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第111話 「天皇賞・春」
06年 36.2-61.5-62.2-33.5 =3.13.4 ▼3△2△1 平坦戦
07年 36.9-59.8-62.6-34.8 =3.14.1 ▼6△1△10 瞬発戦
08年 36.8-61.1-61.9-35.3 =3.15.1 ▼5△2△10 瞬発戦
09年 36.4-60.6-62.3-35.1 =3.14.4 △1▼5△7 瞬発戦
10年 37.2-61.1-63.2-34.2 =3.15.7 ▼5△1△1 瞬発戦
昨年は全体的にスローの流れになったため勝利したジャガーメイルの上がりが33.7秒となりました。
近年の傾向からは少しずれて底力はそれほど問われず瞬発力重視というレース内容でした。
それでも春天の基本的な考えは変わっておらず昨年書いた謎解き編はそのまま使えると思っています。→こちら
今年は補足的な事を書こうと思います。
データ的に今年のメンバーで有力馬を絞り込んでみようと思います。
【前走】
前走GⅡ戦(阪神大賞典、日経賞、大阪杯、京都記念)で上がり2位以内の馬、というのがかなりの良績を納めています。
5-2-3-14 勝率20.8% 連対率29.2% 複勝率41.7%
これに該当しないで馬券になった馬は
エリモエクスパイア、メイショウサムソン、アサクサキングス、アルナスライン、メイショウドンタク
の5頭。
エリモエクスパイアは前走こそ展開に泣いての敗戦だったがその前の2走は上がり2位をマークしていた
メイショウサムソン、アサクサキングスはGⅠ馬
アルナスラインは上がり3位で日経賞の勝ち馬
とそれなりに理由がありデータ的に想定外なのはメイショウドンタクだけ。
しかし、メイショウドンタクは3着といっても2着馬から5馬身離されてのものでやはりレアケース扱いでいいと思います。
今年の登録メンバーで前走GⅡで上がり2位以内の馬は
トゥザグローリー、ペルーサ、モンテクリスエス、メイショウベルーガ
の4頭で上記の様な次点の馬は
エイシンフラッシュ、ナムラクレセント、コスモメドウ、ヒルノダムール、マイネルキッツ、ローズキングダム
の6頭です(次点まで含めると上位人気馬がほとんどになってしまいますが・・・)
【血統】
瞬発力は重要と言いながら実は近年はサンデーはそれほど良い成績ではありません。
06年のディープインパクトが勝利した年は1、2、3着をサンデーサイレンス産駒が独占しましたが、以降の4年間は非サンデーの馬の方が成績が良い傾向となっています。
(07年以降は3着以内の馬はサンデー系の馬5頭、非サンデー系の馬7頭)
上記の10頭を仕分けしてみます。
(父か母父がサンデー系)
トゥザグローリー、ペルーサ、ナムラクレセント、ヒルノダムール、ローズキングダム
(父も母父も非サンデー系)
モンテクリスエス、メイショウベルーガ、エイシンフラッシュ、コスモメドウ、マイネルキッツ
今年は昨年同様スローが予想されるのでサンデー系に重きを置くべきかと思われます。
【前走ラップギア】
春天はロングスパート戦になりやすい傾向にあるので前走は平坦戦を経験した馬の方が成績が優秀となっています。
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