第255話 「菊花賞」
08年 36.1-34.9-41.2-38.2-35.3 =3.05.7 ▼5△6▼4 瞬発戦
09年 36.1-35.9-37.7-38.0-35.8 =3.03.5 ▼3△8±0 平坦戦
10年 36.5-37.0-39.3-37.7-35.6 =3.06.1 ▼2△1±0 平坦戦
11年 36.9-36.0-37.7-37.1-35.1 =3.02.8 ▼6△1△4 瞬発戦
12年 37.1-35.4-37.4-36.9-36.1 =2.02.9 ▼3▼1△6 平坦戦
・1周目の3コーナーの下り~直線~1コーナー入り口の区間は速く流れやすい
・1コーナー~向正面~3コーナー上り坂の区間は脚を溜める区間で緩みやすい
・3コーナー下り坂~ゴール区間のラスト4Fのロングスパート戦
3000mをざっくり仕分けるとこんな感じの流れになるでしょう。
過去5年で瞬発戦2回、平坦戦3回となっていますが最大加速は▼2~▼6というもので大きな差はありません。
結局のところ
菊花賞は
「ラスト4Fが勝負」というレースでここでいかに脚を使えるかがポイント。
ラストの脚が使えるかどうかは前半~中盤での
「折り合い」「スタミナ」が重要ファクターと言えるでしょう。
では過去の連対馬のラップギアを見てみましょう。
ロングスパート戦が定番のレースですが過去5年の連対馬には平坦戦実績なしの馬も4頭います。
ここは必須条件という感じではないでしょう。
もちろんあった方がベターだとは思います。
ラスト4Fが勝負のレースなので阪神と京都でコースは替わりますが外回りで直線が長いという部分では共通の
神戸新聞杯がやはり最重要ステップレースになります。
過去5年では4-3-3-23(勝率12.1%、連対率21.2%)となっています。
出走頭数が多いので率は特別いい数字とは思えませんが、馬券になる3頭のうち2頭はこの組からという傾向です。
その
神戸新聞杯で3着以内だった馬は4-2-1-5(勝率33.3%、連対率50.0%)とかなり信頼出来ます。
4着以下から巻き返して馬券になったのは
フローテーション、
ナムラクレセント、
ユウキソルジャーの3頭でした。
フローテーションは母父リアルシャダイ、
ユウキソルジャーは父トーセンダンス(
ダンスインザダークの全弟)などスタミナ馬で巻き返すならスタミナ血統ということだと思われます。
今年
神戸新聞杯で3着以内だった馬は
エピファネイア、
マジェスティハーツ、
サトノノブレス。
神戸新聞杯以外の組では
・
セントライト記念 0-2-1-20
・1000万下クラス1着馬 1-0-1-19
となっています。
この組をよく見てみると
スリーロールスと
フォゲッタブルは父
ダンスインザダーク、
スカイディグニティは父ブライアンズタイム、
ビートブラックは母父ブライアンズタイムとなっていて
トーセンラー以外は「前走3着以内で血統的にスタミナは有する」馬ばかりでした。
結局のところ
神戸新聞杯3着以内の馬にスタミナ馬というスパイスを加えると
菊花賞の出来上がりということになるんじゃないかと思います。
今年はもちろん
神戸新聞杯圧勝の
エピファネイア中心で間違いありません。
課題は春は垣間見せていた気性の悪さ。
道中リラックスして走れればGⅠタイトルはすぐそこでしょう。
エピファネイア、
マジェスティハーツ、
サトノノブレス
の3頭に
ユールシンギング、
ヤマイチパートナー
を加えた5頭の争いかなとみています。
ユールシンギングは母系がノーザンテースト、リアルシャダイ、トニービン、
スペシャルウィークと続いている牝系で
ヤマイチパートナーは母父がリアルシャダイ。
なのですが…「阪神or京都外回り1800以上コースで勝利経験あり」という条件を過去5年の連対馬は全て
クリアしていましたがこの2頭はそれがないのがどうか?
「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
エピファネイア→ヤマイチパートナー→サトノノブレス
(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は
岡村信将プロのマイページをご覧下さい。
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ナイス!(
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