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| 着 順 | 枠 番 |
馬 番 |
予想印 | 馬名 | オッズ |
性齢 | 重量 | 騎手 | 一言コメント |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 5 | 10 | レーヌミノル | 40.8 | 牝3 | 55.0 | 池添謙一 | ||
| 2 | 3 | 6 | ▲ | リスグラシュー | 14.5 | 牝3 | 55.0 | 武豊 | |
| 3 | 7 | 14 | △ | ソウルスターリング | 1.4 | 牝3 | 55.0 | C.ルメー | |
| 4 | 4 | 8 | カラクレナイ | 24.3 | 牝3 | 55.0 | 田辺裕信 | ||
| 5 | 6 | 12 | ◎ | アエロリット | 23.6 | 牝3 | 55.0 | 横山典弘 | |
| 6 | 8 | 17 | ディアドラ | 207.2 | 牝3 | 55.0 | 岩田康誠 | ||
| 7 | 8 | 18 | カワキタエンカ | 87.7 | 牝3 | 55.0 | 和田竜二 | ||
| 8 | 1 | 2 | ライジングリーズン | 47.2 | 牝3 | 55.0 | 丸田恭介 | ||
| 9 | 2 | 4 | ○ | ジューヌエコール | 96.6 | 牝3 | 55.0 | 北村友一 | |
| 10 | 7 | 13 | ヴゼットジョリー | 115.0 | 牝3 | 55.0 | 福永祐一 | ||
| 11 | 1 | 1 | △ | ミスエルテ | 16.7 | 牝3 | 55.0 | 川田将雅 | |
| 12 | 7 | 15 | △ | アドマイヤミヤビ | 5.1 | 牝3 | 55.0 | M.デムー | |
| 13 | 5 | 9 | ゴールドケープ | 94.8 | 牝3 | 55.0 | 丸山元気 | ||
| 14 | 6 | 11 | アロンザモナ | 293.7 | 牝3 | 55.0 | 幸英明 | ||
| 15 | 4 | 7 | ショーウェイ | 290.3 | 牝3 | 55.0 | 松若風馬 | ||
| 16 | 8 | 16 | △ | ミスパンテール | 15.8 | 牝3 | 55.0 | 四位洋文 | |
| 17 | 3 | 5 | ベルカプリ | 347.9 | 牝3 | 55.0 | 藤岡佑介 | ||
| 取消 | 2 | 3 | -- | 牝3 | 55.0 | 浜中俊 |
【注意】03サロニカの出走取消により、3を含む買い目は無効になっています。（枠連は場合によって無効）
| 式別 | 買い方 | 組み合わせ | 1点あたりの金額 |
|---|---|---|---|
| 複勝 | 通常 | 12 | 4,500円 |
| 馬連 | 通常 | 4 - 12 | 800円 |
| 6 - 12 | 800円 | ||
| 12 - 14 | 1,400円 | ||
| 12 - 15 | 800円 | ||
| 12 - 16 | 400円 | ||
| 1 - 12 | 300円 | ||
| ながし | 4 - 615 | 各200円 | |
| 通常 | 4 - 14 | 400円 | |
| ながし | 4 - 116 | 各100円 | |
| 合計 | 12通り | 10,000円 | |
| 購入額 | 払戻額 | 収支 | 回収率 |
|---|---|---|---|
| 10,000円 | 0円 | -10,000円 | 0% |
山崎エリカのコメント
今年の3歳牝馬は総じてレベルが高く、3歳牝馬クラシックは超ハイレベル。その中でも4戦4勝と唯一の無敗馬にして2歳女王のソウルスターリングが、大本命を背負います。昨年末の阪神ＪＦは、緩みないペースを先行して問答無用のかなり強い勝ちっぷり。ソウルスターリングが阪神ジュベナイルＦでマークしたPP指数は、近10年で見てもナンバー1クラスのもの。また、新たなる勢力が加わった前哨戦のチューリップ賞でも、他の追随を許さない圧倒的な勝ち方でした。
