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ウマニティ編集長「岡田大が直撃取材で迫る“プロ予想家の真実”」~☆まんでがんプロ編~

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ウマニティ編集長「岡田大が直撃取材で迫る“プロ予想家の真実”」~☆まんでがんプロ編~ | コラム | ウマニティ

「あくまで『☆まんでがん=博徒』。若いユーザーさんには好まれないスタイルかもしれませんが、いまのままでいいというのが結論です」(by☆まんでがん

えー、まずですね、エリカちゃんの“仕返しコラム”に対してはノーコメントとさせていただきます(笑)。なにを反論しても、言い訳にしか聞こえないだろうし、誰も信じてくれないだろうし。捨てゼリフ的にひと言、「だいぶ脚色しやがって……」とだけ言っておきましょうかね。チクショウ。

さて、今週より僕の正規のコラムを再開させます。ただし、タイトルが「岡田大がそっと教える“プロ予想家の表と裏”」から「岡田大が直撃取材で迫る“プロ予想家の真実”」に変わっていることからもおわかりのように、若干リニューアルが施されています。というのも、これまでのように“オモテ”と“ウラ”の両面を書ける公認プロ予想家がいなくなってしまったからです。

これから紹介する公認プロのほとんどの皆さんとは直接お会いしたことがあります。一緒に馬券を打ったり、お酒を飲んだりしたことのある方もいます。しかし、偉そうに“ウラ”を書けるほど付き合いが深いわけではありません。第一印象やたまたま目撃したシーンだけで、その方のことを知ったように語ることはできませんので、今回からは「本音直撃インタビュー+味付け少々」という内容に変更することにしました。これまでの“オモテ”の回のみになったと考えていただいて結構です。まずはそのことをご承知おきください。

これまでの“ウラ”の回のような衝撃のエピソードはあまり登場しないかもしれませんが、公認プロそれぞれの過去、競馬に対する意識、成功談と失敗談、自身の性格についてなど、あらゆることを聞いていきますので、きっと興味深い内容になっていくと思います。これからも引き続き、当連載をお楽しみいただけると幸いです。

リニューアル一弾目に登場してもらうのは、第3回プロテストを見事に勝ち抜き、2009年春から公認プロとして活躍している☆まんでがんさんです。勝っておごらず、負けてくさらず。今回は、決して中途半端な勝負はしない、ウマニティ公認プロ予想家陣きっての“博徒”である☆まんでがんの本音に迫ります。そのアツーい“競馬観”“人生観”にご注目ください!

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競馬を始めたキッカケは?

「直接的なキッカケはメジロデュレンユーワジェームスで大荒れになった1987年の第32回有馬記念。ダービー馬メリーナイス、二冠馬サクラスターオーが競走中止になったレースです。枠連しかない時代で1万6300円も付きましたからね。いま考えると、とんでもない馬券でした」

現在のスタイルを築くまでにはどんな試行錯誤がありましたか?

「【丁半】というスタイルは枠連しかない時代にほぼ確立したもので、おそらく 正解に限りなく近い手法だと現在も考えています。『本命から薄め』は博徒の基本だということは周知の事実です。しかし、これ1本ではリスクが高いので、本命から人気どころを押さえることによって、たとえ元取りでも的中率を上げていくことを目指しています。【丁半】はサイコロ用語ですが、イメージ的にはルーレットの赤黒のほうが感覚的に近いですかね」

転機になったレースや出来事はありますか?

「1989年の第14回エリザベス女王杯。断然人気のシャダイカグラが飛んで、最低人気サンドピアリスが勝ったあのレースです。20頭立ての20番人気→10番人気→14番人気で決まったので、もしも当時3連単があれば、GⅠ史上最高配当になっていたことでしょう。馬連すらない時代だったので私が獲ったのは当然枠連ですが、それでも配当は8460円。若かりし日に大金を手にすれば、のめり込むのは当然かと(笑)」

最も重視している予想ファクターとその利用法は?

