハーツクライは、その母アイリッシュダンスがトニービン×Lyphardという重厚なスタミナ型なので、母からスピードやパワーを取り込むことによってアイリッシュダンスのスタミナをレースで活かすことができる産駒が活躍しています。ジャスタウェイこそ例外ですが、ウインバリアシオン(Storm Bird)も、ワンアンドオンリータイキシャトル)も、シュヴァルグラン(Machiavellian)も母父はスプリンターorマイラーです。逆に母父が中長距離馬だと、カレンミロティック(A.P.Indy)やアドマイヤラクティ(エリシオ)、フェイムゲーム(アレミロード)などステイヤーに出ることが多いです。ヌーヴォレコルトも母からスピードとパワーを取り込んだ配合で、同世代や、牝馬相手のオークスやエリザベス女王杯などは直線の長いコースでも勝負になりますが、内回りで立ち回りの巧さや粘着力を活かす競馬(=中山記念)がベスト。急坂こそありませんが、札幌2000mもマイナスになるということはないでしょう。

ヤマカツエースキングカメハメハ×グラスワンダーという組み合わせですので、Kingmambo≒Ameriflora2×3(Raise a Native、Graustark=His Majesty、Northern Dancerらが共通)といいう名種牡馬と名繁殖2頭の強力なニアリークロスを持ちます。Kingmamboのパワーを増幅しているので内回りでこそというタイプで、洋芝や道悪はプラス。初めて古馬の一線級との対戦になった京都記念も2着馬と差のない5着、鳴尾記念は開幕週で終始外を回されての6着はむしろ好走の部類、宝塚記念では期待していたのですがさすがにGIの壁に跳ね返された感じです。先述した通り福島記念→中山金杯の重賞連勝はもちろん、京都記念と鳴尾記念の内容も素晴らしいですし、GI馬2頭の次点にいるのはこの馬だと考えていますが…。

昨年2着のヒットザターゲットは、配合的にキングカメハメハ産駒でもラブリーデイのように内回りで器用に立ち回るタイプというわけではないのですが、母父タマモクロスやHabitat(ヒットザの母母父ニホンピロウイナーの父父で遺伝力が強い)には、ピッチ走法とはまた違う「加速の速さ」があるようで、昨年の当レース2着や、ヴァンデミエール(母父タマモクロス)の福島巧者っぷりなどは似ているものがあります。ここも良馬場で真ん中よりも内目の枠だったら注意が必要でしょう。8歳になっても衰えを感じさせない走りは、母系に入るノーザンテーストの力であることは言うまでもありません。

エプソムカップでは4着だったロジチャリスは、ダイワメジャー×ロックオブジブラルタルという字面らしく550キロ前後の大型馬ですが、意外としなやかに走ることができ、東京の瞬発力勝負になっても大きくパフォーマンスを落とすことはありません。これは母母のNasrullah4×5や、Blushing Groomの影響と考えられます。ダイワメジャー産駒で母系にBlushing Groomを持ちしなやかな走りをする馬という意味ではメジャーエンブレムと被ります。ただ今回は、距離延長、大崩れはありませんが、ここは掲示板争い程度の好走で、次の1800mかマイル戦が狙い目ではないかと思います。

ネオリアリズムは、函館記念はスローペースで外々を回る競馬、休み明けを考慮しても悪くない内容でした。小倉や北海道で見せる3角〜4角の機動力は、ネオユニヴァース×Meadowlakeという、望田先生が指摘される「父中長距離馬×母父スプリンター」の配合系らしいもので舞台はベスト。まだ気性面の幼さもみせており、重賞の流れでも折り合いを欠いたりするのは脚力の証明でもあります。今回は斤量も2キロ増となりますが、それで人気が落ちるようなら重い印を打ちたくなる潜在能力を感じさせる馬です。ただもう少し内目の枠が欲しかったところ。

唯一の3歳馬レインボーラインは、個人的に2歳時から注目していた馬で、万両賞を制した時にはステイゴールド産駒らしい成長曲線を描いてきた神戸新聞杯で◎を打ってやろうと思っていました(笑)ノーザンテースト≒Vice Regent4×4・5(Northern DancerとVictorianaが共通)、母系に入るAlycidonでノーザンテーストの血を増幅。また、3代母レインボーローズがRoyal Cherger≒Malindi4×3、Prince Rose4×4、母父フレンチデピュティもBold RulerとPrincequilloを持っていて、重厚な斬れを伝えるRoyal Cherger≒Milindi=NasrullahとPrince Rose系を増幅した配合というのもなかなか味があります。馬体重が20キロ程度増えていたら、ステイゴールドのノーザンテースト発動といったところで、本来は大箱向きの馬でしょうが注目しなければならない1頭とみます。

