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前回の~菊花賞編~では、勝利したキセキに対する「神戸新聞杯は展開を考えると勝ち馬とは着差ほどの差は無く、むしろ3着以下との勝負づけが済んだ印象」(河内一秀プロ)、10番人気2着クリンチャーへの「馬体が絞れれば穴で面白い」、10着サトノクロニクルに対する「乗り替わりもプラス材料ではない。内枠を引いたらおさえ、外枠ならバッサリという感じ」(スガダイプロ)といったコメントを掲載した当コラム。貴重なプロの事前見解を、是非今週末のG1予想にお役立てください。
○コラム内容について詳しくはこちらをご覧ください。⇒ https://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7125
本日のターゲットは、10/29(日)G1天皇賞(秋)。
ウマニティ公認プロ予想家のスガダイ、サラマッポ、河内一秀、くりーく、kmの5人にアノ注目馬3頭を中心に、その他の特注馬も含め見解を直撃!
※見解は全て10/23(月)時点のものです。
●今回のプロ予想家陣
スガダイプロ・・・ウマニティ「プロ予想MAX」No.1予想家。タイム理論(主にオリジナルのスピード指数)と血統をベースに、調教や展開などあらゆるファクターをそこに加味し総合的に判断して結論を出すスタイルで「プロ予想MAX」のエースとして活躍中。
サラマッポプロ・・・独自の馬体・走法分析から未知の適性を見抜き、厳選したレース&穴馬を狙い撃ちするスタイルで毎年プラス収支をマーク(近10年中9年で年間プラス達成!)。
河内一秀プロ・・・自身が開発した競馬予想ソフト「カツラギ」ウマニティ特別版を採用し予想を展開。
くりーくプロ・・・調教中心に予想を展開。関西の新馬戦+重賞が主戦場で、全頭調教評価コメントにも定評。
kmプロ・・・情報収集を重視した独特の思考フィルターで近3走の内容分析を中心に予想を展開する。穴馬を狙い撃ちするスタイルで、ウマニティ公認プロ予想家中300万超払戻し本数歴代トップの記録を保持している。
●各馬へのコメント
・キタサンブラック
河内一秀 宝塚記念の大敗を踏まえると春シーズンまでのように絶対的な本命とは言い切れないけど、目立った新興勢力もいない中では中心視は譲れないだろうね。実績に関しては改めて語るまでもなく、大阪杯・天皇賞(春)の指数は、このメンバーの中では頭一つ抜きん出ているし、コース適性に関しても、昨年のジャパンカップでのパフォーマンスを見れば問題なし、といった印象だよ。
km 宝塚記念で晒した”弱点”を突かれれば、再度の惨敗もありえるでしょう。しかし、今回は得意とする形でレースを運べそうです。無下には扱えないところだと思います。
くりーく 昨年は京都大賞典からの始動と今年とは異なるローテーションでしたが、時計を出し始めた時期は今年も同じ。つまり1週前時点で2本余分に追い切ることができていて、余裕のある調教内容と言えそうです。今年の春は、休み明けの大阪杯から3頭併せの内や中に併せてのハードな調教内容が多く、馬をかなり追い込んでいた感じもありましたが、同じ休み明けでもこの秋はゆったりした調教内容ですね。その影響か、大阪杯の1週前追い切りと比べても今回の1週前追い切りのほうが馬がリラックスしていて気持ちの面でも余裕が感じられます。大阪杯よりも前半から厳しいレースになる天皇賞(秋)で、この調教内容が良いということはないと思いますが、この後ジャパンカップ、有馬記念と馬をピークに持っていくには仕方のないことかもしれません。ただ馬の出来に関しては悪くないと思いますし、休み明けから走る馬なので宝塚記念のような大崩れはないとみていますよ。
サラマッポ ストライドの大きな走法で東京コースは合いますね。今回は先行馬が少ないので、いつものように前目からマイペースで運べそう。おそらく大阪杯のような位置取りやペース配分になるとみています。宝塚記念での大敗は気がかりですが、リフレッシュ効果で本来の力が出せるのではないでしょうか。
スガダイ もう言うのも飽きてきたけど(笑)、常に何かに恵まれてきた馬。枠番が出た時には「ああ、また恵まれたなぁ」と思えた前走の宝塚記念の凡走は、意外でもなんでもなく、シュヴァルグランが主張したり、シャケトラも積極策を打ってきたりで、いつもの通りの楽な競馬をさせてもらえなかったことによるものだった。不利な展開をはねのけて勝つような馬じゃない、それだけのことだよ。その意味では、前走の敗戦を悲観する必要はないと思うし、今回の左回り2000mの条件も流れさえ向けば合わないことはないから、要は恵まれるかどうかだね。恵まれやすい脚質であることも事実だし、今回のメンバー構成的にもまた恵まれるかもしれないしね。ただ、もう5歳だし、これまでハード調教を課したりして、いろいろとやり尽くしてきてこれだけの成績を積み重ねてきた馬。これ以上を求めるのは酷かもしれないね。過信は禁物だけど、軽視もできない、そんなところかな。
・ソウルスターリング
km 前走同様に確固たる逃げ馬不在のメンバー相手で、今回も自分との戦いに苦しむことになりそうです。春が成長のピークだった感もありますし、好走されたらゴメンナサイで無印の予定です。
くりーく 前走時の調教では乗り込み量も豊富で動きもかなり良かったので、状態面で特に悪いところはなかったと思いますが、どんなに強い馬でもあのような見るからに息を入れることのできないレースでは、直線もう一度あそこから伸び返すのは不可能だと思います。そんな中でもバッタリと止まっている訳ではなく、パトロールビデオでもゴールして他の馬が一気にペースダウンしているところをこの馬はジリジリと同じペースで走っていて、まだまだ走れるといった感じでした。鞍上はデビュー戦から乗り続けているルメール騎手なので同じ失敗は繰り返さないでしょうし、状態面で特に不安もないので毎日王冠で負けたことが天皇賞(秋)では活かされるのではないかと思います。人気は落ちても評価を下げる必要はないでしょう。
河内一秀 ハイレベル世代のオークスを圧勝し、指数的にも過去10年でブエナビスタに次ぐハイレベルな数字を記録した馬。ただ、そのままの指数で古馬牡馬相手のG1で通用するという訳ではないからね。毎日王冠の指数は新馬戦に次ぐ2番目に低い数字で、仮にオークスと同等の指数でこの馬が今回走ったとしても掲示板が精一杯。レースレベルが下がってくる凡戦待ちか、この馬自身が大きく跳ね上げる可能性に賭けるかだけど、前者はキタサンがいるレースでそれが叶うかといえば微妙だし、後者は毎日王冠からの短期間での急上昇というのも酷な印象でどうだろうね。
サラマッポ 前走は、逃げたことよりも、・・・
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