グリーンセンスセラさんの競馬日記

J.モレイラで香港

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J.モレイラで香港国際競走はボロ儲け!? 香港No.1騎手が「ネオリアリズム並み」と推奨する"秘蔵っ子"とは─ Gambling Journal ギャンブルジャーナル / 2017年12月6日 11時37分 http://biz-journal.jp/gj/2017/12/post_5250.html

昨年の香港ヴァーズ(G1)では世界屈指の強豪ハイランドリールを日本のサトノクラウンが破る歴史的な大金星となったが、その鞍上には香港No.1となるJ.モレイラ騎手の姿があった。

 今年の香港国際競走でも、モレイラ騎手は間違いなくキーマンの1人。4つのG1レースに合計8頭を出走させる日本にとって、「最大の味方」であると同時に「最大の敵」にもなる。

「雷神」という愛称で畏怖される地元香港だけでなく、日本でも先週のチャンピンオンズC(G1)を勝ったR.ムーア騎手と並んで「トップオブトップ」の評価を得ている名手。この春もヴィブロスとのコンビでドバイターフ(G1)を、ネオリアリズムとクイーンエリザベス2世C(G1)をそれぞれ制し、改めて日本の競馬ファンにその実力を見せつけた。

 今回の香港C(G1)で騎乗するネオリアリズムとは、そのクイーンエリザベス2世C以来のコンビ。

 モレイラ騎手には、前哨戦のジョッキークラブC(G2)でワーサーにクビ差の2着まで迫った地元の有力馬タイムワープに騎乗する選択肢もあった。しかし、『スポーツ報知』の取材に「最も可能性のある馬をチョイスするのは当然」と、ネオリアリズムを選択した理由を語っている。

 昨年の札幌記念(G2)でモーリスを破るセンセーショナルな重賞初制覇を飾って以来、逃げ、先行の積極的な競馬で結果を残してきたネオリアリズム。だが、モレイラ騎手と初コンビを組んだクイーンエリザベス2世Cでは、まさかの中団後方からの競馬となった。

■次のページ モレイラ騎手で『美味しい』のはむしろ地元の香港馬

 スタート直後こそ、いつもと異なる競馬に行きたがったネオリアリズムだが、その後は中団でぴったりと折り合うと、残り1000mから1頭だけロングスパートを開始。そのまま先頭に躍り出ると、残り1000mを先頭のままゴールまで押し切ってしまった。

 まさに「マジックマン」の異名を誇るモレイラ騎手の神騎乗。実は、ネオリアリズムが初重賞を飾った際のモーリスの鞍上がモレイラ騎手だった。「札幌記念を見て、彼が長い脚が使えるのはわかっていた」と香港の名手にとっては、過去の"苦い経験"を活かしてのレースだったようだ。

 そんなモレイラ騎手だけに、ネオリアリズムに対する信頼は絶大だ。同一年に春のクイーンエリザベス2世Cと、香港Cの「2大レース」を制したのは過去に3頭しかいないが、香港競馬の偉業への挑戦に対して「今までのレースを見れば分かるだろ」と自信を露にしている。

 最大のライバルは昨シーズンの年度代表馬で前哨戦を制したワーサーだが「勝つ自信があるからチョイスした」という頼もしいコメントまで飛び出した。また、香港ヴァーズ(G1)でコンビを組むトーセンバジルに関しても「最も可能性のある馬を選んだ」と自身の連覇に向けてヤル気は充分だ。

「今年も日本で馬券発売が決定している香港国際競走ですが、モレイラ騎手で『美味しい』のは、過剰な人気が予想される日本馬2頭よりも、むしろ地元の香港馬に騎乗するときですよ。

香港スプリント(G1)で騎乗するザウィザードオブオズは、一騎打ちが予想される地元香港のミスタースタニングとラッキーバブルズ、それにレッツゴードンキとワンスインナムーンの日本馬2頭の人気の影に隠れがちになると思われます。

しかし、モレイラ騎手は香港2強に割って入る『3強』と考えているとか。まだG1勝ちのないザウィザードオブオズですが、モレイラ騎手の評価はかなり高いようですよ」(競馬ライター)

■次のページ モレイラ騎手の"秘蔵っ子"

 そして、そんなモレイラ騎手の"秘蔵っ子"が香港マイル(G1)に出走を予定しているシーズンズブルームだ。

 前哨戦となるジョッキークラブマイルでは自慢の末脚が爆発し、昨年の香港マイルの覇者ビューティーオンリーら強豪馬相手に重賞初制覇。ただ、その際はこちらが55.5kgであったことに対して、あちらは58kgを背負っていただけに本番での逆転が危惧されている。

 だがモレイラ騎手は「前走は理想的な位置取りではなかった」と、シーズンズブルームにも更なる上積みがあることを強調。「ここだけの話だけど、ネオリアリズムと同じくらい自信がある」と、一気の"頂点獲り"を予言した。

 果たして、モレイラ騎手による史上初の「香港国際競走完全制覇」なるか。道のりは決して楽ではないが、ハイランドリールを破った昨年の香港ヴァーズでの神騎乗を見せられると、何かやってくれそうな気にさせてくれる男であることは間違いない。

 いずれにせよ、今年も香港国際競走の馬券の鍵を握っているのは、この「雷神」だ。

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