グリーンセンスセラさんの競馬日記

【朝日杯FS(G1)展望】

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【朝日杯FS(G1)展望】武豊「G1完全制覇」王手へ!「大器」ダノンプレミアムVS「ロードカナロア級」タワーオブロンドンの2強に挑む!/ 2017年12月10日 22時37分 http://biz-journal.jp/gj/2017/12/post_5289.html

17日には阪神競馬場で、2歳王者決定戦となる朝日杯フューチュリティS(G1)が開催される。早くから「素質馬揃い」といわれている今年の2歳勢。年末にホープフルS(G1)が新設されたこともあってメンバーのレベルが心配されたが、今年も多士済々な若駒が集結した。

 中でもダノンプレミアム(牡2歳、栗東・中内田充正厩舎)は、3戦3勝のワグネリアンと並んで世代トップに評価されている大器だ。

 圧巻だったのは、前走のサウジアラビアRC(G3)だ。2番人気に支持されたダノンプレミアムは、1枠2番という好枠を活かして2番手につける積極策。最後の直線ではそれが見事にハマり楽々抜け出すと、1番人気のステルヴィオの末脚を寄せ付けずにレコードで快勝。素質馬が揃った1戦で能力の違いを見せつけた。

 7日に栗東のCウッドコースで行われた1週前追い切りでは、6ハロンを84.4秒、ラスト11.2秒と2歳馬離れした動きを披露。特にラストの伸びは大物感に溢れており、同世代の同僚フロンティアをあっさり突き放すと、3馬身以上置き去りにした。騎乗した川田将雅騎手も「本当にいい感じ」と、まさに文句なしといった様子。

 併せ馬を行ったフロンティアも新潟2歳S(G3)の覇者であり、この朝日杯FSでも注目を集めている一頭。新鋭・中内田厩舎から、待望のG1ホース出現を予感させる圧巻の追い切りだった。

 ただしスケールという点では名門厩舎のタワーオブロンドン(牡2歳、美浦・藤沢和雄厩舎)も負けてはいない。

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ここまで4戦3勝。特に2勝目を上げたききょうS(OP)では、上がり2位に1.1秒差をつける豪脚で3馬身半差の勝利。レース後、主戦のC.ルメール騎乗は「ロードカナロア級」と、2013年の年度代表馬にも輝いた名スプリンターを引き合いに出し最大級の賛辞を送っている。

 今回のレースでも、サウジアラビアRCでダノンプレミアムに食い下がったステルヴィオの騎乗を蹴ってまでこちらを選んでおり、その惚れ込み様は相当なもののようだ。

 最大の課題は、初のマイル戦への対応に尽きる。藤沢調教師は「マイルで止まる様な血統じゃない」と強気の姿勢を崩さないが、ルメール騎手がロードカナロア級と評したのも、マイルよりもスプリントに適性を感じているのかもしれない。

 美浦のウッドコースでの1週前追い切りでは馬なり単走で5ハロンを69.8秒、ラスト13.3秒。この厩舎らしく目立った時計ではないが、落ち着いて走れていたことに好感を持てた。順調さを強調した師も「走りに幅がある」と改めて距離に自信を示している。

 この「2強対決」に割って入りたいのが、3戦2勝のステルヴィオ(牡2歳、美浦・木村哲也厩舎)だ。

 こちらはロードカナロア級とは行かないまでも、ロードカナロア産駒として偉大なる父の背を追いかける存在。新馬、コスモス賞(OP)と連勝した素質馬だ。しかし、前走のサウジアラビアRCではダノンプレミアムに0.3秒差をつけられる完敗。

 ただ、ライバルが好枠を活かして内々を回ったことに対して、こちらは8枠から外々を回らされてのレース。枠が入れ替わっていればもっと際どい勝負になっていた可能性もあり、この1戦だけで格付けしてしまうのは早計だ。C.デムーロ騎手との新コンビで逆転を狙う。

 同じロードカナロア産駒ではダノンスマッシュ(牡2歳、栗東・安田隆行厩舎)も楽しみな存在だ。

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デビュー戦こそ2着に敗れたが、未勝利戦を楽に勝ち上がると、前走のもみじS(OP)では2着馬に3馬身差をつける圧巻の競馬。単勝1.5倍の人気に応え、父譲りのスピードを見せつけた。

 1週前追い切りでは栗東のCウッドを6ハロン78.8秒、ラスト11.6秒と絶好の時計。ここまで3戦がすべて1400mということもあり、こちらも鍵はマイルへの対応になりそうだ。主戦の福永祐一騎手の手腕にも注目したい。

 他にもデイリー杯2歳S(G2)3着のケイアイノーテック、4着のフロンティア、札幌2歳S(G3)2着のファストアプローチ、函館2歳S(G3)の覇者カシアス、G1完全制覇へここを勝っておきたい武豊騎乗のアサクサゲンキなどがスタンバイ。伏兵陣にも駒が揃った印象だ。

 大方の予想はダノンプレミアムとタワーオブロンドンとの一騎打ちとなっているが、キャリアの浅い2歳馬同士のレースだけに、その他のライバルにも当然台頭の余地が残されているはずだ。注目の朝日杯フューチュリティS(G1)は、17日の15時40分に発走予定となる。

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