第208話 「菊花賞」
07年 36.3-36.3-38.9-37.4-36.2 =3.05.1 ▼4△3△8 平坦戦
08年 36.1-34.9-41.2-38.2-35.3 =3.05.7 ▼5△6▼4 瞬発戦
09年 36.1-35.9-37.7-38.0-35.8 =3.03.5 ▼3△8±0 平坦戦
10年 36.5-37.0-39.3-37.7-35.6 =3.06.1 ▼2△1±0 平坦戦
11年 36.9-36.0-37.7-37.1-35.1 =3.02.8 ▼6△1△4 瞬発戦
「3コーナーの下り坂からロングスパート戦」というのが
菊花賞での基本的な展開でしょう。
過去5年では瞬発戦2回、平坦戦3回となっていますが瞬発戦でも▼5~▼6程度の加速なので瞬発力よりも長くいい脚が使えるということが重要なレースだと思われます。
いわゆる「斬れる脚」はなくても可ということです。
また、ロングスパート戦になりやすいレースなのでやはり脚を持続させるためのスタミナは非常に重要でしょう。
但し、3000mはどの馬も初体験なのでこの辺りは血統派や馬体派の予想家の得意分野になるかなと思います。
では過去5年の連対馬のラップギアを見てみましょう。
平坦戦実績が重要と思われるレースですが連対馬の半分は平坦戦実績なしという結果です。
平坦戦でのレース経験がほとんどないという理由もありますが、該当する馬の多くは先行馬ということが挙げられます。
差し馬の場合は長くいい脚が問われますが、先行馬の場合はラストでもう一伸びする瞬発力が問われることになります。
アサクサキングスがいい例かなと思います。
その脚質ですが過去5年では
・勝ち馬は全て4角4番手以内
・2着馬は差し追い込み馬
となっていて4コーナーで後方にいたので勝つのは厳しいという傾向です。
昨年の
オルフェーヴルも4コーナーでは3番手まで押し上げていました。
前走差し馬だったのがいきなり先行するケースは少なくないので位置取りは難しいレースですが「前走4角5番手以内」というのは信頼度は高いと思われます。
1番人気が予想される
ゴールドシップですが前走は4角6番手の差し切り勝利で上記の条件からは若干ズレます。
但し、前走の
神戸新聞杯のラップがこれ
36.0-37.2-36.2-35.8 =2.25.2 △1▼1△9 平坦戦
上がり35.8秒のロングスパート平坦戦というのは本番の
菊花賞とかなり連動するレース展開で、このレースを12-11-8-6というマクリ気味の通過順で2馬身半ぶっちぎった
ゴールドシップははっきり言えば当確。
一度エンジンが掛かったら全然止まらないという長くいい脚はこの舞台での適性は最上位だと思われます(同じタイプの
ワールドエースがここにいないのは本当に残念)
で、馬券的妙味になると上記に書いた通り2着馬は差し馬が多いということ。
おそらく
ディープブリランテや
フェデラルホールや
マウントシャスタなどが人気になると思われますがその多くは先行馬。
この舞台で
ゴールドシップが早めにまくってしまったら2着に突っ込んでくるのは内枠で脚を溜めている差し追い込み馬ではないかという予感。
…
ラニカイツヨシかな。是非内枠で。
「本命ドリパスの馬単1点予想(水曜時点)」
ゴールドシップ→ラニカイツヨシ
(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は
岡村信将プロのマイページをご覧下さい。
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ナイス!(
6)
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