第309話 「フェブラリーS」
10年 34.8-24.2-35.7 =1.34.9 ▼1▼5△4 瞬発戦
11年 35.7-24.4-36.3 =1.36.4 ▼1▼2△4 平坦戦
12年 34.7-24.0-36.7 =1.35.4 △4▼4△3 平坦戦
13年 34.6-24.0-36.5 =1.35.1 ±0▼1△4 平坦戦
14年 35.5-25.1-35.4 =1.36.0 ▼6▼5△4 瞬発戦
近年は速く流れるがラストの直線で加速が生じる瞬発戦or平坦戦というのがスタンダード。
昨年はそのスタンダードな流れとは若干異なり中盤がかなり緩んで▼6▼5という連続加速が生じた展開。
いわゆるスローの上り勝負で前有利、そして瞬発力のある馬に有利なレース展開となりました。
時計的には昨年より11年の方が遅いですが11年は前半~中盤でそれほど速い流れにならなかったにも関わらずラストで▼1▼2しか加速していない、というのは時計の掛かる馬場だったということがいえます。
昨年最下位人気で勝利した
コパノリッキーが今年はどうやら1番人気で出走となりそう。
例年通りのスタンダードな流れでも
コパノリッキーは勝てるのか?
というのが今年の
フェブラリーSの見所かなと思われます。
道中速い流れになるがラストで加速が必要となると前走で1800m以上距離を使っていた距離短縮組が有利となります。
4-4-5-22 勝率11.4% 連対率22.9% 複勝率37.1%
この組で馬券になった馬のほとんどはJCD、川崎記念、東京大賞典のダートGⅠ出走馬でこの3レース以外となると13年1着の
グレープブランデー(前走
東海S1着)、14年1着の
コパノリッキー(前走フェアウェルS9着)の2頭となります。
短縮組以外で馬券になったのは12年の1&2着馬
テスタマッタ(前走
根岸S3着)、
シルクフォーチュン(前走
根岸S1着)の2頭だけとなっています。
距離延長組は基本的には不利だが買えるとすればやはり直線の長い東京コース重賞の
根岸Sで近走好調+ダートGⅠで3着以内の経験がある馬というのが条件になるでしょうか。
とここまで書いて分かる通り前走で4着以下に敗退してる馬は
フェブラリーSでの好走はかなり困難となっています。
前走3着以内だった馬の成績が
4-4-5-29 勝率9.5% 連対率19.0% 複勝率31.0%
となっています。
率はそれほど高くはないですが前走4着以下から巻き返した馬は
コパノリッキーと
エスポワールシチー(前走東京大賞典5着)だけとなっています。
エスポワールシチーは前走東京大賞典、前々走JCDで大敗していた8歳馬だったのでもう終わったかと思われていましたが復活の2着でした。
終わっていたというよりはやはりピークは過ぎていたので適性距離のマイル付近でないと好走出来なかったと考えるのが妥当かなと思われます。
何から何まで昨年の
コパノリッキーはレアケース中のレアケースと考えるべきでしょう(最下位人気だったので当然か)
今年の登録馬で距離短縮で前走3着以内という馬は
インカンテーション、
カゼノコ、
コパノリッキー、
サンビスタ、
ベルゲンクライ
の5頭です。
前走
根岸S組は3着の
アドマイヤロイヤルが南部杯で3着を2回経験しています。
(但し、どちらも勝ち馬とは5馬身以上離されてはいます)
昨年スローの瞬発戦を制した
コパノリッキーですが前走の
東海Sでは
36.7-36.7-37.5 =1.50.9 △1▼3△12 平坦戦
で圧勝。
昨年の
フェブラリーSは展開に恵まれた勝利というよりは覚醒した勝利と考えるべき。
前走だけで判断するとむしろスローの瞬発戦の方が危ないかもと思ってしまいます。
チャンピオンズCの様に出遅れさえしなければ勝ち負けでしょう。
「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
コパノリッキー→カゼノコ→アドマイヤロイヤル
(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は
岡村信将プロのマイページをご覧下さい。
(
5)
ナイス!(
5)
このコラムへのコメント
コメントはありません。
関連競馬コラム
新着競馬コラム
人気競馬コラム