第69話 「毎日王冠」
05年 36.9-36.0-33.6 =1.46.5 ▼8±0△3 瞬発戦 稍
06年 34.7-36.2-34.6 =1.45.5 ▼8▼3△13 瞬発戦
07年 34.4-35.0-34.8 =1.44.2 ▼5△2△2 瞬発戦
08年 35.8-35.0-33.8 =1.44.6 ▼10△8△7 瞬発戦
09年 35.8-35.9-33.6 =1.45.3 ▼6△2△5 瞬発戦
秋の府中開幕週で流石に時計が速い。
前半や中盤もまずまず速く流れているにも関わらずレースの上がりは33~34秒で近年では3度も33秒台をマークしている。
加速は直線に入って一度ドカンと生じるだけ。
2F以上の加速が続いたのは中盤が最も緩んだ06年だけとなっています。
つまり速い流れを追走し最後ちょっと切れる脚を持つ馬が適性のある馬と言えるでしょう。
「スピード+瞬発力」
これが鍵となりそう。
05年以降の連対馬の毎日王冠前までのレース成績をまとめると以下の通りになります。
【コース別】
東京芝16 6-4-0-13 勝率26.1% 連対率 43.5% 複勝率 43.5%
中山芝18 5-3-1- 3 勝率41.7% 連対率 66.7% 複勝率 75.0%
阪神外16 4-2-0- 2 勝率50.0% 連対率 75.0% 複勝率 75.0%
東京芝14 4-1-1- 1 勝率57.1% 連対率 71.4% 複勝率 85.7%
阪神芝20 4-1-0- 0 勝率80.0% 連対率100.0% 複勝率100.0%
京都外16 3-3-2- 6 勝率21.4% 連対率 42.9% 複勝率 57.1%
中山芝16 3-2-0- 2 勝率42.9% 連対率 71.4% 複勝率 71.4%
【レース別】
大阪杯 3-0-0- 0 勝率100.0% 連対率100.0% 複勝率100.0%
マイラーズC 2-2-0- 4 勝率 25.0% 連対率 50.0% 複勝率 50.0%
中山記念 2-2-0- 2 勝率 33.3% 連対率 66.7% 複勝率 66.7%
京王杯SC 2-1-1- 1 勝率 40.0% 連対率 60.0% 複勝率 80.0%
安田記念 2-1-0-11 勝率 14.3% 連対率 21.4% 複勝率 21.4%
数では東京16コースがトップですが率はむしろ悪い。
中山16&18、阪神16&20、東京14コースで好成績を挙げた馬の方が
毎日王冠では勝ち負けしやすい。
レース別に見ても東京コースで相性のいいのは
京王杯SCで東京のマイル~中距離重賞との関連性は薄い。
これらを総合的に判断すると、スピード+瞬発力を問われやすいレースは東京14が舞台の
京王杯SCでありレース質は直結する。
しかし、
毎日王冠は古馬の別定GⅡというのが肝。
適性だけでなく「格」も重要だということ。
レース質が異なるであろう
大阪杯や
中山記念馬がこの舞台で活躍する要因はそこでしょう。
毎日王冠は
「スピード+瞬発力」の適性を持つ馬と
「16~20の古馬GⅡで勝ち負け可能な格」を持つ馬の2種類が上位に来るレースということでしょう。
今年のメンバーを見てみると
【適性のありそうな馬】
エイシンアポロン、シルポート
【格を持つ馬】
ショウワモダン
【微妙な馬】
アリゼオ、ペルーサ、スマイルジャック、ネヴァブション
アリゼオと
ペルーサはGⅡ馬ですが3歳GⅡでマイル以下のレース経験もありません。
スピード負けする危険性は十分考えられます。
斤量も56kgとそれほど
アドバンテージがある訳ではないですし。
スマイルジャックは
安田記念と
マイラーズCで3着という格の持ち主、3着というのが若干微妙。
3着って
カオスな着順で足りるとも言えるし足りないとも言える。
ネヴァブションはGⅡ馬ですが
AJCCと2200という距離が若干長い。
こちらもスピード負けする可能性がある。
「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
エイシンアポロン→シルポート→スマイルジャック
ここでは3歳馬でも
エイシンアポロンの方が上とみます。
蛯名Jが騎乗予定ですが
凱旋門賞の勢いをそのままにという感じで。
(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は
岡村信将プロのマイページをご覧下さい。
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21)
ナイス!(
11)
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