第282話 「函館2歳S」
10年 35.0-36.2 =1.11.2 ±0±0△2 消耗戦
11年 34.1-36.7 =1.10.8 △7▼1△3 平坦戦
12年 34.1-36.3 =1.10.4 △7▼4△8 平坦戦
13年 33.7-35.9 =1.09.6 △4△1△6 消耗戦
前傾ラップの平坦戦か消耗戦というのが過去4年の傾向です。
2歳のスプリント戦となれば先行有利と思いがちですが12年の▼4の加速が生じた平坦戦では4角10番手以下の差し馬のワンツー決着となっています。
コース適性【瞬1平3消6】となっていて末脚=上りは結構重要といえるでしょう。
では過去の連対馬のラップギアを見てみましょう。
1着馬
マジカルポケット 【瞬0平1消0】△3▼1△8
ファインチョイス 【瞬0平1消0】△7±0▼2
ストークアンドレイ 【瞬0平1消0】△3▼2△4
クリスマス 【瞬0平1消0】△2▼2△7
2着馬
マイネショコラーデ 【瞬1平1消0】△4▼4△7 △1▼5±0
アイムユアーズ 【瞬1平0消0】△5▼5△2
コスモシルバード 【瞬0平1消0】△2▼1△1
プラチナティアラ 【瞬0平1消0】±0▼1△9
瞬発戦か平坦戦実績重視、特に平坦戦実績は重要という傾向になっています。
上りが重要なのでラストでギアを上げられる馬でないと厳しい。
かといって前傾ラップがスタンダードなレースなので脚を溜めての瞬発戦実績はそれほど必要ではないということでしょう。
過去4年を一緒くたに考察しましたが、12年以降は開催時期が早くなったので切り分けて考えるケースがあるかもしれません。
違いがあるとすれば馬場状態とローテ辺りでしょうか。
特にラベンダー賞を経由しての出走が出来なくなったのはポイントの一つでしょう。
過去10年を見ると
ハートオブクィーン、
モエレジーニアスという2頭の地方馬が勝利していますがどちらも前走でラベンダー賞を勝利しています。
芝のOPレースで勝利してここに挑んでいるのが
アドバンテージになると思われますがそれがないとなれば今年も4頭の登録がある地方馬は有力とはいえないでしょう。
あとデータ的に見れば
・牝馬優勢 3-3-2-14
・前走新馬戦の馬有利 4-1-3-26
・前走4角5番手以内の馬有利 4-4-4-42
・前走上り1位有利 3-3-2-20
・外枠有利 3-1-2-26(5~8枠の成績)
などが挙げられます。
牝馬優勢というのは「夏は牝馬」という格言もありますが2歳の夏の時期であれば牝馬の方が成長が早いということだと思われます。
前走新馬戦の馬が有利というのは「伸びしろ」「疲労」という点が考えられます。
前走で前有利というのはここでは前走よりも確実にテンが速くなるはずなので格下のレースで置いてかれる様では絶対スピードが足りない可能性が高いです。
外枠有利に関しては2歳戦なので「揉まれないでレースが出来る」のいうのが大きな要因でしょう。
但し、開催時期が早くなったここ2年では以前よりも馬場状態が良くなっているはずなので決して外枠有利とは言い難いかもしれません。
実際、ここ2年で5番人気以下の馬が馬券になった枠は1~3枠の馬でした。
今年の登録馬でこれらの条件を
クリアした馬は
アクティブミノル、
アンブリカル、
キッズライトオン、
トウショウピスト
の4頭ですが
トウショウピストは前走が瞬発戦だったので若干不安です。
次点では上り3位だが3馬身半差で圧勝した
マイネルエスパスか。
この5頭の中で
アンブリカルのみが牝馬なのでイチオシは
アンブリカルということになるでしょうか。
「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
アンブリカル→キッズライトオン→アクティブミノル
※来週は所用のためコラムはお休みさせて頂きます。
(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は
岡村信将プロのマイページをご覧下さい。
(
3)
ナイス!(
3)
このコラムへのコメント
コメントはありません。
新着競馬コラム
人気競馬コラム