しかし、2歳女王決定戦の阪神ＪＦはともかく、前哨戦であるはずのチューリップ賞でもぶっ放すのは、クラシックを狙う才女にとっては、百害あって一利なしの行為。ソウルスターリングのチューリップ賞好走の背景には、社台Ｆがラビット役のアンバーミニーを出走させ、逃げ馬ワールドフォーラブに競り掛け、緩みの少ないペースにしたために、ソウルスターリングにお誂え向きの展開になったもの。ワールドフォーラブが作るスローペースをある程度自分から動いて行けば、ぶっち切りまでのパフォーマンスはなかったでしょう。
あくまでも前哨戦なのに、なぜ、ラビットを導入したのか？ ソウルスターリングは字面上は無敗でも、ライバルたちは差のないレベルにいるのも事実で、桜本番は勝てない可能性を踏まえてのラビット導入だったのかもしれません。あるいはアンバーミニーの岩田騎手がお役目を全うし過ぎた可能性もあります。何れにしろ、休養明けの前哨戦で走り過ぎて、今回で大幅な上積みが見込めないのは事実。
また、阪神ジュベナイルＦ1着→休養→チューリップ賞1着のローテーションは、2009年の桜花賞馬ブエナビスタと同じですが、その年はブエナビスタ1強のようなもの。それでもキャリアが浅く上昇一途のレッドディザイアに半馬身差まで詰め寄られました。ソウルスターリングは、一応、世代ナンバー1ではありますが、2009年ほどライバルたちが手ぬるくはありません。ライバルたちが前哨戦を前哨戦らしく使え、今回での上積みが見込める中で、このローテーションは痛恨のはず。
これはもう1頭のライバル、アドマイヤミヤビにも同じことが言えます。この馬が前哨戦に選んだのはクイーンＣでしたが、休養明けのパフォーマンスとしては高すぎました。出負けして道中の外から位置を上げて行くアエロリットを見ながら動いて行く展開ドンピシャで、自己ベストのPP指数を大幅に更新する結果。確かにこの馬の一戦ごとの成長力は認めますが、完璧騎乗で結果を出した馬の直後のレースで狙うというのは、愚の極みのようなもの。根拠なく狙い続ければ、馬券で大損してしまいます。
また、阪神芝1600ｍは、バックストレッチが約444ｍと長いために、先行争いが熾烈になりやすく、オーバーペースが発生しやすい舞台。さらに4コーナーから最後の直線にかけて坂を下って、ラスト約1Ｆで上るコースのため、逃げ、先行馬は失速しがち。逆に差し、追い込み馬は下り坂でスピードに乗せて、ラスト約1Ｆの上り坂を上るため、差し、追い込み馬が断然有利なコースです。
実際に桜花賞の過去10年を見ても、逃げて連対した馬は、2010年の2着馬オウケンサクラと、一昨年の勝ち馬レッツゴードンキのみ。ともにスロー～どスローペースで決着した年です。対して追い込み馬の連対は7頭と異常。ハイ～超ハイペースになった2008年、2013年、2014年は先行馬総崩れです。阪神芝1600ｍはストレートが長いことから全体的に緩みなく流れることもあり、平均ペースでも逃げ、先行馬は不利。さらに重～不良馬場となれば、ベルカプリやショーウェイあたりが消極的に逃げたとしても、昨日の阪神牝馬Ｓのように、前が苦しい競馬になってしまうでしょう。
今年の牝馬クラシック戦線は、PP指数上ソウルスターリング、リスグラシュー、アドマイヤミヤビ、アエロリットの「4強」。距離が短ければレーヌミノルも加わって来ますが、あくまでもクラシック戦線と割り切るならば4強でしょう。成長力も加味した上で出した決断とはいえ、今年1月に発行したメルマガとほぼ変わらない推移で来ています。どの馬もしっかりと成長力を見せられているというのは本当に素晴らしいこと。
しかし、前記したようにソウルスターリングとアドマイヤミヤビはローテーションから本命脱落です。残るはリスグラシューとアエロリットの2頭ですが、この選択ならばそれほど迷いなく、◎は(12)アエロリットです。昨日の福島10Ｒ・ひめさゆり賞の予想でも、「競走馬はデビューから5戦目くらいまでは上昇するものであり、キャリアの浅い時点で能力値上位にランクインできている馬は素質が高い馬」と説明しました。その上でデビュー2戦目にして能力値2位タイのミッキースワローを本命にしたわけですが、見事に勝ちました。
