第319話 「オークス」
10年 35.4-38.3-40.3-35.9 =2.29.9 ▼15▼5△9 瞬発戦 稍重
11年 35.9-37.0-37.5-35.3 =2.25.7 ▼ 7▼3△5 瞬発戦
12年 35.1-35.9-36.9-35.7 =2.23.6 ▼ 1▼3±0 平坦戦
13年 35.7-35.7-38.1-35.7 =2.25.2 ▼ 8▼2△1 瞬発戦
14年 35.2-38.2-37.3-35.1 =2.25.8 ± 0▼7△5 瞬発戦
前半から速い流れになって平坦戦だった12年以外は瞬発戦という傾向です。
その12年で逃げたマイネエポナは1頭だけ大逃げした訳ではないのでスタミナや瞬発力など総合力が問われたレースになりました。
勝利したのは
ジェンティルドンナ。
2着の
ヴィルシーナを5馬身突き放しての圧勝はポテンシャルの証でその後の彼女の活躍はこの時点で約束されていたのかもしれません。
走破時計も別格でこの年はちょっとレアケース扱いにしてもいいかなと思います。
その他の年は瞬発戦となっていますがレースの上りは35秒台がスタンダード。
超が付くほどのスローにはならず道中ある程度流れての瞬発戦なのでスタミナ+瞬発力というのがこの
オークスではポイントになるでしょう。
阪神外回りで出来てからここまで牝馬クラシックの主戦場は阪神芝1600mコースで単純に瞬発力が問われる舞台。
瞬発力はここまでの実績である程度判断出来るでしょう。
故に
桜花賞の上位馬は
オークスでも上位に入る可能性は高いです。
前走
桜花賞だった馬の成績は
4-2-1-31 勝率9.8% 連対率14.6% 複勝率17.1%
ですが
桜花賞3着以内という条件に絞ると
3-2-1-7 勝率23.1% 連対率38.5% 複勝率46.2%
となり確率的には
桜花賞3着以内だった馬は
オークスでも少なくとも1頭は馬券にはなる計算になります。
今年の
桜花賞は
レッツゴードンキ、クルミナル、
コンテッサトゥーレの1~3着馬ですが5&7&8番人気の波乱決着となりました。
レースラップも
37.1-25.4-33.5 =1.36.0 ▼12▼6△8 瞬発戦
という超スローの瞬発力で例年の
桜花賞と比べるとかなり異質なものです。
例年の
桜花賞はかなり速い流れで外差しの馬が有利なレースですが今年の3着以内は全て内枠の馬でした。
異質な
桜花賞ではあったが同様に
オークスでも好走可能か?というのが今年の
オークスのポイントかなと思われます。
その筆頭は
桜花賞馬の
レッツゴードンキでしょう。
かなり馬場の悪かった札幌2歳S(札幌芝1800)でも3着と好走しているのでスタミナは問題ないかと思われます。
しかし、ここ2走行きたがったので結果逃げたということに関しては不安ありでしょう。
スタミナ消費を抑えるのは道中の折り合いが非常に重要。
今年のメンバーを見ると先行馬が少なく再度
レッツゴードンキが逃げる可能性も十分あります。
岩田J次第ということになるでしょうか。
(先週の結果があれなので「我も」と言わんばかりに逃げる人気薄が出てきても不思議はありませんけど)
ちなみに過去10年を見ても逃げた馬は0-1-0-9という成績で11年に
ピュアブリーゼ(8番人気)が2着なったのみとなっています。
「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
クルミナル→レッツゴードンキ→ルージュバック
オークスもスローになる予感がするので。
但し、逃げ馬はやはり不利ということで
クルミナルの逆転と予想します。
今年の
オークスは展開含めて難しい…。
(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は
岡村信将プロのマイページをご覧下さい。
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ナイス!(
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