最新競馬コラム

【ラップギア岡村信将のスペシャルG1展望】〜2016有馬記念〜
執筆者:岡村信将 2016年12月21日(水) 16:00
閲覧1,975ビュー   コメント 0     ナイス 2

競馬は脚の速い馬が勝つ競技。その前提を根本からくつがえしてしまいそうなG1が、JRAにはいくつか存在する。まずは宝塚記念、次いで天皇賞(春)と有馬記念。単に長距離戦というだけではない。ダービーやジャパンカップとは根本的に違う、有馬記念は末脚の持続力が求められるレースなのだ。


■2016秋シーズン 『競馬プロ予想MAX』presents連載コラムについて詳しくはこちら
http://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7807


具体的な数字を出すと、過去10年ジャパンカップ“1〜3着馬の平均上がり3ハロンタイム”が34秒1であるのに対し、有馬記念は34秒9。有馬記念のレースレベルがJCよりも0.8秒(約4馬身)劣るという意味ではなく、ここは“レース質の違い”であると理解してほしい。

■JRA芝G1、1〜3着馬の平均上がり3ハロンタイム(過去10年)
ヴィクトリ 33秒9
天皇賞(秋) 34秒1
JC     34秒1
スプリンタ 34秒1
マイルCS  34秒2
エリザベス 34秒4
安田記念  34秒5 特殊馬場の2014年を除くと34秒2
高松宮記念 34秒7 (馬場改修の2012年〜)
有馬記念  34秒9 馬場改修の2014年以降は34秒5
天皇賞(春) 34秒9
宝塚記念  35秒7

皐月賞   35秒0 馬場改修の2014年以降は34秒4
ダービー  34秒7 特殊馬場の2009年を除くと34秒2
菊花賞   35秒1
NHKMC    34秒3

桜花賞   34秒2
オークス  34秒6
秋華賞   34秒2

朝日杯FS  35秒2 (中山時代)
朝日杯FS  34秒7 (阪神) 特殊馬場の2014年を除くと34秒2
阪神JF   34秒8



しかし中山競馬場は2014年にスタンドの改修と同時に大規模な“芝コースの路盤改修”を行っており、路盤に砕石層を設けてクッション性や排水性の向上を図ったとのこと。そこで2014年末以降の中山傾向を調べてみたところ、芝コースの上がり3ハロンタイムは全コースもれなく向上していることが判明した。各距離平均して0.5秒といったところだろうか。

■中山芝路盤改修前後、各距離1〜3着馬の上がり3ハロン平均
コース    改修前 改修後 差異
中山芝1200m 34.8秒 34.5秒 -0.3秒
中山芝1600m 35.3秒 34.9秒 -0.4秒
中山芝1800m 35.5秒 35.0秒 -0.5秒
中山芝2000m 35.6秒 35.2秒 -0.4秒
中山芝2200m 35.4秒 34.9秒 -0.5秒
中山芝2500m 35.7秒 34.9秒 -0.8秒
中山芝3600m 36.2秒 35.5秒 -0.7秒
※改修前は、2012年1月〜2014年4月末まで。
改修後は、2014年12月〜2016年11月末まで。

これはもう、2014年以前の中山と同じには考えられない。2013年までは有馬記念の上がり3ハロンタイムを35秒2と想定していたのだが、このデータが判明して以降は34秒7程度と想定することにしている。

実際、2014年有馬記念1〜3着馬の上がり3ハロン平均(6頭)は、34秒5。同じく35秒0から34秒5になっている中山芝2000m・皐月賞を見ても、ひょっとすると想定よりも高速な馬場に変貌しているのかも知れないとさえ考えられるところだ。



そこで今年の有馬記念、特別登録馬の1〜3着時の上がり3ハロン平均を出してみよう。


ナイス! (2)

このコラムへのコメント

コメント投稿
コメントの投稿は会員登録(無料)が必要です。
コメントはありません。

岡村信将のコラム一覧

【ラップギア岡村信将のスペシャルG1展望】〜2016有馬記念〜2016年12月21日(水) 16:00
【ラップギア岡村信将のスペシャルG1展望】〜2016ジャパンカップ〜2016年11月24日(木) 16:00
【ラップギア岡村信将のスペシャルG1展望】〜2016マイルチャンピオンシップ〜2016年11月18日(金) 11:00
【ラップギア岡村信将のスペシャルG1展望】〜2016天皇賞(秋)〜2016年10月28日(金) 11:15
【ラップギア岡村信将のスペシャルG1展望】〜2016菊花賞〜2016年10月20日(木) 18:01

⇒もっと読む

ダビマス

レース情報

今週の注目レース

3月5日()
報知杯弥生賞 G2
3月4日()
オーシャンS G3
チューリップ G3

⇒今週の番組表へ

先週のレース結果

2月26日()
中山記念 G2
阪急杯 G3
2月25日()
アーリントン G3

⇒先週の番組表へ

総賞金ランキング
JRA競走馬総賞金ランキング
4歳以上
1 キタサンブラック 牡5
106,750万円
2 ゴールドアクター 牡6
67,588万円
3 サトノダイヤモンド 牡4
67,496万円
4 イスラボニータ 牡6
59,751万円
5 ロゴタイプ 牡7
54,091万円
6 ヌーヴォレコルト 牝6
45,672万円
7 サウンズオブアース 牡6
44,545万円
8 ラストインパクト 牡7
44,359万円
9 メイショウマンボ 牝7
43,520万円
10 ディサイファ 牡8
41,166万円
» もっと見る

3歳
1 サトノアレス 牡3
9,135万円
2 ソウルスターリング 牝3
8,950万円
3 モンドキャンノ 牡3
8,601万円
4 レイデオロ 牡3
8,477万円
5 レーヌミノル 牝3
7,515万円
6 ブレスジャーニー 牡3
7,350万円
7 ペルシアンナイト 牡3
7,176万円
8 リスグラシュー 牝3
6,381万円
9 タイムトリップ 牡3
6,176万円
10 ジューヌエコール 牝3
6,156万円
» もっと見る