つまり、これまでキャリア4戦のアエロリットに大きくあって、キャリア5戦のリスグラシューにそれほどないものは今回における上昇度(成長力)です。この馬が勝った東京芝1400ｍの新馬戦は、前半3Ｆ36秒6、後半3Ｆ33秒7の超スローペースでしたが、ラスト2Ｆ11秒2地点で先頭に立って、ラスト1Ｆも11秒2とラップを落とさなかったスピードの持続力はたいしたもの。実は、今回のメンバー中で新馬戦のPP指数が最も高いのは、アエロリットなのです。その後のサフラン賞、フェアリーＳでは逃げ、先行馬には厳しい流れで、ともに2着と勝ち切れていませんが、成長力はしっかと成長力が見せられています。
また、サフラン賞もフェアリーＳも前々で立ち回って勝ち切れなかったことから、鞍上・横山典騎手の中で、位置取りを後方に取る意識が濃くなっています。おそらく今回はこれまでよりも後方の好位を意識したレース運びをしてくるのではないでしょうか。個人的に今回でオーバーペースに巻き込まれる可能性は低いと見ていて、対リスグラシューなら先着できると踏みました。これまでサフラン賞◎、フェアリーＳ◎、クイーンＣ〇と、他の人よりもアエロリットを高く評価してきましたが、最後の本番は◎でまとめます。
○は、デビューから3連勝でデイリー杯2歳Ｓを勝利した(4)ジューヌエコール。良馬場ならばリスグラシューを対抗に推す予定でしたが、明日の阪神は昼ぐらいまで雨が降り続けるとのこと。重～不良馬場ならば、近2走でオーバーペースに巻き込まれて失速したこの馬は、大波乱の立役者になる得る可能性があるのではないでしょうか。なぜなら時計を要した昨日のニュージーランドで、かなり前が苦しいペースだったファルコンＳを先行した馬たちが、ワン、ツー、スリーを決めたように、道悪になればなるほど、前走で厳しい流れを経験したことが生きてくるからです。これは中山だったからではなく、昨日の阪神6Ｒ・3歳500万下でも、ファルコンＳで先バテ8着のメイショウオワラが勝利しています。また、阪神牝馬Ｓでも前走のターコイズＳでエンジェルフィズと競り合ってオーバーペースで逃げバテ14着のクロコスミアが、阪神牝馬Ｓ自体もペースが厳しかったはずなのに、逃げて4着に粘っています。
前記を踏まえると、今回のメンバーでもっとも激走度の高い馬は、前走オーバーペースに巻き込まれ、さらに直線で斜行したレーヌミノルの進路カットで能力を出し切れなかったジューヌエコールということになります。特に2-3歳戦は、タフなレースの経験が少ないために、前走で厳しい流れを経験しただけで、勢力図を覆すかのような激走を見せることがしばしばあるもの。また、この馬が一番高いPP指数をマークしているのはデイリー杯2歳Ｓ。おそらくは距離が伸びることが吉と出る可能性が高く、あくまでも道悪を前提(馬場回復化で外から乾いて行く状況ではない状態)ならば、4番枠も絶好枠でしょう。
▲は、デビュー3戦目のアルテミスＳでは、ラスト2Ｆ目でフローレスマジック(次走クイーンＣで3着)とともに伸びて最後までラップを落とすことなく勝利し、次走の阪神ＪＦでは大きく出負けして置かれる形になりながらも、道中で位置を上げて勝ち馬ソウルスターリングに0.2秒差まで迫った(6)リスグラシュー。この馬を阪神ＪＦで2着に導いたのは、オーバーペースで逃げたアリンナであり、早め先頭に立ったソウルスターリングであるのは確か。
ソウルスターリングと能力比較するとやや見劣るところはありますが、阪神ＪＦでも展開に恵まれたように、阪神芝1600ｍは、差し、追い込み馬が有利であること、また、休養明けの前走・チューリップ賞では、この馬としては早仕掛けをして3着に凡退していることから、今回での上積みが見込めると見ました。ソウルスターリングがローテーション×、展開×とするならば、この馬はローテーション○、展開○のアドバンテージがあります。
以下特注馬として、無敗の2歳女王だけに、これ以上は評価が下げられない(14)ソウルスターリング。あっさり勝たれても不思議ではありませんが、あっさり大敗でも不思議ではありません。
