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「天皇賞・秋の前哨戦とは?」
こうした問いを投げかけられた時、皆様ならどう答えるでしょうか。
オールカマー、毎日王冠、京都大賞典――私も含め、それなりに長いこと競馬を観てきた方ならば、
この3レースが真っ先に思い浮かぶのではないでしょうか。
しかし、今年はと言えば……上記の3レースで馬券に絡んでから本番のここに挑んできたのは、
オールカマーを制したマイネルラクリマと、毎日王冠で3着に入ったスピルバーグだけ。
最重要ステップである毎日王冠と京都大賞典の1、2着馬が不在という、珍しいメンバー構成になっています。
代わりに上位人気を形成しているのは、昨年の2着馬であるジェンティルドンナ、天皇賞・春以来の実戦となるフェノーメノ、
4月の香港戦以来となるエピファネイアといった、今回が休み明けとなるG1実績馬。
実績は一枚落ちでも順調に使われてきた馬が有利なのか、それとも実績馬が格の違いを見せ付けるのか、
例年とは少し違う視点での予想が求められそうです。
そんな中において、どちらの勢力にも属さないのが3歳馬のイスラボニータ。
デビューから未だに連対を外したことがなく、特に2000m前後の距離では世代最強と言える走りを続けています。
秋初戦のセントライト記念も地力の違いを見せ付ける快勝でしたし、古馬ともそう実力差はないでしょう。
この中間も非常に順調に乗り込まれており、調教の動きは文句の付けようがありません。
前述の通り、古馬勢に磐石な存在が居ない今回においては、最も減点材料の少ない存在――でした。
何故過去形なのかというと、7枠15番という外目の枠を引いてしまったため。
ただでさえ今回の舞台は外枠不利と言われている上、内の馬場状態が良くなりがちな近年においてはその傾向が更に顕著に。
近5年、7枠と8枠に入った馬は全く馬券に絡めていません。
レース運びは上手な本馬ですが、常に外々を回るような展開になってしまうと流石に厳しいでしょう。
道中、どれだけロスを抑えることが出来るか……鞍上のルメール騎手の手腕に左右される部分は大きそう。
枠という点で非常に恵まれたのは、最内を引き当てたジェンティルドンナ。
昨年はハイペースを深追いしても2着を確保。
今年は戦績に波がありますが、海外の強豪を相手にしたドバイシーマクラシックでは快勝。
左回りのコースでは相変わらずの強さを見せ付けています。
今年は昨年以上に宝塚記念における内容が悪く、その影響が心配されますが、調教の動きは良くも悪くもいつも通り。
昨年くらい走れれば十分に好勝負可能なメンバーですが、デビューから常に一線級で戦ってきた牝馬が、
5歳のこの時期になって更に飛躍するとは考えにくいのが正直なところ。
舞台と枠は文句なしなだけに、あとは自身の状態次第でしょう。
能力を出し切った時のパフォーマンスの高さが光るのがフェノーメノ。
天皇賞・春を連覇したことでステイヤーと思われがちですが、血統面やレースぶりからは中距離ベストの印象が強いです。
元々休み明け初戦~2戦目までのフレッシュな状態の時にいい走りを見せていた馬なので、ローテも問題ないでしょう。
調教で終いの動きが少々物足りないという印象は受けますが、時計的には十分走れています。
春は故障明けで調整に苦しみましたが、今夏の休養はあくまで秋を万全に迎えるためのもの。
ぶっつけでもやれるだけの手応えを陣営が感じているが故のローテだと思いますし、評価は落とせません。
評価が難しいのは、今年に入ってからイマイチ弾け切れないエピファネイア。
2~3歳時に見せていたスケールの大きさを考えればここでも十分に勝負になりそうなのですが、
ここ2走はいい頃のような破壊力が見られません。
それがたまたまだったのか、シンボリクリスエス産駒にありがちな成長力に欠ける面が出てしまっているのかは分かりませんが、
調教の動きはそう悪いものではなかったですし、極端な太め残りがなければ走れる状態にはありそう。
コーナーの少ない広いコースを走るのは非常に強かったデビュー戦以来ですし、
先週の東京の芝レースでは本馬のような馬力に優れた血統を持つ馬の頑張りが目立っていました。
血統も舞台適性も文句なしなだけに、あとは本来の走りが戻ってくるかどうか。
この馬の頑張り次第で、この後に控えるジャパンカップや有馬記念の盛り上がりも変わってくるでしょう。
実績的に侮れないのは昨年のジャパンカップでジェンティルドンナを追い詰めたデニムアンドルビー。
スタートが遅く、自分でレースを作れない弱みは相変わらずですが、東京向きの末脚は魅力的。
近年の当レースでは東京2400mのG1好走経験がある馬の頑張りが目立つだけに、本馬も浮上の余地はありそう。
この中間は終い重点の調教を付けられており、切れ味は上々。
海外遠征明けだった春よりはフレッシュな状態で臨めるのではないでしょうか。
課題となるのはやはりスタート。
3歳時ほどボコっとした派手な出遅れはしなくなっていますが、出がゆっくりなのは変わらず。
上手く前半から流れに乗れるようであれば、好枠を生かしての上位進出もありそうですが……。
上記の馬達よりも実績は下ですが、末脚の破壊力ならヒケをとらないのがスピルバーグ。
前走の毎日王冠は3着でしたが、直線で少しゴチャ付き、勢いが付くのに時間が掛かりました。
進路が確保出来てからの脚は流石と思わせるものでしたし、ここでも通用する可能性は十分にありそう。
……ですが、この中間は目立ったタイムを出さない馬なり調教に終始。
藤澤厩舎らしい調整方法ではありますが、流石に地味な内容すぎて心配になります。
この調教の効果と一度実戦を叩かれた上積みがどれほどのものか、走ってみないと分からないのが困りもの。
穴っぽいところでは京都大賞典4着のヒットザターゲット。
人気になりにくい地味な存在ではありますが、昨年の京都大賞典以降の内容はなかなかのもの。
内枠巧者でありながら外枠ばかりを引いていましたが、勝ち馬とはそう離れていません。
今回は待望の内枠を引き当てましたし、距離もベストと思われる2000m。
勝ち切るまでは流石にどうかですが、2~3着くらいなら十分に狙えそうなメンバー構成でもあります。
オールカマーの惨敗で一気に人気の下がりそうなサトノノブレスも、考えようによっては狙える馬。
今年に入ってからのレースレベルはいずれも高く、極端に大崩れしたのは前走だけ。
その前走の内容が酷すぎた分、立て直しには時間が掛かる可能性はありますが、
敗因がイレ込みなどの一過性のものだったなら、巻き返しがあっても不思議ないでしょう。
そのオールカマーを勝ったマイネルラクリマは、内枠を引けばもっと人気が上がっていたはず。
安定した先行力を持つ馬ではありますが、このコースにおける大外枠はかなり不利。
強気に先手を主張すれば最後がキツくなりそうですし、かと言って溜めてもそう切れる馬ではありません。
果たして柴田大知騎手がどのように乗ってくるか……レースの流れにも影響を与えそうな1頭と言えますね。
◇
先週の菊花賞もそうでしたが、枠やローテのせいでまたもや絶対的な存在が居ないという印象。
先週は夏に力を付けて前哨戦を好走した馬達が上位を占めたわけですが、今週はどうでしょうか。
個人的には休み明けの実績馬vsイスラボニータという図式がしっくり来ますね。
あとはその中でどれだけ配当妙味を求められるか……当日までじっくり悩んでみたいと思います。
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