ハギノハイブリッドタニノギムレット×トニービンと字面だけみれば東京で斬れに斬れそうな配合ですが、そうはならないのが血統の面白いところ。これは牝系がパワーがあるレガシーオブストレングスで、Bull Lea、Roman、Hail to Reasonなどでブライアンズタイムのパワーを増幅しているからではないかと思います。昨年の北海道シリーズは函館記念2着→札幌記念0.3秒差7着。その後は何と5戦連続で外回りコースを走っています。休み明けでもこのコース替わり&内枠は警戒したいところ。

近走不振のマイネルフロストは、馬自身が衰えているわけではないと思っています。母がグラスワンダー×Dyajurという配合でDanzig3×3なのですが、Princely Giftの影響か少し大飛びで、特別小回りが合っているわけでもなく、かといって東京の瞬発力勝負でも厳しいですから、3角〜4角が緩い中山外回り(AJCC4着)や、小回りでも前がごちゃついていない形で4角を迎えたい(2015福島民報杯、2016中山金杯)馬なのだと思います。だから今回も悪くはないんですが、少しストライクゾーンから外れている感じがします。

ダービーフィズは近走可哀想なほどに展開や枠順など外的要因が向いていませんが、舞台は合っていて、仮にモーリスとヌーヴォレオルトが直線で3番手以下を離すようなレースをした場合、3着には無欲の持続型の差し馬が突っ込んでくることがありますから、そういったイメージに1番合うのはこの馬です。

レッドソロモンは大箱向きの産駒が多いメイショウサムソン産駒でも、Key Partner牝系のパワーが強く出たピッチ走法なのでコース適性は高そう。ただ、重賞で通用するかというとまだ疑問符が付きます。6枠12番と、枠の恩恵も得られませんでした。

そして一言触れておきたいのがレッドリヴェール。人気のヌーヴォレコルトと同世代、桜花賞はハープスターレッドリヴェールヌーヴォレコルトという入線でした。母父Dixieland BandはNorthern DancerとHyperion×TraceryのAlibhai、Hyperion×SwynfordのHeliopolisでノーザンテーストを強力に増幅する血、だからこそ小柄な体でも道悪を苦にしないパワーがあります。しかしヌーヴォレコルトほど大成できなかったのは、母系に入るSir Gaylordが少し邪魔だったのではないかと思うのです。オルフェーヴルナカヤマフェスタもこういう柔らかい血は持っておらず、柔らかさや非力さを伝えるステイゴールドにとっては不要だったのではないでしょうか。それでもヴィクトリアマイルが刺激となったのか、前走は久しぶりに彼女らしい走りがみれました。ヌーヴォレコルトがこれほど注目を集めているのに…という何とも言えない寂寥感と僅かな期待を抱きながら彼女の走りを見守りたいと思います。

【まとめ】
モーリスはコーナー4つの2000mで8枠だと危険な感じがしなくもない。
ヌーヴォレコルトは札幌2000mがマイナスになることはない。
ロジチャリスは内枠でも距離延長は嫌いたい。
ヤマカツエースはKingmamboのパワーを増幅した配合で舞台は歓迎。
ネオリアリズムは重賞のペースでも掛かるところを見せているので、脚力はこのメンバーでも通用。ただ再度の外目の枠は残念。
ハギノハイブリッドの舞台替わり&内枠は要警戒
ヒットザターゲットも5枠9番なら昨年の再現に警戒
レインボーラインは、コース適性は高くはないが、ステイゴールド産駒の走る配合で、夏を超えての父産駒らしい成長に期待
洋芝内回り2000mが抜群に合うハギノハイブリッドヤマカツエースに期待したくなります。ヌーヴォレコルトからこの2頭かな。


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【参考】

『日本サラブレッド配合史―日本百名馬と世界の名血の探究』(笠雄二郎著)
望田潤さんのブログ http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
栗山求さんの連載「血統SQUARE」http://www.miesque.com/motomu/works.html
『覚えておきたい 日本の牝系100』(平出貴昭著)


