第245話 「中京記念」
12年 35.3-23.8-36.0 =1.35.1 ▼4▼3△15 平坦戦
中京記念が1600mと言われてもピンと来ませんがとにかく昨年からサマーマイルシリーズの第1戦となったこのレースどう攻略しましょうか。
昨年のこのレースは中京最終日開催ということもあって直線では内を空けて外を回す馬が多く道中最後方にいた5番人気
フラガラッハが大外から豪快に差し切り勝ちとなりました。
それほどハイペースだった訳ではありませんが前日の雨の影響からかラスト1Fは△15と脚が止まる展開だったのは確かでしょう。
(ちなみに今年は週刊天気予報では晴れが続くようです)
では中京芝1600コースで行われた1000万下から上のクラスのラップを見てみましょう。
35.0-25.3-36.7 =1.37.0 ▼8▼6△10 瞬発戦 稍重
35.4-23.3-34.1 =1.32.8 ▼4▼4△ 7 平坦戦
35.3-23.8-36.0 =1.35.1 ▼4▼3△15 平坦戦
36.9-24.4-35.4 =1.36.7 ▼1▼9△ 6 瞬発戦
36.5-23.6-35.7 =1.35.8 ±0▼2△ 7 平坦戦
35.1-23.6-35.1 =1.33.8 ±0▼2△ 1 平坦戦
35.4-23.8-35.1 =1.34.3 ▼4▼2△ 7 平坦戦
トータル的に見ると
・走破時計はあまり速くない
・大きな加速は生じにくい
・連続加速になりますい
ということが挙げられます。
7レース中2レースしか瞬発戦になっておらずその2レースはどちらもテンの比べて上がりが1秒以上速い後傾ラップでした。
このクラスになると余程スローにならないと瞬発戦にならないかもしれません。
ポイントになるのはおそらく平坦戦、つまり持続脚になると思われます。
上記の7レースの勝ち馬の父は
マーベラスサンデー、
ネオユニヴァース、
デュランダル、
ハーツクライ、
マンハッタンカフェ、
アドマイヤマックス、フォーティナイナーズサン
で、勝利はないものの
キングカメハメハ産駒は0-3-1-5(複勝率44.4%)と活躍しています。
母父を見ても
タマモクロス、トニービンというグレイソヴリン系の名前が多く馬券いなっていて血統的に見ても斬れる脚よりも持続する脚が重要かなと思います。
脚質的には
逃げ&先行馬 3-2-2-26 勝率2.9% 連対率15.2% 複勝率21.2%
差し&追込馬 4-6-6-55 勝率5.6% 連対率14.1% 複勝率22.5%
となっていて差し馬の多くが馬券になっています。
しかし、これは新中京になってから全てのレースの統計というのは注意が必要。
騎手も色々考えて騎乗してるはずでそろそろ新中京コースに対応してきてるはずだからです。
実際2012年と2013年では数字が違います。
【2012年脚質別成績:芝1600mコース】
逃げ&先行馬 10- 6- 8- 80 勝率 9.6% 連対率15.4% 複勝率23.1%
差し&追込馬 13-16-15-195 勝率 5.4% 連対率12.1% 複勝率18.4%
【2013年脚質別成績:芝1600mコース】
逃げ&先行馬 10- 9 -3 -65 勝率11.5% 連対率21.8% 複勝率25.3%
差し&追込馬 9-10-16-170 勝率 4.4% 連対率 9.3% 複勝率17.1%
差し馬優勢と考えるのは禁物でしょう。
開催最終週ですがそれほど馬場が悪くなっていなければ先行~中団ぐらいの位置がベターな気がします。
イチオシは
ミッキードリーム。
キンカメに母母父はトニービンで長い直線コースは向いているはず。
昨年は0.3秒差4着でしたが昨年とは状況が違いそうですし、昨年のこのレース以降位置取りを前目にシフトしてるのもはまりそう。
但し、この馬は1800>1600の馬なので馬場状態が良く時計が速くなりそうなら軽視かも。
とりあえず水曜時点ということで。
時計が速くなるようであれば
東京1600でラスト4つが11.7-11.6-11.8-12.1となっていて1.33.5で圧勝した経験がある
リルダヴァルをイチオシとしておきます。
(>長い直線マイルコース、1分34秒以内、上がり1Fが12秒以上、というのがポイント)
「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
ミッキードリーム→ファイナルフォーム→リルダヴァル
(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は
岡村信将プロのマイページをご覧下さい。
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