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『競馬』という名の推理小説 ~第165話有馬記念(謎解き編)~

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第165話 「有馬記念

06年 35.6-43.2-37.7-35.4 =2.31.9 ▼6▼10△8 瞬発戦
07年 35.3-45.1-36.8-36.4 =2.33.6 ▼2▼5△8 瞬発戦
08年 35.6-43.7-35.8-36.4 =2.31.5 △1▼3△10 平坦戦
09年 34.6-42.5-36.9-36.0 =2.30.0 ▼1▼3△6 平坦戦
10年 36.5-45.7-35.8-34.6 =2.32.6 ▼3▼6△7 瞬発戦

2500mの長距離戦ということももちろんありますが展開的にはバラつきのあるのが今週の有馬記念
但し、一つ言えることは「上がり3つだけのレースにはならない」ということ。
07年10年は前半スローの展開でしたがそうなると誰かが早めに仕掛けるためロングスパート戦になる。
結局のところ勝負は「上がり4つ5つ(ラスト4F~5F)」というレースになると思われます。
で、このラスト4F~5Fの区間の中に約2Fの小回りコーナーの区間が存在します。

やっぱり有馬は機動力

というのが私の結論。
近年の上位馬のほとんどが「3コーナーの通過順よりも4コーナーの通過順の方が数字は低い」という条件を満たしています。
つまり、小回りコーナーのこの2F区間でポジションを押し上げることが出来るというのはかなり重要な適性ということ。
近年の勝ち馬はほぼ内回りコース>外回りコースという実績馬でした。
(2着馬3着馬は外回り向きでも可)
この条件に当てはまりそうなのは
アーネストリーエイシンフラッシュキングトップガンシャドウゲイトヒルノダムールヴィクトワールピサ
の6頭。

そして、近年の有馬は前走3着以内という好調馬の成績が良い傾向にあります。


前走3着以内 3-4-3-24 勝率8.8% 連対率20.6% 複勝率29.4%
前走4着以下 2-1-2-34 勝率5.1% 連対率 7.7% 複勝率12.8%

前走4着以下から巻き返して勝利したのはドリームジャーニーマツリダゴッホの2頭。
(2着は展開の恩恵があったアドマイヤモナーク、3着は2回共にエアシェイディで秋天5着、JC5着からの巻き返しでした)
この2頭に共通するのはやはり内回りの実績馬で オールカマー連対→秋天敗退→有馬勝利というローテーション。
つまり、基本的には前走5着までが巻き返せる条件だが東京コースはさっぱりというタイプの馬だけは別ということだと思われます。

ということでこの2項目で当てはまる馬が1頭だけいます。
アーネストリーです。
前走は秋天14着と惨敗でしたが大外枠から強引に位置を取りに行ったがための結果でこれは仕方ない。
「不安要素ある?」と逆に聞きたいくらい。

「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
アーネストリートーセンジョーダンレッドデイヴィス

(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は岡村信将プロのマイページをご覧下さい。

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