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【山崎エリカのダートグレード攻略】〜エーデルワイス賞2016〜
執筆者:山崎エリカ 2016年10月12日(水) 14:16
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 2歳最初のダートグレードとなる、エーデルワイス賞。ホッカイドウ競馬ではリリーカップ、フローラルカップに続く2歳牝馬三冠競走の最終戦として行われています。このレースは2013年には3連単1,227,740円が飛び出すなど、過去を遡っても高配当決着の連続。本命サイドの決着があたりまえとされる交流重賞の中で、もっとも非常識に荒れるレースです。

 対戦図式は、当然、地方勢vsJRA勢。地方勢のほうがデビュー時期が早いことやレース数が充実していることから、キャリアが豊富な地方勢が圧倒的に有利。逆に、キャリア数戦で挑まなければならないJRA勢は不利です。しかし、それでもJRA勢に夢を託す傾向が強く、そのことも高配当続出の歴史に拍車を掛けているようです。

 過去10年で地方勢は6勝。しかし、2着は地方勢が10勝を上げています。つまり、過去10年10回とも地方勢が2着に入線しているのです。また、3着も地方勢が7回も入線しており、JRA勢はよっぽど新馬、未勝利を強い勝ち方をしてここに出走して来ない限り、地方勢を本命にするのがベターでしょう。

 その中でも最有力は、門別の牡馬、牝馬の強豪が集うホッカイドウ競馬のダ1200mの重賞・栄冠賞組。過去10年の栄冠賞で連対した馬の成績は、【4・1・0・4】。勝ち馬は2007年のマサノミネルバ、2008年のアンペア、2009年のオノユウ、2015年のタイニーダンサー、2着は2015年のモンダウーマンです。

 栄冠賞で連対すると、このレースでは基本1〜3番人気に支持される傾向にありますが、ひとまず信用しても良さそうです。2006年〜2008年のエーデルワイス賞は、旭川のダ1600mで行われていたため、栄冠賞の勝ち馬マサノミネルバはこのレースで5番人気まで評価を落としましたが、このレースでは「強いものは強い」で勝利を収めています。

 一方で、栄冠賞の勝ち馬2010年のクラーベセクレタ、2012年のシーギリヤガール、2013年のノットオーソリティ、2014年のティーズアライズはこのレースで4着以下に敗れています。それらの共通項を見ていくと、クラーベセクレタ、シーギリヤガール、ノットオーソリティは前走・フローラルカップ(2014年までダ1700m、現在はダ1600m)の勝ち馬、2014年のティーズアライズは近2走でJRAの芝の短距離戦を使われていた、いわゆるダートのキャリアが豊富ではないタイプです。

 一見、2歳牝馬の2冠目・フローラルカップを勝利しているとここで有力に思われるかもしれませんが、けっこうな頻度で凡退しています。その成績は【2・0・1・4】。勝ったのは、2009年のオノユウと2015年のタイニーダンサーのみです。この2頭はともにデビューからダートのレースでは3着以下のない馬。つまり、どのようなレースでも対応できる万能型ではない限り、信頼しきれないということです。

 対して2歳牝馬の1冠目・リリーカップ(2011年まではダ1000m、現在はダ1200m)を勝利している馬は、なかなか信頼が出来ます。その成績は【3・0・0・3】。ホッカイドウ競馬では栄冠賞よりも格が高いブリーダーズゴールドジュニアで連対した2008年の勝ち馬アンペアやデビューから連対率100%のモンダウーマンが1番人気、3番人気に支持されるのは当然としても、2012年のハニーパイは5番人気で勝利しました。フローラルカップの勝ち馬よりも活躍しているのに人気がないという現象が起こっているので、リリーカップの勝ち馬こそ狙って妙味でしょう。

 逆にJRA勢でどのよな馬が勝利しているのかというと、2011年・シェアースマイル、2013年・フクノドリーム、2014年・ウィッシュハピネスのように、ダートの新馬、未勝利戦で1.0秒差以上の圧勝の実績がある馬。もしくは2010年の勝ち馬リアライズノユメのように早期デビューからキャリアを積んだ馬です。

 リアライズノユメはこのレースが初ダートでしたが、この時期のJRA勢としては最多と言える5戦のキャリアを積み、このレースを制しました。リアライズノユメはこのレースでは7番人気。本来、この時期にキャリアを積むことは、実力を発揮しやすくなるという点では良いはずですが、まるで底を見せたかのように嫌われることが多いので、配当妙味があります。

 最後にまとめると、門別勢は栄冠賞、リリーカップ、フローラルカップの順で有力。ホッカイドウ競馬を中心に使われ、デビューからこれまでの成績が崩れていないことが条件で本命候補。栄冠賞、リリーカップは、近走で成績が崩れていても穴馬にオススメ。JRA勢はダートの新馬、未勝利戦で1.0秒差以上の圧勝の実績がある馬ならば信頼できます。穴はキャリアが豊富なタイプ。リアライズノユメにこの時期に5戦もしていると完成度が高く、本領発揮ができるのでオススメです。


 ●まとめ

 本命候補
 ・地方馬
 栄冠賞の連対馬。(前走フローラルカップ出走なら負けていることが条件)
 栄冠賞の連対馬、リリーカップの勝ち馬、フローラルカップの勝ち馬。(ホッカイドウ競馬を中心に使われ、ダートでは3着以下なしというような成績が安定したタイプなら狙いが立つ)
 ・中央馬
 ダートの新馬、未勝利戦で1.0秒差以上の圧勝の実績がある馬。

 穴馬候補
 ・地方馬
 近走不振の栄冠勝の連対馬、リリーカップの勝ち馬。
 その他、牡馬相手のオープンで負けている馬の活躍が目立つ。
 ・中央馬
 ・キャリアが豊富な馬。

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