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『競馬』という名の推理小説 ~第104話フィリーズR(謎解き編)~

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第104話 「フィリーズR」

07年 34.8-11.7-35.3 =1.21.8 ▼3△3△5 平坦戦
08年 34.8-11.9-35.8 =1.22.5 ▼3△2△6 平坦戦
09年 34.3-12.0-36.1 =1.22.4 △2▼2▼1 平坦戦
10年 35.0-12.1-35.7 =1.22.8 ▼3△2▼1 平坦戦

毎年大荒れのレースとなっているのが桜花賞TRのフィリーズR。
非根幹距離の1400m、内回り、そしてラストの急坂というコース設定。
これらの要素が組み合わさって人気馬の凡走が目立ちます。
近年全て上がりのが掛かる前傾ラップとなっていますがテンの3Fはスプリント戦ほど速くはなりません。
これは
桜花賞が外回りのマイル戦
ファルコンSの存在
の2点が主な要因だと思われます。
本番を意識する馬はスピードレースで押し切っても後に繋がらない。
本番を意識しない賞金目当てのスピード馬はファルコンSに回る可能性が高いということです。

これらのことからこのレースは平坦戦になるケースがほとんどでスピードの持続とラストの急坂を乗り切るパワーが問われることになってきます。
瞬発力はそれほど問われないレースで、前走上がり1~2位の馬というのは0-1-1-16とイマイチの成績となっています。
ではどういう馬をピックアップすべきか。

①平坦戦実績(必須)
②芝1400m戦実績
③ダート戦実績


この辺りが重要となってきます。
これらに該当しない馬は人気馬(能力の高い馬)が権利あると判断していいでしょう。
では今年の登録メンバーを見てみましょう。

①&②&③該当馬
カフェヒミコ

①&②該当馬
エーシンハーバー、コンプリート、ツルマルワンピース、ニシノステディーフォーエバーマークフレンチカクタス、ラテアート

①&③該当馬
アイアムアクトレス、サルココッカ、ツインテール、メロウメロディ

ここからデータ的に前走阪神JF、エルフィンS、500万下(勝利条件)で絞ると
アイアムアクトレス、エーシンハーバー、カフェヒミコ、ツルマルワンピース
の4頭だけとなります。
この中でカフェヒミコは休養明けで関東馬の初遠征という点で割引きとすれば3頭に・・・。

「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
アイアムアクトレス→ツルマルワンピース→エーシンハーバー

・・・なんですが、今年の場合逃げ先行馬が圧倒的に多く例年よりもハイペースの可能性を秘めています。
そうなってくると差し馬でドナウブルーに逆転の目があるかも(人気的にはおそらく逆転とは言わないでしょうが)
あとは消耗戦実績の馬(エーシンハーバーオーシャンフリート、モアグレイスなど)の可能性も・・・。


(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は岡村信将プロのマイページをご覧下さい。

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