「うまカレ」とは、競馬の魅力を同世代を中心に発信していこう、競馬界を若い力で持ち上げようと、関東の競馬を愛する大学生が集まり6年前に結成された学生団体です。テレビ出演や、フリーペーパー制作など様々な活動をしています。詳しくは以下のブログやSNSをご覧ください。

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2016年08月16日(火) 14:00 みんなの競馬コラム
【札幌記念】攻略ポイント by馬券のエース
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06年以降定量戦に!13年だけ改修工事の為、函館で施行。※13年除く過去9年データ

≪パーフェクト条件≫
・◎重賞2勝+/裕ぁ疣対濃厚【3-4-0-0】
×重賞1勝はマツリダゴッホ(4歳時)、トーホウジャッカルが該当し共に掲示板を外す
⇒今年は1番人気がモーリス(orヌーヴォレコルト)だろうから、まず連対

≪好走条件≫
・タ裕い4歳馬なら´´着
ヤマカツエースレッドソロモンロジチャリスが該当すれば注目
・東京コースで上がり33.5秒以内の経験のある馬

≪凡走条件≫
・前走がG鏡錣稜蓮0-1-0-12】
・人気以下の関東馬【0-0-2-34】例外はG鞠呂ホエールキャプチャ
・7歳以上で当日人気以下【0-0-0-25】
・番枠より外【1-0-0-31】
・OP、条件戦からの挑戦【0-1-0-21】
・前走G薫焚爾0.6秒以上負けた馬【0-0-0-30】

【見解】
05年ヘブンリーロマンスの札幌記念(人気)1着→天皇賞秋(人気)1着の例があるように札幌記念の『1着馬』に限り、その年の天皇賞(秋)G気暴仭しても【2-0-2-3】と好成績
要するに、優勝する馬は天皇賞でも通用する条件を要する。
1着最低条件)
・GI馬orG2勝馬
・東京巧者(連対率40%複勝率60%以上)
・上がり最速が出せる差し馬タイプで東京での上がり33.5秒以内の経験馬

≪東京巧者≫の条件を満たしているのは6頭
スーパームーン【2-5-4-5】連対&複勝率○ 〔○上がり1800m33.0秒〕洋芝【2-0-0-2】
トーセンレーヴ【3-0-2-4】複勝率○ 〔上がり2400m33.9秒〕洋芝【0-0-0-1】
ネオリアリズム【3-0-0-3】連対率○ 〔○上がり1800m33.3秒〕洋芝【2-0-0-1】
ヌーヴォレコルト【2-0-0-2】連対率○ 〔○上がり1600m33.5秒〕洋芝【初】G鞠
モーリス【1-1-0-1】連対&複勝率○ 〔○上がり1400m33.1秒〕洋芝【初】G鞠
ロジチャリス【3-1-2-2】連対&複勝率○ 〔上がり1800m33.9秒〕洋芝【初】

あくまで、【1着】に固執しての条件だが、
無難にクリアしているのがモーリスヌーヴォレコルト
次いで『格』が足りないがスーパームーンネオリアリズム

04年〜14年は11年連続で勝馬は『関西馬』でしたが
昨年は“『格』が足りない”と名前を挙げたディサイファが勝利!
ただ、“小島厩舎2頭出しの今回、ジンクスを再度ひっくり返すかもしれません♪”と補足説明も(*^^*)
⇒今年は堀厩舎が2頭出し☆今年も関東馬がアツそうですね

【まとめ】
≪凡走条件≫の一切なかった馬は
モーリス
ヌーヴォレコルト
ヤマカツエース〔昨年0.1秒差4着〕
ロジチャリス
レッドリヴェール
レインボーライン
ダンツキャンサー
の7頭。洋芝が初となるモーリスヌーヴォレコルトをどう評価するかですが、堅いと見れば トリガミ濃厚なレースにもなり得ますので、『見』も一考に。

※【見解】で書いた東京上がり=札幌記念でリンクするは私独自の理論ですが、現に近4年3着以内12頭中11頭は上がり指数 銑Π未泙任稜呂箸覆辰討い襪里覗案日記の≪LAP一致度≫に記載します♪必見です(=^x^=)先週関屋記念のように最低2頭は馬券に絡むと思われます。


執筆者:馬券のエース(MYコロシアム>最新予想にリンク)

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