第349話 「天皇賞・春」
11年 37.8-64.4-62.4-36.0 =3.20.6 ▼ 3△7△4 平坦戦 稍
12年 35.9-60.6-60.8-36.5 =3.13.8 △ 3△6△2 消耗戦
13年 36.5-58.7-62.7-36.3 =3.14.2 ▼10▼1△8 瞬発戦
14年 36.9-60.7-62.7-34.8 =3.15.1 △ 3▼9△6 瞬発戦
15年 36.1-62.4-60.9-35.3 =3.14.7 △ 1▼3△5 平坦戦
3200mもある外回りコースなので展開的にはバラバラでどうにでもなるレース。
前半が速いと中盤(第3ブロック)が緩くなり前半が遅いとロングスパート戦になるといった展開がスタンダード。
12年はちょっと特殊で超の付く高速馬場のため前が簡単には止まらない馬場でした。
それを味方にしてハイペース消耗戦を
ビートブラックが逃げてそのまま押し切りました。
この年に限らず瞬発力よりはスタミナと持続力が問われるケースが多く、実際過去5年で上り1位の馬は1-0-2-3と僅か1勝のみとなっています。
前走4コーナー5番手以内だった馬の成績が4-2-2-33という先行馬有利の傾向で予想としてはここから入りたいところ。
その辺りを頭に入れた各馬の考察をしたいと思います。
【
ゴールドアクター】
菊花賞こそ3着でしたがその後5連勝中で
グランプリまで制してしまいました。
スタミナも先行力もあり最有力候補の1頭でしょう。
近走はテン37~38秒というレースばかりでしたが春天は36秒と若干速いのでスタートでスッと良いポジションに付けれるかどうかが課題でしょうか。
出走メンバー中最も不安要素が少ない馬ですが春のGⅠでは
桜花賞、
皐月賞ともにそういう評価だった1番人気が負けている「流れ」はあまり良くないかなと思います。
【
キタサンブラック】
菊花賞を勝っていますがここでのスタミナが足りるかどうかは半信半疑。
ここ2走はスローの逃げで恵まれた着順とも取れる結果だったと思われます。
先行馬有利とは買いましたが逃げた馬というのは
ビートブラックが勝利したのみで以外は1頭も馬券にはなっていません。
ビートブラックの年の様に超高速馬場などのアシストが欲しいところです。
但し、この馬は展開的にもそうですが色々「運」がある馬。
運も実力のうち、とはよく言ったもの。
【
フェイムゲーム】
昨年の2着馬ですがスタミナ豊富の差し馬で軸とするのは若干不安か。
過去5年で4コーナー10番手以下で唯一連対したのが、この馬で
ダイヤモンドS後に直行して馬券になったのもこの馬のみ。
つまりレアケースでの2着なので今年それで人気になるようなら軽視してもOKかもしれません。
但し、今年はボウマンJが騎乗予定。これは軽視出来ないかも。
昨秋に来日した時の成績は芝コースでは4-1-8-20(複勝率39.4%)で数字的にはデムーロJやルメールJよりも劣りますが騎乗している馬のレベルに差があるのは間違いありません。
単勝回収率は90%複勝回収率は200%で人気薄を多く3着以内に持ってきてるのが分かります。
長距離戦は騎手の腕が問われるレース。
【
シュヴァルグラン】
前走の
阪神大賞典で重賞初制覇。
日経賞や
大阪杯に比べると出走メンバーのレベルは低かったですがラスト4Fからのロングスパート平坦戦を上り最速で2馬身半突き放しての快勝で例年の阪神大賞典レベルにはあると思います。
今回はGⅠ初挑戦という身でもあり色んな意味で試金石のレースといった感じ。
それで人気になるようだと買い辛いなというのが正直なところ。
馬としては十分通用するレベルにあると思います。
「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
フェイムゲーム→ゴールドアクター→アドマイヤデウス
ボウマンJ騎乗となると今までより前目のポジションの可能性もあります。
穴で
アドマイヤデウス、但し内枠希望。
(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は
岡村信将プロのマイページをご覧下さい。
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4)
ナイス!(
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