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東京大賞典の前哨戦となる浦和記念。この時期は、中央馬の一流は、中央のG1・チャンピオンズCに出走するため、必然と中央の二流馬vs南関東の一流馬の対戦図式が作られがちです。まれに同年のJBCクラシックの勝ち馬でありながら、ここから東京大賞典を目指したスマートファルコンのような弱い者いじめをする馬もいますが、基本的には中央勢が手薄。それゆえに「ダート中距離路線の裏街道」と表現されることもしばしばあります。
過去5年の勝ち馬は、2010年スマートファルコン、2011年ボランタス、2012年ピイラニハイウェイ、2013年ランフォルセ、2014年サミットストーンと、中央勢が3勝、南関東勢が2勝。こと昨年に至っては、南関東勢が1~3着を独占してしまいました。ダートの中距離路線は、短距離路線よりも中央勢が絶対視される中で、この南関東勢の活躍は驚くべきものがあります。
しかし、昨年の南関東勢の活躍の背景には、中央の一流馬が不在であること以外にも、もうひとつ大きな理由がありました。それは中央交流G1~G2を勝てば、地方競馬全体を管理・統括する地方競馬全国協会(NAR)が主催する表彰式『NRAグランプリ』の年度代表馬がほぼ確定するというものです。
これまでNRAの年度代表馬は、中央交流のG1~G2の勝ち馬から選出されてきました。ところが昨年はハッピースプリントがジャパンダートダービーで直線早め先頭の勝ちに行く競馬で惜しくもハナ差2着に敗れ、サトノタイガーもJBCスプリントで先行策からしぶとく粘り込みを図ったもののクビ差の2着に敗れ、年末のこの時期に至っても中央交流G1~G2勝ちの地方馬がセロという状況だったのです。
さらに先の2歳G1・全日本2歳優駿にも有力視されている地方勢がいませんでした。当然、G1の東京大賞典では相手が強く、年度代表馬の称号を手にするには、南関東勢にとってはこのレースがラストチャンスのようなもの。ゆえに南関東の勇者が“我こそがNRA年度代表馬”とばかりに、前後する南関東馬限定重賞で賞金加算を狙わずに、交流G2のこのレースに挙って勝負に出たのです。その結果が、昨年の上位独占という結果に繋がったのでしょう。
そして今年も、昨年同様に中央交流のG1~G2の勝ち馬がゼロ。古馬G3を制したのは、マーキュリーカップを制したユーロビートのみという、昨年よりも向かい風が吹き続ける状況です。これだと場合によっては、年度代表馬が“該当馬なし”になってしまう可能性もないわけではありません。よって、今年の浦和記念は、南関東のトップクラスが大集結と見ていたら、予想どおりの好メンバー揃いました。
確かに中央勢は中央では二流でも、現在の南関東のトップクラスが相手となると大きな能力差はありません。しかし、南関東勢が渾身の仕上げで勝負に挑んでくるのは間違いないでしょう。今年も昨年のように上手くいくかどうかはわかりませんが、少なからずともダート2戦2勝でシリウスSを制したアオーディーの回避は、南関東勢にとっては追い風でしょう。今年も南関東勢から目が離せません。
また、浦和は下級条件では1900mまでしか番組がなく、2000mは、一年に一度の浦和記念のみに使用されるコースです。したがって、このコースをデータ化すると、6枠が過去5年で4度も3着以内を死守するなど、真ん中よりも外枠有利の傾向を示唆してしまいます。
しかし、フルゲート11頭立てで1コーナーまでの距離も他距離コースよりもあるので、枠順による大きな有利不利はないでしょう。むしろ、逃げ、先行馬が揃った一戦ならば、6回も回るコーナーの内々で脚をタメられる内枠のほうが有利なはずです。
浦和の2000mの浦和記念が、外枠有利の傾向を示してしまうのは、このレースはどういうわけか、強い馬が外枠に入ることが多いためです。個人的に浦和の中央交流重賞で、なぜか南関東勢が内枠を引き当てるのは、南関東競馬の七不思議のひとつでもあります。
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