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ノンコノユメが復活2年2カ月ぶりV/根岸S─日刊スポーツ/2018年01月29日 07時19分 http://p.nikkansports.com/goku-uma/news/article.zpl?topic_id=1&id=201801290000105&year=2018&month=1&day=29
<根岸S>◇28日=東京◇G3◇ダート1400メートル◇4歳上◇出走13頭◇1着馬にフェブラリーS優先出走権
強いノンコが帰ってきた。6番人気ノンコノユメ(せん6、加藤征)が直線一気の強襲を決めて15年武蔵野S以来、2年2カ月ぶりの勝利を挙げた。勝ちタイムはコースレコードの1分21秒5。帝王賞後(6月)の去勢を経て、地方交流を含めて重賞4勝目。今後は2月18日東京のフェブラリーS(G1、ダート1600メートル)で念願の中央G1制覇を狙う。
泥を蹴り上げ、ノンコノユメが先行勢に迫った。内田騎手のムチに呼応するように、1完歩ごとに末脚の勢いは増していく。真っすぐ、確実にサンライズノヴァを追い詰める。残り3完歩。鼻先が前に出た。上がり最速34秒2。着差は鼻差だが、15年武蔵野S以来となる大きな勝利となった。
高々と復活宣言だ。テン乗りの内田騎手は「外に出せば伸びるイメージ。最後の切れをうまく生かせた。この馬の力を発揮できた」と振り返る。脚抜きのいい重馬場、序盤3ハロン33秒9の急流があったとはいえ、久々の勝利にコースレコードを添えた。
苦しんだ分だけ、喜びは大きい。16年帝王賞2着後に去勢。直後は輸送でも馬体重を減らすなど、もどかしい競馬が続いた。転機は前走のチャンピオンズC9着後だった。調教での馬体減りもようやく収まり、たくましい筋肉が身についた。この日の10キロ増456キロはこれまでの最重量。パドックでは誘導馬を見てはいななき、周回では発汗も見せた。「昔みたいなうるささが戻ってきた」。加藤征師の明るい予感は現実へと変わった。出負けがちだった馬が発馬も五分。外に持ち出してからは、期待通りの末脚が待っていた。
次戦はもちろんフェブラリーS。16年2着、17年7着に敗れた舞台で、念願の頂点を見据える。「毎年使わせてもらっているのでね。次も同じようなレースができれば、と思っている」(加藤征師)。中央G1制圧へ、再び夢が動きだした。【松田直樹】
◆ノンコノユメと東京ダート重賞 現在実施されている東京ダート重賞のうちフェブラリーSを除くG33レース(ユニコーンS、武蔵野S、根岸S)を勝利したことになる。
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