△は、前半5F63秒8、後半5Ｆ59秒6の超絶スローペース、ラスト2Ｆが11秒0-11秒1という瞬発力が問われた3走前の百日草特別を制して急浮上した(15)アドマイヤミヤビ。百日草特別ではカデナ(後の京都2歳Ｓ、弥生賞勝ち)よりも先に動いて行ったために上り3Ｆ最速はカデナに譲りましたが、その差はわずか0.1秒差。
また、瞬発力勝負となった前走クイーンＣでは、メンバー最速の上り3Ｆで撃破しているので、この馬も強いと言えます。しかし、前走はハイレベルとは言え、◎アエロリットに差がつけられなかったのも事実。前哨戦での激走度の高さからソウルスターリングよりもドボン率が高いと見ていますが、この馬の評価を下げきれなかったのは、アエロリットやソウルスターリング同様にキャリアが浅く、成長力が見込める点です。
あとはデビュー2戦目のチューリップ賞で2着の(16)ミスパンテール。この馬は成長力次第で2009年桜花賞の2着馬レッドディザイアになり得る存在。前走は▲リスグラシューが阪神ＪＦよりも大きくパフォーマンスを下げているとはいえ、先着していることを評価しました。今回で二走ボケを起こすことなく、順当に前進すれば連対できるレベルの能力はあります。
他ではけっしてレベルは高いとは言えませんが、新馬戦、フェアリーＳを連勝した(1)ミスエルテ。前走の朝日杯ＦＳでは4着に敗れましたが、勝ち馬との着差は0.4秒差。しかも、その後のきさらぎ賞、弥生賞ともに3着のタンビュライトの外を併走する形での4着なので、この4着は意外と価値があります。朝日杯ＦＳは、先行勢が次々と巻き返しているように、前が苦しい流れでした。
しかし、2歳女王決定戦の阪神ＪＦはともかく、前哨戦であるはずのチューリップ賞でもぶっ放すのは、クラシックを狙う才女にとっては、百害あって一利なしの行為。ソウルスターリングのチューリップ賞好走の背景には、社台Ｆがラビット役のアンバーミニーを出走させ、逃げ馬ワールドフォーラブに競り掛け、緩みの少ないペースにしたために、ソウルスターリングにお誂え向きの展開になったもの。ワールドフォーラブが作るスローペースをある程度自分から動いて行けば、ぶっち切りまでのパフォーマンスはなかったでしょう。
あくまでも前哨戦なのに、なぜ、ラビットを導入したのか？ ソウルスターリングは字面上は無敗でも、ライバルたちは差のないレベルにいるのも事実で、桜本番は勝てない可能性を踏まえてのラビット導入だったのかもしれません。あるいはアンバーミニーの岩田騎手がお役目を全うし過ぎた可能性もあります。何れにしろ、休養明けの前哨戦で走り過ぎて、今回で大幅な上積みが見込めないのは事実。
また、阪神ジュベナイルＦ1着→休養→チューリップ賞1着のローテーションは、2009年の桜花賞馬ブエナビスタと同じですが、その年はブエナビスタ1強のようなもの。それでもキャリアが浅く上昇一途のレッドディザイアに半馬身差まで詰め寄られました。ソウルスターリングは、一応、世代ナンバー1ではありますが、2009年ほどライバルたちが手ぬるくはありません。ライバルたちが前哨戦を前哨戦らしく使え、今回での上積みが見込める中で、このローテーションは痛恨のはず。
これはもう1頭のライバル、アドマイヤミヤビにも同じことが言えます。この馬が前哨戦に選んだのはクイーンＣでしたが、休養明けのパフォーマンスとしては高すぎました。出負けして道中の外から位置を上げて行くアエロリットを見ながら動いて行く展開ドンピシャで、自己ベストのPP指数を大幅に更新する結果。確かにこの馬の一戦ごとの成長力は認めますが、完璧騎乗で結果を出した馬の直後のレースで狙うというのは、愚の極みのようなもの。根拠なく狙い続ければ、馬券で大損してしまいます。
また、阪神芝1600ｍは、バックストレッチが約444ｍと長いために、先行争いが熾烈になりやすく、オーバーペースが発生しやすい舞台。さらに4コーナーから最後の直線にかけて坂を下って、ラスト約1Ｆで上るコースのため、逃げ、先行馬は失速しがち。逆に差し、追い込み馬は下り坂でスピードに乗せて、ラスト約1Ｆの上り坂を上るため、差し、追い込み馬が断然有利なコースです。
