第207話 「秋華賞」
07年 34.2-51.0-33.9 =1.59.1 ▼11△2△4 瞬発戦
08年 35.0-48.0-35.4 =1.58.4 ▼ 4△3△3 平坦戦
09年 34.0-49.0-35.2 =1.58.2 ▼ 2▼4±0 平坦戦
10年 34.8-49.8-34.6 =1.58.4 ▼ 9▼4△6 瞬発戦
11年 34.6-47.8-35.8 =1.58.2 △ 2▼4△3 平坦戦
秋華賞に関しては昨年書いたコラムで基本的にOKだと思っています。
昨年のコラムは→
こちら
桜花賞&
オークスは瞬発コース、
秋華賞は平坦コース、この違いがポイントになると思われます。
春の2冠とは問われる適性が若干異なることになります。
しかし、適性のズレよりも馬個体の能力の方が勝るケースが多いというのが近年の傾向です。
では過去5年の連対馬のラップギアを見てみましょう。
1着馬のダイワ、レッド、
アパパネはラップギア的には瞬発タイプに分類されますが平坦コースの
秋華賞で勝利しています。
それまでのレース経験よりも能力の方が大きいということだと思われます。
逆に2着馬になると瞬発タイプではなくなるのもポイントの一つでしょう。
過去5年では唯一の瞬発タイプだった
ブエナビスタは2着に入線しましたが3着に降着となり【瞬2平2消1】である
ブロードストリートが繰り上がりとなったのは偶然ではないとさえ思えます。
なので「2着馬は適性狙いがベターかも」というのが近年の傾向です。
このレースでは大荒れになったり固かったりしますが基本的に春の勢力図が基本です。
(昨年も書いた通り
桜花賞or
オークスで5着以内がボーダー)
そこに上がり馬を追加するかどうか、しかもその上がり馬は
ローズS3着以内、
クイーンSで勝ち負け、という条件があるので分かりやすい傾向です。
過去5年で条件にあてはまらない馬は08年で3着だった
プロヴィナージュだけとなっています。
プロヴィナージュは主にダート路線からの参戦でした。
今年馬券になる条件を
クリアしているのは
アイスフォーリス、
アイムユアーズ、
ジェンティルドンナ、
メイショウスザンナ、
ラスヴェンチュラス、
ヴィルシーナ
の6頭で
ミッドサマーフェア(
クイーンS3着)は微妙か。
春2冠の
ジェンティルドンナは内回りコースに替わることで取りこぼす可能性もあるかもと思っていましたが
ローズSでは番手先行し上手い立ち回りで新味を見せての快勝で今のところ死角なし。
何か他の要因(調子、不利など)で能力を出し切れなかった場合ぐらいしか思いつきません。
上記の傾向で2着を決めれば
ヴィルシーナよりも
アイムユアーズ【瞬2平3消1】か
メイショウスザンナ【瞬2平2消0】の方がしっくりくる。
馬券的にはこれに賭けてもいいかも
「本命ドリパスの馬単1点予想(水曜時点)」
ジェンティルドンナ→アイムユアーズ
でもね、物凄い馬券が出る時ってほとんどの人が「間違いないだろ、あれは鉄より固いダイアモンド馬券だよ」って思う時なんですよね。
そう思う人が多ければ多いほどこけた時の破壊力は凄まじい。
じゃあどれを買うのかって?
私なら運のありそうな馬を買います。
現状賞金900万組の馬は除外対象となっていますが1頭回避が出れば1/3で抽選になります。
回避+抽選なのでこれを通ってきた馬がもしいれば運があるといえるんじゃないでしょうか。
個人的には
アナスタシアブルーが出走してきたら面白いかなぁと思っています。
「なんだよ終わってみれば
ファルブラヴのワンツーじゃん、簡単じゃん」
なんてレース後に負け惜しみを言ったりするのはよくある話。
まぁこれは余談で。
(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は
岡村信将プロのマイページをご覧下さい。
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21)
ナイス!(
8)
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