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過去のスプリンターズステークスを振り返ってみると、秋のスプリント王決定戦に相応しく、1200m戦での実績が重要であることが分かる。
以下は、過去5年の優勝馬(日本最先着馬)が過去に1200m戦で記録した最高指数の一覧である。
■2010年 キンシャサノキセキ(2着・日本最先着馬)
59.7 高松宮記念1着
■2009年 ローレルゲレイロ
58.8 高松宮記念1着
■2008年 スリープレスナイト
60.4 北九州記念1着
■2007年 アストンマーチャン
55.3 北九州記念6着
■2006年 メイショウボーラー(2着・日本最先着馬)
58.1 ガーネットステークス1着
3歳馬のアストンマーチャン、ダート路線から参戦のメイショウボーラーを例外として除くと、残りの3頭は過去に芝1200mの古馬重賞で勝利し、58.8以上の指数を記録していることがわかる。
それでは、今年の出走予定馬で上述の条件を満たしている馬をピックアップしてみよう。
58.8 カレンチャン(キーンランドカップ1着)
58.8 ビービーガルダン(キーンランドカップ2着)
58.8 バドトロワ(キーンランドカップ3着)
58.1 サンダルフォン(北九州記念1着)
57.8 トウカイミステリー(北九州記念1着)
57.0 ヘッドライナー(CBC賞1着)
56.8 ダッシャーゴーゴー(CBC賞1着)
55.9 アーバニティ(オーシャンステークス1着)
55.6 エーシンヴァーゴウ(セントウルステークス1着)
条件を二つとも満たしているのは、カレンチャンただ1頭。キンシャサノキセキやローレルゲレイロが引退したことによる世代交代の狭間で、ややレベルの低いメンバー構成ではあるが、重賞連勝中のカレンチャンが海外の強豪を相手に新女王の座を確かなものに出来るかに注目が集まる。
以上の考察により、今年のスプリンターズステークスは、カレンチャンを中心とした新興勢力に外国馬を加えた優勝争いになると結論づけたい。
なお、ここで述べた見解はあくまでも、カツラギ指数をベースにした前走に関する一考察であり、カツラギの最終結論では無いことをお断りしておきたい。
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