グリーンセンスセラさんの競馬日記

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JRA宮本博厩舎から「マイネル軍団」が全馬撤収......「規制薬物」を巡るゴタゴタ原因も過去に「ブチギレ調教師」との決別騒動も─ Gambling Journal ギャンブルジャーナル 分 / 2018年3月2日 14時00分 http://biz-journal.jp/gj/2018/03/post_5958.html

 3月が「年明け」となる競馬界。引退する調教師や、新規開業する厩舎などの関係上、馬の入れ替えで慌ただしい時期を迎えているが、そんな中、栗東の宮本博厩舎から「マイネル軍団」が全頭転厩するというニュースが舞い込んできた。

 昨年こそ12勝に終わったものの、今年はすでに8勝と好調を保っている宮本厩舎。年明けから旋風を巻き起こしている「強い4歳世代」の中でも、昨年のシンザン記念(G3)を勝ったキョウヘイ、今年の京都記念(G2)を制したクリンチャーと2頭の重賞ホースを輩出するなど、今年の活躍が期待できる楽しみな馬も多い。

 そういった中、突然5頭の管理馬が厩舎を離れることに......。

「マイネル」の冠名で有名な『ラフィアンターフマンクラブ』が公式ホームページを通じて、所有馬であるマイネルリャードフ、マイネルプリサイス、ヴェッセル、フロムマイハート、マイネルプレッジが、いずれも宮本厩舎から転厩することを2月28日付けで発表している。公式ホームページ上では「意見の相違」と記載されているが......。

「どうやら、転厩が発表された中でヴェッセルという馬が先月17日の未勝利戦に出走しようとした際、JRAの判断によって出走取消となったことが起因しているようです。JRAの発表によると、疝痛の治療のために規制薬物にあたるフルニキシンを投与したことが判明したそうです。

発覚当初、宮本調教師もラフィアンの公式ホームページを通じて『あってはならないミスをしてしまって、お詫び申し上げます』と謝意を示していたのですが、どうやらそれだけでは収まらなかったようですね......」(競馬記者)

🏇次のページ “口うるさい馬主”としても、かなり有名だとか

 フルニキシンはJRAが使用を認めていない「禁止薬物」ではないものの、馬の福祉および事故防止の観点から、影響下にある馬の出走が禁止されている「規制薬物」の一種。主に医療用に使用され、使用自体が禁止されているわけではないが、効果が見込まれる期間は出走できないというものだ。

 結局、フルニキシンの使用で2月17日の未勝利戦で出走取消となったヴェッセルは、翌週24日の未勝利戦に出走。10着に敗れている。この一件が宮本調教師とマイネル軍団が"決別"する決定打になったようだが、どうやら原因となったのは宮本調教師側ばかりでもないのかもしれない。

「天皇賞馬マイネルキッツやスプリンターズS(G1)でタイキシャトルを破って優勝したマイネルラヴなど、これまで数多くの有力馬を送り出していることで有名なマイネル軍団ですが、同時に"口うるさい馬主"としても、かなり有名だとか......。

これまでも複数の調教師との間で大小様々な悶着がウワサされていますが、有名なところでは2011年にあった佐々木晶三調教師との確執ですね。使うレースや騎手だけでなく、専門外のハズの調教方法まで、あまりにも口出ししてくるので佐々木調教師の方がキレたとか......。結局、今回の宮本厩舎と同じように、全馬引き揚げ騒動になりました」(同)

 最近は冠名を使用しない馬も増え、預ける厩舎も細分化しているマイネル軍団。これでまた1つ"お得意先"の厩舎が消えてしまったわけだが、数多くの所属馬を有している大所帯だけに、安定入厩が見込める大手クラブとの関係を築きたい厩舎も少なくないはずだ。

 だが、その際には少々の忍耐と覚悟が必要になるのかもしれない......。

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