「最大重視は時計です。これに、血統や調教などを加えた総合的判断が基本になります。時計=現状の力。血統=今後伸びる背景。調教=上記2つが発揮できるかどうか。これが私の持論です。とくに調教については、『稽古しない力士が強くなるわけがない』『準備もしていないプレゼンで商談がまとまるわけがない』『花束も買っていない&レストランも予約していない男が、狙った女を落とせるわけがな~い(笑)』と考えています」

現在の1週間の過ごし方は?

「近年は金曜日の夜までなにもしない作戦(笑)。いや、しないようにしている、が正解。先入観が最大の敵ですから」

現在の馬券の年間収支はどれくらいですか?

「ノーコメント。負けている年もあるかも、ということで(笑)」

これまでの最高勝利は?

「レース単位なら、2006年の第67回オークスの約200万円。1日単位なら、中央と大井をハシゴしたある日の約380万円。税務署キライですのでよろしく(笑)」

儲けたお金の使い道は?

「若かりし日は、さらに打つ! それしかない! 現在は夜の街に還元しています」

自分の性格を自己分析してください

「いまだ、夢の扉の向こうになにかがあると信じています。そういう性格です」

競馬以外の趣味は?

「酒、煙草、女……的なふつうのオヤジです。競輪も競艇もやりますよ!」

これまで「やっちゃったな」と思える失敗体験はありますか?

「やはり、最終レースに全部!という定番のパターンですかね(苦笑)」

お酒にまつわるダメエピソードはありますか?

「酒を飲むことも仕事のひとつですから理性を失うことはないです。だから、大きな失敗はあまりありませんよ。ただ、翌朝『使いすぎ!』と反省することは多々あります」

目標にしている予想家や競馬著名人、ライバルはいますか?

「亡き師匠ですね。博打のすべてを教えてくれた、特別な存在の人です」

理想のプロ予想家像・ウマニティのプロ予想家としての目標は?

「ウマニティのプロ予想家陣はキャラクター豊富であり、独自の指数を出している方や 回収率の優れた方に人気がありますが、あくまで『☆まんでがん=博徒』と自認しています。若いユーザーさんには好まれないスタイルかもしれませんが、いまのままでいいというのが自分の結論です。ほかのプロの方たちのようなスタイルは自分には合わないし、真似ようとも思いません。回収率が年間マイナスだとしても それはルール上の数字だと考えています。週72レース予想する人と4~5レース予想する人の回収率を比べること自体がナンセンスでしょう。
 しかしながら、予想を買う側に立てば、回収率が重要なファクターになるとも認識しています。今後はレースを絞り、数字を変化させていくこと(我慢できれば―笑―)や、提供する予想全レースを【丁半】馬券とすることも検討しています。バーチャルな世界だからこそ、なぜ◎なのかを伝えられる表現を心がけたいですね」

では最後に、ユーザーさんに向けて自己PRを。

「博打は『分相応』が鉄則でございます! 博打で負けて文句を言うなど『言語道断』でございます! そして、博打は『粋』で打つものでございます!」

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ゴーイングマイウェイ。その言葉がピッタリと当てはまる人ですよね。回収率は重要ながら、それだけで優劣は決められない―――そんな持論を聞き、☆まんでがんさんらしいなぁと思いました。ウマニティの予想コロシアムの上限は1レース1万円。でも、☆まんでがんさんが勝負をするときは、その枠に収まらない額を1レースに投じます。事実、僕は万単位の馬券を買い、十万単位の払戻しを受ける姿を、お会いした数回のなかで目撃したこともありますからね。このお方がホンモノの“博徒”であることは保証します。

大きく勝ったことを周囲に言わず、競馬終わりの飲み会の会計のほとんどをこっそり持ってくれたときもカッコ良かったな~。勝っても負けても潔い。そしてセコくない。そんな姿には、ギャンブラーなら誰もが憧れちゃいますよね。予想スタイルを変えることはないものの、回収率のことも考慮し、予想の提供の仕方を変えていくかもしれないという☆まんでがんさん。決められたルールのなかで、“博徒”としての真骨頂をどうやって見せていくのか? その動向に注目したいと思います!

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