第327話 「スプリンターズS」
10年 33.3-34.1 =1.07.4 △3▼1△7 平坦戦
11年 33.0-34.4 =1.07.4 △4△3△2 消耗戦
12年 32.7-34.0 =1.06.7 △6△1△2 消耗戦
13年 32.9-34.3 =1.07.2 △5△3△7 消耗戦
(14年は新潟開催)
ハイペースでの平坦戦~消耗戦というのが
スプリンターズS。
しかし、ハイペースといってもテンの3F33秒前後というのはGⅠという舞台からすれば異常に速いという数字ではないと思います。
これに加えて今の中山はエアレーション作業が施された馬場というのもポイント。
エアレーション馬場は開幕序盤は馬場が柔らかいので差しが決まりやすいが開催が進むにつれて馬場が踏み固められ時計も速くなっていくというもの。
昔の様に開催最終週に馬場が荒れて外差しがバンバン決まるというの状況と馬逆と言ってもいいかもしれません。
今JRAのCMで「大外から
デュランダル、外から
デュランダル~」とやってますが現代であれば厳しいかもしれません。
つまり、この2点で重要となるのはおそらく「ポジション」
逃げ先行有利とまではいきませんが後ろすぎるとアウトでしょう。
後方一気しか出来ない馬、出遅れ癖のある馬は要注意。
(過去4回では4コーナー10番手以下だった馬は1頭も馬券になっていません)
これは数字にも表れています。
前走で4コーナー3番手以内だった馬の成績が3-3-2-10(勝率16.7%、複勝率44.4%)となっています。
しかも10年のこのレースで先行して押し切った外国馬の
ウルトラファンタジーはこの数字には含まれていないので実際は4勝全てこの条件を
クリアしていたということになります。
3番手以内というのは実際極端だと思いますが前走(GⅡ~GⅢ)でテンに遅れた馬の信頼度は高くないでしょう。
では過去の連対馬のラップギアを見てみましょう。
平坦戦実績の高い馬が連対しやすい傾向になります。
それほどハイペースではなかったので消耗戦実績はそれほど重要ではないということでしょう。
また、外国馬の
ウルトラファンタジー以外の連対馬全てに瞬発戦実績があったのも見逃せない項目なのかもしれません。
今年の登録メンバーで前走4コーナー5番手以内だった馬は
(3番手だと極端過ぎるのでとりあえず5番手にしました)
アクティブミノル、
コパノリチャード、
ハクサンムーン、
バーバラ、
ベルカント、
マジンプロスパー、
リトルゲルダ
の7頭です。
(前走4~5番手だった馬は
コパノリチャード、
バーバラ、
ベルカント、
リトルゲルダ)
「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
ベルカント→コパノリチャード→ミッキーアイル
やっぱり
スプリンター=短距離走なんだから若い馬の方が有利だと思います。
2-2-2-5(複勝率54.5%)の4歳馬では
ベルカント。
ラップギアは【瞬0平4消2】と瞬発戦実績はありませんが平坦戦実績の高い馬です。
毎度マイド岩田J&外国人Jが大暴れのGⅠですが武さんが勝つと絵になるんだよなぁ。
(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は
岡村信将プロのマイページをご覧下さい。
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