実際に桜花賞の過去10年を見ても、逃げて連対した馬は、2010年の2着馬オウケンサクラと、一昨年の勝ち馬レッツゴードンキのみ。ともにスロー～どスローペースで決着した年です。対して追い込み馬の連対は7頭と異常。ハイ～超ハイペースになった2008年、2013年、2014年は先行馬総崩れです。阪神芝1600ｍはストレートが長いことから全体的に緩みなく流れることもあり、平均ペースでも逃げ、先行馬は不利。さらに重～不良馬場となれば、ベルカプリやショーウェイあたりが消極的に逃げたとしても、昨日の阪神牝馬Ｓのように、前が苦しい競馬になってしまうでしょう。
今年の牝馬クラシック戦線は、PP指数上ソウルスターリング、リスグラシュー、アドマイヤミヤビ、アエロリットの「4強」。距離が短ければレーヌミノルも加わって来ますが、あくまでもクラシック戦線と割り切るならば4強でしょう。成長力も加味した上で出した決断とはいえ、今年1月に発行したメルマガとほぼ変わらない推移で来ています。どの馬もしっかりと成長力を見せられているというのは本当に素晴らしいこと。
しかし、前記したようにソウルスターリングとアドマイヤミヤビはローテーションから本命脱落です。残るはリスグラシューとアエロリットの2頭ですが、この選択ならばそれほど迷いなく、◎は(12)アエロリットです。昨日の福島10Ｒ・ひめさゆり賞の予想でも、「競走馬はデビューから5戦目くらいまでは上昇するものであり、キャリアの浅い時点で能力値上位にランクインできている馬は素質が高い馬」と説明しました。その上でデビュー2戦目にして能力値2位タイのミッキースワローを本命にしたわけですが、見事に勝ちました。
つまり、これまでキャリア4戦のアエロリットに大きくあって、キャリア5戦のリスグラシューにそれほどないものは今回における上昇度(成長力)です。この馬が勝った東京芝1400ｍの新馬戦は、前半3Ｆ36秒6、後半3Ｆ33秒7の超スローペースでしたが、ラスト2Ｆ11秒2地点で先頭に立って、ラスト1Ｆも11秒2とラップを落とさなかったスピードの持続力はたいしたもの。実は、今回のメンバー中で新馬戦のPP指数が最も高いのは、アエロリットなのです。その後のサフラン賞、フェアリーＳでは逃げ、先行馬には厳しい流れで、ともに2着と勝ち切れていませんが、成長力はしっかと成長力が見せられています。
また、サフラン賞もフェアリーＳも前々で立ち回って勝ち切れなかったことから、鞍上・横山典騎手の中で、位置取りを後方に取る意識が濃くなっています。おそらく今回はこれまでよりも後方の好位を意識したレース運びをしてくるのではないでしょうか。個人的に今回でオーバーペースに巻き込まれる可能性は低いと見ていて、対リスグラシューなら先着できると踏みました。これまでサフラン賞◎、フェアリーＳ◎、クイーンＣ〇と、他の人よりもアエロリットを高く評価してきましたが、最後の本番は◎でまとめます。
○は、デビューから3連勝でデイリー杯2歳Ｓを勝利した(4)ジューヌエコール。良馬場ならばリスグラシューを対抗に推す予定でしたが、明日の阪神は昼ぐらいまで雨が降り続けるとのこと。重～不良馬場ならば、近2走でオーバーペースに巻き込まれて失速したこの馬は、大波乱の立役者になる得る可能性があるのではないでしょうか。なぜなら時計を要した昨日のニュージーランドで、かなり前が苦しいペースだったファルコンＳを先行した馬たちが、ワン、ツー、スリーを決めたように、道悪になればなるほど、前走で厳しい流れを経験したことが生きてくるからです。これは中山だったからではなく、昨日の阪神6Ｒ・3歳500万下でも、ファルコンＳで先バテ8着のメイショウオワラが勝利しています。また、阪神牝馬Ｓでも前走のターコイズＳでエンジェルフィズと競り合ってオーバーペースで逃げバテ14着のクロコスミアが、阪神牝馬Ｓ自体もペースが厳しかったはずなのに、逃げて4着に粘っています。
前記を踏まえると、今回のメンバーでもっとも激走度の高い馬は、前走オーバーペースに巻き込まれ、さらに直線で斜行したレーヌミノルの進路カットで能力を出し切れなかったジューヌエコールということになります。特に2-3歳戦は、タフなレースの経験が少ないために、前走で厳しい流れを経験しただけで、勢力図を覆すかのような激走を見せることがしばしばあるもの。また、この馬が一番高いPP指数をマークしているのはデイリー杯2歳Ｓ。おそらくは距離が伸びることが吉と出る可能性が高く、あくまでも道悪を前提(馬場回復化で外から乾いて行く状況ではない状態)ならば、4番枠も絶好枠でしょう。
▲は、デビュー3戦目のアルテミスＳでは、ラスト2Ｆ目でフローレスマジック(次走クイーンＣで3着)とともに伸びて最後までラップを落とすことなく勝利し、次走の阪神ＪＦでは大きく出負けして置かれる形になりながらも、道中で位置を上げて勝ち馬ソウルスターリングに0.2秒差まで迫った(6)リスグラシュー。この馬を阪神ＪＦで2着に導いたのは、オーバーペースで逃げたアリンナであり、早め先頭に立ったソウルスターリングであるのは確か。
ソウルスターリングと能力比較するとやや見劣るところはありますが、阪神ＪＦでも展開に恵まれたように、阪神芝1600ｍは、差し、追い込み馬が有利であること、また、休養明けの前走・チューリップ賞では、この馬としては早仕掛けをして3着に凡退していることから、今回での上積みが見込めると見ました。ソウルスターリングがローテーション×、展開×とするならば、この馬はローテーション○、展開○のアドバンテージがあります。
以下特注馬として、無敗の2歳女王だけに、これ以上は評価が下げられない(14)ソウルスターリング。あっさり勝たれても不思議ではありませんが、あっさり大敗でも不思議ではありません。
△は、前半5F63秒8、後半5Ｆ59秒6の超絶スローペース、ラスト2Ｆが11秒0-11秒1という瞬発力が問われた3走前の百日草特別を制して急浮上した(15)アドマイヤミヤビ。百日草特別ではカデナ(後の京都2歳Ｓ、弥生賞勝ち)よりも先に動いて行ったために上り3Ｆ最速はカデナに譲りましたが、その差はわずか0.1秒差。
また、瞬発力勝負となった前走クイーンＣでは、メンバー最速の上り3Ｆで撃破しているので、この馬も強いと言えます。しかし、前走はハイレベルとは言え、◎アエロリットに差がつけられなかったのも事実。前哨戦での激走度の高さからソウルスターリングよりもドボン率が高いと見ていますが、この馬の評価を下げきれなかったのは、アエロリットやソウルスターリング同様にキャリアが浅く、成長力が見込める点です。
あとはデビュー2戦目のチューリップ賞で2着の(16)ミスパンテール。この馬は成長力次第で2009年桜花賞の2着馬レッドディザイアになり得る存在。前走は▲リスグラシューが阪神ＪＦよりも大きくパフォーマンスを下げているとはいえ、先着していることを評価しました。今回で二走ボケを起こすことなく、順当に前進すれば連対できるレベルの能力はあります。
他ではけっしてレベルは高いとは言えませんが、新馬戦、フェアリーＳを連勝した(1)ミスエルテ。前走の朝日杯ＦＳでは4着に敗れましたが、勝ち馬との着差は0.4秒差。しかも、その後のきさらぎ賞、弥生賞ともに3着のタンビュライトの外を併走する形での4着なので、この4着は意外と価値があります。朝日杯ＦＳは、先行勢が次々と巻き返しているように、前が苦しい流れでした。
無料予想公開範囲
なし（ゴールドまたはポイント利用者のみ）
払戻金
| 単勝 | 10 | 4,080円 | 8番人気 |
|---|---|---|---|
| 複勝 | 10 | 480円 | 8番人気 |
| 6 | 240円 | 3番人気 | |
| 14 | 110円 | 1番人気 | |
| 枠連 | 3 - 5 | 7,470円 | 13番人気 |
| 馬連 | 6 - 10 | 17,000円 | 28番人気 |
| ワイド | 6 - 10 | 2,760円 | 25番人気 |
|---|---|---|---|
| 10 - 14 | 880円 | 10番人気 | |
| 6 - 14 | 420円 | 3番人気 | |
| 馬単 | 10 - 6 | 45,330円 | 64番人気 |
| ３連複 | 6 - 10 - 14 | 5,020円 | 14番人気 |
| ３連単 | 10 - 6 - 14 | 94,890円 | 214番人気 |
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